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DJI Osmo Pocket 4とPocket 3の違いを徹底比較|買い替えは必要?実写レビューで解説

ライター

田中 一馬

更新日2026/05/18

実際に撮影

大人気Vlogカメラの「Osmo Pocket」。そんなDJIから「Osmo Pocket 4」が発売されました。

前機種からどう変わったのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、「撮影後の色調整を前提とするプロ」や「より豊かな映像表現を求める方」には買いの一台です。一方、Pocket 3でカジュアルなVlog撮影を楽しんでいる方であれば、急いで買い替える必要はないとも言えます。

本記事では実際に2機種を同時使用し、画質や操作感、アクセサリーの互換性といった点から両者の違いをレビューしていきます。

 

Osmo Pocket 4の新機能とスペック

製品画像1
まずはPocket 3との比較の前に、Osmo Pocket 4の機能やスペックについて紹介していきます。

  • 新型1インチCMOSセンサーを搭載
  • シネマ機のような4K/240fps撮影が可能
  • 物理ボタンの戦略的配置
  • 高輝度1000nitディスプレイ
  • 新搭載された107GB内蔵ストレージ
  • USB 3.1で転送スピードUP

新型1インチCMOSセンサーを搭載

製品画像4
新世代の1インチCMOSセンサー搭載により、明暗差ある環境下での表現力が底上げされています。

前作の12.8ストップから14ストップのダイナミックレンジ(「4K/60fps以下」の設定時)に拡大。

静止画解像度約3700万画素の表現力による「2倍ロスレスズーム」は、高画質を維持したままクロップが可能。
D-log
カラーモードが前作の「D-Log M」から、フラットな色合いの「10-bit D-Log」へと進化しカラーグレーディング(撮影後の色調整)がしやすくなっています。

シネマ機のような4K/240fps撮影が可能

最大10倍のスローモーションに対応し、高級シネマ機に負けない表現力を搭載。

通常速度では見逃してしまう一瞬の動きも、超高フレームレート収録によって滑らかで印象的なスローモーション映像へと変換してくれます。

スローモーション時はD-Logが使用不可になるものの、日常のワンシーンを映画のワンカットのように演出することが可能です。

物理ボタンの戦略的配置と進化

製品画像2
スクリーンを回転させた際に現れる「ズームボタン(左)」と「カスタムボタン(右)」が新設され、メニューを介さず瞬時にズーム倍率の変更や、写真・動画モードの切り替えが可能になりました。

また、進化型5Dジョイスティックにより操作範囲が拡大し、押し込み具合でジンバル速度を制御できるリニアな操作感を実現。

より繊細なカメラワークを追求できるようになっています。

高輝度1000nitディスプレイ

製品画像3
屋外視認性が1000nitへと強化大幅に向上し、屋外での撮影時の利便性が向上しています。

視認性が向上することにより、直射日光下でのフレーミングミスを低減させる効果が期待できます。

新搭載された107GB内蔵ストレージ

内蔵ストレージ
既存ユーザーからの要望が多かった内蔵ストレージを搭載。

SDカードスロットには新しく蓋が設けられ、防塵・防滴性が向上、過酷な環境下でのデータ保護というニーズにも応える設計変更となっています。

USB 3.1で転送スピードUP

前モデルのUSB 2.0から3.1規格へ進化し、理論値800MB/s(有線転送)のハイスピード転送を実現。

日常的に動画編集を行うクリエイターや、撮影先で大量の素材を素早くバックアップしたいユーザーにとって、この高速転送は大きなメリットとも言えます。

スタンダードコンボとクリエイターコンボ別売りアクセサリーの内容

アクセサリー
各セットの内容と別売りアクセサリーについて以下にまとめました。

項目 Osmo Pocket 4 スタンダード コンボ Osmo Pocket 4 クリエイター コンボ
価格 79,200円 99,880円
Osmo Pocket 4 x1 x1
USB-C − USB-C PDケーブル (USB 3.1) x1 x1
Osmo Pocket 4 ジンバルクランプ x1 x1
DJI リストストラップ x1 x1
Osmo Pocket 4 ハンドル(1/4インチねじ穴付き) x1 x1
Osmo Pocket 4 ポータブル キャリーポーチ x1 x1
DJI Mic 3 トランスミッターマグネティック充電ケーブル x1
Osmo Pocket 4 キャリーバッグ x1
Osmo ミニ三脚 x1
Osmo Pocket 4 補助ライト x1
DJI Mic 3 マグネット x1
Osmo Pocket 3 広角レンズ x1
DJI Mic 3 トランスミッター x1
DJI Mic 3 マグネティッククリップ x1
DJI Mic 3 ウィンドスクリーン(ブラック) x1
DJI Mic 3 ウィンドスクリーン(ブラック/グレー) x1

前モデルアクセサリー取り付け
アクセサリーの互換性が確保されているため、Osmo Pocket 3のアクセサリーをOsmo Pocket 4で使用することができます。

一方でバッテリーハンドルについては両者共に使用可能ですが、USBポートの規格が異なるため、基本的には機種に対応したバッテリーハンドルの使用がおすすめです。

Osmo Pocket 4とPocket 3を実使用して比較

実際に撮影
実際に2つの機種を同時使用し、以下のポイントに着目して画質や使い勝手について確認してみました。

比較ポイント

  • スペック比較
  • 同時撮影して映像を比較
  • 変更点を踏まえた操作感や利便性

スペック比較

まずは両製品のスペックを比較表にしてまとめました。

項目 Osmo Pocket 4 Osmo Pocket 3
センサー 1インチ CMOS 1インチ CMOS
有効画素数(写真) 37MP 9.4MP
レンズ焦点距離 20mm 20mm
絞り f/2.0 f/2.0
動画解像度 4K (16:9):3840×2160@24/25/30/48/50/60fps

1080p (16:9):1920×1080@24/25/30/48/50/60fps

3K (9:16):1728×3072@24/25/30/48/50/60fps

1080p (9:16):1080×1920@24/25/30/48/50/60fps

4K (16:9):3840×2160@24/25/30/48/50/60fps

2.7K (16:9):2688×1512@24/25/30/48/50/60fps

1080p (16:9):1920×1080@24/25/30/48/50/60fps

3K (1:1):3072×3072@24/25/30/48/50/60fps

2160p (1:1):2160×2160@24/25/30/48/50/60fps

1080p (1:1):1080×1080@24/25/30/48/50/60fps

3K (9:16):1728×3072@24/25/30/48/50/60fps

2.7K (9:16):1512×2688@24/25/30/48/50/60fps

1080p (9:16):1080×1920@24/25/30/48/50/60fps

スローモーション(4K) 4K (16:9):3840×2160@100/120/200/240fps 4K (16:9):3840×2160@120fps
ダイナミックレンジ 14 stops 12.8 stops
ズーム 2倍ロスレスズーム デジタルズーム
被写体追跡 ActiveTrack 7.0 ActiveTrack 6.0
内蔵ストレージ 107GB なし
外部ストレージ microSD(最大1TB) microSD(最大1TB)
動作時間 240分 166分
USB規格 USB 3.1 USB 2.0
バッテリー容量 1,545mAh 1,300mAh
駆動時間 最大240分 最大166分
画面 2インチ回転式(1000nit) 2インチ回転式(700nit)
重量 190.5g 179g

なお、Pocket 3で対応していた1:1(正方形)動画モードはPocket 4では廃止されています。正方形フォーマットの動画撮影が中心のユーザーは注意が必要です。

同時撮影して映像を比較

実際にOsmo Pocket 4とPocket 3を同時に使用して、映像を比較してみました。

Pocket 3に比べてPocket 4はダイナミックレンジの広さにより、白飛びを抑えたあたたかみのある仕上がりで、前作よりも画質の向上が見られます。
低照度撮影

低照度モードの撮影でもPocket 3に比べてノイズを抑えたクリアな仕上がりで、光と影のグラデーションを見るとPocket 4の方が階調が豊かであることがわかります。

静止画1

静止画撮影(比較のため通常モードでの撮影)についても画質の向上が感じられる印象。

動画と同様に色合いの豊かさに差が見られ、Pocket 4の色鮮やかな表現が印象的です。

静止画2

さらにPocket 4のみに搭載された高画質静止画撮影モード「Super Photo」を利用した作例です。

superphoto

3700万画素の高精細な画像を手軽に作り出せるため、スチル(静止画)撮影機としての運用も可能ではないでしょうか。

さらにオーディオ性能も向上し、現地の音声を臨場感のあるサウンドで表現されている点も見逃せません。

変更点を踏まえた操作感や利便性

ジョイスティック
2つの物理ボタン新設や5Dジョイスティックへの進化があり、特にジョイスティックの操作性が向上したのが印象的。

カスタムボタンがあることで、よく使う操作をプリセットできるのもうれしいポイントです。

駆動時間についてもバッテリー容量が1,300mAhから1,545mAhにアップしたため、最大166分から最大240分に進化。

さらに内蔵ストレージ搭載により、SDカードなしでも撮影可能になったことで、現場での安心感が生まれました。

動画撮影中でも2倍ロスレスズームを利用できるようになり、前作より効率の良い撮影が行えるようになったことも注目すべき点です。

新アクセサリーの使い勝手

補助ライト
多彩なアクセサリーの中でも注目なのが、「Osmo Pocket 4 補助ライト」です。

カメラ後部にワンタッチ装着し、カメラの向きと連動して照度調整できるため、これまで以上に夜間の撮影がしやすくなっています。

向上した低照度環境での表現力と合わせて、幅広い表現の映像作成ができるのではないでしょうか。

Osmo Pocket 4を使用して気になった点

ネジ穴について

前作同様、大きな問題点はありませんが、本体に三脚のねじ穴が設けられていない点に変更はなく、三脚使用時は拡張ハンドルを取り付ける必要があります。

ジンバルクランプ

また保護ケースが小型化された形のジンバルクランプとなったため、画面の保護性能が低下したというレビューも存在します。

ただ実際に持ち歩いてみるとケースが幅を取らなくなった分、機動力はアップした印象です。

Osmo Pocket 4は前作より映像にこだわりたい方におすすめ

アイキャッチ

シネマ機に匹敵するスローモーション撮影や、10-bit D-Logによる快適な色編集など、前作より映像や写真の画質にこだわりたい方におすすめです。

操作感や駆動時間も大幅に向上しているので、これからVlogやYoutube撮影を行う初心者の方にもおすすめできる仕上がりとなっています

ぜひ本記事を参考に、Osmo Pocket 4による快適な撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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