ティファールの衣類スチーマー「アクセススチーム」使用レビュー!使い方や他機種との違いも 解説
更新日2023/08/16
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スチームを当てることでハンガーにかけたまま洋服のシワを取ることができる衣類スチーマー。アイロンよりも手軽に使える便利な衣類ケア家電です。
衣類スチーマーの中でも、人気の商品が「T-fal (ティファール) アクセススチーム」シリーズ。パワフルな大量スチームと使いやすい独自の形状が魅力の衣類スチーマーです。
今回は、実際にティファールの衣類スチーマー「アクセススチーム」を使って、その実力を詳しく検証しました。
アクセススチームシリーズの機種ごとの違いについても解説していますので、購入の参考にしてみてください。
もくじ
ティファールの衣類スチーマー「アクセススチーム」
取っ手のとれるフライパンや電気ケトルなどキッチン用品で有名なメーカーT-fal(ティファール)。
じつはキッチン用品以外に衣類スチーマー・スチームアイロンといった衣類ケア用品も発売しています。
ティファールの衣類スチーマーの中でも、とくに人気なのが「アクセススチーム」シリーズです。
大容量のスチーム
ティファール アクセススチームの最大の特長が、スチーム量。
衣類スチーマーは、からまった状態で乾燥した繊維に水分を与えてほぐすことでシワを伸ばすもの。また高温のスチームには、殺ダニ・衣類の除菌・脱臭・アレル物質対策・花粉対策などの効果もあります。
ティファール アクセススチームならたっぷりの蒸気が繊維のすみずみまで浸透し、短時間でしっかりシワを伸ばして衣類をキレイにしてくれます。
人間工学に基づいたデザイン
ティファール アクセススチームは、従来のアイロンとはまったく違う形状。持ち手の大きいヘアドライヤーのような独特な形をしています。
この本体デザインにはきちんと意味があって、上下に動かす際に安定しやすいよう人間工学に基づいて設計された形状になっているそうです。
服をハンガーにかけた状態で上下に動かして使う衣類スチーマーならではの形状というわけですね。
ティファール アクセススチームを使ってみた
今回ティファール アクセススチームをレンタルして実際に使ってみました。
ドラム式洗濯機でクシャクシャになった洋服のシワはしっかり伸びるのか!?検証してみたいと思います。
アクセススチームの使い方
まずはアクセススチームの使い方を確認していきましょう。
こちらが同梱品です。本体のほかにヘッドカバー、ブラシ、ドアフックが付属しています。
手元のスイッチを上に押しあげながら水タンクを取り外します。
ゴムキャップを外して給水したら、カチッと音が鳴るまでしっかり挿しこんで元に戻しましょう。
ヘッドにヘッドカバーまたはブラシを取り付けます。上部をはめ込んでから下部を押し込むと、カチッと音が鳴ってしっかりセットできます。
電源をコンセントにつないだら、手元のボタンを押して電源ON。ボタンのランプが点滅から点灯に変わったら準備完了です。
トリガーを引いている間だけスチームが出てきます。なおトリガーにはロックもかけられるので、ずっと押しっぱなしにする必要はありません。
実際にアクセススチームを使っている様子
それでは実際にアクセススチームで綿麻素材のズボンのシワを伸ばしてみます。
片手で布を引っ張りながら、ゆっくりと上下に動かしてスチームを当てていきます。
こちらの動画では撮影の関係で布を引っ張らずにスチームを当てているだけですが、30秒くらいでかなりシワが伸びました。
シワ伸ばしBefore&Afeter
こちらは動画の直後、右半分だけスチームをかけた状態の画像です。
アップにすると、左右でシワシワ感が全然違うのがわかりますね。
アイロンのようにプレスしなくても、スチームだけでここまでシワが伸びるなんて想像以上でした。
最後に、左側もスチームをかけて完成です!
動画ではスチームを当てただけだったので右半分に1分10秒くらいかかったのですが、左半分は布を引っ張りながらスチームを当てたので30秒程度でシワを伸ばすことができました。
アクセススチームでのシワ伸ばしBefore&Afeter
綿麻ズボンは短時間でもシワが伸ばしやすかったのですが、その他の素材でも使えるのでしょうか?色々な素材の洋服を使ってシワ伸ばし性能を検証してみました。
混紡素材のシャツ
こちらはレーヨン・ポリエステル・麻の混紡素材のシャツです。
ハンガー干しの跡がシワになってしまっていましたが、短時間でしっかりとキレイになりました。
化学繊維のシャツ
こちらはポリエステル100%でテロテロ素材のシャツです。
全体的に細かいシワがたくさんついていましたが、スチームでツルツルに。比較的時間もかからずに仕上がりました。
綿のTシャツ(薄手)
綿100%の割と薄手なTシャツです。
ハンガー干しのシワが全体的に取れて、清潔感のある印象に。ただ深めのシワは少し残ってしまいました。
綿のTシャツ
こちらも綿100%のTシャツです。きちんと畳まずにタンスに放り込んであったため、なんだかヨレヨレ…。
スチーム後はシワが伸びてピシッとした印象になりました。
綿のTシャツ(厚手)
こちらは比較的厚手の綿100%Tシャツ。
ドラム式洗濯機で乾燥→洗濯機内にしばらく放置→畳まずタンスにポイというかなり過酷な環境にいたため、相当なシワレベルでした。
厚手だったこともあり時間はかかったものの、見違えるほどキレイになりました。黒なので伝わりづらいかもしれませんが、個人的には一番のBefore&Afeterです。
綿麻のスカート
こちらは綿麻素材のスカート。
全体写真で見るとわかりづらいのですが、広げてみると違いが一目瞭然。シワが取れてクシャクシャ感がなくなりました。
綿のシャツ
こちらは綿100%のシャツですが、スチーム前からそこまでシワが多くなかったこともあり劇的な変化は見られませんでした。
素材的には衣類スチーマーとの相性はそこまで悪くなさそうでしたが、襟やポケットなど細かい部分のスチームが難しい洋服でした。
全体的な使用感としては、化学繊維を使っている洋服や薄手の洋服だと衣類スチーマーとの相性が良く、比較的早くキレイにシワを伸ばすことができました。
また、ハンガー干しなど乾燥中についたシワよりも、畳みじわなど乾燥後についたシワのほうが取れやすい印象でした。
使って実感したティファール アクセススチームの魅力
今回はじめて衣類スチーマーを使用した私。使う前に「衣類スチーマーはアイロンほどはシワが伸びない」という噂も耳にしていたので、そこまで期待はしていませんでした。
ところが、アクセススチームを実際に使ってみると、いい意味で期待を大きく裏切られる結果に。「我が家の用途なら衣類スチーマーで十分…というかむしろぴったりなのでは!?」と思ってしまうほどでした。
実際に使っている中で感じたティファール アクセススチームの魅力と評価ポイントについて、詳しくお伝えしたいと思います。
時間も手間もかからない
衣類スチーマー最大の魅力が、時間も手間もかからずサッとシワ伸ばしができること。
シャツにアイロンがけをする場合、アイロン台の準備など手間がかかる上に座った状態での作業になるのでかなり億劫。ちょっと気合いを入れないとできない家事ですよね。
ところが衣類スチーマーなら、ハンガーにかけた状態で立ったまま使えて、準備にも時間がかかりません。シャツ1枚なら準備~片づけを含めても、わずか数分程度で終わります。
夜にわざわざ時間をとらなくても、朝の忙しい中で気軽に衣類のケアができるのは便利でした。
想像以上にシワが伸びる
シワがあまり取れないイメージがあった衣類スチーマーですが、個人的にはほとんどの洋服で満足できる仕上がりになっていました。
衣類の素材やシワの深さによっては取れにくいものもありましたが、全体的な細かいシワが伸びるだけでもかなり印象が変わります。
すべてのシワを完璧に取りたい几帳面な方にはあまり向かないかもしれませんが、大部分をキレイにできればOKという方にはぴったりだと思います。
トリガーロックと独特な形状で重さを感じにくい
アクセススチームは、水を入れた状態で約1kgと重めの衣類スチーマー。
最初は1kgの家電を振り回すなんて筋トレか…と思いましたが、意外にも短時間であればそれほど重さを感じずに使えました。
トリガーロックでボタンを押し続ける必要もなく、上下に動かしやすい独特な形状も楽に使える理由のようです。
さすがに10分以上連続で使っていると腕がだるくなってきますが、シャツ1~2枚かけるくらいであれば女性でも十分扱えるかと思います。
給水の手間が少ない
アクセススチームは水タンクが大容量なのも魅力の一つ。
使用中に何度も給水に行かなくていいのは、面倒くさがりの私にとっては嬉しいポイントでした。
目安としては4枚以上かけるときはだいたい給水が必要になるので、まとめて一気にシワ伸ばしをしたいならアイロンのほうがいいかもしれません。
アクセススチームは、あくまで今日着る服をササっと1~2枚だけシワ伸ばししたい人向きだと思います。
ダウンやコート、ソファなど洗いづらいものにも使える
なかなか家では洗えないダウンやコートも、アクセススチームがあればお家で日常のケアができます。
飲食店でついてしまったニオイなどもスチームをしっかり当てることである程度は取れますし、外でついた花粉を落とすのにも役立ちます。洗うわけではないので汚れを落とすことはできないのですが、日常のケアなら十分。
ソファやカーテン、布団など衣類以外にも使えるので、家中で活躍してくれそうですね。
少し気になるティファール アクセススチームのデメリット
我が家では大活躍だったアクセススチームですが、人によって合う合わないが大きそうな商品だと感じました。
購入前にデメリットとなりそうなポイントはしっかりチェックして、納得して選ぶことをおすすめします。
やっぱり重い
いくら扱いやすい形状とはいえ、重いものは重い!と感じる方も多いようです。
力に自信のない方やまとめて何枚もシワを伸ばしたい方は、アクセススチームよりも軽い衣類スチーマーかアイロンを選ぶほうがいいかもしれません。
大きくて収納場所をとる
アクセススチームで意外と困ったのが、収納場所問題。
我が家の場合、高さが引っかかって置きたかった場所にギリギリ入りませんでした。その後色々な場所を検討した結果、クローゼットからは若干離れたカラーボックスの上に置くことに。
こんな感じで引っ掛けて収納もできるようですが、出っ張るので場所を選びそうです。
いずれにせよ収納場所をどこにするかは、あらかじめ考えておくほうが良いでしょう。
水滴が垂れることがある
アクセススチームを使っていて、水滴が垂れることがあるのも少し気になりました。
衣類に水滴がついて多少濡れたり、使用後床に水滴が落ちたりすることもありました。
私自身はそれほど気にならなかったのですが、すぐに出かけたいときやオシャレ着の場合はあまりヘッドを近づけすぎずに使ったほうがよさそうです。
下向きでは使えない
アクセススチームは基本的に壁に向かって使います。そのため、地面と垂直~やや上向きにして使う構造になっていて、下向きにスチームを吹き出すことはできません。
例えばソファの座面に使いたいときには、吹出口を真下に向けるのではなく少し斜めにして使う必要があります。
カーペットやマットレスなど衣類以外にも使うことが多い方は、下向きでも使えるタイプの衣類スチーマーがおすすめです。
完璧を求める方には向かない
衣類スチーマーでは、おおまかなシワは取れますがアイロンほどパリッとした仕上がりにはなりません。
また、布を引っ張りながらスチームを当てるという仕組みのため裾や襟など細かい部分は伸ばしづらく、ある程度は諦めも必要です。
普段使いで自然に仕上げたい方には向いていますが、クリーニング後のような完璧な仕上がりを求めるならアイロンをおすすめします。
ティファール アクセススチームシリーズ 5種類の違い
ティファール アクセススチームシリーズには、今回使用したスタンダードモデルも含めて5種類のモデルがラインナップされています。
アクセススチーム プラス (/ ノワール / ビームスデザイン)
アクセススチームシリーズの高機能モデルです。
もっともスチーム量が多い20g/分で、2つのモード切替と大容量185mlの水タンクが特徴です。
なお「ノワール」「ビームスデザイン」は色違いで、機能やスペックは同じです。
アクセススチーム ホワイト (/ ブラック)
こちらは「プラス」よりもややスチーム量が低い18g/分となっています。
スチーム量以外「プラス」とほぼ同等のスペックでありながら、価格が安くお買い得なモデルです。
なお「ブラック」は色違いで、機能やスペックは同じです。
アクセススチーム
アクセススチームシリーズのスタンダードモデルで、今回使用したものです。
「ホワイト」からモード切替機能がなくなり、やや軽量化しています。
アクセススチーム ライト (/ ロゼ)
アクセススチームシリーズの小型軽量モデルです。
スチーム量は15g/分と低めですが、コンパクトで軽いのが特徴です。
なお「ロゼ」は色違いで、機能やスペックは同じです。
アクセススチーム ポケット
「ライト」よりもさらに軽く、折りたためるコンパクトモデルです。
スチーム量は13g/分と低め。そのぶん立ち上がり時間が15秒ですぐに使えるのがメリットです。
他のモデルとは付属品が異なる点にも注意が必要です。
アクセススチームシリーズ 比較表
アクセススチームシリーズ5機種の違いをこちらの比較一覧表にまとめました。
(※2020/12/23時点の価格)
アクセススチームシリーズの違いをさらに詳しく知りたい方はこちら
ティファールの衣類スチーマー「アクセススチーム」5種類の違いを比較!選び方やおすすめ機種も紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ティファール アクセススチームで毎日手軽に身だしなみ
日常使いなら十分に満足できるシワ伸ばし性能と使い勝手の衣類スチーマー「ティファール アクセススチーム」。
服のシワが気になるけど毎日アイロンはちょっと面倒…という方にぜひおすすめしたい衣類スチーマーです。
ティファールの衣類スチーマーを使って、毎日手軽に身だしなみケアを始めてみてはいかがでしょうか。
衣類スチーマーはレンタルで試せる
アクセススチームが気になっていても「重さに耐えられるかな…」「手持ちの服にはちゃんと使える?」など、実際に使ってみないとわからない部分も多いですよね。
そんな方には、衣類スチーマーをレンタルする方法もおすすめです。
家電レンタルサービスのRentio(レンティオ)では、ティファールをはじめ衣類スチーマーをレンタルして試すことができます。
気に入ったらそのまま購入も可能なので、ぜひ一度気軽に試してみてはいかがでしょうか?
[レンタル] ティファール 衣類スチーマー アクセススチーム – Rentio[レンティオ]
[レンタル] 衣類ケア・衣類スチーマー 一覧 – Rentio[レンティオ]
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