ケルヒャー家庭用マルチクリーナーOC3をレビュー!水圧で洗う気持ちよさは格別。
公開日2023/05/23
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ケルヒャーといえば高圧洗浄機がイメージされますが、こちらのはマルチクリーナーOC3それよりマイルドな圧力で、ちょっとした泥や砂の汚れを落とすのに最適な一台。
キャンプや海でのレジャーで大活躍なことはもちろん、日々の家の掃除にも便利なケルヒャーのマルチクリーナー。
この記事では、主に一戸建て住宅での普段の掃除での使い勝手をレポートします。
もくじ
ケルヒャー家庭用マルチクリーナーOC3の特徴
まずはケルヒャー家庭用マルチクリーナーOC3の主な特徴をご紹介します。
水道の約2倍の圧力で洗浄
水圧は高圧ではなく、水道の2倍程度の低圧。
扇状のフラットな水流で砂や土、ほこりなどの汚れを効率的に落とします。
ノズルに接続するホースはコイル状になっていて、最大で2.8メートルまで伸びます。
タンクを置いたままでもある程度の範囲まではノズルが届く長さです。
リチウムイオンバッテリー搭載
マルチクリーナーOC3はリチウムイオンバッテリーが内蔵されており、電源のない場所でも使用できます。
充電時間は180分で、1回の充電で約15分の連続使用が可能です。
給水タンク一体型
水道が遠かったり、水道がなかったりするような場所でも使えるよう、給水タンクが一体になっています。
タンクの容量は4リットル。
別売りの給水ホースを使えば、より大きなポリタンクや雨水タンクから給水して使うことも可能です。
ホースもスマートに収納できるコンパクトサイズ
ノズルやホースはタンクの下にぴったりおさまるように設計されています。
大きさは長さ277mm、幅234mm、高さ201mmとコンパクトな箱状なので、持ち運びや収納時のじゃまになりません。
本体の重さは2.2kgです。
ケルヒャー家庭用マルチクリーナーOC3を使ってみた
ケルヒャーマルチクリーナーの機能や操作は至ってシンプル。
水道の2倍の水圧でどのくらいきれいになるのか、4リットルの水で足りるのか。
家のあちこちを掃除して試してみました。
基本的な操作
まずは基本的な使い方を一通り確認してみます。
給水タンクは本体から取り出して水を入れます。
本体からトリガーガンを取り出し、ホースは背面の溝に沿わせて逃がします。
本体のハンドルを電源スイッチ側に倒して給水タンクをセットします。
スイッチを入れ、トリガーガンの黄色いグリップを握ると水が出て、放すと水が止まります。
水圧は一定なので、洗浄対象物までの距離で強弱を調節します。
本体は水平な地面に置くか、手で持つ場合はハンドルの中央を握って水平を保ちます。
ベランダの掃除
まずは一番掃除をしたかったベランダから。
洗濯物を干すので、砂ぼこりに混じって衣類からの綿ぼこりや髪の毛なんかも汚れとしてたまっています。
ベランダの壁はうっすらコケも…。
ブラシを使わずに水圧だけでどこまできれいになるでしょうか。
マルチクリーナーでの洗浄の様子はこんな感じです。
音も比較的響きますのでご参考まで。
どのくらい汚れが落ちたか、ビフォーアフターを比較してみましょう。
ベランダタイルは完全に汚れは落ち切りませんでしたが、全体的に汚れが薄くなっています。
タイル表面に凹凸があるので、汚れが落ちにくいのかもしれません。
一方、ベランダ柵の枠部分などは金属で表面がツルっとしているので、汚れはきれいに落ちました。
壁のコケもだいぶ落ちました。
ブラシでこすったりする手間がなく、水を吹き付けるだけでここまでキレイになるのなら、あまり汚れがひどくならないうちにこまめに掃除をすれば十分対応できそうです。
玄関の掃除
次に気になっていたのは玄関です。
ふだんはほうきだけで砂やほこりを掃除していますが、やはりそれだけでは薄汚れてきます。
特にふだん傘立てが置いてある画像右下の隅の部分が特に気になります。
さてどのくらいきれいになったでしょうか。
アフターがこちら。
コーナーの部分の黒かった目地が白くなりました。
並べて比較するとこんな感じ。
ドアのサッシの掃除
次は少し攻めてサッシのレールの溝を掃除。
ここはとにかく汚れがたまる上に掃除がしにくい場所ナンバーワン。窓が結露なんかした日にはカビ汚れまで付着してしまう場所です。
玄関やベランダは、外だったり段差があったりして水が多少はねても気にならないスペースでしたが、ここは部屋との境目で水や汚れが床や壁に飛ぶ可能性があります。周囲を古いタオルなどで養生してから行いました。
実際の様子がこちら。
水道の2倍の水圧でそこまで強くないので、少しずつやれば周囲への飛び散りは特に気になりませんでした。
雑巾では届かない隙間もしっかり流せてかなりすっきり。
外壁の汚れ
最後に玄関まわりの外壁の汚れにも挑戦。
特にブロック塀には分厚いコケが生えていて、以前から気になっていました…。
黄色い枠で囲った部分です。
これだけ分厚いとマルチクリーナーではパワー不足かな?と思いましたが、意外や意外。
すんなりと落ちました!
こちらのビフォーアフターもなかなかです。
右が洗浄後ですが、汚れが落ちて真っ白に。
マルチクリーナーの水圧だとベランダや玄関などの土汚れはあまり落ちませんでしたが、壁のコケのほうはかなり落ちることがわかりました。
ケルヒャーの公式サイトにマルチクリーナーでお墓を掃除している写真がありましたが、砂ぼこりやコケ汚れの付きやすい墓石の掃除に、持ち運べて電源いらずのマルチクリーナーは最適かもしれません。
ケルヒャー家庭用マルチクリーナーOC3 総評
家の掃除にも便利なマルチクリーナーOC3。
レジャーやアウトドアにはあまり行かない人でも、収納場所を取らないOC3なら掃除用として一台あると便利かなと思います。
使い勝手をまとめますので、参考にしていただければと思います。
◎水で洗い流す気持ちよさ
使ってみて一番実感したのは、水圧で汚れを洗い流す爽快感!
落ち切らない汚れもありましたが、目の前でみるみる汚れが落ちて流されていくのを見るのはかなり気持ちが良かったです。
洗剤なども使わないので環境への罪悪感もなく、今まで掃除が大変だったり面倒だったりした場所を気軽に掃除できるメリットは大きいなと感じました。
コードレスで持ち運びしやすく、水を入れてすぐに使えるという手軽さもハードルが低くて◎。
△1回の給水では足りない
4リットルの水は意外とあっという間になくなってしまいます。
1回の給水で掃除しきれた箇所はサッシのレールの溝くらいで、ベランダや玄関などは4リットルでは足りず、何度もタンクに水を入れなくてはならず結構大変でした。
汚れの度合いにもよりますが、少しきれいになると「ここもあそこも…」と欲が出てきてしまうので、別売りの給水ホースがあると良さそうです。
△汚れが跳ね返る
手で持つ部分と噴射口が近いので、自分の手が届かない高いところは洗えないのと、水圧で飛ばされた泥やコケなどの汚れが手や服に跳ね返りやすいです。
当てる角度と距離、汚れの量にもよりますが、外壁のコケを洗浄しているときはかなり飛び跳ねました。
白いUVカットパーカーを着て作業していたらこの通り。
汚れがたまった場所を掃除するときは要注意です。
△音の大きさがやや心配
マルチクリーナーの動作音はけっこう響くので、外での作業は近隣への迷惑にならないか、ちょっと心配になりました。
住宅が密集している地域にお住まいの方などは懸念点になるかもしれません。
ケルヒャーはお試しレンタルができる
家庭用にも様々な洗浄機を出しているケルヒャー。
高額の商品も多いので、まずは使い勝手を試してから決めたいという方も多いのではないでしょうか。
また、年に数回、大掃除のときだけ使いたいという方もいるのでは?
そんな方におすすめしたいのがレンタルです。
家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、 様々なケルヒャー製品をレンタルできます。
レンタル期間中に気に入った製品があればそのまま購入もできますので、一度試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
ケルヒャー(KARCHER)商品のレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]
高圧洗浄機のレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]