HYPERFLUX(ハイパーフラックス)を実機レビュー!快適なエアーコンプレッションシステムを体験し てみた
更新日2022/10/27
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振動ケア機器「ハイパーボルト」「ハイパースフィア」などで有名なメーカーHYPERICE(ハイパーアイス)。
そのHYPERICEからトレーニング後のサポートに適した軽量小型のエアーコンプレッションシステム、「HYPERFLUX(ハイパーフラックス)」が2021年1月に日本でも発売されました。
早速ですが「HYPERFLUX」を使った感想や注意点を実機レビューとしてまとめたので参考にしてください。
もくじ
エアーコンプレッションのHYPERFLUX
HYPERICEの製品と言えば、ハイパーボルトやハイパースフィアのように、強力な「振動」による身体のケアのイメージがありますが、このHYPERFLUXはエアーコンプレッション、つまり空気で膨らんだ圧力でリカバリー・クールダウンのサポートをしてくれるものです。
7段階で調整できる圧力強度
レッグアタッチメントの圧力の強度は7段階。
セッション時間は5分単位の10分から2時間55分まで設定して使うことができ、圧力も時間も手元のコントロールユニットのモニターで簡単に調整することができます。
このコントロールユニットは持ち運びできるよう充電式になっていて、約3時間の満充電で最大2時間55分の連続使用が可能となっています。
軽量コンパクトで持ち運びもしやすい
またレッグアタッチメントは折りたためるようになっているので、持ち運びしやすいようにコンパクトにできます。
専用の収納ケースも別売でHYPERICE JAPAN公式ショップから購入でき、一式を収納して試合会場やトレーニング場所に持っていくことができるようになっています。
HYPERFLUXを開封!……の前に
「HYPERFLUX」を開封して使う前に、まずは脚をしっかり追い込んでおきます。
しっかり脚を疲労させたところで、「HYPERFLUX」を箱から取り出して使用準備を進めていきましょう。
セット内容
「HYPERFLUX」に同梱されている付属品は、非常にシンプルで、特に変わったアタッチメントや複雑な接続構成はなく、簡単に組み立てて使うことができます。
また、レッグアタッチメントは左右の指定はないようで付ける時に迷わなくて済むのも何気に嬉しいポイントです。
- レッグアタッチメント2点
- ホース
- コントロールユニット
- 電源ケーブル
- 交換用電源プラグ
装着方法
「HYPERFLUX」のレッグアタッチメントに脚を片方ずつ通し、それぞれ付け根部分に合わせてファスナーを最後まであげます。この時に、つま先や足首、膝周りが不自然な姿勢にならないように気をつけてください。一度セッションがはじまり膨らんだ後だと、身動きして調整することができません。
その後レッグアタッチメントとコントロールユニットを専用のホースで繋げていきます。
ちなみに、コントロールユニットは事前に充電しておくことがおすすめです。
今回充電を忘れていたので電源につないだまま初回利用をしましたが、バッテリーにとってよくない可能性がある他、コントロールユニットが電源ケーブルにつながっているままだとこの後が使いにくくなりますので、予め充電することを忘れずにしてください。
HYPERFLUXの使い方
「HYPERFLUX」の装着が完了したところで、実際に電源を入れて使用してみます。
コントロールユニットの電源ON/OFFボタンを押して電源を入れると、TIME(時間)とLEVEL(圧力調整レベル)は初期値で既に入力されているので、そのまま開始/一時停止ボタンを押してセッションを始めることができます。
最初のうちはLEVELを低めに設定して、様子を見ながら使ってみましょう。TIMEについても最初は短めで試してみていただいて、慣れてきたら疲労具合にあわせて長くしていくのがいいと思います。
空気の注入
開始/一時停止ボタンを押すとコントロールユニットが振動し、レッグアタッチメントに空気を送りはじめます。最初はこの時の振動音に驚くかもしれません。(振動音については後述)
レッグアタッチメントは、足先(つま先側)の区画からひとつずつ膨らんでいきます。
瞬間的に膨らんだりはせず時間をかけて膨らんでいくのですが、使うときは実際の使用時間+5分くらい余裕を持って時間をとり、またセッション時間を調整するのがおすすめです。セッション中でもTIMEとLEVELは変更できます。
セッション開始
全ての区画が膨らみ終えるとセッションが本格的に始まります。
膨らんできたのと同じように足先の区画から順番に圧力がかかります。
一度最初の準備を終えて全体が膨らんだあとは、圧力のかかる区画以外も一定に膨らんでいきすので脚がホールドされます。
基本的に身動きができないので、もし一度全体が膨らんだあとに脚の姿勢を変更したいときは一度終了したほうがよいでしょう。
何度か使いながら快適な姿勢を見出して、セッション開始前にしっかり準備しておけるとグッドです。停止させるには、コントロールユニット画面上の開始/一時停止ボタンを押してください。
セッション終了
セッションが終了したら、レッグアタッチメントとコントロールユニットを繋いでいる専用のホースを外し、ファスナーを足先までおろしてレッグアタッチメントを外すことになります。
このとき注意しなければならないのが、コントロールユニットからではなく先にレッグアタッチメントからホースを外すことです。レッグアタッチメントからホースを外さないと、レッグアタッチメントから空気を抜くことができないため、身動きできなくなります。
先にレッグアタッチメントからホースを外して空気を抜いてから片づけを進めていきましょう。
[補足]各ボタンの役割
なおこちらが各ボタンの役割となります。
ボタンにテキストなどは記載されていませんので、覚えるまでは説明書やこの記事を参考に操作してみましょう。
HYPERFLUXを使って感じた魅力
使ってみた実感として、家庭用そして持ち運び用とは思えないほど十分な圧力を受けることができました。
個人の感想とはなりますが、今回「HYPERFLUX」を使ってみて感じたことを2点紹介します。
強力で快適な圧力
使用開始後は、レッグアタッチメントは足先側の部位から順番に膨らんでいくのですが、ふくらはぎまで膨らんできたとき真っ先に思い浮かべたのが、大型マッサージチェアです。
「HYPERFLUX」は持ち運び用ということもあり、大型マッサージチェアほどの電力を使えないとはいえ空気圧はマッサージチェアのそれと遜色ないほどで、かつ360度の方向から包み込むように受けることができるので、脚全体に強力な圧力を感じることができました。
ローラーがないため直接的な筋肉へのアプローチはないものの、逆に言えば「ローラーが痛い」ということもないため、ゴリゴリされるような痛みを感じることなく脚を360度圧迫してくれます。
脚のリカバリーと日常生活への影響
私の場合、普段は脚のトレーニングからリカバリーまでかなり時間がかかります。
トレーニングは早朝~午前中にするのですが、その日の夕方くらいまでには脚が硬くなっていくのを感じ、翌朝にはしっかり筋肉痛がきます。そこから特に太ももの裏の回復には時間がかかり、4日5日、長ければ7日程度休ませて筋肉痛やその他の違和感がなくなってからまた脚のトレーニングをします。
今回はトレーニング直後とその翌日・翌々日の就寝前の計3回ほど使用してみましたが、いつもトレーニング後に感じる脚のつらさは和らいでいたので、その後の日常生活への影響は少なくなっていたように感じます。
日々の生活だけでなく、他の部位のトレーニングでも脚を庇ったり気にする必要が少なくなるので、より一層トレーニングに集中でき、また楽しめたようにも思いました。
経過日数 | リカバリーと日常生活への影響 |
---|---|
1日目 (トレーニング直後) |
脚の硬さが和らぎ、そこから就寝までの歩行や座ったり立ったりが普段より楽だった。 |
2日目 | 筋肉痛自体はいつも通りだったが、普段のような歩きにくさが少なく、スムースに歩行できた。 立ったり座ったり、あるいは物を持ち上げたりすることも違和感少なく楽にできた。 |
3日目 | 普段よりも楽に生活することができた。 |
4日目 | その他の違和感はほぼ和らいでいた。 |
HYPERFLUXで注意する点
「HYPERFLUX」は家庭用かつ持ち運び可能なケア用品としてはとても素晴らしい体験を与えてくれますが、使用にあたって注意したほうが良いかもしれない点もありました。
取扱説明書に載っている注意事項を確認して使用することは大前提ですが、それ以外で気が付いた点を紹介します。
セッティングしているときの姿勢
レッグアタッチメントを履き、ホースをつないだりしている間は、太ももの裏やふくらはぎをまっすぐ伸ばしたままの姿勢になりがちです。
脚がしっかり疲労している状態で、この姿勢を無理に続けるのは大変なこともあります。またその姿勢で上体を起こしてホースをつないだり、コントロールユニットを操作していると、腹筋や腰に負担がかかることもあるかと思います。
そのため、メーカーのイメージ画像のように、何か座椅子のようなものに座って、身を預けられる状態で使うのがおすすめです。
壁や柱などを背もたれにするだけでもかなり違います。セッションが始まったあとは、仰向けに寝てリラックスするとより気持ちよく使うことができました。
圧力への慣れ
正しく履けているか確認し、無理なく使うためにも、まずは軽めの圧力で試していきましょう。
人によっては、部位ごとの圧力が想像よりも強く痛みを感じてしまうこともあるかと思います。
私の場合は、足首からつま先にかけての履き方が甘かったため、膨らんできたときにつま先が不自然な姿勢になってしまい、快適ではありませんでした。
一度止めてから履き直したところ、適切な圧力でケアを受けることができたので、まずは軽めの圧力で着用感や動作、圧力を確かめておきましょう。
使用中の振動
使用中はコンプレッサーとして空気をレッグアタッチメントに送り込むために、コントロールユニットが振動します。そのため、床に置いた場合にその振動や音が気になると思います。
メーカーイメージ画像のように手にもって操作しながら使うのがおすすめですが、手が疲れてしまうので腕を投げ出してリラックスして使いたいという気持ちもあると思います。
私の場合は、振動を吸収してくれそうな低反発クッションの上に置いたり、お腹の上に置いたりしてみました。けっこう振動しますので、お腹の上に置くのはおすすめしにくいです。
最初のうちは振動とそれによる音を確かめながら、ソファーや座椅子の肘掛けなど、置き場所などを見つけて使うといいと思います。
トレーニング後のアイテムにおすすめ
トレーニング後、持ち運びでもパワフルかつ便利な「HYPERFLUX(ハイパーフラックス)」。アスリートやスポーツチームの選手の方々におすすめなのはもちろん、趣味や運動習慣のある方にもおすすめです。
もちろん、使用時間や圧力の調整、その人のトレーニング内容や身体によっても感じ方は人それぞれだと思いますが、私は普段より脚のリカバリーを早く感じることができ、また日常生活への影響も少なくすることができたと実感しています。
こうした製品は購入前に一度使って試してみるのが良いと思いますので、ぜひレンタルサービスも利用してみてください。
HYPERICEを試すならお試しレンタルもおすすめ
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、今回紹介したHYPERFLUXのレンタル以外にもHYPERICE製品をレンタルすることができます。
じっくり使って判断したい方には3カ月~の長期レンタルプランもおすすめ。気に入ったらレンタル品をそのまま購入することも可能です。
プランの詳細や料金、商品一覧についてはこちらから確認してみてください。
[レンタル] フィットネス・トレーニング機器 一覧 – Rentio[レンティオ]
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