ひげ剃りにはT字カミソリ・電動シェーバー・ヒゲ脱毛のどれがいい?コスパやメリットとデメリットを考察してみた
更新日2023/07/05
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最も多くの男性が、毎日のようにお手入れしているのがひげ剃りではないでしょうか?筆者は高校生のときからひげを剃る習慣が始まったので、60年、70年と長い人生を通して付き合っていく習慣の1つと言えます。
筆者はこれからもひげ剃りとは長く付き合っていくのだろうなぁと思っていたのですが、「これからの人生、毎日のひげ剃り時間やランニングコストがもったいないので、一気に片付けてしまいたいかも。」と考え、思い切ってひげの医療レーザー脱毛を始めました。
その際にT字カミソリ・電動シェーバー・ヒゲ脱毛を並べ、それぞれのメリットやデメリット、ランニングコストなどを比較・検討したのですが、改めてひげ剃りとの付き合い方は一筋縄ではいかないのだと気付かされました。
そこで、同じようにひげ剃りとの付き合い方に悩んでいる人にとって少しでも有益なものになればと思い、個人メモで残していたものを今回記事にまとめ直しました。
本記事の内容は個人の感想です。肌質や毛質など個人差があると思いますので、あくまでも事例の1つとして参考にしてください。
もくじ
ひげ剃りをランニングコストで比較してみた
ランニングコストの計算するにあたって、下記のT字カミソリ・電動シェーバー・脱毛クリニックを対象にしました。
実際に筆者が使用しているT字カミソリと契約した脱毛クリニック、電動シェーバーは以前古い型番のものを使っていたので同シリーズの2023年6月時点の人気製品を例にしています。
- T字カミソリ:ヘンソンシェービング
- 電動シェーバー:ラムダッシュPRO 5枚刃 ES-LV5J
- ヒゲ脱毛:湘南美容外科(メンズ脱毛)
まずは年ごとの総額/累計での比較になります。細かい定義は後でまとめておりますので、そちらをご確認ください。
コスト総額だけで見れば、生涯で最も安く済ませられるのがT字カミソリとなり、電動シェーバーはその1.5〜1.7倍程度となります。
医療脱毛は初期費用が高いですが、一定回数の施術を終えるとひげが生えてこなくなりますので、30年を過ぎると電動シェーバーより安くなるかもしれない、といった累計コスト感になりました。
コスト | T字カミソリ | 電動シェーバー | ヒゲ脱毛(医療脱毛) |
---|---|---|---|
1年 | 22,380円 | 32,100円 | 93,180円 |
3年 | 31,360円 | 52,120円 | 240,780円 |
5年 | 40,340円 | 72,140円 | 313,580円 |
10年 | 64,280円 | 112,180円 | 313,580円 |
20年 | 128,580円 | 224,360円 | 313,580円 |
30年 | 176,440円 | 304,440円 | 313,580円 |
一方でひげ剃りに掛かる時間で比較すると、T字カミソリはシェービングフォームをつけ伸ばし、ひげそり後に洗顔が要するので、電動シェーバーやヒゲ脱毛と比べると消費時間は多くなります。
ランニングコストの価格差と、シェービングフォームがいらない電動シェーバーによる時短やヒゲ脱毛による時短をどのようにバランスで考えるのかが大事なように思います。
- T字カミソリ:1回10分
- 電動シェーバー:1回7分
- ヒゲ脱毛:T字カミソリ回数が2年目まで1/3以下、3年目以降はほぼ0になると仮定
消費する時間 | T字カミソリ | 電動シェーバー | ヒゲ脱毛(医療脱毛) |
---|---|---|---|
1年 | 2.6日相当 | 1.8日相当 | 1日相当 |
3年 | 7.8日相当 | 5.4日相当 | 2日相当 |
5年 | 13日相当 | 9日相当 | 2日相当 |
10年 | 26日相当 | 18日相当 | 2日相当 |
20年 | 52日相当 | 36日相当 | 2日相当 |
30年 | 78日相当 | 54日相当 | 2日相当 |
T字カミソリのランニングコスト
T字カミソリのランニングコストは次のように仮定し計算しています。
ヘンソンシェービングは本体価格は高いですが替え刃が経済的なため、ジレットなどの一般的なT字カミソリと比べても合計コストにそこまで差は出ません。
T字カミソリは刃数をはじめ種類が多いため、ご自身が利用するT字カミソリでシミュレーションして比較もしてみてください。
項目 | 定義/計算方法 |
---|---|
本体 | ヘンソンシェービングの公式税込販売価格/10年に1回買い替え |
替え刃 | ・替え刃は2週間に1回交換 ・100枚入り2,980円(税込)で販売 ・上記から替え刃(100枚入り)の購入は2年に1回で計算 |
シェービングフォーム | 1本500円(税込)×年間6本使用と仮定 |
電動シェーバーのランニングコスト
電動シェーバーのランニングコストは、2023年6月現在、売れ筋の人気商品である、パナソニックのラムダッシュPROの5枚刃シリーズからES-LV5J-Sをピックアップしました。充電中でも剃れるタイプの電動シェーバーです。
シェービングフォームが不要な代わりに専用オイル、替え刃の交換頻度が少ない代わりに替え刃1回あたりが高くなります。
項目 | 定義/計算方法 |
---|---|
本体 | ・ES-LV5J-Sの公式税込販売価格 ・メーカー公式の使用環境下という条件で内蔵バッテリーの寿命を考えると10年に1回買い替え |
替え刃 | 替え刃は1年半で外刃(税込8,030円)、3年で内刃(外刃+内刃セット税込10,450円)を交換 |
専用オイル | 1本770円(税込)/年と仮定 |
ヒゲ脱毛のランニングコスト
ヒゲ脱毛のランニングコストは、筆者が契約した湘南美容外科の鼻下+アゴ+アゴ下の6回コースともみあげ周囲+頬の6回コースの合計金額で計算しました。
契約時に店舗スタッフに質問したところ「毛質や肌質等の個人差によって違いがあるが、大体20回程度(6回コース×3-4サイクル)が終了目安とのことだったので、最低でも2ヶ月に1回通院し4年間通うという前提にしています。
筆者は1回目からほぼひげ剃りが不要と言えるくらい無くなりましたので、初年度から普段のひげ剃り回数も通常の1/3以下になると仮定しています。
項目 | 定義/計算方法 |
---|---|
施術 | ・湘南美容外科の鼻下+アゴ+アゴ下の6回コースともみあげ周囲+頬の6回コースの合計金額 ・個人差はあるが20回程度が必要なため、6回コース/年×4年と仮定 |
痛み止め | 施術時の痛み止めクリーム1本2,200円/回を回数分購入すると仮定 |
ひげ剃り 日常のお手入れ |
・施術期間中もひげ剃りの手入れは必要になるため、T字カミソリ本体の金額を追加 ・ひげ剃り頻度が減るためシェービングフォームは年間2本分(1,000円)と仮定 |
※実際に必要な回数や普段のお手入れ回数などは個人差があります。
ひげ剃り方法別にメリットとデメリットを考察
ひげ剃り方法ごとに普遍的なメリット・デメリットもあれば、実際に経験して感じたこともあります。
先に紹介したランニングコストや消費時間とも合わせて、各ひげ剃り方法の特徴について考察してみようと思います。
経済的なT字カミソリ
ひげ剃りの中で最も経済的なのがT字カミソリです。
初期費用が安く、替え刃も手頃なため、ランニングコストを最も抑えられます。外出先でも容易に変える身近さといつでもどこにでも持ち運んで使えるコンパクトさも魅力の1つです。
直接肌にカミソリを当てるので根本から深剃りができる強みもありますが、同時に肌乾燥や出血など肌にダメージを与えてしまうデメリットもあります。
ひげ剃り前後で、肌を濡らし温めシェービングフォームをつける時間や保湿などの肌ケア時間も必要になることからも、最も消費時間の多いひげ剃り方法にもなってしまいます。
経済性重視であればT字カミソリ一択と言えますが、その代わりひげ剃りにかける時間や手間、肌への負担を抱え続けてしまいます。
それらと他のひげ剃り方法とのコスト差を比較した際に、経済負担が増えてもそれ以上のメリットを享受できるかどうかが大事な分かれ道になると思います。
手軽さが魅力の電動シェーバー
電動シェーバーはシェービングフォームが不要で、電源を入れてすぐに使えるという手軽さが魅力です。時間がないときでも、ササッと身だしなみを整えられるのは大きな利点です。
他にも替え刃の交換サイクルが長いので手入れが楽だったり、肌への刺激が少ないのもメリットです。
刃が直接肌に当たらない分、T字カミソリと比べて深剃りが苦手だったり、本体サイズが大きいので小回りを利かせた剃り方が難しかったりします。「本体価格の高さ」「故障時/バッテリー残量0のときに使えなくなること」も、デメリットと言えるかもしれません。
深剃りをより重視するなら6枚刃のハイエンドモデルの電動シェーバーにするという選択肢もありますが、販売価格も5-6万円くらいと高価になります。
剃り具合を重視するなら他のひげ剃り方法も選択肢にはいってくるわけですが、電動シェーバーは肌への負担を考えつつ、低ランニングコストで手軽に使える手段になるでしょう。
ひげ脱毛
イニシャルコストが最も高いのがヒゲ脱毛(医療脱毛/レーザー脱毛)です。
定期的な通院、施術の痛みケア、日焼けのケアなど様々な制約は生じますが、数年でひげ剃りから解放されるのは大きなメリットです。
筆者の場合、施術1回目で9割以上のヒゲがポロポロとなくなり、1日1回のひげ剃り頻度が3日に1回に減りました。施術回数を重ねることで、ひげ剃り回数はより減っていくことが想定されますし、現時点でもかなり満足感が高いです。
「やっぱり将来ヒゲを伸ばしたい」と思ったときに後戻りできないデメリットはありますが、ひげ剃りと金輪際付き合いたくないと考えている人はヒゲ脱毛を一考してみてください。
30年位の長期スパンで見ると電動シェーバーよりもコストは安くなっていくので、ヒゲ脱毛の開始が早ければ早いほどお得になるという考え方もできるかもしれません。
コスト・時短・肌への負担などを総合的にどう考えるか
筆者は色々と試し、考えた結果、ヒゲ脱毛という選択に至りました。
今回ひげ剃り方法ごとにメリットやデメリット、ランニングコストのシミュレーションを一例として提示しましたが、少しでもこれからのひげ剃りライフの糧になったでしょうか?
ひげ剃りは「〇〇におすすめ!」「△△が最適!」と一言でまとめられることはできませんので、肌や毛の特性、お金・時間・への負担など様々な要素を複合的に考えて、自身にあった方法・商品を見つることが大切です。
ヒゲとは生涯ともにするといっても過言ではありませんので、テクノロジーも積極的に活用しながら快適に共生できる方法を見つけましょう。
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