Panasonic LUMIX DC-S9 実写レビュー | 作例で見る画質、LUT機能による色表現力の魅力を徹底解説
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様々なコンセプトを有したミラーレス一眼が展開されている現代だからこそ、カメラ選びに悩むことは必然的といえます。
一眼レフ時代から選択することのできるメーカーの種類も増え、どのメーカーも技術力をつけて製品を展開しているため、性能だけを見て甲乙つけることが難しいといえるでしょう。
今回は、2019年2月からミラーレス一眼のジャンルの中でも、より競争の激しいフルサイズセンサー市場へと参入を果たし、「Sシリーズ」の名で様々なフルサイズミラーレス一眼を展開しているPanasonic(パナソニック)から、フルサイズながらコンパクトを特徴とした「LUMIX DC-S9」をご紹介していきます。
もくじ
Sシリーズの中でも小型軽量が意識されたS9
すっかりフルサイズミラーレス一眼を開発するメーカーとして定着したパナソニック。
パナソニックでは、ミラーレス一眼のラインナップにおいて「Sシリーズ」というシリーズ名をつけており、特徴に合わせた様々なラインナップを展開しています。
Sシリーズの中でもコンパクトさが意識されているのが、今回ご紹介していく「S9」になります。
Panasonic(パナソニック)LUMIXのミラーレス一眼カメラ徹底解説。特徴やおすすめモデルを紹介 – Rentio PRESS [レンティオプレス]
外観レビュー
フルサイズセンサー搭載ながらも小型軽量ボディ
LUMIX DC-S9最大の特徴は、フルサイズセンサーという大型のセンサーを搭載しながらも、カメラボディとしてのサイズが非常にコンパクトに収められているところです。
ダイナミックレンジの広さや、高感度撮影時のノイズの少なさなどからフルサイズを使ってみたいと思うことはあるものの、フルサイズカメラに多い携帯性の悩みに躊躇してしまうことも少なくないと思います。
そんな悩みを解決してくれる存在がLUMIX DC-S9で、気軽に持ち運べるフルサイズ一眼としておすすめの1台になります。
ファインダーをなくした箱型デザイン
カメラの持ち運びや収納の際に、意外と厄介な存在になるのが、ファインダーやストロボ部分などの突起です。
LUMIX DC-S9では、液晶画面を眺めながら撮影することを前提とし、思い切ってファインダーを撤廃し、フラットなボディデザインを採用しています。
大きな突起部分が存在しない箱型のデザインであることから、小さな鞄など、カメラバッグでなくとも日常的に使用する鞄に収納することも容易であることが特徴です。
エクステリア張り替えサービスを含めたカラーバリエーションの豊富さ
せっかく持つカメラだからファッションとの相性も気にしたいという方にもLUMIX DC-S9は、おすすめのカメラになります。
カラーバリエーションとしては、ブラックとシルバーという、王道かつどちらもシックな印象で、どのファッションにも合わせやすい色が展開されていますが、標準ズームレンズとキットになったDC-S9Nでは、キャメルオレンジとチタンゴールドも選択することができます。
また、既に購入済のカメラボディについても、気分が変わったなどの場合には、エクステリア張り替えサービスを利用することが可能で、7種類のカラー(※)から選んで、お好みのカラーバリエーションへと変更することも可能なサービスを、公式サイト上の有料サービスとして展開しています。
※ジェットブラックは、DC-S9Nのキャメルオレンジおよびチタンゴールドのみで選択可能
※張り替えサービスの詳細は公式サイトをご確認ください
エクステリア張り替えサービス | デジタルカメラ(ルミックス) | Panasonic
性能レビュー
約24.2Mフルサイズ CMOSセンサーとヴィーナスエンジンが魅せる画作り
コンパクトボディが特徴的なLUMIX DC-S9ですが、このコンパクトさながら、フルサイズセンサーを搭載していることが性能面における大きな特徴と言えます。
有効画素数約2,420万画素を搭載し、フルサイズセンサーらしい高い解像感と細部までこだわった生命力の感じられる描写力を実現します。
また、画像処理エンジンには、ライカとパナソニックが共同開発したL2 Technology(エルスクエア・テクノロジー)搭載のヴィーナスエンジンが搭載され、LUMIX DC-S9を使って撮影した美しい画作りを実現しています。
好みの色味へと自由自在「LUT」機能
個人的にはもっと評価されるべきだと感じているLUMIXの色表現力ですが、従来通り様々なシーンに合わせて仕上がりを調整できるフォトスタイルに加えて、更にユーザー好みにカスタマイズすることのできるLUT(ルックアップテーブル)機能が搭載されています。
カメラボディには、「LUTボタン」が設置されており、そのボタンを押すだけでLUT設定画面へと遷移し、そこからはLUTの色味をモニター上で細かく調整することができます。
また、スマートフォンアプリ「LUMIX Lab」を使うことで、スマートフォンへの転送や、テンプレートとして用意されているメーカー公式のLUTもダウンロードしてカメラ上で使用できるなど、アプリを活用することで画作りの幅が大きく広がります。
LUMIX Lab | デジタルカメラ(ルミックス) | Panasonic
コンパクトだからこそ手持ち撮影を支える強力な手ブレ補正効果
コンパクトかつファインダー非搭載のカメラだからこそ、手ブレが生じやすくなる傾向は否めません。
そこでLUMIX DC-S9では、5軸5.0段ボディ内手ブレ補正機構を搭載しており、夜間などシャッタースピード低下時の撮影をサポートします。
また、レンズ内手ブレ補正(O.I.S.)搭載のレンズとの組み合わせにおいては、5軸6.5段Dual I.S. 2を実現し、主に望遠レンズ使用時など、よりブレが生じやすい中望遠から超望遠域においても、手ブレ補正が効果的に感じられる性能を実現しました。
Panasonic LUMIX DC-S9を使って撮影した作例



製品仕様表
| モデル名 | Panasonic LUMIX DC-S9 |
|---|---|
| 撮像画面サイズ | フルサイズ(約35.6×23.8mm) |
| 撮像素子型式 | 35mmフルサイズCMOSイメージセンサー |
| 画像処理エンジン | ヴィーナスエンジン |
| 有効画素数 | 最大約2,420万画素 |
| オートフォーカス方式 | 映像検出によるTTL方式 |
| 測距点数 | 779点 |
| 常用ISO感度 | ISO100~51200 |
| シャッター速度 | 1/8000~60秒、T(最大約60秒) | ボディ内手ブレ補正 | 5軸5.0段、5軸6.5段(レンズ内手ブレ補正と連動時) |
| 連続撮影速度 | 最高約30コマ/秒(電子シャッター) ※SH30:超高速 |
| 画面 | フリーアングルモニター3.0型/約184万ドット |
| ファインダー | – |
| Wi-Fi搭載 | 〇 |
| NFC搭載 | – |
| Bluetooth搭載 | 〇 |
| 大きさ | 約126(幅)× 73.9(高さ)× 46.7(奥行)mm |
| 質量(バッテリー等含む) | 約486g |
コンパクト×フルサイズ×発色にこだわるならおすすめの1台
今回ご紹介してきた「Panasonic LUMIX DC-S9」は、フルサイズセンサーを搭載しながら携帯性を求める方には最適な1台になるでしょう。
コンパクト×フルサイズという面では、SONY α7Cシリーズと比較検討されている方も多いかと思いますが、DC-S9で優れている点を挙げるとすれば、「価格」「デザインのカスタマイズ性」「発色性能」辺りになってきます。
個人的には、とにかくLUMIX DC-S9の発色性能は、α7Cシリーズとの比較に留まらず、数あるミラーレス一眼の中でも優れており、過小評価されている部分だと感じます。
フォトスタイルの種類だけでも十分な数ですが、「LUT機能」を活用した画作りは、撮影している楽しさも倍増させてくれる、LUMIX DC-S9を選ぶ大きな理由になると感じています。
一方でコンパクトゆえにメカシャッターは搭載されておらず、ストロボ同調速度の制限や、動体撮影時に生じる可能性の高いローリングシャッター歪みが発生する可能性が高くなるなどのマイナス面も生じています。
また、動画撮影を検討されている方にとっても4Kで約15分程度しか連続撮影できないなどの制約も存在するため、撮影目的によっては注意が必要になります。
Panasonic LUMIX DC-S9はレンタルできる
今回ご紹介してきたPanasonic LUMIX DC-S9は、Rentio(レンティオ)においてレンタルすることができます。
製品の特徴をお伝えしようと今回のレビュー記事でも解説してきましたが、やはり自分の感性に合うかどうかは、実際に使ってみないとわかりません。
そこでお試しできるおすすめの手段は、カメラのレンタルサービスです。
Rentio(レンティオ)では、豊富なカメラやレンズのラインナップから自由に選んで最短3泊4日からレンタルすることが可能です。
是非この機会にRentio(レンティオ)で気になるカメラやレンズをレンタルして、失敗しない機材選びに役立ててみてはいかがでしょうか。


















