タイガーの土鍋ご泡火炊きJPL-S100を実機レビュー!お米に最大限のうま味を引き出す炊飯器
更新日2022/11/01
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我が家で炊いたご飯に少々物足りなさを感じていたり、思うようにあまり上手く炊けたりしないと悩んでいる方はいませんか?
今回は、美味しさを全面的に引き立てる炊飯器タイガー魔法瓶の土鍋ご泡火(ほうび)炊きJPL-S100をご紹介していきたいと思います。
なぜ普段の我が家のお米が満足できる仕上がりにならないのかの手がかりと、それら原因を解決してくれるJPL-S100の素晴らしさを記載していますので、是非最後までご覧ください。
もくじ
タイガーの炊飯器JPL-S100特徴
今回ご紹介するJPL-S100には、お米を最大限に美味しくする重要な特徴が3つ搭載されています。一体どのようにしてご飯を美味しく炊き上げていくのでしょうか?
ここでは、炊飯器の独自の機能について説明していきます。
土鍋ご泡火炊き
一言で「土鍋ご泡火炊き」と言われても、どんな炊き方なのかはイマイチ想像がつかないですよね。
ざっくり言うと、以下の効果が期待できる炊き方を表します。
- 甘みを引き立てる大火力
- うま味を増やす遠赤効果
- 優しい泡立ちで弾力を引き出す
どれもお米の美味しさを引き立てる大切な要素です。
これらの機能について説明していきます。
甘みを引き立てる大火力
JPL-S100に搭載された新機能の連続ノンストップ加熱は、大火力で吹きこぼれそうになる水の泡を独自開発の「ハリつやポンプ」によって風で抑えます。
内なべの温度が約106度(1.25気圧)の状態を、全機種と比較して約1.5倍も長く維持することを実現。
最大火力の時間を理想的な時間まで延長できるのです。
また、内なべは本物の土を原料とした蓄熱性の高い本土鍋を使用しています。
さらに本体の底に組み込んだ「遠赤土かまど」が本土鍋にしっかりと熱を伝えて、土鍋ならではの最高温度280度※1の火力を実現。
大火力の時間を長くすることで、前機種より甘みを17%※2、粘りを約3%※3アップさせました。
※1「白米」メニュー5.5合、炊きわけ「しゃっきり」、火かげん「強」炊飯時。内なべ外側底面の温度(当社調べ)。
※2 JPL-S100と当社従来品JPL-G100(2021年製)で「白米」メニュー4合、炊きわけ「標準」、火かげん「中」炊飯時の還元糖比較(当社調べ)、還元糖JPL-S100:120㎎ JPL-G100:102mg。
※3 JPL-S100と当社従来品JPL-G100(2021年製)で「白米」メニュー4合、炊きわけ「標準」、火かげん「中」炊飯時の比較(当社調べ)、付着性JPL-S100:690J/㎥ JPL-G100: 668J/㎥
うま味を増やす遠赤効果
蓄熱性の高い土鍋だから、しっかり熱を受けてうま味を引き出します。
金属鍋と比べると、約4倍もの遠赤効果による軸射熱で、大火力によりうま味をじっくりと引き出していくのです。
優しい泡立ちで弾力を引き出す
土鍋ならではの細かく均一な大量の泡が、お米を包んで表面を守ることによって、お米同士が激しくぶつかって傷つけあうことが少なくなり、うま味成分であるデンプンを閉じ込めます。
これにより表面はつややかで弾力のあるご飯を炊き上げます。
総勢70種類の銘柄炊き分け
国内外最大のお米コンクール「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」を主催する米・食味鑑定士協会の協力のもと、総勢70種類の銘柄巧み炊き分けでお米をおいしく炊き分けます。
同協会が保有する、5700を超えるお米の計測データを活用しお米の水分量、たんぱく質やアミロースの量など、各銘柄の持つ特徴を細かく分析し、それぞれのお米に合った炊きかたで美味しく炊き上げます。
使用している銘柄のお米本来の美味しさを引き立てたり、地元のお米をより美味しくしたりするのに最大限の効果を発揮する炊飯器です。
甘みと弾力を引き出す凡精仕上げ
JPL-S100には、段階的に圧力をコントロールする「多段階圧力機構」が備わっており、仕上げ段階の蒸らし温度を高く維持させつつ優しく温度変化させ、お米の甘みを引きだします。
また前述の「ハリつやポンプ」は、外気を取り込むことで高温蒸らし時に発生する過剰な熱と蒸気を取り除き、ご飯のハリと弾力を引き出すのです。
さらに蒸らし工程で呼吸を間欠に行う「間欠呼吸」でご飯のハリを保ちながら甘みを引き出します。
スペック一覧表
炊飯器の主なスペックについて、下記に掲載していきます。
商品名 | 土鍋ご泡火炊きJPL-S100 |
---|---|
炊飯容量 | 0.09L〜1.0L |
加熱方式 | 土鍋圧力IH+多段階圧力機構 |
内釜 | 本土鍋・波紋底・土鍋遠赤 |
内釜洗米 | 可能 |
保温時間 | 24時間保温 |
白米の炊飯メニュー | 銘柄巧み炊きわけ対応 エコ炊き 一合炊き(一合料亭炊き) 早炊き 炊き込み |
その他の炊飯メニュー | おかゆ 玄米 雑穀米 麦めし押麦 麦めしもち麦 おこわ |
消費電力 (炊飯時) |
1080W |
コードの長さ | 1.0m |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
29.0×35.1×22.0cm |
重さ | 7.4kg |
Amazon税込価格 (2022年10月13日現在) |
140,800円 |
タイガーの炊飯器JPL-S100で実際にお米を炊いてみた!
今回はJPL-S100をレンタルして実際にお米を炊いてみました!
- 本体
- 取扱説明書
- しゃもじ
- 計量カップ
- 内ぶた
- 中ぶた
- 内なべ(土鍋)
使い方
ここでは、実際にお米を研いでセットしてから炊き上がるまでの手順を説明していきたいと思います。
お米の量を計測
計量カップを用いて、炊飯したいお米の量を計測します。目盛りがあるので該当する目盛りを目安に合わせましょう。
今回は、白米で計測します。カップすり切り一杯分が丁度1合です。
お米を選択
コンセントプラグを挿し込むと、パネル上に上の写真のような画面が表示されるので、希望する炊飯メニューの種類を選択します。
火加減の強さを選ぶ
[火かげん]をタッチして火加減の強さを(強・中・弱)から選びましょう。
中は、お米に少々おこげが付くことがあり、強は中よりも濃くおこげが付きます。
炊き分け度を選ぶ
炊き上がるご飯の炊き分け度を選択するボタンが表示されるので、希望の食感を選びます。
写真とは異なりますが、私はややもっちりした食感が好きなので、4段階中3段階を選びました。
炊飯開始
もっちり度まで選択が完了したら[←戻る]をタッチすると、最初の画面に戻るので[保温]をタッチします。
すると、パネル上の[白米]の部分が点灯するので、パネル下の[炊飯|無洗米]を押しましょう。これで炊飯開始です。
JPL-S100で炊き上げたご飯を実食!
JPL-S100を使って実際に炊き上がったご飯を実食してみました。
想像以上の美味しさに仕上がっており、もっちりとした食感や弾力、十分に満足できるやわらかさで、 タッチパネルで選択するだけでここまで理想に近いご飯が炊きあがる炊飯器は数少ないと思います。
卵かけご飯にしてみたり、ふりかけや鮭フレークなどをかけたりして味を変えて食べてみても楽しめるかもしれません。
使用後のお手入れ方法
ここでは各付属品ごとのお手入れ方法を説明していきます。
クリアフレームの本体内部に抗菌加工の施された付属品などもあり、汚れが付きにくく使用後のお手入れを楽にしてくれます。
しゃもじ・中ぶた・内ぶた・計量カップ・内なべ
使用後、やわらかいスポンジに中性洗剤をつけて洗い水ですすぎます。
コンセントのコード・プラグ
乾いた布で拭きます。
その際、表面が傷つかないように強い力で擦らないように気をつけましょう。
本体(内側・外側)
かたく絞った布やキッチンペーパーでサッと拭きます。
細かい部分に米粒や目立った汚れがついていた場合は綿棒などの細い棒状のもので取ってください。
実際にタイガーの炊飯器JPL-S100を使って気づいた魅力
何度かご飯を炊いたり、使用後のお手入れをしたりしていていくつか魅力的な部分に気づいたことがあったので紹介していこうと思います。
上手くお手入れができる自信のない方や、本当に美味しく炊けるのか想像がつかない方は是非参考にしてみてください。
自立式抗菌加工しゃもじ
前述でも触れましたが、付属されているしゃもじは抗菌加工が施されており、お米のべたつきなどが残りにくい仕様になっています。
お手入れの際や、ご飯を茶碗に装うときのしゃもじに付着したべたつきは、炊飯器を使うにあたって気になる点の1つですよね。
しかし付属しているしゃもじは、お手入れも手間がかかることはなく、中性洗剤で軽く洗って拭くだけで良いので、忙しい人にとってはとても助かると思います。
圧力洗浄で気になる匂いを除去
お手入れを行った後に残る可能性の高いもの、それは「匂い」です。
さらに、回数を重ねるごとに残った匂いが強くなっていきます。
JPL-S100には、そんな残った匂いが気になる時に役立つ「洗浄機能」が備わっていますので、ぜひ活用してみましょう。
内なべに、白米の目盛り2まで水を入れて、コンセントを差し込みます。
パネルの「洗浄」をタップします。
「炊飯/無洗米」をタップします。
この時、炊飯ランプが赤く点灯し、圧力が開始されると、圧力表示が点灯します。
洗浄終了時に音で知らせたのち「洗浄」が点滅するので「取り消し」を押せば洗浄完了です。
1人分のご飯を贅沢に!内ぶたで一合亭炊き
「1合炊きは美味しく炊けないから炊いてはダメ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
理由はあまりよく分かっていませんが、1合分だけだとふっくら感が見い出せないなど、様々な問題が起こると言われています。
JPL-S100には、1人暮らしには最高に有り難い、1合だけのご飯を炊くための中ぶたが備わっているのです。
この中ぶたを使った、その名も「一合料亭炊き」の手順を説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。
研いだお米をセットした内なべに蓋をするように中なべをセットする。
コンセントを繋ぐと表示されるタッチパネルの[一合炊き]をタッチして、火加減などを選択したら炊飯を開始する。
実際にJPL-S100を使って気になった点
魅力的な要素がたくさん詰まったJPL-S100ですが、使うときにはいくつか注意点も。
最悪の場合故障や破損の原因にもなりかねますので、取り扱いには十分に注意が必要です。
コーディング剤が剥がれることがある
コーディングに使用されている材料の性質上、表面はざらざらしています。
しゃもじでご飯を装う際、強めの力で内なべの底などを擦ったりすると、しゃもじに傷がついてしまう原因にもなりかねません。
さらに使用し続けていると、経年的に鍋の周りのコーディングがポロポロと落ちていく可能性もありますので、使用の際は、できるだけ優しく心を込めて扱いましょう。
持ち運びが少し大変
JPL-S100は、少々大きめで重量が7.4キロと少し重い製品です。
また、取っ手が付いていないので両手で抱えるようにして持ち運ばなければならず、少し不便に感じるかもしれません。
持ち運びの際は、途中にあるドアはあらかじめ開けておくなどして、落としてしまわないように気をつけましょう。
銘柄設定は自分好みの細かい設定はできない
様々な銘柄のお米に対応し、最大限美味しく炊き上げてくれる「銘柄設定」。
とても魅力的な機能ですが、実はこの銘柄設定でご飯を炊く場合、残念ながら火加減や炊き分けが自分好みには行えなくなるのです。
私の場合、銘柄をあきたこまちに設定してご飯を炊いたところ何も問題はありませんでしたが、思うようなやわらかさや食感が得られなくなる可能性も十分考慮しましょう。
タイガーの炊飯器JPL-S100はお米の味にこだわりが深い人におすすめの炊飯器!ご飯の甘さやうま味を引き立てて毎日の食事を楽しもう
今回は、タイガーの土鍋ご泡火炊きJPL-S100をご紹介させていただきました。
普段から、様々な銘柄のお米の味わいを楽しんでいる方、またお米の甘さやうま味を重視している方にはオススメの商品です。
これから炊飯器の購入を検討している方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
炊飯器はお試しレンタルできる!
炊飯器の購入を迷われている方も、購入前に家電レンタルでお試しするのもおすすめです。
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