キーボードの掃除方法は?メカニカルキーボードを実際に掃除して解説!清掃手順や注意事項、便利な道具も紹介
公開日2024/05/17
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PCを使う上で必須の周辺機器であるキーボード。
仕事でもプライベートでも使うので、毎日必ず使っているという方も多いと思います。
ですが、キーボードの手入れについて、正しい情報に触れる機会はあまりないのではないでしょうか。
毎日ひんぱんに使うキーボードは、実は想像以上に汚れているため、正しく手入れをする必要があります。
今回はキーボードの正しい掃除方法について実践しながら解説します。
もくじ
キーボードの掃除って必要?キーボードはどれくらい汚れている?
毎日使っているキーボードの汚れは一説によれば「トイレよりも雑菌が多い」と言われています。
医療機関での調査や大学での調査でもタンパク汚れや油脂汚れだけでなく、生きた細菌や病原体がいる可能性が指摘されているのです。
特にキーのすきまにはホコリや食べカスが入り込みやすく、見えない汚れがたまっている可能性が高いです。
画像のキーボードは比較的状態がよいものですが、それでも細かいカスやホコリが溜まっていることがわかります。
購入してからあまり手入れをしていないキーボードであればこの数倍は汚れているでしょう。
キーボードは定期的な清掃を心がけましょう。
キーボード掃除の基本と使える道具
最初に、キーボード掃除の基本と使える道具を確認していきましょう。
まずはメーカーの公式情報をチェックする
キーボードの掃除をする前に、使用しているキーボードのメーカー公式ページはチェックしておきましょう。
使用しているキーボードによって構造・材質も異なるので、メーカーが推奨している手入れの方法が最も確実です。
今回は大手メーカーのロジクールの公式ページなどを参考にしました。
基本は「柔らかい布を使ってふき取る」
キーボード掃除の基本として、多くのメーカーでは「乾いた柔らかい布で拭き上げる」ことを推奨しています。
汚れがひどい場合は希釈した中性洗剤やアルコールを布に吹きかけたうえで拭き上げるとより効果があるとされています。
ウェットティッシュ・綿棒・ブラシの使用も効果的
気軽に用意できる道具としてはウェットティッシュや綿棒を使うのもおすすめです。
ウェットティッシュはアルコール入りのものであれば汚れがよく落ちますが、メーカーによってはアルコールの使用を推奨していない場合もあるので、確認の上で使用しましょう。
その他、毛先の柔らかいブラシも効果的です。
キーキャップを外して掃除する際はキーキャップ引抜工具「キープラー」を使う
メカニカルキーボードなど、キーキャップ(キートップ)が交換できるタイプのキーボードであれば、キーキャップを外してから掃除することができます。
キーキャップを外す際、素手でも外すことはできますが、キーキャップの引抜工具である「キープラー」の使用がおすすめです。
キープラーの使い方はとても簡単で、キーキャップ下のすき間にワイヤー部分を差し込んで、ゆっくりと引き抜くだけ。
キープラーを使うことでキーキャップへのダメージを最小限にして、簡単に取り外すことができます。
キーボード掃除の際の注意点・やってはいけないこと
続いてキーボード掃除をする際に注意すべきことも見ていきましょう。
ノートPCのパンタグラフキーボードは無理に分解しない
最近のノートPCはほとんどが薄型の「パンタグラフ式キーボード」を採用しています。
パンタグラフキーボードはキーキャップを外すことはできないので、上から布やウェットティッシュで拭き上げるだけにしておきましょう。
無理に分解すると故障の原因になるので、絶対にやめましょう。
スプレーはキーボードに直接吹きかけない
キーボードは液体に弱いため、アルコールスプレーや洗剤をキーボードに直接吹きかけるのはNGです。
先述した通り、アルコールや洗剤を使う場合は希釈したうえで、布にしみこませて拭き上げることをおすすめします。
漂白剤の使用は非推奨
白いキーボードが変色してしまった際、漂白剤を使おうと考える方もいるかもしれませんが、原則として漂白剤の使用は推奨されていません。
先ほどご紹介したロジクールをはじめ、多くのメーカーの公式ページで漂白剤は使用しないよう注意喚起されています。
漂白剤の使用はキーボードにダメージを与え、コーティングや印字が損傷する原因にもなりえます。
メーカーの公式情報を確認し、適切な洗剤のみ使用することをおすすめします。
エアダスター・ジェル(スライム)の効果は限定的
その他、キーボードの清掃によく使われているのは「エアダスター」です。
エアダスターは一定の効果はありそうですが、実際に使ってみるとキーボードの中をホコリが移動するだけで、あまり効果を実感できませんでした。
キーボード清掃用のジェルも市販されていますが、こちらもキーボード内部のホコリはあまり取れず、製品によってはべたつきが残ってしまう可能性もあるため、あまりおすすめできません。
キーボード掃除の手順:メカニカルキーボード「ロジクール G715」を使って実践
ここからは実際にキーボードを使って清掃の手順を見ていきましょう。
検証用のキーボードにはメカニカルキーボード「ロジクール G715」を使用しました。
白を基調としたスタイリッシュなデザインのゲーキングキーボードで、カスタマイズ性が高いためキートップやフロントパネルも外しやすいのが特徴です。
まずは電源を切ってキーボードの写真撮影
清掃前に、キーボードの電源は必ず切りましょう。通電した状態で清掃してしまうと、万が一液体が内部に入った際に故障の原因となります。
また、初めにキーボード全体の写真を撮影しておくとキーの正しい並びを記録しておけるので、後々便利です。
キーキャップを外す
先ほど紹介したキープラーなどの器具を使ってキーキャップを外していきます。
一度に全部外してもよいですが、個人的には部位ごとに少しずつ進めていく方がキーキャップを戻す作業が楽でした。
綿棒を使って細かいカスを取り除く
キーキャップが外せたら、キースイッチのすき間のカスを取り除いていきます。
今回いくつか道具を試しましたが、綿棒を使用するのが一番楽だと感じました。
綿棒を使えばすき間の掃除もやりやすく、ホコリやカスもしっかりと取り除くことができます。
キーボードを痛める心配もないのでおすすめです。
柔らかい布やウェットティッシュでキーキャップと全体を吹き上げる
カスを取り終わったら、布やウェットティッシュで全体を拭き上げていきます。
その際、キーキャップもしっかりと拭き上げることで、汚れや黒ずみを落とすことができました。
キーボードは正しく清掃して快適なPCライフを
清掃を始める前は大変そうに感じていましたが、やってみると意外と簡単で、30分ほどで清掃は完了。
キーキャップを外して清掃する方法は効果も高そうなので、筆者自身も今後はキーボードの定期的な清掃を心がけたいと思います。
メンテナンスが面倒な場合はキーボードレンタルもおすすめ
「仕事で使う外付けキーボードを試したい」
「実際にどんなものなのか、自分のパソコンで試してみたい」
そんな方にはお試しレンタルがおすすめです。
カメラ・家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、様々なキーボードのレンタルも提供しています。
レンティオなら清掃・メンテナンスもしっかり実施しているので、メンテナンスが苦手な方も安心して利用できます。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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