キーボード・マウスカテゴリの人気記事
パソコンメーカーとしても名高いHPが、2021年に買収しHP傘下に加わった「HyperX」。
ゲーミングモニターやヘッドセット、ゲーミングキーボどなど数多くのゲーム周辺機器を取り扱う同社が、新たにゲーミングマウス「HyperX Pulsefire Haste 2」を発売しました。
「HyperX Pulsefire Haste 2」は、前シリーズである「HyperX Pulsefire Haste」よりもさらに軽量化し、53gの超軽量を実現しました。
また、最大26,000DPIに対応し、ポーリングレートは8,000Hzとなっています。
それでは早速、「HyperX Pulsefire Haste 2」を詳しくレビューしていきます。
もくじ
HyperX Pulsefire Haste 2の特徴
HyperX Pulsefire Haste 2の特徴は以下の8つになります。
- 53gの軽量
- ちょうどよいサイズ感
- メカニカルスイッチを採用
- バージンPTFEソールを採用した底面
- 柔軟性のあるケーブル
- 最大26,000DPIセンサー搭載
- 8000Hzのポーリングレート
- HyperX NGENUITYでカスタム可能
それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
スペック一覧
HyperX Pulsefire Haste 2のスペックを、前モデルであるHyperX Pulsefire Hasteと比較しながら紹介したいと思います。
前モデルからの入れ替えを検討している方は、参考にしてください。
HyperX Pulsefire Haste 2 | HyperX Pulsefire Haste | |
---|---|---|
センサー | 高精度HyperX 26Kセンサー | Pixart 3335センサー |
ポーリングレート | 最大 8,000Hz | 最大 1,000Hz |
DPI | 最大 26,000DPI | 最大 16,000DPI |
トラッキング速度 | 650 IPS | 450 IPS |
最大加速度 | 50G | 40G |
耐久性 | 1億回 | 6,000万回 |
重量 | 53 g | 59 g |
Amazon価格(2023年6月現在) | 7,980円 | 5,100円 |
53gの軽量さ
HyperX Pulsefire Haste 2の最大の特徴は、53gの超軽量ボディです。
前シリーズのHyperX Pulsefire Hasteでは、ボディをハニカムシェルデザインにし軽量化を実現していましたが、ホコリなどの汚れから実用性面で欠けている面もありました。
HyperX Pulsefire Haste 2では、従来のマウスによくあるソリッドシェルを採用しながらも、6gの軽量化を実現しました。
53gの重量は板チョコ1枚分ほどの重量であり、まさに手に吸い付くような重量です。
FPSなどでは瞬時の操作も快適に行え、長時間のプレイでも支障をきたすことはありません。
握り心地・グリップ感
ゲーミングマウスにおいて、グリップ感や握り心地は非常に重要です。
HyperX Pulsefire Haste 2は、高さが35mm、縦153mm、横75mmとなっており、大きすぎることもなく、小さすぎることもない、ちょうど良い大きさです。
ゲーミングマウスの持ち方は大きく「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」の3つになるかと思いますが、どの持ち方も気になる点はありませんでした。
大きさはそこそこありますが軽量なので、「つまみ持ち」のような小型なマウスに適している持ち方であってもエイムがブレるということもありませんでした。
筆者は、比較的手が小さめですが、マウス全体を覆う「かぶせ持ち」でもどのボタンも押しやすく感じました。
スイッチ・ホイール
HyperX Pulsefire Haste 2は、ゲーミングマウス特有のメカニカルスイッチが使用されております。
使用されているHyperXマウススイッチは最大1億回のクリックに耐える設計となっています。
キーボードでいう茶軸のタクタイルが使用されており、カチッとしっかり押し心地があるので、適度な気持ちよさがあります。
また、ボタンの中央部が窪みになっているので指がフィットしやすく、持っていて安心感もあります。
左右のクリックボタンとは別にサイドボタンが2つ搭載されているのですが、ちょうど親指の先と腹に当たるようになっているので、押しにくさを感じることはありません。
ホイールはノッチ感が少なくなくなっており、細かなホイルー操作というよりかはスムーズにホイールを回すことができます。
ゲームによってはホイールに操作を割り当てることもあると思いますので、ノッチ感の大小は好みが分かれそうです。
バージンPTFEソールを採用した底面
超軽量のHyperX Pulsefire Haste 2の操作性をさらに上げてくれているのが、バージンPTFEソールです。
ソールにはフッ素系の樹脂であるPTFEを使用しており、快適な滑り心地を実現しています。
マウスパッドだけでなく机の上でも快適な操作性を得られるので、非常にスムーズなマウス操作が可能です。
ケーブルの柔軟性
ゲーミングマウスにはBluetoothや専用のドングルを使用して接続する無線接続のタイプもありますが、HyperX Pulsefire Haste 2は有線タイプとなります。
有線タイプと聞くと操作性に影響が出るのではないかと思いますが、HyperFlex 2ケーブルと呼ばれるパラコード素材のケーブルは非常に柔軟性に長けており、快適に操作することができます。
長さも約1.8mあるので、デスクトップPCの背面のポートに接続しても、操作に影響はありません。
そのままでも十分ですが、マウスバンジーを使用することでさらに快適性をアップできるのでおすすめです。
最大26,000DPIセンサー搭載
HyperX Pulsefire Haste 2は、最大で26,000DPIセンサーに対応しています。
どんなにハイセンシの方でもこれほどの高DPIに設定をすることはないと思いますが、DPIの高さは滑らかさにも影響するとも言われており、エイムなどの細かな操作をしやすくなります。
実際にマウスのDPIを低くしてゲーム内の感度を高くした場合と、マウスのDPIを高くしてゲーム内の感度を低くした場合で比較してみました。
マウスのDPIを高くしてゲーム内の感度を低くした場合の方が、視点の動きが滑らかになったのがわかると思います。
一方で、DPIを高く設定しすぎるとマウスパッド上にあるホコリなどにも反応してしまったり、その他の操作にも影響してくるので、自身の最適な操作感が得られるようにDPIと感度を調整することがおすすめです。
また、マウス中央のボタンを押すことでDPIを5つまで記録することができます。
設定は後述する「HyperX NGENUITYソフトウェア」で行え、200~26000DPIの範囲を50刻みで設定することができるのでゲームタイトルごとにDPIを変えたい場合でも、ボタン一つで設定可能です。
8000Hzのポーリングレート
DPIと同じく操作性に影響するのが、ポーリングレートです。
HyperX Pulsefire Haste 2は、最大で8000Hzのポーリングレートに対応しております。
0.125ミリ秒に1回の割合で信号が送られるので、全く遅延を感じることがありません。
近年は240Hzを超えるモニターも増えてきており、ポーリングレートが低いマウスを使用しているとカクツキを感じてしまいます。
FPSなどの細かなエイム調整が必要な場面では、8,000Hzのポーリングレートが活躍します。
一方で、ゲームタイトルによっては動作に不具合が生じる可能性もありますので、プレイするゲームの推奨設定を確認した方が良いです。
HyperX NGENUITYでカスタム可能
PC用のアプリケーションである「HyperX NGENUITYソフトウェア」を使用することで、上述したDPIなどのカスタマイズを行うことができます。
HyperX NGENUITYソフトウェアでできることは以下の5つになります。
- ライティングの設定
- キーの割り当て設定
- DPIセンサーの設定
- ポーリングレートの設定
- リフトオフディスタンスの設定
DPIは200~26000DPIの範囲を50刻みで設定することができ、ポーリングレートは125/250/500/1000/2000/4000/8000の中から選択可能です。
細かな設定が行えるのも、ゲーミングマウスの魅力とも言えるでしょう。
HyperX Pulsefire Haste 2の気になるポイント
HyperX Pulsefire Haste 2を使用していて、いくつか気になるポイントがあったので紹介したいと思います。
ワイヤレスならこっち
使用されているケーブルは非常に柔軟性に優れているのですが、FPSなどのゲームをプレイしている時に、ケーブルの煩わしさを感じる場面がありました。
また、デスク上にケーブルが常にあるので、見た目もあまりすっきりしません。
重量が少し重たくなってしまうのと、ポーリングレートが最大1,000Hzになってしまうのを除けば、HyperX Pulsefire Haste 2にはワイヤレスタイプもあるので、こちらもおすすめです。
RGBに光らせたい
せっかくゲーミングデバイスを購入したからには、RGBカラーに光らせたいという方もいるのではないでしょうか。
HyperX Pulsefire Haste 2は、マウスホイール部分のみ光仕様になっており、マウス全体は光りません。
キーボードやPCに合わせて光らせたいようであれば、他社製のマウスがおすすめです。
HyperX Pulsefire Haste 2は高コスパなゲーミングマウス
ゲーミングデバイスは機能性を求めると同時に、値段も高くなってしまうというデメリットがあります。
そんな中でも、HyperX Pulsefire Haste 2はゲームプレイを快適に行うための機能もあり、HyperX NGENUITYで細かな設定もできつつも、1万円を切る価格帯を実現しています。
初めてのゲーミングマウスとしてHyperX Pulsefire Haste 2はおすすめです。
ゲーミングマウスは試してから購入できる
実際に自分でゲームをプレイしてみないと、どんなものなのか分からないですよね。
そんな方におすすめなのがお試しレンタルです。
カメラ・家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、ゲーミングマウスをはじめゲーミングデバイスのレンタルも提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
関連記事
[2023]ゲーミングマウスのおすすめ13選!選び方や人気モデルをご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]