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近年はキャッシュレス化が進み、カバンや財布もどんどん小さくなっています。
一方で、2022年に発売されたiPhone 14シリーズではminiシリーズが廃止されるなど、スマートフォンの大型化は進んでいます。
もちろん、コンテンツ消費などで利用する際は大画面の方がいいですが、携帯性も重要ですよね。
そんな、携帯性と大画面の両方のいいとこ取りをしたようなスマートフォンが「Galaxy Z Flip」シリーズです。
今回は、「Galaxy Z Flip」シリーズから2022年の9月に発売された最新機種「Galaxy Z Flip4」をレビューしていきます。
カメラ性能についても詳しく紹介していますので、購入を検討している方の参考になれば幸いです。
もくじ
Galaxy Z Flip4の特徴
Galaxy Z Flip4は、折り畳むことができる「フォルダブルスマホ」と呼ばれるスマートフォンであり、コンパクトさと大画面を両立したスマートフォンになっています。
Galaxy Z Flip4の特徴一覧
- コンパクトなのに大画面
- デザインがスタイリッシュ
- カバーディスプレイ搭載
- カメラに特化した機能がたくさん
- 指紋認証が爆速
- IPX8規格の防水性能
- Felicaにも対応
- アクセサリーが豊富
スペック一覧
項目 | スペック詳細 |
---|---|
ディスプレイ | メイン:6.7インチ Dynamic AMOLED 2X(有機EL) カバー:約1.9インチ Super AMOLED |
ディスプレイ解像度 | メイン:2,640×1,080(FHD+) カバー:260×512 |
リフレッシュレート | 1〜120Hz ※メインディスプレイのみ |
静止画 | ◇アウトカメラ(2眼構成) – 超広角:1,200万画素(F2.2) – 広角:1,200万画素(F1.8) ※広角カメラには光学式手ブレ補正搭載 ◇インカメラ – 1,000万画素(F2.4) |
動画 | ◇アウトカメラ – 4K(30/60fps) – FHD(30/60fps) – HD(30fps) ◇インカメラ – 4K(30/60fps) – FHD(30/60fps) – HD(30fps) |
OS | Android™ 12 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 8+ Gen 1 オクタコア:3.18GHz, 2.7GHz, 2GHz |
メモリ(RAM) | 8GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 128GB |
SIMカード | nanoSIM / eSIM |
通信規格 | 5G(sub6) / 4G LTE |
Bluetooth | Bluetooth v5.2 |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax |
NFC | 対応(FeliCa対応) |
バッテリー容量 | 3,700mAh |
充電規格 | USB-C QC2.0(最大25W) ※ワイヤレス充電は15W ※ワイヤレスパワーシェア対応 |
防塵防水性能 | IPX8 |
サイズ (高さ×幅×厚さ) |
◇開いた状態 約84.9mm x 71.9mm x 15.9-17.1mm ◇閉じた状態 約165.2mm x 71.9mm x 6.9mm |
重さ | 約187g |
カラーバリエーション | ボラパープル/グラファイト/ピンクゴールド |
支払総額 (2023年1月現在) |
◇docomo 154,000円 ◇au 159,870円 ◇楽天モバイル 139,800円 |
コンパクトなのに大画面
Galaxy Z Flip4を初めて手に取った時に、筆者がまず驚いたのはコンパクトさと重量です。
筆者は一般的な男性と比較して手が小さめなので、大きめのスマートフォンは苦手で普段はiPhone 12 miniを使用しているのですが、それでいてもGalaxy Z Flip4の折り畳まれたフォルムはものすごくコンパクトに感じました。
また、大画面のスマートフォンを折りたたんでいるので重量はそこそこあるのかと勘違いしていたのですが、約187gと大きさの割に軽量に感じました。
それでいて、6.7インチの大画面なのでネットサーフィンはもちろんのことTwitterやInstagramなどのSNSも一度に多くの情報を表示させることが可能です。
さらには、画面のアスペクト比が22:9となっており、シネマスコープサイズのコンテンツを視聴時には画面いっぱいでコンテンツを楽しむことができます。
YouTubeなどの16:9の動画もピンチアウトすることで表示領域は狭くなってしまいますが、画面いっぱいでコンテンツを視聴することも可能です。
前作に比べてデザインが良くなった
Galaxy Z Flip3と比較して、側面や折りたたみ機構部分に光沢感が増しスタイリッシュになりました。
角もGalaxy Z Flip3と比較するとより丸みがなくなり、より洗練された美しさを感じます。
また、折りたたんだ際のヒンジ部分の出っ張りもGalaxy Z Flip3と比較すると抑えられており、よりコンパクトかつスタイリッシュなスマートフォンになっています。
今回レビューしている「グラファイト」の他、「ボラパープル」と「ピンクゴールド」の3色展開なっており、どのカラーを選んでも高級感のあるデザインとなっています。
小さいカバーディズプレイでもできることは沢山
メインディスプレイの他に、折りたたんだ際に表示させることができるカバーディスプレイが搭載されています。
ここでは時計やバッテリー残量のほか、さまざまな情報を表示することが可能です。
表示可能な情報
- 時計
- ミュージック
- 今日のスケジュール
- 次のアラーム
- 歩数
- ボイスレコーダー
- タイマー
- カレンダー
- 天気予報
- スピードダイヤル
- 楽天ペイ
※2023年1月現在
カバーディスプレイに表示できる情報は日々アップデートされており、2022年の12月には楽天ペイにも対応しました。
これにより、カバーディスプレイでバーコードやQRコードを表示させることができるので利便性が高まります。
指紋認証が爆速
Galaxy Z Flip4は、顔認証と指紋認証のダブル生体認証を搭載しています。
電源ボタンが指紋認証一体型のボタンになっているので、画面の表示と同時にロックの解除が可能です。
特に指紋認証は認証速度が桁違いに爆速なので、画面がついたタイミングでロックが解除されています。
昨今はマスクをしていることも多いので、指紋認証が搭載されていることは日常使いでも便利です。
Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1搭載のCPU性能
Galaxy Z Flip4は、2022年5月に発表された高性能なCPU「Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載しています。
CPU性能を数値化できるアプリ「Geekbench 5」を使用して、CPU性能を測定してみました。
Galaxy Z Flip4 | Google Pixel 6a | iPhone 14 Pro | |
---|---|---|---|
Single | 939 | 1055 | 1760 |
Multi | 3099 | 3067 | 4809 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 8+ Gen 1 | Google Tensor | A16 Bionicチップ |
Geekbench 5に掲載されているQualcomm® Snapdragon™ 8+ Gen 1のスコアがSingle:1311、Multi:4070となっており、Galaxy Z Flip4はQualcomm® Snapdragon™ 8+ Gen 1の性能を十分に発揮できていないことがわかります。
一方で、他のスマートフォンには劣るもののスマートフォンには十分すぎるほどの性能のCPUです。
試しに3Dグラフィックが多用されている「Apex Legends Mobile」をグラフィックを最高設定にしてプレイしてみましたが、途中で落ちてしまう心配もありませんでした。
発熱に関しても30分ほどプレイしてみましたが、ほんのり暖かくなる程度でした。
バッテリー持ち
Galaxy Z Flip4は、前作のGalaxy Z Flip3から400mAhバッテリー容量が大きくなり、3,700mAhとなりました。
一方で同サイズのスマートフォンは4,000mAhを超えるものも多くあり、Galaxy Z Flip4のバッテリーは小さく感じる方もいるかと思われます。
一般的なスマートフォンは縦長のバッテリーを搭載しているため、折りたためる機構が故に仕方ないのかもしれません。
実際に、朝からGalaxy Z Flip4を持ち出してカメラを使用したり電車で移動中に動画を見たりしてみました。
出発時に100%の状態で家を出て、移動中はYouTubeを観たりストリーミングサービスで音楽を聴いたり、写真の撮影を20枚ほどしたりし、24時頃に自宅につきました。
最終的にバッテリー残量は54%となっており、動画視聴や写真の撮影などバッテリーを多く使用することをしていても1日は十分に保つバッテリー容量と言えます。
急速充電に対応
Galaxy Z Flip4は、25Wの急速充電に対応しています。
30分で10%から57%まで充電することができます。
朝起きた時に充電し忘れに気がついても、身支度をしている間に数時間は使用できるまで充電することが可能です。
充電器は付属していないので、25W以上の充電が可能な充電器を別途購入するのがおすすめです。
ワイヤレス充電・リバースシェアにも対応
本体下部分はワイヤレス充電にも対応しています。
有線での充電よりも出力W数は落ちてしまいますが、最大で15Wの充電に対応しています。
また、Galaxy Z Flip4から他の機器への充電を可能にするリバースシェアにも対応しています。
これにより、出先でもワイヤレスイヤホンなどの充電が可能になります。
IPX8規格の防水性能
Galaxy Z Flip4は前作のGalaxy Z Flip3から防水に対応し、フォルダブルスマホでありながらIPX8規格の防水性能に対応しています。
IPX8は急な雨や水濡れはもちろんのこと、最深1.5mの淡水に最長30分間浸水しても耐えることのできる性能です。
お風呂の中で音楽や動画を楽しんだり、プールや海に持っていっても安心です。
Felica(フェリカ)にも対応
スマートフォン選びで重要なのが、FeliCaに対応しているかというところです。
筆者もキャッシュレス化をしており、基本的にはiPhoneに登録しているIDで決済を行なっています。
Galaxy Z Flip4はしっかりとFelica(フェリカ)に対応しており、おサイフケータイを使用することも可能です。
本体背面にFelica(フェリカ)が搭載されているので、スマートフォンを閉じた状態でも利用が可能です。
アクセサリーが豊富
Galaxy Z Flip4の魅力の一つに、純正のアクセサリーの豊富さがあります。
高級感のあるレザーケースから、落下防止に役立つリングやストラップ付きのケースなどがあります。
ポップなカラーから選択できるので、自分好みにカスタマイズすることもできますし、スマートフォンのカラーに合わせて選択することもできます。
カメラに特化した機能がたくさん
Galaxy Z Flip4の最大の特徴は、カメラ機能です。
リアカメラには12MPの広角と超広角カメラ、フロントカメラには10MPのカメラが搭載されています。
この3つのカメラと折りたたみスマホならではの撮影方法やカバーディズプレイを使用した撮影方法は、Galaxy Z Flip4の持ち味とも言えます。
Galaxy Z Flip4ならではのカメラ機能を、作例とともに紹介したいと思います。
集合写真を思いの画角で
普段、複数名で写真を撮る時どのように撮影していますか?
腕をめいいっぱい伸ばして、ぎゅぎゅうに肩を寄せ合いながら撮影してはいないでしょうか?
Galaxy Z Flip4ならそんな必要はありません。
本体を半分に折りたたむことで自立させることができるので、ハンズフリーで撮影が可能になります。
セルフィーを高画質で
従来のスマートフォンのフロントカメラでは画質が劣化してしまったり、背面のカメラを使用しての撮影は不可能でした。
Galaxy Z Flip4ならカバーディズプレイを使用することで、メインカメラでのセルフィーも可能です。
自立させておくことで、一人でも第3者に撮影してもらったような画角での撮影もできます。
Vlogのような動画撮影時も自身の姿を確認しながら撮影ができるので、撮影の幅が広がります。
クリエイターのような画角で
縦おきだけでなく横置きや斜めなど従来のスマートフォンではできなかった、不思議な角度からの撮影も可能です。
TikTokなどのSNSで映える動画の撮影にも最適です。
ビデオ通話も正面から
従来はスマートフォンでビデオ通話する際は手持ち出会ったりスタンドを使用する必要がありました。
しかし、長時間の通話では腕が疲れてしまいますし、スタンドを使用しても画角が正面ではなく少し角度のある映像になってしまっていました。
Galaxy Z Flip4なら縦置きにすることで長時間でも疲れることはないですし、正面からの映像でビデオ通話することが可能です。
Galaxy Z Flip4の作例を紹介
最後に、Galaxy Z Flip4のメインカメラの性能を作例と主に紹介していきたいと思います。
感想としては、コンストラストが高く空などの青色がはっきりと表現されているイメージです。
iPhone 14 ProやNothing Phone (1)と比較してみるのもおすすめです。
広角と超広角カメラを比較
ポートレートモード
細かい部分までしっかりと認識して背景をぼかしてくれました。
ナイトモード
動画の手ぶれ補正検証
Galaxy Z Flip4の気になるポイント
Galaxy Z Flip4を実際に使用していて気になるポイントもいくつかありましたので紹介したいと思います。
エンタメ利用では大画面の恩恵は少ない
6.7インチの大画面ですが、コンテンツ視聴時や電子書籍などの利用時は余白部分が大きくなりあまり恩恵を受けることができません。
それは、22:9という縦長のアスペクト比が原因だと考えられます。
前述した、シネスコープサイズの映画は画面めいいっぱいで楽しむことができますが、YouTubeやアニメなどは余白が気になるかもしれません。
縦長のディスプレイが違和感がある
これもアスペクト比に関わる話ですが、Galaxy Z Flip4のディスプレイは従来のスマートフォンと比較して縦長になっており違和感を感じました。
慣れの問題かもしれませんが、他の機種からの移行をお考えの場合はこれまで使用していたアプリなどで違和感を覚えるかもしれないです。
Felica(フェリカ)の位置が微妙
これは筆者が普段iPhone使用しているからかもしれないですが、Felica(フェリカ)の位置が絶妙な位置にあると感じました。
スマートフォン背面の右下部分にFelica(フェリカ)センサーがあるのですが、折り畳まれているとポケットから取り出した際に迷うことがありました。
Suica利用で改札の前であたふたしないように、ポケットに入れる向きなどは注意する必要がありました。
Galaxy Z Flip4はまさにSNS世代におすすめのスマートフォン
MMD研究所のデータによると、2022年5月時点でのiPhoneのシェア率は44.1%となっており、10〜20代の女性に関しては70%以上の方がiPhoneを所有しているというデータがあります。
一方で、今回紹介したGalaxy Z Flip4は自撮りに適したカメラやキャッシュレス時代に伴ったコンパクトさなど、まさにZ世代と呼ばれる10〜20代におすすめのスマートフォンです。
決して手頃な価格帯のスマートフォンではないですが、iPhoneと同価格帯ですし選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
スマートフォンはレンタルできる
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製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。
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