パナソニックの衣類スチーマーNI-FS770使用レビュー!使い方や他機種との違いも解説
更新日2023/07/14
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衣類スチーマーとアイロンの2Wayで使えることで人気のパナソニック衣類スチーマーシリーズ。
ハンガーにかけたままの手軽なケアも、アイロン台でしっかりシワ伸ばしも、シーンに合わせて使い分けることができて便利な衣類ケア家電です。
今回は、そんなパナソニックの衣類スチーマーのなかでも高機能・大容量モデルの「NI-FS770」を実際に使ってレビューしました。
パナソニック衣類スチーマーシリーズの機種ごとの違いについても解説していますので、機種選びの参考にしてみてください。
もくじ
パナソニックの衣類スチーマーNI-FS770の特長
高温のスチームを吹きかけることによって衣類のシワ伸ばしや、除菌・脱臭・殺ダニ・アレル物質対策・花粉対策などができる衣類スチーマー。ハンガーにかけたままサッと使える手軽さが魅力の衣類ケア家電です。
さらにパナソニックの場合、衣類スチーマーとしてだけでなくアイロン台でプレスして使うこともできるアイロン兼用タイプ。
忙しいときはハンガーにかけたままサッとケア、しっかり時間をかけてシワを伸ばしたいときはアイロン台を出して使う…といったように使い分けることができます。
パナソニック衣類スチーマーは現在4種類が発売されていますが、なかでも今回使用するNI-FS770はもっとも高機能・大容量のモデルです。
360°パワフルスチーム+瞬間4倍パワフルスチーム
パナソニックの衣類スチーマーNI-FS770は、パワフルな連続スチームが特長の一つ。毎分約11gのたっぷりスチームで、衣類をすばやくケアできます。
通常の約4倍量のスチームを瞬間的に噴射する「瞬間4倍パワフルスチーム」を使えば、さらに大量のスチームを噴射することも可能です。
温度設定は3段階で、素材に合わせて調整することができます。
- 高温:ドライ 約160℃/スチーム 約190℃
- 中温:ドライ 約140℃/スチーム 約155℃
- 低温:ドライ 約110℃
また、上下左右どの向きで使っても安定してスチームが出る「360°スチーム」機能を搭載。袖や裾なども楽にスチームがけをすることができます。
スピード立ち上がり&約10分連続使用
NI-FS770は、立ち上がり時間の早さも特長の一つ。
約19秒で準備ができて、時間のないときでもサッと気軽に使えます。
また、大容量タンクで約10分の連続使用が可能。給水なしで複数枚の衣類のケアをすることができます。
シリーズ他機種との違い
高機能・大容量モデルのNI-FS770以外に、パナソニック衣類スチーマーにはこちらの3種類のラインナップがあります。
NI-FS570 (高機能モデル)
NI-FS770に次いで2番目に高機能なモデル。
NI-FS770よりも水タンク容量が少なめで、連続4分間と運転時間がやや短めになっています。
NI-FS420 (ベーシックモデル)
パナソニック衣類スチーマーのベーシックモデル。
360°スチーム・瞬間パワフルスチーム機能は非搭載で、基本的なスチーム機能のみとなっています。
NI-MS100 (コンパクトモデル)
パナソニック衣類スチーマーの軽量コンパクトモデル。
折り畳めるコンパクト形状・海外電圧にも対応で携帯性の良さが特長ですが、連続スチームはできず単発噴射のみ・立ち上がりに約2分かかるなど機能面ではやや劣ります。
パナソニック衣類スチーマーシリーズ比較一覧表
パナソニック衣類スチーマーシリーズ4機種の違いを比較表にまとめましたので、機種選びの参考にご覧ください。
機種の違いはこちらの記事で詳しく解説
パナソニックの衣類スチーマー4種類の違いを比較!選び方やおすすめ機種も紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
パナソニックの衣類スチーマーNI-FS770を使ってみた
今回は、パナソニックの衣類スチーマーNI-FS770をレンタルして実際に使用してみました。
スチームの量はどのくらいなのか?衣類のシワはしっかり伸びるのか?使い勝手はどうなのか?など、気になる部分について詳しく検証していきます。
外観レビュー
さっそく開封してみました。衣類スチーマー本体のほかにスタンドと専用カップ、説明書が付属しています。
本体は、コンパクトなアイロンといった見た目。前面はシンプルなデザインで、背面に電源スイッチや説明書きなどが配置されています。
手元にはモード選択ボタン。かけ面はすべりの良いセラミックコートで、6つの穴からワイドにスチームが噴射されるようになっています。
衣類スチーマーの使い方
それでは実際にパナソニック衣類スチーマーを使いながら、使い方を確認していきましょう。
水道水を入れる
本体側面の給水口のフタを外し、タンクに水を入れます。
給水には必ず常温の水道水を使用し、専用カップを使ってこぼさないようにゆっくりと水を注ぎます。
電源スイッチをON
給水口のフタをしっかりと閉め、電源スイッチを入れます。
手元の赤いランプが点滅から点灯に変わったら、準備完了です。
スチームボタンを押す
ハンドルのスチームボタンを押すと、押している間だけスチームが出続けます。
高温スチームを約10秒続けると瞬間4倍パワフルスチームを出す準備が整い、一番上に赤いランプが点灯します。その状態でスチームボタンを2回押すと、瞬間4倍パワフルスチームが噴射されます。
もう一度瞬間4倍パワフルスチームを出したい場合は、再度高温スチームを約10秒出し続けます。
使用後は電源オフ
使い終わったらスタンドに乗せて電源スイッチをOFFにします。
万が一電源を切り忘れても、60分間操作をしないと自動でヒーターオフになるので安心ですね。
スチーム噴射の様子
こちらの動画は、パナソニック NI-FS770でスチームを噴射している様子です。
通常の高温スチームは、たっぷりのスチームがゆっくりと噴射されている印象でした。それほど勢いはないものの、かけ面よりも広い範囲にスチームが広がって手軽にケアができそうです。
さらに瞬間4倍パワフルスチームだと、スチーム量も風量も段違いにアップします。ひらひらの素材だと布が吹き飛ばされるほどの勢いがあるので、最初はかなり驚くと思います。
一瞬しか出ないのは難点ですが、やはり瞬間4倍パワフルスチームを使うとシワ伸ばしの効果も高いように感じました。
シワ伸ばしBefore&Afeter
今回は、NI-FS770を使ってこちらのレーヨン・ポリエステル・麻の混紡素材のシャツのシワを伸ばしてみました。
まずはシワ伸ばし前の状態。ハンガー干しの跡がついて細かなシワも多く、なんだかヨレヨレな印象です。
ハンガーにかけたままで衣類スチーマーとしてシワ伸ばしをした状態です。
写真ではわかりづらいのですが、全体的に細かいシワが取れてふんわりとした仕上がりに。普段なら気にせず着られるレベルではありますが、深めのシワや袖や襟などの細かい部分のシワが残っているのでピシッと仕上げたい場合は満足できないかもしれません。
最後に、残ったシワをアイロン台でプレスしてシワ伸ばしをした状態です。
細かい部分のシワまでしっかり伸びて、パリッとしたシャツに仕上がっています。やはりプレスで仕上げるときちんとした印象になりますね。これならかしこまった場にも着ていけそうです。
使って実感したパナソニック衣類スチーマーの魅力と注意点
パナソニックの衣類スチーマーを使ってみて、パワーも使い勝手も満足の水準でかなり完成度の高い衣類スチーマーだと感じました。
ほとんどデメリットと言えるような部分はなく人気の理由にも納得でしたが、一部人によっては気になってしまうかもしれない部分も。
今回実際に使って感じたパナソニック衣類スチーマーの魅力と注意点についてまとめましたので、購入前にチェックしてみてください。
○ 想像以上のスチーム量にびっくり
NI-FS770は、スチーム量平均約11g/分と数字のうえでは他社の衣類スチーマーと比べてそれほど多くはありません。
そのため、スチームが少なすぎるのではと不安に思っていたのですが、実際に使ってみると想像以上にたっぷりのスチームが出てきて驚きました。
通常の高温スチームだとスチームの勢いはあまりないのですが量としては十分で、衣類に近づけて使えばしっかりとスチームを含ませてシワを伸ばすことができます。
さらにすごいのが、瞬間4倍パワフルスチーム。スチーム量も勢いも格段にアップして過去に使った衣類スチーマーのなかでもトップクラスのパワフルさでした。
「この勢いがずっと出せたらいいのに…」と思ってしまいますが、すぐに水が切れてしまいそうなのでやはり10秒に1回程度が限界なのでしょう。
○ どの向きでもスチームが出るのが使いやすい
パナソニック NI-FS770の特長でもある「360°パワフルスチーム」。これがあるだけで使い勝手が格段に向上することを実感しました。
とくにワンピースやズボンの裾やジャケットの袖、ソファの座面、カーペット、カーテンの下のほうなどは、真横に向けているときにしかスチームが出ないタイプの衣類スチーマーだとケアが難しい場所。
そういったところにも360°パワフルスチームのおかげで楽にスチームを当てることができるので、衣類だけでなく家中いろいろなものに使いやすそうですね。
○ 立ち上がりが早くてすぐに使える
私の場合はとくにお出かけ前に着ていく服のシワが気になって衣類スチーマーを使うことが多く、立ち上がりの早さは嬉しいポイントでした。
水を入れたら約19秒ですぐに準備ができるので、ほとんど起動待ちをすることはなくストレスフリーでした。
お出かけ前の忙しい時間にもすぐに準備して衣類のケアができるので、キレイな服で自信をもって人前に出ることができます。
○ コンパクトで軽い
NI-FS770の本体重量は、約705g。タンク満水時の重量も約820gで、衣類スチーマーとしてはかなり軽量コンパクトな部類に入ります。
ハンドルも太すぎず細すぎずグリップしやすいので、それほど重さを感じずに使えました。
また、ボタンを押している間しかスチームが出ないので「ずっと押しっぱなしにするのは大変そう…」と思っていたのですが、ボタンがとても軽いタッチなのでそれほど負担にはなりませんでした。
さすがに大量の衣類を一気にスチームがけすると疲れてしまいますが、1~2枚をサッとかける程度であれば重さは気にならないと思います。
○ アイロンとしても十分使える
パナソニック NI-FS770は、アイロンとしても使える2Wayタイプ。アイロンを持っていない我が家としては、一台二役で理想的な衣類スチーマーでした。
通常のアイロンと比べるとかけ面が狭いため大量のシャツのアイロンがけには向きませんが、ちょっとした小物や部分仕上げ程度の用途であれば十分。
なにより時間も手間もかからず手軽に使えるのは、かなりアイロンがけの心理的負担が軽くなりました。
さらに気軽に使うならアイロンミトンが便利
さらに部分的なアイロンがけを気軽にするなら、アイロンミトンがおすすめ。
ハンガーにかけたままでプレスができるので、シャツの細かい部分のシワ伸ばしにぴったりです。
パナソニック衣類スチーマーと一緒にぜひ用意しておきたいアイテムですね。
× いちいちカップを使って給水するのが面倒
NI-FS770を使用していて、数少ないデメリットの一つが給水の手間です。
タンクが本体と一体になっているので水道から直接給水することができず、付属のカップを使って慎重に水を注ぐ必要があります。
手軽さが魅力の衣類スチーマーですが、唯一この作業だけが面倒くさい…!
この手間が負担に感じるかどうかは人によって感じ方が異なるので、機種選びの際に考慮しておくことをおすすめします。
× 収納がスマートではない
個人的にはそこまでデメリットには感じませんでしたが、カバーなどが無くコードがむき出しのため収納時の見た目がスマートでない点も、人によっては気になってしまいそうです。
また、給水用のカップもそばに置いておく必要があるので、収納場所については事前に検討しておくほうがいいでしょう。
パナソニックの衣類スチーマーで衣類のキレイをキープ
パワー・手軽さ・使い勝手…すべてにおいて完成度が高いパナソニックの衣類スチーマー NI-FS770。
普段は手軽な衣類スチーマーとして、たまにしっかりアイロンとして、一台二役で使いたい方におすすめの衣類スチーマーです。
一家に一台あると便利なパナソニック衣類スチーマーを用意して、毎日キレイな洋服でお出かけしませんか?
衣類スチーマーはレンタルで試せる
パナソニックの衣類スチーマーを買おうかどうか迷っている方は、衣類スチーマーをレンタルして試してみる方法もおすすめです。
家電レンタルサービスのRentio(レンティオ)では、パナソニックの衣類スチーマーをレンタルして試すことができます。
気に入ったらそのまま購入も可能なので、ぜひ一度気軽に試してみてはいかがでしょうか?
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