スマートフォンカテゴリの人気記事
iPhone SE 4(第4世代)の発売日はいつ?開発中止って本当?デザインやサイズ、価格についても予想します
iPhone 16をレビュー!iPhone 16 Proと何が違う?カメラ性能など紹介しながらおすすめの理由も紹介
[2024最新]iPhone 16/Plus、iPhone 16 Pro/Pro Maxの全種類の違いを比較!iPhone 15シリーズとの違いも紹介しながらおすすめのモデルも紹介
ゲーミングスマホのおすすめ11選!最強クラス、高コスパで安いモデルなどゲーム用のスマホを紹介
[2024]おすすめのハイエンドスマホ14選!AndroidやiPhoneなど高コスパ、最強クラスのものまで使い道やメリットを徹底解説
近年、スマートフォンの価格はスペックを求めるあまり、高騰化しつつあります。
特にハイエンドスマホとも呼ばれる、パソコン並みの性能やデジタルカメラほどのカメラスペックを搭載したスマートフォンは10万円台後半の価格になってきています。
そんな中でも、高スペックながら10万円台前半で購入することができるのが「Google Pixel 7 Pro」。
Google独自のGoogle Tensor G2を搭載し、12MPのウルトラワイドレンズと50MPの広角カメラ、そして48MPの望遠レンズの3眼となっています。
それでは早速、「Google Pixel 7 Pro」を詳しくレビューしていきます。
カメラ性能について後半で詳しく紹介していますので、カメラ性能が気になっている方もチェックしてみてください。
高コスパな「Google Pixel 7a」のレビューもありますので、併せて参考にしてみてください。
もくじ
Google Pixel 7 Proの特徴
Google Pixel 7 Proの特徴は、以下の9つとなっています。
Google Pixel 7 Proの特徴一覧
- アルミフレームで高級感あるデザイン
- オフラインで色々できちゃうAI機能
- Google Tensor G2搭載
- 長時間持つバッテリー
- 指紋認証、顔認証の両方に対応
- 屋外でのピーク輝度がアップ
- VPNの利用が無料に
- 次世代規格のLEオーディオにも対応
- 30倍のズーム、マクロ撮影にも対応したカメラ性能
それぞれの特徴について、一つずつ詳しく紹介していきます。
スペック一覧
Google Pixel 7 Proのスペックを、Google Pixel 7と前モデルであるGoogle Pixel 6 Proと比較してみました。
項目 | Pixel 7 Pro | Pixel 7 | Pixel 6 Pro |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 6.7インチ LTPO OLED(有機EL) ※Corning® Gorilla® Glass Victus |
6.3 インチ OLED(有機EL) ※Corning® Gorilla® Glass Victus |
6.7インチ LTPO OLED(有機EL) ※Corning® Gorilla® Glass Victus |
ディスプレイ解像度 | QHD+(1,440 × 3,120)/512ppi/19.5:9 | FHD+(1,080 × 2,400)/416ppi/20:9 | QHD+(1,440 × 3,120)/512ppi/19.5:9 |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大90Hz | 最大120Hz |
静止画 | ◇アウトカメラ(3眼構成) – 超広角:1,200万画素(F2.2/視野125.8°) – 広角:5,000万画素(F1.85/視野82°) – 望遠:4,800万画素(F3.5/視野20.6°) ※LDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサー ※ワイドレンズ、望遠レンズ対応光学式および電子式 手ぶれ補正機能 ※光学ズーム5倍 ※超解像ズームと望遠カメラ最大30倍 ◇インカメラ – 1,080万画素(F2.2/視野92.8°) |
◇アウトカメラ(2眼構成) – 超広角:1,200万画素(F2.2/視野114°) – 広角:5,000万画素(F1.85/視野82°) ※LDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサー ※光学式および電子式手ぶれ補正機能 ※超解像ズーム最大8倍 ◇インカメラ – 1,080万画素(F2.2/視野92.8°) |
◇アウトカメラ(3眼構成) – 超広角:1,200万画素(F2.2/視野114°) – 広角:5,000万画素(F1.85/視野82°) – 望遠:4,800万画素(F3.5/視野23.5°) ※LDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサー ※光学式および電子式手ぶれ補正機能 ※光学ズーム4倍 ※超解像ズームと望遠カメラ最大20倍 ◇インカメラ – 1,110万画素(F2.2/視野94°) |
動画 | ◇アウトカメラ – 4K(30/60fps) – FHD(30/60fps) – スローモーション(FHD,120/240fps) – タイムラプス(4K) ※デジタルズーム最大20倍 ※光学式手ぶれ補正機能 ※動画形式: HEVC(H.265)と AVC(H.264) ◇インカメラ – 4K(30fps) – FHD(30/60fps) |
◇アウトカメラ – 4K(30/60fps) – FHD(30/60fps) – スローモーション(FHD,120/240fps) – タイムラプス(4K) ※デジタルズーム最大7倍 ※光学式手ぶれ補正機能 ※動画形式: HEVC(H.265)と AVC(H.264) ◇インカメラ – 4K(30fps) – FHD(30/60fps) |
◇アウトカメラ – 4K(30/60fps) – FHD(30/60fps) – スローモーション(FHD,120/240fps) – タイムラプス(4K) ※デジタルズーム最大20倍 ※光学式手ぶれ補正機能 ※動画形式: HEVC(H.265)と AVC(H.264) ◇インカメラ – 4K(30fps) – FHD(30/60fps) |
撮影機能 | ボケ補正 マクロ フォーカス 消しゴムマジック モーション モード リアルトーン 顔フォーカス パノラマ 手動によるホワイト バランス設定 ロックされたフォルダ 夜景モード トップショット ポートレート モード ポートレート ライト 超解像ズーム モーション オートフォーカス よく撮影する人 デュアル露出補正 Live HDR+ シネマティック撮影 |
ボケ補正 消しゴムマジック モーション モード リアルトーン 顔フォーカス パノラマ 手動によるホワイト バランス設定 ロックされたフォルダ 夜景モード トップショット ポートレート モード ポートレート ライト 超解像ズーム モーション オートフォーカス よく撮影する人 デュアル露出補正 Live HDR+ シネマティック撮影 |
消しゴムマジック モーション モード リアルトーン 顔フォーカス パノラマ 手動によるホワイト バランス設定 ロックされたフォルダ 夜景モード トップショット ポートレート モード ポートレート ライト 超解像ズーム モーション オートフォーカス よく撮影する人 デュアル露出補正 Live HDR+ シネマティック撮影 |
OS | Android 13 | Android 12 | |
CPU | Google Tensor G2 | Google Tensor | |
メモリ(RAM) | 12GB | 8GB | 12GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 128 GB / 256 GB / 512 GB UFS 3.1 ストレージ | 128 GB / 256 GB UFS 3.1 ストレージ | 128 GB / 256 GB / 512 GB UFS 3.1 ストレージ |
SIMカード | デュアルSIM – 排他的シングルSIMスロット(nanoSIM) – eSIM |
||
通信規格 | 5G | ||
Bluetooth | 5.2 | ||
Wi-Fi | Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz HE160 MIMO |
||
NFC | 対応(FeliCa対応) | ||
バッテリー容量 | 標準 5,000 mAh | 標準 4,355 mAh | 標準:5,003mAh |
充電規格 | ・USB-C PD 3.0 PPS:最大33W ・Google Pixel Stand(第2世代):最大23W ・Qi規格のワイヤレス充電:最大12W |
・USB-C PD 3.0 PPS:最大33W ・Google Pixel Stand(第2世代):最大20W ・Qi規格のワイヤレス充電:最大12W |
・USB-C PD 3.0 PPS:最大33W ・Google Pixel Stand(第2世代):最大23W ・Qi規格のワイヤレス充電:最大12W |
生体認証 | 指紋認証 顔認証 |
ディスプレイ内蔵の指紋認証 ※顔認証はなし |
|
防塵防水性能 | IP68 | ||
サイズ (幅×厚さ×高さ) |
75.9mm×8.9mm×162.6mm | 74.8mm×8.7mm×154.9mm | 75.9mm×8.9mm×163.9mm |
重さ | 約212g | 約197g | 約210g |
カラーバリエーション | Hazel/Snow/Obsidian | Lemongrass/Snow/Obsidian | Stormy Black/Cloudy White/Sorta Sunny |
公式税込価格 | 128GB:124,300円 256GB:139,700円 |
128GB:82,500円 256GB:97,900円 |
128GB:116,600円 256GB:127,600円 |
Google Pixel 7との違い
Pixel 7との違いは、大きくディスプレイサイズと望遠レンズを搭載しているかの違いになります。
Pixel 7 Proは3眼構成となっており、望遠レンズでは最大30倍のズームが可能です。
また、望遠レンズを使用することでマクロ撮影も行うことができます。
ディスプレイサイズが大きくなっているので、Pixel 7よりもバッテリー容量が大きくなっています。
Google Pixel 6 Proとの違い
Pixel 6 Proは、正直大きな違いはありません。
望遠レンズの倍率が20倍から30倍になった点、望遠レンズによるマクロ撮影が可能になった点、そして顔認証に対応した点のみです。
もちろんチップ性能やOSの進化はありますが、Pixel 6 Proに不満を感じていないのであれば買い替えの必要はなさそうです。
アルミフレームで高級感あるデザイン
Pixel 7 Proのボディはアルミニウムでできています。
Proの名にふさわしくGoogle Pixel 7 Proはとても高級感のあるデザインとなっています。
指紋が付きにくいコーティングがされているのもポイントです。
カメラバンプ部分がフラットなバーのような形状をしているため、カメラ部を下にしておいて操作しても本体がぐらつくことはありません。
Google Pixel 7 Proのケースもまたデザインが良く、Pixel 7 Proの高級感を損なうこともありません。
オフラインで色々できちゃうAI機能
Pixelシリーズの強みとして、AI機能があげられます。
Pixel 6シリーズで話題となった、言語のリアルタイム翻訳や文字の翻訳、精度の高い文字起こし機能はPixel 7 Proにも健在です。
※上記はGoogle Pixel 6 Proでの利用シーンになります。これと同様の機能がPixel 7 Proでも利用できます。
また、Pixel 7シリーズから新たに「ボケ補正」機能が加わりました。
これにより、ブレてしまった写真を後から修正することができます。
これらの機能はオフラインで使用することができるので、海外で通信環境がない状態でも翻訳機器として使用することが可能です。
Google Tensor G2
Pixel 7シリーズには新たに開発された「Google Tensor G2」チップが搭載されています。
チップ性能の進化は、スマートフォンのあらゆる機能を進化させます。
前述した音声認識の精度ももちろんですが、写真や動画をより自然に綺麗に撮影したり、セキュリティのレベルを上げてくれます。
Google Tensor G2の性能を、CPU性能を数値化できるアプリ「Geekbench 5」を使用して測定してみました。
しかし「Geekbench 5」のスコアは、前モデルの「Google Tensor 」が搭載されているPixel 6aと比較しても大差はありませんでした。
Pixel 7 Pro | Pixel 6a | iPhone 14 Pro | |
---|---|---|---|
Single | 1058 | 1055 | 1760 |
Multi | 3211 | 3067 | 4809 |
CPU | Google Tensor G2 | Google Tensor | A16 Bionicチップ |
一方で、写真の処理性能は向上しており、特にナイトシーンの撮影時にはより現実に近い色味になっておりチップの性能の向上を感じ取ることができます。
また、GPU性能も向上しており、リアルタイムレンダリングによりスムーズな映像処理を実現しています。
3Dグラフィックが多用されている「Apex Legends Mobile」を最高画質設定にしてプレイしてみましたが、ほんのり暖かくなる程度で途中で落ちてしまったりプレイができなく無くなってしまうなんてことはありませんでした。
バッテリー持ち
Pixel 7 Proのバッテリー容量は、5,000mAhとかなり大容量です。
公式サイトでも24時間以上のバッテリー持続時間と明記されており、筆者も使用していて1日以上はバッテリーが持つ感覚です。
実際に筆者が会社に出社した日のバッテリーの減り具合を参考にしていただければと思います。
9時前にフル充電にし家を出てから、22時筋に家に到着するまでにわずか16%しか減っていませんでした。
指紋認証、顔認証の両方に対応
Pixel 7シリーズでは、画面内指紋認証に加えて顔認証にも対応しています。
画面を見るだけでロックを解除できる顔認証とマスクなどを着用時でも解除できる指紋認証、シチュエーションによって良し悪しがあります。
顔認証と指紋認証の両方を登録しておくことによって、さまざまなシチュエーションに対応できるのは便利です。
筆者は仕事中はスマートフォンをスタンドに立てかけておくことが多いので、顔認証が復活してくれて助かりました。
屋外でのピーク輝度
最大輝度が1,000 ニトとなり、屋外での輝度がPixel 6シリーズと比較して25%増加しました。
これにより屋外でのスマートフォンの操作がより快適になりました。
特に画面が明るくなることで、晴天の下でのカメラ撮影時には被写体をしっかりと確認することができ、後で写真を見返したときに思ったのと違うということを避けられます。
VPNの利用が無料に
これまで、「Google One」のプレミアム機能として提供されていた「VPN」がPixel 7シリーズに無料で提供されることになりました。
VPNとはVirtual Private Networkの略で、仮想のプライベートネットワークになります。
カフェや空港などで提供されている公衆Wi-Fiは、通信が暗号化されていないので情報を盗み見されるリスクがありますが、VPNに接続することで安全に公衆Wi-Fiを使用することができます。
次世代規格のLEオーディオにも対応する
Pixel 7 Proは、次世代のBluetoothの規格である「LEオーディオ」にも対応しています。
これにより、「LEオーディオ」に対応したワイヤレスイヤホンなどが登場した際には、低遅延かつ高音質な音楽体験を得ることができます。
Pixelシリーズは5年間のセキュリティアップデートが保証されており、長く使用できるスマートフォンです。
こういった次世代の企画にも対応してくれているのは、嬉しいポイントですね。
Pixel 7 Proのカメラ性能を検証(作例あり)
Pixel 7 Proのカメラは、3眼構成となっており5,000万画素の広角カメラ、4,800万画素の望遠カメラ、1,200万画素の超広角となっています。
望遠カメラが Pixel 6 Proよりも大きく進化しており、最大で30倍の望遠に対応しました。
また、この望遠カメラはマクロ撮影にも対応しています。
これらのカメラ性能を作例とともに紹介したいと思います。
先日レビューしたGalaxy Z Flip4と同日に撮影を行ったのですが、Galaxy Z Flip4の作例と比較してみるとコントラストが低く、みたままの色を表現しているようにも感じます。
広角と超広角の比較
30倍の望遠
30倍の望遠は素晴らしく、左側の写真都道ポジションで30倍ズームで撮影したのが左側の写真なんですが、かなり詳細にズームすることが可能です。
ポートレート
本来ポートレートモードは人物を撮影するためのモードなので、花などをポートレートモードで撮影すると境界線が曖昧になってしまうのですが、Pixel 7 Proではしっかりと背景をぼかして撮影してくれました。
夜景モード
夜景モードで撮影すると長時間露光になりより暖かみのある写真の撮影が可能になります。
マクロ撮影
Pixel 7 Proならではのカメラ機能のマクロ撮影。従来のスマートフォンのカメラではピントを合わせることが不可能な位置まで接写することができます。
手ぶれ補正
左側の動画が手ぶれ補正を「アクティブ」に設定した動画になります。
歩くさいの揺れが軽減されているので、Vlogなどの撮影にも適しています。
シネマティックモード
背景を映画のようにぼかしてくれるシネマティックモードですが、ポートレートモードではしっかりと背景と対象物の境をしっかりと認識していましたが、シネマティックモードでうまく認識してくれませんでした。
確認しながら撮影することをおすすめします。
Google Pixel 7 Proの気になるポイント
Pixel 7 Proを使用していていくつか気になるポイントがあったので紹介したいと思います。
大きいし重い
筆者は普段からiPhone 12 miniを使用しているので、Pixel 7 Proの大きさと重量には使いにくさを感じました。
6.7インチの大画面はもちろんYouTubeなどの動画視聴には最適なんですが片手で数十分持っていると腕は疲れてきますし、片手で操作することはほぼ不可能です。
一方で同じ6.7インチの「iPhone 14 Pro Max」は240gとさらに重たいので、大画面のスマホを求めているのであればPixel 7 Proの方がおすすめです。
顔認証制度がいまいち
Pixel 7シリーズは、Pixel 4以来3年ぶりに顔認証が復活しました。
しかし、Pixel 7 Proはマスクをした状態ですと認証の解除はできません。
また、夜間などの暗い場所でも時折、認証に失敗してしまうことがあるので、指紋認証の同時設定がおすすめです。
Google Pixel 7 Proは高コスパなスマートフォン
近年のスマートフォンは高騰化が進み、ハイエンドモデルを購入しようと思うと10万円は当たり前、カメラなどが高機能なモデルを選択すると15万円ほどしてしまいます。
そんな中、Pixel 7は10万円を切る価格、Pixel 7 Proでも10万円前半とハイエンドモデルを高コスパで購入することができます。
Pixelシリーズは単なるスマートフォンとしてでなく、高性能なカメラ、翻訳や文字起こしなどのGoogleが提供する高機能なAI、そしてPixel 7シリーズに無料で提供されるVPN機能など付加価値が沢山あります。
日々アップデートするGoogleの技術を、Pixel 7 Proで味わってみてはいかがでしょうか。
スマートフォンはレンタルできる
機種変更までの代替え機や短期間だけ使うのはもちろん、購入前に確認したいことがあればお試しレンタルがおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では14泊15日〜の短期レンタルや月額レンタルで借りられるスマホを用意しています。
製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。
関連記事
[2022]ハイエンドスマホのおすすめ機種8選!選び方と比較ポイントを徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Google Pixel 7aをレビュー!2023年コスパ最強スマホ!Google Pixel 6aから進化したポイントを中心に魅力を紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Google Pixel 6aをレビュー!コスパ最強のスマートフォンはこれで決まり – Rentio PRESS[レンティオプレス]