Samsung Galaxy Tab S10 FEの実機レビュー!Sペン×AI機能で利便性向上!防水仕様でお風呂時間の動画視聴に最適な高性能タブレット

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持ち運びがしやすいタブレット端末は、AppleやAmazon、Google、Windowsなどさまざまなメーカーから展開されています。
Samsungが展開するGalaxyシリーズでは、最新のタブレット『Galaxy Tab S10 FE』が発売されました。
本記事では、『Samsung Galaxy Tab S10 FE』について、特徴やスペック、実際に使ってみた感想などを紹介していきたいと思います。
もくじ
Samsung Galaxy Tab S10 FEについて
『Galaxy Tab S10 FE』は、韓国の電子機器メーカー「Samsung」が展開するGalaxyシリーズのプレミアムタブレット最新機種です。
2024年4月18日に上位モデル「Samsung Galaxy Tab S10 FE+」と同時に販売されました。
カラバリは、グレーとシルバーの2色を展開しており、今回はその中からグレーをレビューしていきます。
Samsung Galaxy Tab S10 FEの製品スペック
『Samsung Galaxy Tab S10 FE』の製品スペックについては、同日に発売された「Galaxy Tab S10 FE+」と、前世代「Galaxy Tab S9 FE」の3機種で比較してみました。下記の表をご覧ください。
Galaxy Tab S10 FE | Galaxy Tab S10 FE+ | Galaxy Tab S9 FE | |
---|---|---|---|
メーカー | Samsung | Samsung | Samsung |
ディスプレイ | 10.9インチ | 13.3インチ | 10.9インチ |
サイズ | 約254.3×165.8×6.0mm | 約300.6×194.7 ×6.0mm | 約254.3×165.9×6.5mm |
重量 | 約497g | 約664g | 約523g |
Bluetooth | Bluetooth V5.3 | Bluetooth V5.3 | Bluetooth V5.3 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi |
カラー | グレー / シルバー | グレー / シルバー | グレー / ミント / ラベンダー |
カメラ | リア:約1,300万画素(広角) フロント:約1,200万画素(超広角) |
リア:約1,300万画素(広角) フロント:約1,200万画素(超広角) |
リア:約800万画素(広角) フロント:約1,200万画素(超広角) |
バッテリー量 | 8,000mAh | 10,090mAh | 8,000mAh |
急速充電 | 最大45W | 最大45W | 最大15W |
メモリ/ストレージ | 8GB / 128GB | 8GB / 128GB | 6GB / 128GB |
防水防塵 | IP68 | IP68 | IP6X |
発売時期 | 2025年4月18日 | 2025年4月18日 | 2023年10月19日 |
参考販売価格※サムスン公式オンラインショップ | 83,280円(税込) | 109,010円(税込) | 68,799円(税込) |
前世代の「Galaxy Tab S9 FE」とスペック面で比較すると、本体サイズの厚さが0.5mm薄く軽量化し、リアカメラの性能が800万画素から1300万画素へ格段にアップしていることがわかります。また急速充電は最大15Wから45Wに対応し、メモリも6GBから8GBへと進化しています。
一方、同日に発売された別モデルの「Galaxy Tab S10 FE+」と比較してみると、 液晶ディスプレイの大きさや重さ、バッテリー量が異なっていますが、その他のスペック面については同じ仕様となっています。
Samsung Galaxy Tab S10 FEのデザインや重量
『Samsung Galaxy Tab S10 FE』の背面は、サムスンのロゴのみのシンプルなデザインで、左右の白いラインが特徴的です。
ディスプレイは10.9インチと大画面ながら重さは約492g。片手で楽々と持てる軽さで携帯性は抜群です。
インターフェイスについては下記の通りです。
上側・・・電源ボタン(指紋認証対応)、音量ボタン、マイク、排気口
下側・・・キーボード接続用「ポゴピン」
右側・・・USB Type-C、スピーカー
左側・・・microSD用スロット、スピーカー、マイク
Samsung Galaxy Tab S10 FEの特徴5つ
続いて、『Samsung Galaxy Tab S10 FE』の特徴について簡単に5つ紹介します。
①「勉強にも仕事にも遊びにも使える」Sペンが付属
②ビジョンブースターを搭載
③IP68の防水防塵性能を備えたタブレット
④最新プロセッサExynos 1580を搭載
⑤高解像度で最大8倍のデジタルズームが可能な背面カメラ
特徴①|「勉強にも仕事にも遊びにも使える」Sペンが付属
『Samsung Galaxy Tab S10 FE』の特徴1つ目は、スタイラスペン「Sペン」が最初から付属していることです。
Sペンは、本体側面にマグネット式で固定が可能です。
このSペンは「勉強にも仕事にも遊びにも使える」がキャッチコピーとなっており、使用することで下記のようなさまざまな機能を活用できるようになります。
Sペンでできる機能
- エアアクション・・・Sペンで写真の撮影や音楽の再生などができる
- 手書き補正・・・手書き入力のヘルプでメモを簡単に整理できる
- 数式ソルバー・・・ノートアプリ「Samsung Notes」に数式を書き込み、「=(イコール)」と書くと、自動的に計算してくれる
- かこって検索・・・タブレットに表示されたあらゆるものを検索できる
特徴②|ビジョンブースターを搭載
『Samsung Galaxy Tab S10 FE』の特徴2つ目は、日中の明るさとまぶしさを自動軽減するビジョンブースターを搭載していることです。
ビジョンブースターに対応したことで太陽光の下で最大11%も明るく表示されて視認性を確保しており、3段階の照明レベルで調整できるようになっています。
高輝度モードで最大輝度が600nits、屋外輝度は800nitsとなっており、日差しの強い屋外でも見やすく使いやすい印象でした。
特徴③|IP68の防水防塵性能を備えたタブレット
『Samsung Galaxy Tab S10 FE』の特徴3つ目は、IP68の防水防塵性能を備えている点です。
IP68は、塵埃の侵入がなく、継続的に水中に沈めた場合でも機器が影響を受けない規格であり、お風呂での利用も可能です。
耐久性と堅牢性も追求されているため、屋外のさまざまな環境へ持ち運ぶことが可能になっています。
特徴④|最新プロセッサExynos 1580を搭載
『Samsung Galaxy Tab S10 FE』の特徴4つ目は、最新プロセッサ「Exynos 1580」を搭載していることです。
サムスン自社開発の「Exynos 1580」は、データ処理能力の大幅アップグレードや優れた互換性によって、負荷の重いマルチタスクを簡単に行うことができます。
普段使いのプライベートだけでなく、さまざまなタスクをこなす仕事面でもサクサク快適に使うことができます。
ベンチマークについても後述していますので、参考にしてみてください。
特徴⑤|高解像度で最大8倍のデジタルズームが可能な背面カメラ
『Samsung Galaxy Tab S10 FE』の特徴5つ目は、背面に1300万画素(F2.0)のリアカメラ、前面に1200万画素(F2.4)のフロントカメラを搭載していることです。
- リアカメラ 1倍での撮影
- リアカメラ 8倍ズームでの撮影
高解像度な背面カメラは、最大8倍のデジタルズームが可能になっています。
Samsung Galaxy Tab S10 FEの実機レビュー
それでは、Samsung Galaxy Tab S10 FEの実機を使用してみたいと思います。
Samsung Galaxy Tab S10 FEの同梱物
箱の中には、本体のほかにSペン、Cタイプのケーブル、SIM取り出しピン(試供品)、取扱説明書、保証書が同梱されています。
45W充電アダプターは別売りとなっている点に注意が必要です。
Samsung Galaxy Tab S10 FEのセットアップ方法
Samsung Galaxy Tab S10 FEを起動し、セットアップする方法は以下の手順の通りです。
Samsung Galaxy Tab S10 FE 使用開始の手順
- Galaxy Tab S10 FEを充電する
- 充電完了後に電源をONにする
- 「ようこそ」の画面が表示
- 確認すべき項目をチェックする
- 別のデバイスを使用して簡単設定
- Wi-Fiネットワークを選択
- Googleアカウントにログイン
- iPhoneやiPadからデータをコピーする
- タブレットを保護する顔認証や指紋認証、パスワードの設定
- 位置情報などGoogleサービスの確認
- Googleサービスでデバイスのバックアップ
- Samsungアカウントにサインイン
- インテリジェント機能の紹介
- 準備完了
Samsung Galaxy Tab S10 FEを実際に使ってみた感想
それでは、ここからSamsung Galaxy Tab S10 FEを実際に1週間ほど使ってみた感想をポイントごとに紹介していきます。
◯:ブルーライト低減機能を備えた10.9インチの大画面
ディスプレイが10.9インチと大画面のため、動画を見たり、調べ物をする際にスマホよりも見やすくて重宝しました。
ブルーライト低減機能も備えているため、目にも優しいところが嬉しいです。
また薄くて軽いため、片手で持ちやすく、お風呂場や寝室など部屋中いろんな場所へ持ち運べる快適さがありました。
◯:認証スピードが速い!顔認証と指認証
顔認証や指認証については、認証されるスピードが速い印象で、認証されずにパスワードを入力するといったことが一度もなく、とてもスムーズでした。
顔認証ではメガネをかけていてもすぐに認証してロック解除してくれます。
Sペンのみではスリープ状態からディスプレイをONにできない仕様となっているため、電源ボタンを押す指を指紋認証登録しておくことで、よりロック解除がスムーズになります。
◯:Sペン×AI機能で利便性が向上し大活躍!
一番使っていて驚いたのはSペンの操作性です。
紙にペンで書いているような感覚や書きやすさがありました。
上写真のように、ブラウザで検索する際にSペンで手書きすることで、指でタップするよりも早く検索することが可能です。
手書きした際の乱れを整えたり文字を整列させる、手書き入力補正といった便利機能も付いていました。
気になった画像をキャプチャ撮影したり、囲った写真のGIF作成や壁紙に設定できたりなどのAIセレクト機能も便利です。
上写真のようにキャプチャ画像に、上からSペンでメモ書きをすることも可能で、情報を整理するのにも役立ちました。
さらに、ホームボタンを長押しすることで「かこって検索」が簡単に使え、画面上に表示されているものをSペンで丸く囲むと、下に検索結果が出ます。
探し物をしている際にはとても重宝する機能でした。
◯:動画コンテンツの視聴も快適なリフレッシュレート最大90Hz
最大90Hzのリフレッシュレートによる滑らかな映像を実現しているため、YouTubeやAmazon Primeなどの動画コンテンツを視聴する際も快適でした。
人気オンラインゲーム「原神」をプレイしてみましたが、滑らかな動作と映像美を堪能でき、ストレスなくゲームの世界観を味わうことができます。
「Geekbench 5」「3DMark」「AnTuTu Benchmark」で数値化
実際にベンチマークアプリ「Geekbench 5」や「3DMark」で数値化してみると、下記のような結果が得られました。
「AnTuTu Benchmark」の結果からは、重めのアプリや3Dゲームもある程度快適に動作できる上位ミッドレンジと評価できます。
ベンチマーク | 1回目 | 2回目 |
---|---|---|
Geekbench 5 | 1368(Single Core) 3941(Multi Core) 6498(GPU) |
1358(Single Core) 3910(Multi Core) 7039(GPU) |
3DMark | 5244(Wild Life) 1322(Wild Life Extreme) |
4720(Wild Life) 1357(Wild Life Extreme) |
AnTuTu Benchmark | 891320 | 901988 |
◯:HDRコンテンツが再生可能でNetflixも視聴できる!
Samsung Galaxy Tab S10 FEは、HDRコンテンツの再生に対応しているため、対応している動画コンテンツであれば鮮明な映像で視聴することが可能です。
Netflixユーザーの筆者は、普段プロジェクターやノートPCで視聴していましたが、Galaxy Tab S10 FEがあることでお風呂場や寝室などに気軽に持ち運ぶことができ、Netflixの鮮やかな映像を場所を問わずに楽しめることができました。
Samsung Galaxy Tab S10 FEは、SペンとAI機能で利便性が向上した高性能タブレット!
Samsung Galaxy Tab S10 FEの実機レビューを紹介してきました。
今回初めてタブレットでSペンを使用してみましたが、操作性がとても高く、指でタッチするよりも正確で速いといった快適さに驚きました。
「手書き補正」や「かこって検索」「エアアクション」などのAI機能によって利便性が向上しています。
また、どこにでも持ち運べる薄さや軽さ、防水防塵性能を備えているため、屋外での使用も最適です。個人的にはお風呂時間でのNetflixやYouTube視聴で重宝しました。
まさに「勉強にも仕事にも遊びにも使える」高性能なタブレットです。
パソコンやタブレットはお試しレンタルを
タブレットの軽さや操作感、高画質、機能性などの部分は、一度使ってみないとわからない部分がほとんどです。
タブレットやパソコンは一度お試しレンタルをおすすめします。
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