SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporary実写レビュー。普段の相棒にしたくなる高性能な単焦点レンズ
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カメラ市場の主流がすっかりミラーレスになっている中、ソニー、ニコン、キャノンなど、各メーカーのミラーレス一眼カメラの進化は著しいものです。
それにあわせて、対応した純正レンズのナインナップも増えてきていますが、ここ最近では、純正ではない「サードパーティ製」レンズのラインナップも充実してきている印象です。
サードパーティ製レンズは、単に価格が安いから選ばれるものだった時代から、性能やデザイン性の高さから、あえて、選ばれるものになってきています。
そんな中、今回は、サードパーティ製レンズの代表格であるSIGMAから2023年4月に発売されたばかりの新作、「SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporary」をメーカーからお借りして使用させていただきましたのでご紹介します。
SIGMAの新作単焦点レンズを詳しくお伝えできればと思います。
もくじ
SIGMA「Iシリーズ」の新作レンズ
SIGMAは、大きく分けて3つのラインでレンズを展開しています。
全ての設計要素が最高の光学性能と豊かな描写力に注がれている「Artシリーズ」、最新のテクノロジーで光学性能とコンパクトさを両立させた「Contemporaryシリーズ」、そして高い光学性能と運動性能を発揮する「Sportsシリーズ」です。
さらに、Contemporaryシリーズのなかでも、綺麗な画が撮れる以上の価値を追求し、レンズを所有することの喜びにもフォーカスした「Iシリーズ」というものがあり、今回紹介する「SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporary」はこのシリーズに属するレンズとなります。
そんな、性能やデザインにもこだわられているこちらのレンズを、詳しくご紹介していきます。
SIGMA(シグマ)のおすすめレンズ14選。安さと画質から選ぶ人気カメラレンズをご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
外観レビュー
まずは、「SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporary」の外観面について、携帯性や操作性なども一緒にご紹介します。
シンプルでクラシックなデザイン
「SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporary」は、シンプルながらどこかクラシックなデザインです。
思わず操作したくなるようなデザイン性の高い絞りリングや、機能として必要な「AF/MF」切り替えスイッチなどが装備されています。
また、「Iシリーズ」の特徴の一つでもあるのですが、外装部品に加え、操作リングと摺動する内部の構造部品に至るまで金属素材の削り出しで作られています。
触ると金属らしくひんやりとし、少し重みがあり、高級感を感じられます。
純正レンズよりももはや高級品になりつつあるSIGMAらしいおしゃれなデザインで、性能の高さだけでなく、持っているだけで、満足感が得られるようなレンズといえます。
高性能ながらコンパクト
SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporaryは重さ約350gです。
正直、種類の多い「50mmの単焦点レンズ」という括りで考えると、性能が抑えられ、もっと小型軽量なレンズが存在するのも事実です。
一方、同メーカーで、性能に重点を置かれた「50mm F1.4 DG DN Art」が約660gであることと比較するとかなり小さい作りで、おそらくF2と少し暗くすることで性能の高さを保ちつつ軽量化がなされているのではと思われます。
高性能かつ小型軽量化を両立させた中級者から上級者向けのちょうどいい1本といえます。まさに「Contemporaryシリーズ」らしいレンズです。
とても便利なマグネット式キャップ
SIGMA 17mm F4 DG DN Contemporaryには「マグネット式メタルキャップ」が付属されています。
これにより、レンズキャップの着脱がとても楽になり、カバンの中で外れる心配も少なく、スナップ撮影などレンズキャプの着脱が多い場面では特に重宝します。
撮影時は、基本的にこのマグネット式キャップを使用していたのですが、キャップをカチャカチャするあの小さなストレスから解放され、全てのレンズに装備されて欲しいと感じるほどでした。磁力の具合もすぐには外れない強さでかつ外しにくく感じない程度の弱さになっており、絶妙です。
ちなみに、キャップにフォーカスした公式のPR動画がちょっとシュールでかっこいいので、ぜひご覧ください。
性能レビュー
ここからは実際にα7ⅣにつけてSIGMA 50mm F2 DG DN Contemporaryで撮影した作例をお見せしながら性能について紹介したいと思います。
F2という明るさ
50mmの単焦点レンズを検討されている方の多くは、ボケ味を楽しみたいと感じていると思います。
F2という明るさは少し暗めになるため、実際どれくらいボケるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporaryは、とても綺麗なボケ味を楽しむことができます。F1.4のレンズのようなピント面がとても狭くとろんとボケた描写は難しいですが、自然な、多くの方が求めているであろう背景ボケや前ボケを楽しむには十分です。
そして、玉ボケも綺麗で、さらには葉の質感まで繊細に描写しています。
それでいて、ピント面はSIGMAらしくとてもシャープで、メインとなる被写体がぐっと際立ちます。
使いやすい画角とさすがの描写力
50mmという焦点距離は、とても汎用性の高い標準域になります。
そのため、SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporaryはシーンを問わず活躍します。
ちょうどいい画角で子供撮影に使いやすく、また、標準域とはいえ50mmは比較的歪みが少ないので、テーブルフォトや食事の撮影にも向いています。
そんな何気ない日常の写真も、緑や木漏れ日の綺麗さや、ケーキや花の質感までしっかり捉えてくれるので、なんだか特別な写真に感じられます。
また、AFもとても優秀で、歩いている子を撮影するのも困りません。パッと気になった風景を撮影するスナップ写真にも最適です。
強い逆光耐性と防塵防滴構造
SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporaryは、スーパーマルチレイヤーコートが採用されており、逆光にも強い仕様になっています。
これは日差しがかなり強い日の木漏れ日を撮影したものですが、ゴーストやフレアは見受けられず、日に透ける葉がとてもクリアで、しかも葉脈までしっかりと捉えられており、さすがの描写力といった感じです。
こういったシーンでも白飛びや黒潰れしにくく、陰影がありそして奥行きを感じられる写真にしてくれます。
また、この写真のように空と屋根の境界がある場合、色滲みが見られることが多いのですが、この写真ではそれがほとんどなく、色収差もかなり抑えられています。
さらに、SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporaryは防塵防滴構造になっており、気軽に外に持ち出して、スナップ撮影やポートレートなどを楽しむことができます。
とても使いやすい画角で、普段から持ち歩くにもちょうどいいレンズですので、とても嬉しいポイントです。
SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporaryのフォトギャラリー
様々なシーンで撮影しましたので、ご紹介します。
レンティオ写真部では数多くの写真コンテンツを展開中！
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製品仕様
| 項目 | スペック詳細 |
|---|---|
| レンズ名 | SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporary |
| 焦点距離 | 50mm |
| 明るさ | F2 |
| レンズ構成 | 8群11枚 |
| 絞り羽根 | 9枚 |
| 最短撮影距離 | 45cm |
| 最大撮影倍率 | 1:6.9 |
| 最小絞り | F22 |
| フィルター径 | 58mm |
| 寸法 | 約70mm×70mm |
| 質量 | 約345g |
高性能で携帯性も高く相棒となるレンズ
一眼をお使いの方の多くは、ボディにつけっぱなしにしているレンズってありますよね。
SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporaryはそんな普段の相棒となるレンズになること間違いなしです。
50mmという使いやすい画角で、とても描写力が高く、どんなシーンでも重宝するのはもちろんのこと、本体のコンパクトさ、マグネット式キャップ、そして防塵防滴といった仕様のおかげで、携帯のしやすさや使いやすさも高くなっています。
少し高級なラインのレンズですので、より高性能な単焦点レンズを求めている中級者以上の方にはもちろんのこと、単焦点レンズを使ってみたいと思う初心者の方にもおすすめしたい1本です。
SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporaryはレンタルできる
今回ご紹介してきたSIGMA SIGMA 50mm F2 DG DN Contemporaryをはじめ、気になるカメラ機材はレンタルでお試しすることもできます。
気になるけど購入を迷われているシーンにおいては、一度短期間でもお試しすることがおすすめで、カメラのレンタルサービスを有効活用することができます。
Rentioでは、気になるカメラボディやレンズを最短3泊4日から気軽でお得にレンタルすることができ、お試しするには最適なサービスを提供しています。
決して安くない買い物ですので、Rentioで気になるカメラ機材をレンタルして、失敗しないカメラ機材選びに役立ててみてはいかがでしょうか。
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