「スマホ de チェキ instax SHARE SP-2」が登場!従来品との違いは?
更新日2023/09/14
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富士フィルムより「スマホ de チェキ instax SHARE SP-2」が2016年7月に発売されると発表がありました。
「スマホ de チェキ」については、スマートフォンからチェキのフィルムにその場でプリントできる製品として以前より「instax SHARE SP-1」という機種が販売されていましたが、SP-2はこの機種の後継モデルとして発表された製品です。
スマホ de チェキとはどのような製品なのか、SP-2になってどのような点が改善されたのか、当記事で見ていきたいと思います。
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新登場「チェキ instax mini Link」でスマホ写真を簡単プリント!従来品との違いとは? – Rentio PRESS[レンティオプレス]
もくじ
スマホ de チェキ「instax SHARE SP-2」
インスタントカメラのチェキはご存知でしょうか。感光式のフィルムとプリンターをカメラ内部に内蔵しており、撮影したその場で写真を現像できるインスタントカメラです。
若者受けするおしゃれなデザインや、インスタグラムなどを活用したマーケティングが功を奏し、インスタントカメラという少々古いジャンルのカメラに再び陽の光を当てた画期的なプロダクトでもあります。
この「スマホ de チェキ instax SHARE SP-2」は、スマートフォンと接続し、スマホのカメラで撮影した写真をその場でプリントできる、いわゆるスマホ写真用のモバイルプロジェクターの一種です。プリント用紙にチェキ用のフィルムを使用しているのが大きな特徴ですね。
instax SHARE SP-1(旧製品)との違い
従来の「instax SHARE SP-1」と比べてみましょう。まずは仕様からご覧いただければと思います。
仕様一覧
SP-2(新製品) | SP-1(旧製品) | |
---|---|---|
記録方式 | 有機ELによる3色露光方式 | 液晶シャッターによる3色(RGB)LED露光方式 |
使用フィルム | フジフイルム インスタントカラーフィルム instax mini | フジフイルム インスタントカラーフィルム instax mini |
フィルム枚数 | 10枚/パック | 10枚/パック |
プリント画面サイズ | 62mm×46mm | 62mm×46mm |
プリント画素数 | 800×600ドット | 640×480ドット |
プリント解像度 | 320dpi | 254dpi |
プリント階調 | RGB各色 256階調 | RGB各色 256階調 |
インターフェース:準拠規格 | IEEE802.11b/g/n 使用周波数:2.4GHz(5GHz非対応) | IEEE802.11b/g、使用周波数:2412MHz~2462MHz(11ch) |
プリント可能画像フォーマット | JPEG、PNG | JPEG |
画像書き込み時間 | 画像データ受信完了後、書き込みからフィルム排出まで約10秒 | 画像データ受信完了後、書き込みからフィルム排出まで約16秒 |
プリント可能枚数 | 約100枚(当社試験条件による) | 約100枚(当社試験条件による)(リチウム電池CR2 使用時) |
電源 | 充電式バッテリー NP-45S(1個) | リチウム電池CR2 2本、ACパワーアダプター(別売:AC-5VX) |
充電時間 | 約90分(バッテリーの残量によって異なります。) | – |
消費電力 | 2W | 2.5W |
動作温度 | +5°C~+40°C(結露のないこと) | +5°C~+40°C(結露のないこと) |
大きさ | 89.5mm×131.8mm×40mm(突起部除く) | 101.6mm×42mm×122.5mm |
質量(重さ) | 250g(バッテリー、フィルム別) | 253g(電池、フィルム別) |
同梱物 | USBケーブル(BOB711) | – |
大きく改善したポイント
充電式
SP-1は、リチウム電池CR2を使用していました。
一般的な単3電池などとは異なるため、手に入りにくく高価なうえ、100枚ほど印刷すると電池切れになってしまうのがこの製品の最大の弱点だったと思います。
SP-2ではそれが改善され、USBから充電できる充電式へと変更になりました。高価な電池を買う必要もなくなり、ランニングコストも減りより便利になりました。
なお付属しているUSBケーブルで給電するスタイルとなっているようです。以下の写真がSP-2の充電イメージです。
印刷速度の向上
従来は一枚印刷にあたり16秒かかっていたのが10秒へ短縮されました。
印刷に伴って生じる間は、その場の空気を壊しかねませんし短いに越したことはないですね。また連続して印刷する場合にも、より効率よくプリントできるのでうれしい改善ポイントの1つです。
画質の向上
プリンターである以上、印刷画質は常に要求される仕様の1つですが、SP-2では前モデルのSP-1と比べて大幅に改善されました。
新しく搭載された「有機ELによる3色露光方式」に加え、640×480ドット→800×600ドットの高精度化でよりクッキリと写真を再現可能になりました。
本体デザインの変化
以前は丸みを帯びたデザインでしたが、無駄な装飾を省いたシンプルでスタイリッシュなデザインとなりました。
実機を比べてみます
新しいSP-2と、旧製品のSP-1とで比較してみてみましょう。
まず箱から。SP-2のほうが一回り大きくなっていますね。
本体を取り出してみます。新しいほうがスリムな体型で、コンパクトな印象を受けます。
厚さはさほどかわりません。ボタン配置は多少変更されていますが、大きな機能の変更などはなく、シンプルな操作感はそのまま残っています。
背面カバーを開けたところ。ここも特筆すべき点などはなさそうですね。
これスゴイ!スマホでチェキの簡単フィルター機能
従来のSP-1にも搭載されていた機能、「FUJIFILM Intelligence Filter」およびカラー変換のほか、カスタムフィルター機能を装備しました。インスタントでプリントできるお手軽カメラなのに、簡単に上級者テクニックが使えるとは嬉しいですね。以下で各フィルター機能の内容を解説していきます。
FUJIFILM Intelligence Filter
画像の明るさを最適に変換してくれる機能です。これにより、暗い場所や逆光の環境で撮影してもしっかり明るく写ってくれます。せっかくの思い出の写真なのに、表情が見えないとガッカリしてしまうもの。大切な人との写真撮影など、このような機能があると嬉しいですよね!
カラー変換
モノトーン(モノクロ)やセピアカラーへ変換することができます。カラー写真もよいですが、モノクロやセピアにすることでオシャレ感やヴィンテージ感が出ます。渋い写真が完成するので、上級者っぽくてかっこいいですね。
カスタムフィルター
明るさ・コントラスト・彩度をご自分の好みで変更できます。明るくしたり、色の対比に強弱をつけたり、彩度を強くしてより鮮やかにするなど、オリジナルの写真を作成することができます。スライダーを左右に動かすだけで簡単に調節が可能です。
シェアするのも楽しいね!盛りだくさんなテンプレート
SP-2にはテンプレートも多数装備されています。いろいろと種類があり、編集するのもシェアするのも楽しめます。どのようなものがあるのか見てみましょう。
スクエアテンプレート
アプリなどでスクエアサイズに加工された画像でも、画像のみはもちろん、テキストを入れ込んでプリントすることもできます。
シーズナルテンプレート
母の日や誕生日、記念日など、季節やイベントごとのテーマに沿った便利なテンプレートです。メモリアルな写真に仕上げることができます。たとえば、誕生会にごちそうと共にみんなでパチリ☆テンプレートで加工すれば、一段と思い出に残る写真ができあがります。
リミテッドテンプレート
1枚1枚をナンバリングすることによって、世界に○枚限定の、持っている人だけで共有できるリミテッド写真が完成します。
分割写真テンプレート
4枚までの複数枚の画像を組み合わせ、1枚にまとめてプリントすることができます。組み合わせ方は3種類あり、結婚式や旅行の思い出の1日をまとめたり、同じテーマの写真を集めるのも楽しそうです。たとえば、結婚式でお色直しごとに撮った写真を、純白ドレス・カクテルドレス・ミニドレス・着物の4種類で1枚にまとめると、幸せの1日がますます彩り鮮やかに記念として残せますよ。
組写真テンプレート
「分割写真テンプレート」とは反対に、1枚の写真を複数に分けてプリントすることができる機能です。チェキ1枚分のサイズでは足りないというときには、複数枚に分けてつなぎ合わせることで大きな写真が完成します。
リアルタイムテンプレート
こちらを選択してから撮影することで、撮影日時や場所、天候なども一緒にプリントされます。記念日や旅行などでの撮影にとても便利ですね。
めったに行く機会のない旅先で訪れた観光地にて、日にちや場所、天気などが記録されてくれるのはありがたい機能です。アルバムに保存するときにも、いちいち「これどこだっけ?」「いつの写真だっけ?」と記憶をたどったり手書きする必要がないので楽チンですよ。
SNSも「スマホでチェキ」でプリント!
SNSに投稿した(された)写真も、SP-2を使えば簡単にプリントすることができます。SNSと連動することにより、投稿した人が誰なのか、どのSNSに投稿されたものなのか、ついた「いいね!」の数も一緒に写真として出力できます。
みんなで撮った思い出の写真をプリントして配ったり、友達の投稿で気に入った写真を見つけたらその場でチェキ!スマホに保存しているだけよりも、写真として持っていたいというあなたにはすごく嬉しい機能ですね。
お気に入りのチェキプリントをSNSにアップ!
プリントした画像の中からSNSにアップロードすることも可能です。「再プリント」を選択し、SNSにアップしたい画像を選んで「共有」ボタンをタップ。FacebookやTwitter、Instagramなど、連動しているSNSであれば何でもアップロードできちゃうので、思い立ったらすぐに友達と共有できます。
せっかくの思い出写真なので、自分一人で持っているより誰かに共有したいですよね。SNSは今やコミュニケーションに欠かせないツールですので、時代のニーズに合わせた機能が搭載されることで一段とチェキの人気も高まっているようです。
まとめ
以上となります。
SP-1は、非常におもしろいコンセプトの製品ではありましたが、電池の問題をはじめまだまだ改善の余地のある商品という印象でした。
しかし今回のSP-2へのバージョンアップをうけて、一気に実用レベルにまで引き上げられたのではないかという印象です。この「スマホ de チェキ」という珍しいコンセプトの製品が、どれだけ市場に浸透するかこの先が楽しみな製品の1つですね。
なお、レンティオでは新機種のスマホdeチェキ instax SHARE SP-3をはじめ、様々な最新製品のレンタルを受付ています。購入前に試してみたい製品、短期間だけあればいい製品などあれば、是非こちらも検討してみてください。
[レンタル] 富士フイルム スマホdeチェキ instax SHARE SP-3 – Rentio [レンティオ]
スマホdeチェキやチェキの全機種比較はこちらの記事でご紹介しています。
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