ベビーカーのシングルタイヤvsダブルタイヤ 違いを比較!メリット・デメリットとは?
更新日2023/11/17
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「押しやすいベビーカー」と噂のシングルタイヤ。日本では主流のダブルタイヤベビーカーと比較するとどんな違いがあるのでしょうか?
走行性・安全性・重さ・静音性の4項目で比較し、シングルタイヤ・ダブルタイヤそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
赤ちゃんも快適でご両親も使いやすい理想のベビーカーを見つけましょう!
もくじ
シングルタイヤvsダブルタイヤを4項目で比較
ベビーカーのタイヤには、1つの脚に1つずつタイヤがついているシングルタイヤと、1つの脚に2つずつタイヤがついているダブルタイヤがあります。
機種によっては、2種類の組み合わせで前輪・後輪のどちらかのみがシングルタイヤというベビーカーもあります。
シングルタイヤ派の日本メーカーはピジョン
シングルタイヤは日本ではあまり採用されていませんが、ピジョンは日本メーカーでは珍しく多くのベビーカーにシングルタイヤを搭載し全面PRしています。
ピジョンのベビーカーは押しやすいシングルタイヤ | Happy Travel | ピジョン
ダブルタイヤ派の日本メーカーはコンビ・アップリカ
一方、同じ日本メーカーで主にダブルタイヤを採用しているのが、コンビやアップリカです。
「ダブルタイヤ」スペシャルページ | ベビー用品のアップリカ公式サイト | Aprica
各社のHPを参考に、シングルタイヤとダブルタイヤの違いを4項目で比較していきます。
走行性
走行性で比較すると、優れているのはシングルタイヤです。
こちらの動画からもわかるように、シングルタイヤだと左右のタイヤが同時に回転するので、小回りが利いて押しやすい設計になっています。一方、ダブルタイヤの場合方向転換時に左右のタイヤがバラバラに動いてしまい、引っかかりが生まれてしまうのです。
また、デコボコ道や砂利道での走行性もシングルタイヤのほうが高くなっています。ダブルタイヤは軸の左右にタイヤが2つあることで左右にぶれが生じて、がたつきや振動になってしまいます。一方シングルタイヤは軸の中心についているので、ぶれが生じにくいのです。
この衝撃が実際に赤ちゃんに伝わるかどうかは、本体やシートの衝撃吸収性にもよるので、単純にタイヤだけでは比較できません。また、段差への乗り上げのしやすさも、タイヤの大きさによって変わります。シングル・ダブルの違いだけで走行性が決まるわけではないので、注意が必要です。
安全性
安全性で比較すると、道路の隙間や線路の溝などにはまりにくく安全なのはダブルタイヤです。
踏切をベビーカーを押して渡ろうとすると、線路の溝にタイヤがはまって慌ててしまうことも。
とくにシングルタイヤだと一度溝にはまってしまうと抜け出すのが難しく、踏切内で立ち往生した経験のある方も多いようです。
ダブルタイヤなら、2つのタイヤが同時に溝にはまることはないので、抜け出しやすく安心です。
なお、踏切や段差のある道を渡る際は、前輪を少し浮かす・勢いをつける・少し斜めに進むなどの工夫をするとタイヤが引っかかりづらいので、試してみてくださいね。
重さ
重さで比較すると、比較的軽いのはダブルタイヤです。
単純にタイヤの数が多いダブルタイヤの方が重くなりそうなイメージはありますが、じつは軽量化しやすいのはダブルタイヤ。
シングルタイヤのベビーカーは、半数のタイヤで支える必要があるため、タイヤ1つ1つが重くなってしまうのです。
ただし、重さに関してもシングル・ダブルの違いはあくまで傾向であり、本体の素材やシートなど別の要素によっても異なります。
静音性
走行時の音がより静かなのは、シングルタイヤです。
静音性も走行性と同様に、タイヤの「ぶれ」の生じやすさが原因。地面のがたつきによるぶれが、ダブルタイヤのガタガタ音につながります。
一方、シングルタイヤはぶれが生じにくいので、こちらの動画のように静かに走行できるのです。
静音性に関しても、シングル・ダブルの違いだけでなくタイヤの素材によっても変わってくるので、より静かなベビーカーを求めるなら、プラスチックよりもエアタイヤやメンテナンスフリータイヤを選ぶといいでしょう。
シングルタイヤvsダブルタイヤ 4項目比較一覧表
シングルタイヤ | ダブルタイヤ | |
---|---|---|
走行性 | ○ 小回りが利き押しやすい | △ がたつきやすい |
安全性 | △ 溝にはまると抜けにくい | ○ 溝にはまりにくい |
重さ | △ 重くなりやすい | ○ 軽量化しやすい |
静音性 | ○ ガタガタ音がしにくい | △ ガタガタ音はしやすい |
シングルタイヤのメリット・デメリットとおすすめ
シングルタイヤベビーカーのメリット・デメリット
シングルタイヤベビーカーは、走行性と静音性の高さがメリット。小回りが利くので狭い道でも楽々&デコボコ道もがたつきにくいベビーカーです。また、がたつきが少ないため、走行時の音も静かです。
一方のデメリットは、本体が重く溝や隙間にはまりやすいこと。普段踏切を通ることが少ない方や、ベビーカーの持ち運びが少ない方にとってはそこまで気にならないかもしれません。
おすすめのシングルタイヤベビーカー
A型・B型それぞれのおすすめシングルタイヤベビーカーをご紹介します。
A型は生後1ヵ月から寝かせて使えるベビーカー、B型は生後7カ月頃の腰すわり以降に使えるベビーカーです。詳しい違いについてはこちらの記事をご覧ください。
A型とB型、ベビーカー2種類の違いを解説!それぞれの定義とデメリット、AB型&バギーとの違いは? – Rentio PRESS
A型ベビーカーなら「ピジョン ランフィ」
ピジョン ランフィ RA9は、シングルタイヤのA型ベビーカーとしては軽量の5.4kg。
前後で大きさの違うシングルタイヤを採用。対面・背面どちらでも使いやすい設計です。
タイヤはクッション性の高いエアタイヤで、全てにスイング式サスペンションを搭載して衝撃を吸収します。
54.5cmのハイシート・大容量カゴ・大型幌など、便利な機能も搭載した快適なベビーカーです。
B型ベビーカーなら「ピジョン ビングル」
ピジョン ビングルは、3.7kgと超軽量のシングルタイヤB型ベビーカーです。
スイング式サスペンションで衝撃を吸収。コンパクトに畳めて大容量カゴで荷物の多いお出かけにもぴったり。
ただし、タイヤの大きさが14㎝と小さいので、段差の乗り越えには弱いようです。
ダブルタイヤのメリット・デメリットとおすすめ
ダブルタイヤベビーカーのメリット・デメリット
ダブルタイヤベビーカーは、安全性と軽さがメリット。溝や隙間にはまりにくいので、踏切も安心して渡れます。また、本体が軽いので公共交通機関での移動や持ち運びも楽々です。
一方、デメリットとしては、走行性とがたつきによる走行音が挙げられます。がたつきは、クッションやサスペンションの性能によってはそこまで気にならないので、タイヤ以外の要素もしっかり確認してから購入しましょう。
おすすめのダブルタイヤベビーカー
おすすめダブルタイヤベビーカーをA型・B型それぞれご紹介します。
(※A型…生後1ヵ月から使えるベビーカー、B型…生後7カ月頃から使えるベビーカー)
A型とB型、ベビーカー2種類の違いを解説!それぞれの定義とデメリット、AB型&バギーとの違いは? – Rentio PRESS
A型ベビーカーなら「コンビ スゴカル」
コンビ スゴカルは、オート4キャス機能つきのA型ベビーカーでは5.0kgと最軽量クラス。
タイヤにはソフトサスペンションを搭載、座面やインナーシートの超衝撃吸収素材「エッグショック」で、赤ちゃんをガタつきや振動から守ります。
55cmハイシート・大型幌・ハンドルアジャスターなど便利な機能もついた軽量A型ベビーカーです。
コンビのベビーカー「スゴカル」はおすすめ?口コミ・評判・デメリットを徹底調査! – Rentio PRESS
B型ベビーカーなら「アップリカ マジカルエアー」
アップリカ マジカルエアーは、超軽量3.2kgでとにかく軽さを求める方におすすめ。
溶接された「がっちりフレーム」と、車輪の「安心サスペンション」で路面からの振動を軽減します。
軽量・コンパクト、50cmハイシート、座席下の大容量カゴなど、お出かけやお買い物にも便利なB型ベビーカーです。
アップリカ マジカルエアー3種類(プラス/クッション)の違いは?口コミ・評判やデメリットを検証! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
まとめ
シングルタイヤとダブルタイヤどちらにもメリット・デメリットがあるので、どの項目を重視したいか考えて選ぶのがおすすめです。
また、タイヤ以外の部分の性能にも重要なポイントがあるので、トータルで条件に合うものを選ぶといいでしょう。
ベビーカーの選び方とおすすめはこちら
[最新]人気の国内ベビーカーおすすめ8選!後悔しない選び方と口コミ・評判を一挙公開 – Rentio PRESS
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