バルミューダのトースターを実際使ってレビュー。新型K05Aと旧K01Eとの違いも解説
更新日2023/08/16
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パンを愛する人から絶大な支持を得ているオーブントースターが、バルミューダの「BALMUDA The Toaster」。高級トースターのパイオニアともなった人気のブランドです。
独自のスチームテクノロジーと1秒単位の細やかな温度制御により、感動のトーストを焼き上げることが可能。パンの種類に合わせた4つのモードによってこだわりの焼き加減を実現した、まさにパン好きのためのオーブントースターです。
今回そんなバルミューダのトースターを実際に使用し、焼き加減や味、使い勝手など気になる部分を詳しく検証。2020年新型モデル「K05A」と2017年モデル「K01E」の違いも比較しました。
もくじ
「BALMUDA The Toaster」の特徴
BALMUDA(バルミューダ)といえば、デザイン性の高い家電で有名なメーカーです。
電気ケトルやコーヒーメーカーなどのキッチン家電、空気清浄機やコードレス掃除機といった生活家電、最近ではスマホの発売でも注目を集めました。
数あるバルミューダ商品の中でも、オーブントースター「BALMUDA The Toaster」はバルミューダを代表する商品の一つです。
バルミューダらしい洗練されたデザインに、独自のスチームテクノロジーと細やかな温度制御で、パンの美味しさを引き出すオーブントースターとなっています。
スチームテクノロジーでサクふわの極上トースト
バルミューダトースター最大の特徴が、このスチームテクノロジー。
専用カップで5ccの水を入れて焼くことで、庫内にたっぷりのスチームが充満。パン表面をスチームが覆うことで、表面はサクサクに・中の水分やバターの香りをしっかり閉じ込めて焼き上げます。
普通のトースターでは少し焼きすぎるとパサパサ・ガリガリのトーストになってしまいがちですが、バルミューダならそんな心配も無くいつでも美味しいサクふわトーストが楽しめるんですね。
1秒単位の温度制御で最適な焼き加減に
バルミューダトースターは、高精度なヒーター制御も特徴です。
パンを美味しく焼くために最適な温度になるように、1秒単位で細かく上下のヒーターを切り替えながら温度制御。
最初に60℃前後の温度帯でパンのやわらかさと風味をよみがえらせ、続いて表面がきつね色に色づき始める160℃前後の温度帯でキープ。最後に220℃前後でカリッと表面を焼き上げます。
この絶妙な温度制御によって、バルミューダの感動のトーストが生み出されるというわけです。
パンの種類に合わせた4つのモードとクラシックモード
バルミューダトースターは、パンの種類に合わせて4つのモードを搭載。
それぞれのパンの種類に合わせて、食感と香りを最大限引き出すようにヒーターの強さが調整されています。
- トーストモード・・・焼き上げ時に上面のヒーターを強くしてこんがり焼き目をつける
- チーズトーストモード・・・最初から上面ヒーター強めでチーズや具材をしっかり加熱
- フランスパンモード・・・一定の温度で焦げ目をつけないように中までふっくら温め
- クロワッサンモード・・・庫内の温度は高く上面は弱めで、焦がさずサクサクに
さらに、170・200・230℃の3段階で温度を設定して一定の温度で焼き上げるクラシックモードも搭載。かんたんな調理やお菓子作りに活用することもできます。
トーストだけでなくいろいろなパンやトースト料理を楽しめるのも、嬉しいポイントです。
バルミューダ「K05A」「K01E」 新旧の違いを比較
2015年に発売開始された「BALMUDA The Toaster」シリーズは、2017年と2020年にリニューアルされました。
現在主に2020年発売の新型モデル「K05A」と2017年発売の前モデル「K01E」が流通していますが、新旧2機種の違いはどのような部分なのでしょうか?
デザインに関しては取っ手のサイズや窓などが若干変更となっていて、内部的には温度制御を見直すことでK05Aのほうがより美味しくトーストが焼けるようになっているそうです。
さらに、使い勝手に関しても以下の3つの違いがあり、K05Aのほうがより使いやすくなっています。
1. 電源ON/OFFボタン
K05Aには、電源ON/OFFボタンが搭載されています。操作しない状態が30秒続くと、自動で電源OFFになるそうです。
K01Eには電源ボタンは無く、タイマーダイヤルを回した瞬間に加熱スタートします。
2. 網の形状
網の形状に関しては、新しいK05Aでは網枠の上に乗せるだけで、着脱がかんたんにしやすくなっています。
K01Eの網は扉のフックに引っかかっているため、取り外すのに少し手間がかかります。
3. ボイラーカバー形状
K01Eでは扉との隙間に落下しやすかったボイラーカバーも、形状変更によりズレにくく落下しづらくなっています。
パカっとかんたんに付け外しができるので、よりお手入れのしやすさが向上しています。
バルミューダ新旧比較表
バルミューダ トースターを使って調理
今回は、バルミューダの新型トースター「BALMUDA The Toaster K05A」をレンタルして実際に使用してみました。
バルミューダトースターでいろいろな種類のパンを焼きながら、その実力を詳しく検証していきたいと思います。
厚切りハニートースト
まずは、トーストモードを試してみます。
厚切りトーストを焼いて、はちみつたっぷりのハニートーストを作ります。
パンの厚みがあるので、焼き時間は少し短めの2分半に設定。表面をサクッと焼き上げます。
表面にうっすらと焼き目がついて、美味しそうなキツネ色に焼き上がりました!
はちみつをたっぷりかけて…
さらに、バニラアイスを乗せて完成です!
アイスと一緒にハニートーストをひとくち。
・・・美味っ!!!
トーストは外サクッ中ふわっふわの極上食感。はちみつに負けないくらいパンの良い香りがしっかりと感じられます。
さらにトーストにあたためられて少し溶けたバニラアイスが加わって、温冷のマリアージュでもう食べる手が止まりません。
見た目もおしゃれでパーティにもぴったり。お家で気軽に本格カフェメニューが楽しめるなんて最高ですよね。
チーズトースト
続いては、こだわりのチーズトーストを試します。
食パンにハムとたっぷりのチーズをのせて、5分加熱開始です。
スチームがトーストを包み込み、チーズの水分と風味を残したまま表面をこんがりとろっと焼き上げます。
完成したチーズトーストは、表面にうっすら焼き目がついていて完璧な焼き上がりです!
トーストの表面や耳はカリッと香ばしく強めの焼け具合なのに対して、中は水分が失われずふわふわに温まっています。
チーズもとろとろ・もっちり食感で、トーストの美味しさともマッチして最高の朝食になりました。
いつでも安定してこのクオリティのチーズトーストが焼けるのは、バルミューダのチーズトーストモードならではですね。
クロワッサンのリベイク
続いて、クロワッサンモードで常温のクロワッサンを温め直します。
クロワッサンを温めるときに、つい目を離して表面を真っ黒に焦がしてしまった経験のある方も多いはず。
バルミューダなら焦がさずしっかり中まで温められるそうですが、本当でしょうか?
3分でタイマー設定して、加熱スタート!
温め後の様子がこちら。表面は焦げておらず見た目に変化はなさそうです。
切り込みを入れた瞬間、サクッという良い音が!中はふんわりと温まっていて、バターのいい香りが漂ってきます。
今回は、少し贅沢にフリルレタスとたまごサラダを挟みます。
完成です!
サクッサクのクロワッサンにたまごとマヨネーズのこってり感がプラスされて、絶妙なハーモニーが楽しめます。
温めたクロワッサンをそのまま食べても美味しいのは間違いないのですが、たまに少しのアレンジを加えることでさらにパンの楽しみ方が広がりますね。
ラピュタパン(目玉焼きトースト)
続いて、焼き加減が難しいアレンジパンにも挑戦。アニメ映画「天空の城ラピュタ」の作中で登場する目玉焼きトースト、通称「ラピュタパン」を作ってみたいと思います!
たっぷりのマヨネーズで堤防を作り中央にたまごを落としたら、チーズトーストモードで7分設定して加熱スタート!
徐々に白身が固まって、マヨネーズにも焼き目がついてきました。
少し長めの加熱だったため耳の端っこが若干焦げてしまいましたが、マヨネーズ・たまごの焼き加減はバッチリです!
黒コショウを多めに振って、完成です。たまごがぷるぷる輝いています…!
たまごの黄身に切れ目を入れてみると、とろっとろの半熟仕上がり。これはもうテンションが上がってしまうやつですね!!!
サクふわのトーストにとろとろのたまご、焼けたマヨネーズの香ばしさもプラスされて、なんとも贅沢な味わい。ゆっくり時間を取れる休日に、コーヒーと一緒に楽しみたい一品です。
焼き芋
最後に、クラシックモードで焼き芋作りに挑戦してみたいと思います。
ねっとり系のさつまいもシルクスイートと紅はるかをよく洗いアルミホイルに乗せたら、スチームを使わないクラシックモードで加熱します。
200℃で15分タイマー×3回=合計45分調理スタートです。
焼き始めて15分くらい経った時点で部屋中がお芋の甘い香りに満たされて、期待感が高まります。
焼き上がったシルクスイートがこちら。
歯応えがありつつも、ふんわりとやわらかい食感。甘みも強く芋感のある美味しい焼き芋に仕上がりました!
続いて、紅はるかの焼き芋。
ねっとりとろとろした食感で、水分たっぷり。芋らしいスイーツのような甘さになっていてこちらも美味しいです。
バルミューダの場合タイマーが最大15分までなので切れるたびに付け直さなければならないのは少し面倒ですが、美味しい焼き芋がお家でかんたんに作れるのは嬉しいですね。
5つのトースターで焼き芋を作り比べた検証記事はこちら
ねっとり甘~い焼き芋ができる最強トースターはどれだ!? 5種類の人気オーブントースターで焼き比べて辿り着いた結論とは – Rentio PRESS[レンティオプレス]
バルミューダ トースターの魅力と注意点
美味しさ・デザイン性・使い勝手の3拍子揃った完成度の高いオーブントースター「BALMUDA The Toaster」。
今回実際に使った感想をもとに、バルミューダ トースターの魅力と気になる注意点について、詳しくご紹介します。
○ トーストがサクふわで美味しい
やはりバルミューダ トースター最大の魅力といえば、トーストの美味しさです。
普段5000円程の安いトースターを使っていてとくに不満を感じていなかったものの、バルミューダのトーストを味わったらそのサクふわ感に衝撃を受けました。
チーズトーストやクロワッサンの焼き上がりも絶品で、一度この味を知ってしまったらもう元には戻れないな…と感じるほどでした。
毎回焼く前に水を入れる手間はありますが、トースト1枚の焼き時間が2分半〜3分半と早いのでそこまで時間はかかりません。
朝の忙しいなかでも、時間をかけずに美味しいトーストが楽しめるのは嬉しいですね。
○ パンの種類に合わせたモードが用意されている
食パン以外のパンをよく買うお家では、パンの種類に合わせた自動モードがとても便利。
リベイク(温め)モードだけで2種類が用意されていて、どちらも表面を焦がさず中までアツアツに温めることが可能ですが、表面の仕上がりが異なります。
フランスパンモードは表面を軽めにサクッと・クロワッサンモードはしっかりサクサクに焼き上げてくれます。
通常のトースターでクロワッサンやお惣菜パンを焼くときは、焦げないようにじっと見張っていたり、低めの温度設定で長めに加熱してみたりしなければならず、ちょっとしたストレス…。
バルミューダならそういった悩みもなく、ほったらかしで美味しくパンが焼けるのは本当にありがたいポイントでした。
○ おしゃれなデザインで満足度が高い
毎日目にするキッチン家電だからこそ、見た目にもこだわりたいという方は多いのではないでしょうか。
やはりバルミューダならではの洗練されたデザインは魅力的ですよね。
シンプルながら高級感のある佇まいで、窓の大きさからボタン配置、形状に至るまで、細やかなこだわりが感じられます。
目立つ正面や側面には余計な装飾や説明を無くし、目立たない天面に焼き時間の目安や注意事項などを記載していて、見た目だけでなく使い勝手まで考え抜かれたデザインとなっています。
△ 焼くたびに水を入れるのが手間
バルミューダの美味しさの秘訣でもあるスチーム機能ですが、毎回の給水はやや手間に感じることもありました。
付属のカップが小さめなので給水時に水をこぼしやすい・使っていないときの置き場所に困るなど、少し悩みの種でもありました。
とはいえ給水自体は大した手間でもないですし、美味しいパンを食べるためなのでここは受け入れるしかなさそうです。
△ お手入れ箇所が少し多い
これもスチーム機能つきのバルミューダならではの注意点ですが、スチームを使うぶんお手入れ箇所が多くなるというのも覚えておきたい注意点です。
通常のトースター同様にパンくずトレイ・焼き網のお手入れに加えて、ボイラーカバーとボイラー部分のお手入れが必要。
給水パイプも、たまに取り外して煮沸消毒する必要があります。
やや手間は増えてしまいますが、「汚れが目立ってきたらお手入れ」と頻度はそこまで高くないので気にしすぎなくてもいいかもしれませんね。
△ 2枚焼きなのでファミリーは注意
もう一つ気になる部分としては、一度に焼けるトーストが2枚と少なめなこと。
もちろん連続でトーストを焼くことは可能ですが、一分一秒を争う朝の時間帯に3人以上のファミリーだと一度に家族全員分のトーストが焼けないのは困ってしまうかもしれません。
どちらかといえば、ファミリーよりは1~2人暮らしのお家向きのトースターといえそうです。
× 細かい温度設定や長時間タイマーができない
バルミューダはパンを美味しく焼くために作られたトースターだけあって、パン以外の調理には少し弱い設計となっています。
クラシックモードで設定できる温度は170℃/200℃/230℃の3段階のみ。タイマーも最大15分までなので、焼き芋など長時間の調理がしたい場合は何度もつけ直す手間がかかります。
かんたんな調理程度なら十分に使えそうですが、レシピ通りに本格的なトースター調理をしたい方には不向きかもしれませんね。
BALMUDA The Toasterで、毎日極上の朝食を
独自のスチーム機能と温度制御で、外はサクサク・中はふわふわの極上トーストを焼くことができる「BALMUDA The Toaster」。
毎朝最高の状態でパンを楽しみたい方にぴったりの、こだわりのオーブントースターです。
朝食の時間を今よりもっと充実させたいなら、ぜひバルミューダのトースターを試してみてはいかがでしょうか。
バルミューダはレンタルで試せる
バルミューダ トースターの魅力である極上トーストの味や食感。購入前に一度体験するなら、家電レンタルで試してみる方法がおすすめです。
お家で実際にバルミューダの味を体験してみることで、確信を持って購入に踏み切れると思います。
ネットで家電をお得にレンタルできるサービスRentio(レンティオ)では、オーブントースターなどの家電を借りて試すことができます。
使ってみて気に入ればそのままレンタル品を買い取ることも可能です。購入前のお試しに、気軽にレンタルしてみてはいかがでしょうか?
[レンタル] BALMUDA The Toaster K05A-BK バルミューダ オーブントースター – Rentio[レンティオ]
[レンタル] オーブントースター 一覧 – Rentio[レンティオ]
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