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猫様と一緒に暮らす愛猫家にとって注意すべき病気といえば、泌尿器系の病気。
膀胱炎や尿路結石、腎臓病といった泌尿器系疾患は、猫様がかかりやすい代表的な病気です。年齢・性別問わず発症リスクが高いので、常におトイレ事情には気を配り異常を早期発見したいものです。
大切な猫様の病気を予防したいと願う愛猫家のみなさんにぴったりの商品が、「Catlog Board (キャトログ ボード)」。
普段使っている猫様トイレの下に置くだけでおしっこ・うんちの量や回数、体重まで自動で測定してくれて、スマホアプリから健康状態を見守れる健康管理デバイスです。
今回そんなCatlog Boardの実力を検証すべく、最近膀胱炎になってしまいおトイレ事情が気になる猫様・マルタさんにご協力いただき、実際にCatlog Boardを使ってレビューしました!
もくじ
猫様のトイレと体重を見守る「Catlog Board (キャトログ ボード)」
Catlog Board (キャトログ ボード)は、普段使っている猫様用トイレの下に置くだけでおしっこ・うんちの量や回数、体重を計測できるボード型のIoTデバイスです。
猫様の健康のバロメーターでもある排泄・体重情報を手軽に測定して管理できるので、安心して猫様と一緒に暮らしたい方から注目を集めています。
まずはCatlog Boardがいったいどんなデバイスなのか?Catlog Boardの特徴をご紹介します。
トイレの下にボードを置くだけで自動測定
Catlog Boardは、今使っているトイレの下に置くだけで使える測定用のボード。
使い慣れたトイレや猫砂をそのまま使用できるので、こだわり派の猫様でも環境の変化によるストレスはありません。
ボードは凹凸のないツルっとした素材で、水拭きで簡単にお手入れができます。
完全防水・完全防塵仕様ではないものの、表面に多少おしっこや猫砂がこぼれてしまう程度であれば大丈夫です。
また、Catlog Boardは電池式で完全コードレスなので、トイレの場所を問わず使えて電源コードを噛んでしまう心配もありません。
もちろん多頭飼いでも使用可能。体重やトイレ頻度などの違いから、AIが自動識別してくれます。
排泄情報・体重データはスマホアプリで確認
Catlog Boardで測定された猫様のデータは、リアルタイムでスマホアプリに自動送信されていつでもどこでもチェックすることができます。
Catlog Boardでは、以下のデータが測定可能。
毎回のデータを確認できるのはもちろん、普段のデータと異なる傾向を検知した場合はアプリからお知らせもしてくれます。
見た目だけではわかりづらい猫様の変化に早い段階で気づくことができて、生活改善や通院の目安にもなりそうです。
利用料金について
Catlog Boardを利用するためには、本体の購入代とアプリの月額利用料金が必要となります。
本体代は、初めて購入する場合は税込9,900円・通常価格だと税込14,850円。
アプリの月額利用料金は1猫様ごとに780円で、多頭飼いの場合は頭数分加入が必要になります。(※デバイスの数や飼い主さんの数には制限はありません。)
Catlog Board (キャトログ ボード)の設定と使い方
今回、Catlog Boardをお借りして1ヶ月体験してみました!
マルタさんも届いた箱に興味津々ですね。
さっそく開封してみましょう!
Catlog Board本体外観
本体は白一色で、つるっとした素材感。シンプルなデザインで、どんなお部屋にもなじみそうです。
サイズは幅48.05cm×奥行33cm×高さ3.77cm。本体重量は約3.8kg。
片手で持つにはやや大きく重いので、設置の際は両手で持って移動しましょう。
裏面には、滑り止めと上下2か所に電池を入れる場所があるので、向きに気を付けて電池をセッティングします。
なお電池は付属していないので、単3アルカリ乾電池×6本を用意してくださいね。
それではCatlog Boardを使用する準備をしていきます。
1. アプリをダウンロードしてログイン
始めにスマートフォンにCatlogアプリをダウンロードします。
初期設定はアプリの指示に従うだけなので、そこまで難しくありません。
まずは「はじめる」ボタンを押してアカウントを作成し、ログイン。
設定するデバイスを選んで次に進みます。
2. 本体電源を入れてアプリと接続
電池セッティング済みの本体の、側面ボタンを長押しすると電源ONになります。
設定に必要なので、アプリでBluetoothと位置情報の使用可否を問われたら必ず許可してください。
もう一度側面のボタンを長押しすると、LEDの色が青色に変わって自動でデバイスを検索してくれます。
自宅の2.4GHzの無線LANを選択してパスワードを入力したら、Catlog Board側面のボタンを長押ししてLEDの色が緑に変わったら接続完了です。
3. 各種情報を入力し、ボードをトイレの下に設置
続いて、Catlog Boardに乗せるトイレを選択します。
今回はトイレの型番がわからなかったため、不明で登録しました。(※トイレの種類がわからなくても判定精度に影響することはないそうです。)
トイレの名前は、複数箇所ある場合はリビング・寝室・廊下など設置場所が見分けられる名前を付けると良いですね。
Catlog Boardをトイレの下に設置しました。
マルタさんはボードの存在に気づいていない?ようで、まったく気にしていませんでした。
最後にアプリで猫様の情報追加をしたら、準備完了です!
「Catlog Boardのある生活」を体験!猫様のおトイレ事情を見守ってみた
それでは、準備が整ったところで実際にCatlog Boardのある生活を体験してみましょう。
今回ご協力いただいたのは、おトイレ事情が気になるマルタさん。
少し恥ずかしいかもしれませんが、ご協力どうぞよろしくお願いします!
マルタさんのプロフィール
マルタさん(@malmalmalta927)は、2歳の男の子。(2022年1月現在)やんちゃで天真爛漫な塩顔イケメンです。
生後3ヶ月頃に夫婦2人で暮らすお家に保護猫さんとして迎えられ、すくすく育って体重は約4kgに!
先月膀胱炎になってしまい現在は完治しているのですが、再発予防のため療法食に変更して経過観察中です。
トイレを使用するまで待機…
それではマルタさん、さっそくお願いします!
…と言われても、そんなにタイミング良くトイレをしたくならないですよね。
次のおトイレタイムまで、しばし待機しましょう。アプリのホーム画面にはトイレのイラストも待機中。
Catlogペンダントでは猫イラストが表示されてかわいいのですが、トイレのイラストではあまりテンションが上がりませんね。(笑)
トイレ直後のアプリ画面
ようやくマルタさんがトイレに!
排泄直後のホーム画面には、トイレをする猫イラストが出現します。かわいい~!
ホーム画面では当日のデータ概要を見ることができて、通常と異なる数値が検知されたらお知らせもしてくれます。
季節限定のイラストも
ちなみに特別な季節や日付には、限定のイラストも公開されます。
こちらはクリスマス仕様のイラスト。限定画面で一年中楽しめそうですね!
「猫日誌」に詳細な記録がまとまる
さらに詳細なデータは、「猫日誌」で確認可能。
タイムライン形式で当日のトイレ利用記録が表示されるので、何時にどのくらいの量の排泄をするのか等猫様のトイレサイクルを把握することができます。
猫日誌のデータが間違っていた場合は、タイムラインから編集・削除が可能です。
Catlog Boardには苦手な判別もあるようで、トイレ掃除・移動の際などに誤判定が出ることが多かったため、編集が必要でした。
こういった誤判定の修正をもとに、AIが学習して判別の精度が上がっていく仕組みになっています。
過去のデータも週・月・年ごとにグラフで記録
データが溜まってくると、過去のグラフを見て変化の確認もできるようになります。
という5種類のグラフが、それぞれ週・月・年ごとに表示されます。
長期的な視点でデータが可視化されることで、体調の変化にも気づきやすくなりますね。
グラフには似た年齢・体重の猫様の平均データも表示されます。
猫様にはそれぞれ個性があるため一概に「平均と違う=悪い」ということではありませんが、普段なかなか知ることのできないデータなので参考になって良いですね。
Catlog Boardを使ってみた感想
今回約1ヶ月ほどCatlog Boardを体験してみました。
実際に使ってみると良い点・悪い点どちらも見えてきたので、これから導入を検討しているすべての猫好きさんのためにCatlog Boardを実際に使った感想について詳しくお伝えします!
(※Catlog Boardの機能は随時追加されるとのことなので、2022年1月の使用時から機能が変更になる場合もあります)
○ 通常のトイレの状態がわかって変化に気づきやすい
Catlog Boardを使っていて、やはり健康のバロメーターが数値で見える安心感は大きいと実感しました。
普段ずっと家にいる方ならまだしも、お留守番が多かったり多頭飼いだったりするとすべてのトイレ事情を完璧に把握するのは難しいと思います。
猫様は体調の悪さを隠してしまう生き物なので、下痢や血尿など明らかな症状が出て病院に行った時にはかなり調子が悪くなっていることも多いそうです。
長期間のデータから普段の状態を知っておくことで、早めに変化に気づいて獣医さんに相談しやすくなるのはありがたいですよね。
○ 毎日体重測定してくれるので食事管理にも役立つ
猫様の体重管理が重要なのはわかっていても毎日抱っこして測るのも億劫で、気づいたら適正体重をオーバー…なんてことも多いですよね。
モチモチふくふくの猫様もかわいいのですが、健康を考えると人間側が気を配ってあげたいところ。
Catlog Boardがあれば毎日体重測定ができて、「先週よりも体重が増えています」といった体重変化の通知もくれます。
食事やオヤツの量を調整しやすいですし、子猫の場合は成長記録にもなって便利ですね。
○ いつものトイレが使えるので慎重派の猫様にもぴったり
他社のようなトイレをまるごと置き換えるタイプの排泄データ計測デバイスだと、どうしても使ってくれるかどうか?の不安が付きまといます。せっかく導入しても使ってくれなければお金の無駄です。
Catlog Boardなら今使っているトイレをそのまま使えるというのは、大きなメリットだと感じました。
マルタさんもビビりな性格なので警戒して使ってくれないかもと不安だったのですが、いつものトイレということでまったく問題ありませんでした。
慎重な性格の猫様や、トイレにこだわりのある猫様には、愛用のトイレをそのまま使えるCatlog Boardのほうが良いでしょう。
○ トイレ掃除のタイミングがわかる
これは本来の目的である健康管理とは別の話になってしまうのですが、トイレ掃除のタイミングがわかるのは思わぬ収穫でした。
マルタさんがトイレを利用するたびに通知が来るので、目を離していても掃除タイミングがわかってすぐにトイレをきれいにすることができました。
広いお家で複数トイレがある場合なども、各トイレにCatlog Boardを設置しておけばすべてのトイレをチェックする必要がなく便利ですね。
○ 多頭飼いのお家だとより便利そう
今回はマルタさんのみのお家で使ったのですが、1頭1頭の健康管理が難しい多頭飼いのお家だとさらにCatlog Boardを便利に使えると思います。
マルタ家でも将来的にはもう一頭お迎えしたいと考えているので、そうなるとそれぞれのトイレ事情が見分けられるCatlog Boardが健康管理にものすごく役立ちそうです。
…とはいえ多頭飼いで気になるのが、個体判別の精度ではないでしょうか。
多頭飼いの場合は体重やトイレ行動によってAIが判別しているため、まったく同じ体重の猫様がいる場合は誤認識することもあるようです。
その場合は、排泄記録の修正と同様にアプリから修正を行うことでAIが学習し、徐々に精度が向上していくそうです。
また、同シリーズの首輪型IoTデバイスCatlog Pendantを使用している場合は、ペンダントで取得した情報も参考にして判別するため、精度がより良くなるそうです。
○ メンテナンスの手間も少ない
Catlog Boardは表面に凹凸のないつるっとした素材で、お手入れも拭き取りだけでものすごく手軽でした。
完全防水ではないので丸洗いはできませんが、定期的に拭き掃除をしていれば十分衛生的に使えそうです。
また、電池交換の目安は約6ヶ月ごと。手間の面でもコスト面でも、それほど負担にならない頻度だと思います。
○ 外箱が爪とぎになる嬉しい一工夫も
Catlog Boardが届く外箱は、爪とぎとしても使える構造になっています。
普通なら捨ててしまうはずの段ボールを猫様のために変形させる発想は「さすが猫様のための会社!」と思わず感心してしまいました。
マルタさんも大満足で遊んでくれて良かったです(笑)
○ Catlogペンダントとの併用でさらに安心
Catlog Boardで排泄情報・体重の管理をしつつ、同シリーズの首輪型IoTデバイス「Catlog」を併用すればさらに多面的な健康管理が可能になります。
Catlogペンダントでは、「寝る」「くつろぐ」「歩く」「走る」「食べる」「水を飲む」「毛づくろい」といった行動を検知可能。
日中の運動量と食事量のバランス・飲水回数とおしっこ量など、トータルで猫様の健康を見守ることができます。
デバイスが増えてもアプリの月額利用料金は1アカウント分でOK!せっかくCatlog Boardを導入するならペンダントと一緒に使うことでさらに安心感が増すので、シリーズでの購入がおすすめです。
「Catlog」について詳しくはこちら
愛猫の見守り首輪「Catlog」を共働き家庭で2週間使ってレビュー!留守中の行動を妄想できて尊い… – Rentio PRESS[レンティオプレス]
△ トイレが多いお家だとボードもたくさん必要
とくに多頭飼いのお家だと、猫様ごとにトイレを用意していることも多いはず。また、気分によって複数のトイレを使い分けるこだわり派の猫様もいますよね。
家の中にボードが設置されていないトイレがあると正確な排泄情報が記録できないため、Catlog Boardはトイレと同じ数用意するのが理想です。
実際マルタ家でもトイレ2台のうち1台のみにしかCatlog Boardを設置していなかったため、データがぶれて「先週よりもおしっこの量が減っているようです」等のアラートが頻発してしまいました。
アプリの追加料金はかかりませんが、ボード本体の価格は税込¥16,280なのでトイレの数が多いほど費用がかさんでしまいます。
決して安くはありませんが、愛する猫様の健康のための投資と思えばいくらでも課金できちゃいますよね。(笑)
△ 家族みんなで見守れるが、共同飼い主にはできないことも
Catlog Boardでは「共同飼い主」機能により、複数人で猫様の様子を見守ることができます。
ただし、最初に設定をしたオーナーと共同飼い主では使える機能に差があります。
デバイスの設定や通知の受信、行動判定のフィードバックや編集などは、オーナーのみが使える機能。共同飼い主には利用できません。
今回はオーナー1名・無料の共同飼い主1名でマルタさんを見守りましたが、オーナー目線では前週比のアラートなど通知が多すぎる・誤判定のフィードバックや記録の編集等はすべてオーナー対応など、負担が多く感じてしまいました。
一方の共同飼い主目線では、気が向いたときに見守れる気軽さはありつつも、変化やトイレ利用などの通知が来ないため利用頻度が徐々に低下…。
離れて暮らす家族の見守り程度なら良いのですが、同居の家族だと機能の差によって不公平感が出そうだなと感じました。
△ トイレを動かすと一時的に誤判定が出ることがある
今回使用しているなかで、トイレを移動させたりトイレの種類を変更したりすると一時的に誤った計測がされることがありました。
しばらく時間が経つと自動で正常な状態に戻るのですが、トイレを動かした際にはタイムラインをチェックして修正が必要になります。
そこまで手間ではないのですが、トイレ移動後にアプリからトイレ情報をリセットするなどできたらいいなぁと思いました。
△ うんち&おしっこ同時にしたときの記録は正確ではない
大小同時にするスタイルの猫様の場合、正確な記録にはならない点には注意が必要です。
大小同時にした場合は、うんちとおしっこで50%:50%の重量で記録されます。
これはCatlogBoardに蓄積された過去のデータを解析した結果、平均が50:50だったことからこのようになっているそうです。
あくまで平均的な数字であり猫様の正確な記録ではありませんので、参考程度に見ておくのが良さそうですね。
まとめ:Catlog Boardで猫様の健康を見守ろう
大切な猫様との暮らしに安心感を与えてくれるCatlog Board。
「愛猫の体調変化にいち早く気づいてあげたい」「健康に長生きしてほしい」と願う愛猫家にとって、心強い味方になってくれそうです。
Catlogシリーズはこれからデータがたくさん集まるにつれて機能が進化していく予定だそうで、その点にも期待が高まりますね。
お家の猫様をもっと深く理解するためにも、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか?
Catlog Boardはレンタルでお試し体験できる
「お家の猫様がCatlog Boardを気にせず使ってくれるか不安…」「取れるデータの精度を試してみたい!」という方は、購入前にレンタルで体験してみるのもおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、Catlog Boardをレンタルでお得にお試しできます。
一定期間試してみて合わなければ返却も可能ですし、気に入ればそのまま使い続けることで自分のものになります。
迷っている方は、まずは気軽にCatlog Boardのある生活を体験してみてはいかがですか?
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