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食べきれないパンの保存に便利なのが、パンの冷凍。最近では人気ベーカリーの冷凍パンお取り寄せなども注目を集めています。
普段パンを冷凍庫に保存している人にとって、どうやったら冷凍パンを焼きたてのように温め直せるか?は悩みの種ではないでしょうか。
外は焦げているのに中が冷たかったり、パサパサ食感になってしまったりと、冷凍パンの解凍は失敗しがちですよね。
そこで今回は、冷凍パンを美味しく解凍するおすすめの方法をご紹介。実際に人気のオーブントースターヘルシオグリエ・バルミューダ・アラジン・ビストロ・すばやきの5機種で温め比べて、冷凍パンの温め直しにおすすめのオーブントースターについて徹底検証します。
もくじ
冷凍パンを美味しく解凍!おすすめの温め直し方法は?
冷凍パンの解凍・温め直し(リベイク)をするなら、オーブントースターがおすすめです。
パンの種類や厚みに合わせて温度や時間を細かく調整しやすいので、失敗が少なくなります。
冷凍トーストはそのまま焼くだけ
薄く切った状態で冷凍した食パンは、そのままトースターで焼くだけでOK。
時間・温度はオーブントースターによって異なるのですが、常温トーストを焼くときの時間に1〜2分足して様子を見ながら加熱すると良いでしょう。
厚切り・具入りの冷凍パンは解凍してから
厚みのあるパンや具入りの冷凍パンなどは、凍ったままだと中まで温まらないことがあるので、解凍してからトースターで焼きましょう。
理想は個包装の袋やラップのまま1~4時間程常温で自然解凍。時間がないときは電子レンジで解凍しても大丈夫です。
レンジで解凍するときは、長時間加熱しすぎると水分が蒸発して硬くなってしまうので、様子を見ながら10秒ずつ加熱してください。
解凍後にトースターで温める際には、パンの種類によって焦げやすいものはアルミホイルで包むのがおすすめです。
実際に冷凍パンを温めてオーブントースターの実力を比較検証!
それでは、実際に人気のオーブントースターを使って3種類の冷凍パンの温めを試していきましょう。
難しい具材入りの冷凍パンや、焦げやすいクロワッサンなどを上手に温められるのは、どのトースターなのでしょうか?
用意したのは「パンスク」の冷凍パン
今回の検証では、全国各地のパン屋さんから冷凍パンが届くお取り寄せ定期便「パンスク」さんにご協力いただきました。
用意していただいたのは、こちらの3種類。
- ゆめかおり食パン(パンアトリエ クレッセント / 茨城県)
- 焼きカレーパン(MEINA / 千葉県)
- クロワッサン(パン工房 La campagne / 徳島県)
それぞれタイプの違うパンなので、どのような結果になるか楽しみですね!
「パンスク」について詳しくはこちら
パンのお取り寄せ定期便「パンスク」をお試し体験してみた。上手な解凍方法&冷凍庫スペース問題は? – Rentio PRESS[レンティオプレス]
使い比べるのは人気のオーブントースター5機種
今回使用するオーブントースターは、人気の高いこちらの5種類です。
それぞれ加熱方法に違いはありますが、いずれも加熱性能が特徴的なオーブントースターです。
シャープ ヘルシオ グリエ AX-GR2
シャープのヘルシオ グリエは、100℃以上に加熱した過熱水蒸気の力でパンを焼くオーブントースター。
たっぷりの過熱水蒸気で包み込むことで、パンの水分をキープしたままサクふわに焼き上げます。
はたして過熱水蒸気は、冷凍パンも上手に温められるのでしょうか?
バルミューダ The Toaster K05A
高級オーブントースターブランドとして有名なバルミューダ The Toaster。
独自のスチーム技術と1秒単位の細やかな温度制御で、パンを美味しく焼き上げることにこだわったオーブントースターです。
トーストの美味しさに関しては間違いないバルミューダですが、冷凍パンの温めは得意なのか?気になる実力を検証してみましょう!
アラジン グラファイトグリル&トースター AGT-G13A
おしゃれなデザインで人気のアラジン グラファイトグリル&トースターは、「遠赤グラファイトヒーター」が特徴。
発熱時間わずか0.2秒で温度を上昇させ、パンの水分が蒸発する前に一気に焼き上げることができます。
短時間の加熱だと中まで温まりづらそうな印象を受けますが、美味しく温めることはできるのでしょうか?
パナソニック オーブントースター ビストロ NT-D700
パナソニックのビストロ NT-D700は、遠近トリプルヒーターで食材の中と外を同時に加熱できるオーブントースター。
庫内の温度上昇や周辺環境に合わせて自動で温度調整する「インテリジェント制御」も特徴です。
冷凍パンの自動モードも多数搭載されていて、自信のほどが見て取れますね。
シロカ すばやきトースター ST-2D351
シロカのすばやきトースター ST-2D351は、今回使用する中では唯一コンベクション機能を搭載したオーブントースターです。
高火力の「炎風テクノロジー」で庫内に熱風を循環させることでムラなくすばやく加熱し、パンの水分を逃さずサクサク・ふわふわに焼き上げます。
特徴のコンベクション機能は、冷凍パン温めにどのような効果を発揮するのでしょうか?
1. 冷凍食パンのトースト
それでは、早速実際に冷凍パンの温めを試してみます。まずはシンプルな冷凍食パンのトーストから検証開始!
食パンは冷凍のままで、各トーストの推奨モード・時間で焼きました。
ムラなく美味しく焼けるのはどのトースターでしょうか?
焼き上がったトーストを比較
ビストロ、すばやき
ビストロ、すばやき
見た目では、バルミューダ・アラジン・ビストロはこんがりと全体に焼き色がついていて、ヘルシオグリエとすばやきは薄めの焼き上がり。
味のほうはどのような違いがあるのか、10名ほどのメンバーで試食してみます。
シャープ ヘルシオ グリエ
ヘルシオ グリエは、トーストモードで4分。表面にうっすら焼き色が付き始めたところで加熱終了となりました。
食べてみると、中まで温まっていてふんわりしているのですが、どことなく冷凍パン感が残ってしまいました。
推奨の時間では焼きが少し不足していたように思えるので、もう少しこんがりするまで加熱延長をしたほうが良かったかもしれませんね。
バルミューダ The Toaster
バルミューダは、トーストモードで4分半加熱。表も裏もしっかりとした焼き目がつきました。
一口食べてみて、サクッサクの耳に感動!
表面は全体的にサクっとしているのですが、耳がとくにサクサク食感で美味しすぎます。
外はサクサクで中もしっとりとしていて、さすがバルミューダと納得の実力でした。
アラジン グラファイトグリル&トースター
アラジンは、280度に設定して2分半。他より短めの加熱時間でしたが、耳が焦げ始めるほどこんがりと焼き目がついています。
食べた感じは、全体的にサクサク感が強め。とくに耳の部分は、人によってはややかたく感じるくらいでした。
高火力のせいで水分が飛んでいるようにも感じてしまい、惜しい仕上がりとなりました。
パナソニック オーブントースター ビストロ
ビストロトースターでは、専用の「冷凍うすぎりトースト」モードを使用。焼き色が5段階で選べるので、今回は濃いめの4に設定し5~6分ほど加熱しました。
表も裏もムラなくきれいな焼き目がついていて、完璧な見た目ではないでしょうか。
食べてみて、そのもっちり感に感動!外はこんがり焼けているのに、中の水分がしっかり残っています。
触った瞬間に違いがわかるほどしっとりしていて、驚きの焼き上がりでした。
シロカ すばやきトースター
シロカのすばやきトースターでは、専用の「冷凍トースト1枚」モードを使用。焼き色は3段階のうち「こい」を選択し、約3分10秒加熱しました。
焼き上がりはほとんど焼き色がつかず「本当に焼けてる…?」と不安になりましたが、意外にもサクサクの食感。
外は水分が少し飛んでいる感じでしたが、中はしっとりしていて絶妙なバランスに焼き上がっていました。
2. 冷凍カレーパンの温め
続いては冷凍カレーパンの温めに挑戦!
具入りのカレーパンは温めが難しいのですが、中の具までしっかり温められるのでしょうか?
冷凍カレーパンは常温で約2~3時間自然解凍し、焦げないようアルミホイルに包んで230~240℃で10分程焼きました。
焼き上がったカレーパンを比較
ビストロ、すばやき
ビストロ、すばやき
アルミホイルに包んでいたこともあり焦げてしまうことはなく、すべて見た目は美味しそうに焼き上がりました。
見た目よりも重要なのが、具材の温度や味ですよね。実際に試食しながら検証していきましょう!
シャープ ヘルシオ グリエ
ヘルシオ グリエで温めたカレーパンの中身の温度を測ったところ、47.2℃でした。
「意外と低い…?」と思いましたが、食べてみると中がホカホカに温まっていてちょうどよい温め加減。表面もすごくカリッとしていて、美味しく焼き上がっていました。
バルミューダ The Toaster
バルミューダで温めたカレーパンは48.0℃で、ヘルシオグリエとほぼ同じでした。
中身は温かかったのですが、外がカリカリでややかたくなりすぎた印象。中のカレーやチーズもややかためでした。
今回スチームを使わないマニュアルモードで加熱したことが原因かもしれません。
アラジン グラファイトグリル&トースター
アラジンで温めたカレーパンは群を抜いて温度が高く、62.8℃となりました。
食べてみても、中のチーズがとろとろでカレーもアツアツで美味しい!
外側のカリカリ感も香ばしく、まるで揚げたてのカレーパンのような美味しさに仕上がりました。
パナソニック オーブントースター ビストロ
ビストロで温めたカレーパンは48.0℃。
温度としてはヘルシオグリエ・バルミューダと同じくらいでしたが、食べたときのふんわり感がもっとも感じられました。
表面はカリっとしていながら、中のパンに水分が残っていてふわっとしている感じ。こちらもアラジンと並んで人気でした。
シロカ すばやきトースター
シロカのすばやきトースターで温めたカレーパンは、やや低めの45.0℃。
食感はとにかくカリカリ。やや温めが不足していたからか、生地がかたくなりすぎてしまった印象でした。
3. 冷凍クロワッサンの温め
最後に冷凍クロワッサンを温めてみましょう!
バターたっぷりで表面が焦げやすいクロワッサンですが、美味しく焼き上がるのはどのトースターでしょうか?
冷凍クロワッサンは常温で約2~3時間自然解凍し、各トースターの推奨モード・時間で焼いて検証しました。
焼き上がったクロワッサンを比較
ビストロ、すばやき
薄い生地の層が重なり合って生まれるサクサク感が魅力のクロワッサン。
同じお店のクロワッサンですが、温め方によって層の見た目にも違いが見られますね。
トースターごとのサクサク感の違いが伝わるように切ったときの様子や音を動画で撮影しましたので、試食の感想と併せてご覧ください。
シャープ ヘルシオ グリエ
シャープ ヘルシオ グリエでは「中」モードで4分半加熱しました。
切ったときに外側はサクッと切れたものの、途中で刃が止まってしまう感覚がありました。
試食をしてみると、外側はサクサクでしたが真ん中の部分が少し詰まっている感じ。
中まで温まってはいるのですが、サクサク感をアップさせるならもう少し加熱時間を長くしても良かったかもしれません。
バルミューダ The Toaster
バルミューダでは、専用の「クロワッサン」モードを使用し4分加熱しました。
切った感じは、ヘルシオグリエよりもサクサク感があり軽いタッチで切ることができました。
食感もサクサクながらしっとり・ふんわりしていて、バランスの良い焼き上がりでした。
アラジン グラファイトグリル&トースター
アラジンではメーカー推奨の「100℃で2分」を採用しましたが、少し焼き時間が足りなかったようです。
生地の層がギュッと詰まっている感じで、切るときもかなり苦戦しました。
中まで温まっているものの、クロワッサンならではのサクサク食感はほぼ無くふんわりとした焼き上がりに。
焦げないように低めの温度に設定されているのが裏目に出てしまったようです。時間をもう少し長くするなど、改良の余地がありそうですね。
パナソニック オーブントースター ビストロ
ビストロでは専用の「クロワッサン」モードで焼き加減4を選択し、4~5分加熱しました。
焼き上がりは、ナイフを入れた瞬間に違いがわかるほどサックサク!
生地の一層一層がそれぞれサクサクになっていて、表面の香ばしさとバターの香りがしっかりと感じられます。
本当にお店のような焼き上がりで、感動するほどの美味しさでした。
シロカ すばやきトースター
シロカのすばやきトースターも、「クロワッサン」モードで4分加熱。
こちらも比較的軽いタッチで、サクサク切ることができました。
食べた感想としてはバルミューダに似ていて、外サクサク・中ふわふわといった感じでした。
【検証結果まとめ】冷凍パンにおすすめのオーブントースター
今回実際に5つのトースターを使い比べた検証結果をまとめました!
使い比べてわかった冷凍パンの温めに最適なおすすめオーブントースターについてもご紹介します。
サクサク~しっとりまで万能型の「ビストロ」
今回の検証で3種類の冷凍パン温めすべてにおいて抜群の結果を見せてくれたのが、パナソニックの「オーブントースター ビストロ NT-D700」。
食パン・カレーパンでは中の水分を残したまま外側を香ばしく焼き上げ、クロワッサンでは圧倒的なサクサク感で出来立ての美味しさに仕上げてくれました。
遠近トリプルヒーターとインテリジェント制御により、上手に冷凍パンの温めができるおすすめのオーブントースターです。
レビュー記事
オーブントースタービストロ NT-D700 使用レビュー!賢い焼き加減とミニマルデザインが魅力のトースター – Rentio PRESS[レンティオプレス]
パン専用モードでサクふわに「バルミューダ」
専用モードを使用したトースト・クロワッサンの美味しさで高評価を集めたのが「バルミューダ The Toaster K05A」です。
スチームの出ないマニュアルモードで温めたカレーパンで、水分が飛び過ぎてかたくなってしまったのは惜しいところ。
スチームの出る各専用モードを使用すれば結果は変わっていたかもしれませんね。
とはいえ、独自スチーム技術と温度制御で外サクサク・中しっとりの美味しいパンに焼き上げてくれて、さすがバルミューダと納得の実力でした。
レビュー記事
バルミューダのトースターを実際使ってレビュー。新型K05Aと旧K01Eとの違いも解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
高火力でこんがり焼ける「アラジン」
とくにカレーパンの美味しさで驚かせてくれたのが、高火力な「アラジン グラファイト グリル & トースター」。
発熱時間0.2秒の遠赤グラファイトヒーターでこんがりと焼けるのが魅力の反面、やや水分が飛びすぎてしまったり低温での焼き時間調整が難しかったりと弱点も。
よく焼き派の人やお惣菜パンをよく食べるお家におすすめのトースターです。
レビュー記事
アラジン グラファイト グリル & トースター 4枚焼き AGT-G13Aをレビュー!使用感と噂のデメリットについて考察 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
気になるオーブントースターはレンタルで体験できる
気になるオーブントースターが見つかったけどまだ迷っている…という方には、レンタルで試してみる方法がおすすめです。
家電レンタルサービスのRentio(レンティオ)では、今回使用したすべてのオーブントースターをレンタルして試すことができます。
複数台をレンタルしてお家で食べ比べて自分好みの焼き上がりになるトースターを選ぶなんて使い方もいいかもしれませんね。
機種によっては新品をレンタルして気に入ればそのまま買い取れるプランもあるので、気になるトースターがある方はぜひ一度お試しください!
[レンタル] オーブントースター 一覧|中古/新品・点検済み・保証付き – Rentio[レンティオ]
[レンタル] キッチン家電 一覧|中古/新品・点検済み・保証付き – Rentio[レンティオ]
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