スマートフォンカテゴリの人気記事
iPhone SE 4(第4世代)の発売日はいつ?開発中止って本当?デザインやサイズ、価格についても予想します
iPhone 16をレビュー!iPhone 16 Proと何が違う?カメラ性能など紹介しながらおすすめの理由も紹介
ゲーミングスマホのおすすめ11選!最強クラス、高コスパで安いモデルなどゲーム用のスマホを紹介
[2024最新]iPhone 16/Plus、iPhone 16 Pro/Pro Maxの全種類の違いを比較!iPhone 15シリーズとの違いも紹介しながらおすすめのモデルも紹介
[2024]おすすめのハイエンドスマホ14選!AndroidやiPhoneなど高コスパ、最強クラスのものまで使い道やメリットを徹底解説
GoogleのAI機能をふんだんに搭載したスマートフォンの「Pixel」シリーズ。
そんな「Pixel」シリーズの廉価版モデルである、Google Pixel “a”シリーズがあります。
2022年に発売された「Google Pixel 6a」は、Google Pixel 6 Pro と同じ「Google Tensor」を搭載しているにも関わらず、半分以下の値段で購入することができます。
また、消しゴムマジックなどのGoogle独自のAI機能を、惜しげもなく使用することができます。
そんな「Google Pixel 6a」を詳しくレビューしていきます。
最新の「Google Pixel 7a」のレビューはこちらから確認できますので、併せてご覧ください。
もくじ
Google Pixel 6aの特徴
Google Pixel 6aの特徴は以下の9つとなっています。
Google Pixel 6aの特徴
- 手に馴染みやすいサイズ感
- 美しいデザイン
- フルサイズのディスプレイ
- Pro並みのCPU性能
- ディズプレイ内指紋認証搭載
- 便利なAI機能
- 長時間もつバッテリー
- おサイフケータイ対応
- IP67の防水性能
それぞれの特徴を詳しく紹介していきます。
Google Pixel 6aスペック一覧
Google Pixel 6aのスペックを、ミドルレンジモデルのスマートフォンとして人気のiPhone SE(第3世代)、また上位モデルであるPixel 7と比較してみました。
項目 | Pixel 6a | Pixel 7 | iPhone SE(第3世代) |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 6.1インチ OLED(有機EL) ※Corning Gorilla Glass 3 |
6.3 インチ OLED(有機EL) ※Corning Gorilla Glass Victus |
4.7インチ Retina HDディスプレイ |
ディスプレイ解像度 | FHD+(1,080 x 2,400)/429ppi/20:9 | FHD+(1,080 × 2,400)/416ppi/20:9 | 1,334 x 750(326ppi) |
リフレッシュレート | 最大60Hz | 最大90Hz | 最大60Hz |
静止画 |
|
|
|
動画 |
|
|
|
撮影機能 | 消しゴムマジック リアルトーン 顔フォーカス パノラマ 手動によるホワイト バランス調整 ロックされたフォルダ 夜景モード トップショット ポートレート モード ポートレート ライト 超解像ズーム モーション オートフォーカス 「よく撮影する人」機能 デュアル露出補正 Live HDR+ シネマティック撮影 |
ボケ補正 消しゴムマジック モーション モード リアルトーン 顔フォーカス パノラマ 手動によるホワイト バランス設定 ロックされたフォルダ 夜景モード トップショット ポートレート モード ポートレート ライト 超解像ズーム モーション オートフォーカス よく撮影する人 デュアル露出補正 Live HDR+ シネマティック撮影 |
進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード 6つのエフェクトを備えたポートレートライティング(自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ)、ハイキー照明(モノ)) |
OS | Android 12 | Android 13 | iOS 16 |
CPU | Google Tensor | Google Tensor G2 | A15 Bionicチップ |
メモリ(RAM) | 6GB | 8GB | 4GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 128 GB UFS 3.1 ストレージ | 128 GB / 256 GB UFS 3.1 ストレージ | 64GB/128GB/256GB |
SIMカード | デュアルSIM – 排他的シングルSIMスロット(nanoSIM) – eSIM |
||
通信規格 | 5G | ||
Bluetooth | 5.2 | 5.0 | |
NFC | 対応(FeliCa対応) | ||
バッテリー容量 | 標準 4,410 mAh | 標準 4,355 mAh | 2,018mA |
充電規格 | ・USB-C PD 3.0 PPS:最大18W | ・USB-C PD 3.0 PPS:最大33W ・Google Pixel Stand(第2世代):最大20W ・Qi規格のワイヤレス充電:最大12W |
・USB-C PD:最大20W ・Qi規格のワイヤレス充電:最大7.5W |
生体認証 | ディスプレイ内蔵の指紋認証 ※顔認証はなし |
指紋認証 顔認証 |
指紋認証 ※顔認証はなし |
防塵防水性能 | IP67 | IP68 | IP67 |
サイズ (幅×厚さ×高さ) |
71.8 mm × 8.9 mm × 152.2 mm | 74.8 mm × 8.7 mm × 154.9 mm | 67.3 mm × 7.3 mm × 138.4 mm |
重さ | 約 178g | 約 197g | 約 144g |
カラーバリエーション | Sage/Chalk/Charcoal | Lemongrass/Snow/Obsidian | ミッドナイト/スターライト/レッド |
公式税込価格 | 53,900円 | 128GB:82,500円 256GB:97,900円 |
62,800円(64GB) 69,800円(128GB) 84,800円(256GB) |
手に馴染みやすいサイズ感
Pixel 6aは、とても手に馴染みやすいサイズ感です。
6.1インチとネットサーフィンや動画視聴時には物足りなさを感じさせない大画面ですが、横幅が71.8mmと片手で操作する際もちょうどいいサイズ感です。
以前、Pixel 7 Proをレビューした際にサイズが大きく重量も重く感じ、片手で操作するのはほぼ不可能だと感じました。
一方でPixel 6aは178gとなっており、サイズ感もさることながら重たさを感じることもあまりありません。
iPhone SE(第3世代)と比較するとさすが重量や大きさの差を感じますが、ディスプレイサイズなどを考慮するとPixel 6aは非常にバランスの良いモデルといえます。
美しいデザイン
Pixel 6aは廉価版の”a”シリーズではありますが、時代の遅れを感じさせない美しいデザインをしています。
背面はガラス仕上げになっており、側面は合金の金属素材で高級感を感じます。
Pixel 7 Proの側面はメタルフレームで高級感を感じましたが、Pixel 6aは高級感もありつつも遊び心のあるデザインだと感じます。
フルスクリーンのディスプレイ
Pixel 6aのディスプレイは、パンチホール型のフルディスプレイとなっています。
そのため、6.1インチの大画面を惜しみなく使用することができます。
iPhoneの廉価版モデルであるiPhone SE(第3世代)のディスプレイは液晶なのに対して、Pixel 6aのディスプレイはOLEDとなっています。
これにより、より高精細かつ明るく感じ、動画視聴にも最適です。
Proと同じCPU性能
Pixel 6aには、Google Pixel 6Proにも使用されているGoogle独自に開発したCPU「Google Tensor」が搭載されています。
CPU性能を数値化できるアプリ「Geekbench 5」を使用して、ゲーミングスマホやハイエンドスマホの多くに使用されているCPU「Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1」と比較しても、シングルスコアでは「Google Tensor」の方がCPU性能で勝る結果となりました。
一方で、iPhone SE(第3世代)に使用されている「A15 Bionic」と比較すると1.5倍ほどのスコアをつけられてしまいました。
ですが、3Dグラフィックが多用されている「原神」を高画質設定でプレイしてみましたが、途中で落ちてしまう心配もなくサクサクとプレイすることができました。
Google Pixel 6a | Galaxy Z Flip4 | iPhone SE(第3世代) | |
---|---|---|---|
Single | 1055 | 939 | 1755 |
Multi | 3067 | 3099 | 4358 |
CPU | Google Tensor | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 | A15 Bionicチップ |
ディズプレイ内指紋認証
Pixel 6aは、ディスプレイ内指紋認証を搭載しています。
Pixel 7シリーズでは、Pixel 4以来3年ぶりに顔認証が復活しました。
しかし、マスクをした状態で解除ができなかったり、夜間での認証制度の甘さなどiPhoneの顔認証と比較すると実用性に欠ける部分があります。
一方で、指紋認証であればマスク使用時でも夜間でも問題なく使用することが可能です。
便利なAI機能
Pixelシリーズの目玉機能の一つが、AI機能です。
Pixel 6aは廉価版にも関わらず、GoogleのAI機能をふんだんに使用することができます。
文字起こし機能
レコーダーアプリを使用してできる、文字起こし機能。
話している内容をそのまま文字にしてくれます。
精度も非常に高く、上記は弊社のミッションを読み上げている時の様子ですが、一言一句間違えることなく文字起こしをしてくれていました。
利用シーンは限られますが、ビジネスシーンでの議事録の作成やインタビューなどで活躍してくれます。
リアルタム翻訳
その名の通り、話した言語を多言語にリアルタイムで翻訳してくれる機能です。
英語やフランス語、イタリア語など53カ国の言語に対応しています。(2023年2月時点)
また、オフライン時でも使用することができるので、海外で翻訳機としても使用することが可能です。
消しゴムマジック
Pixel 6以降の機種で新たに登場した機能である、消しゴムマジック。
撮影した写真から、不要なものを後から削除することができます。
背景によってはうまく処理されないこともありますが、Photoshopなどの編集ツールを使用しなくても加工を簡単に行うことができます。
長時間もつバッテリー
Pixel 6aのバッテリー容量は4,410 mAhとなっており、一般的なスマートフォンと比較しても大容量です。
公式サイトでも「24 時間以上のバッテリー駆動時間」と記されており、長時間の動画視聴やゲームなどをしなければ数日もつバッテリー容量です。
一方でバッテリー容量は大容量でありますが、最大18Wの充電速度となっており満充電になるまでに4時間ほどかかります。
もう少し充電速度が速くなると良かったなという印象です。
おサイフケータイ対応
Pixel 6aは、おサイフケータイに対応しています。
そのため、Suicaやnanaco、WAONなどの電子決済、またiDやQUICPayなどの決済サービスも利用することが可能です。
一方でiPhoneからの乗り換えを検討している方は、Apple Payと比較しておサイフケータイに対応しているクレジットカードは限られていますので、iPhoneと同様の使用方法ができるかどうか確認しておく必要があります。
日本: サポートされているお支払い方法 – Google Pay ヘルプ
防水性能
Pixel 6aは、IP67に準拠した防水性能となっています。
IP67は「一時的に水中に沈めた場合でも機器が影響を受けない」ほどの防水性能となっており、雨に濡れてしまったりうっかり水をこぼしてしまっても安心です。
カメラ性能
Pixel 6aのカメラは、1,220万画素の広角カメラと1,200万画素の超広角カメラの2眼構成となっています。
廉価版ということもあり、“a”シリーズではないモデルと比較すると画素数も低く、イメージセンサーサイズも小さくなっています。
特にナイトシーンでセンサー違いを感じられ、Pixel 7 Proの方が現実に近い色味を表現できています。
これらのカメラ性能を、作例とともに紹介していきます。
同時間帯に撮影したPixel 7 Proも作例も是非合わせて確認してみてください。
画素数に差はあるものの、Pixel 7 Proのと比較してみるとそこまでさを感じることはありません。
癖のない写真に仕上がっており、見たままの色を表現してくれています。
広角と超広角の比較
ポートレート
ポートレートモードはPixel 7 Proの方が1枚上手のようにも感じます。
花は人物と比較して境界線が多く、花壇などではうまく背景を認識してくれないこともありました。
夜景モード
夜景モードでも同時刻に撮影したPixel 7 Proの方が鮮明で綺麗に撮影できました。
カメラ性能だけで見るとPixel 7 Proなどのカメラ機能に特化したモデルの方がより良い写真を撮影できる場面もありますが、日中の撮影ではそこまでの性能さはありませんでした。
夜間などの撮影にこだわらない、Pixel 6aで十分だと考えられます。
気になるポイント
Pixel 6aを使用していていくつか気になるポイントもあったので紹介したいと思います。
ボタンの配置
Pixel 6aだけに言えることではないのですが、Pixelシリーズのボタン配置は一般的なスマートフォンと異なり電源ボタンが上、音量調節ボタンが下という配置になっています。
右手で方手持ちした時に頻繁に使用する電源ボタンが指が届きにくい位置にあるので、スリープモードにする際にスマートフォンを落としそうになります。
ストレージが少ない
Pixel 6aは128GBモデルのみとなっており、ストレージを拡張することもできません。
そのため、写真を頻繁に撮影される方にとっては物足りなく感じるかもしれないです。
もしもストレージがいっぱいになってしまったら、Google Oneの有料プランに加入するか、Amazonプライムに加入してAmazonフォトにアップロードする方法がおすすめです。
ワイヤレス充電できない
Pixel 6aは、ワイヤレス充電に対応していません。
iPhoneのミドルレンジモデルであるiPhone SE(第3世代)はワイヤレス充電に対応しているので、価格差はあるものの欲しかった機能とも言えます。
iPhoneからの乗り換えはアリなのか
近年のiPhoneは価格が高騰化してきており、またiPhone SE(第3世代)もiPhone 8と変わり映えのないデザインでPixel 6aへの乗り換えを検討している方も少なくはないのではないでしょうか。
そこで、iPhoneを10年以上使用している筆者がPixel 6aを数週間使用して、iPhoneからの乗り換えた場合にどんなこと便利になって、逆にどんなことが不便に感じるのか紹介したいと思います。
大画面なのにちょうどいい
Pixel 6aの画面サイズは、日常遣いには非常にちょうど良いなと感じました。
iPhone SE(第3世代)と比較すると30gほど重量があるのですが、ディスプレイサイズは段違いに大きくコンテンツ視聴にも最適です。
一方で、ディスプレイサイズが大きくなることで懸念される携帯性ですが、手に握りやすいサイズ感なので重量を感じにくくなっています。
筆者は手が小さく普段からiPhone 12 miniを使用しているのですが、Pixel 6aは大画面なのに持ちやすく感じました。
右スワイプが意外と便利
Pixel 6aに限ったことではないのですが、Androidスマホは右にスワイプすることでもブラウザなどで「戻る」ことができます。
iPhoneでは画面を戻りたい時に左端からスワイプするか左側にある戻るボタンをタップするしかないですが、片手だと操作しづらい時もあります。
日常的に使用していて便利に感じた機能です。
AirDropが使えない
Pixel 6aを使用していて、一番影響が大きかったのはAirDropが使えない点です。
筆者は、仕事でもプライベートでもMacBookを使用しているので、AirDropが使えないのは非常に大きかったです。
本記事のレビュー用に撮影した画像をMacBookに転送する際も、いちいちGoogleフォトにアップロードしてMacBookに共有する必要がありました。
これは、iPhoneから乗り換えた際に一番影響が大きい部分だと思います。
おサイフケータイやGoogle Payに対応したカードが少ない
筆者は普段からキャッシュレス化しており、ほとんどの支払いをApple Payに登録しているiDで支払いを済ませていました。
しかし、筆者がメインで使用しているクレジットカードはApple Payには対応しているものの、Google Payには対応しておらずiDでの支払いができない状況でした。
自身が使用しているカードが対応しているか、事前に確認しておいた方がよいです。
コスパ最強のスマートフォンならGoogle Pixel 6aがおすすめ
Google Pixel 6aをしばらく使用してきましたが、5万円台のミドルレンジスマホとは思えないほどの性能です。
SNSや動画視聴時、ネットサーフィン時のユーザー体験もサクサクで、ゲームも快適にプレイできます。
カメラ性能もハイエンドスマホに見劣りすることなく、GoogleのAI機能も惜しげもなく使用することができます。
iPhoneにこだわらず、今新しいスマートフォンを購入するのであればGoogle Pixel 6aは間違いなくおすすめです。
スマートフォンはレンタルできる
機種変更までの代替え機や短期間だけ使うのはもちろん、購入前に確認したいことがあればお試しレンタルがおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では14泊15日〜の短期レンタルや月額レンタルで借りられるスマホを用意しています。
製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。
関連記事
[2023]おすすめのスマホ8選!ミドルレンジスマホの選び方と比較ポイントを徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Google Pixel 7aをレビュー!2023年コスパ最強スマホ!Google Pixel 6aから進化したポイントを中心に魅力を紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Google Pixel 7 Proをレビュー!Pixel 7やPixel 6 Proとの違い、カメラ性能を徹底検証 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
iPhone SE(第3世代)をレビュー!カメラ性能、バッテリー持ちなど気になるポイントを徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]