チャイルドシート兼用にもなるトラベルシステムベビーカーとは?デメリットや役立つシーンを徹 底検証しました
更新日2023/07/24
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移動の多い赤ちゃんとのお出かけ。抱っこして車に乗せて、ベビーカーに乗せて移動して、目的地ではまた抱っこ…なんて赤ちゃんも落ち着かないですよね。
そんなとき赤ちゃんの体勢を変えずにスムーズに移動できるのが、トラベルシステムベビーカーです!
1台5役の活躍で、新生児~1歳までの赤ちゃんとのお出かけにおすすめ。そんなトラベルシステムのメリット・デメリットを検証しました。
もくじ
トラベルシステムベビーカーとは?
そもそもトラベルシステムって?どんな使い方ができるの?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。まずはトラベルシステムがどんな場面で活躍してくれる商品なのか、について説明します。
トラベルシステムとは、ベビーカーや車に着脱することで、ベビーカー、チャイルドシート、キャリー、バウンサー、チェア、など多用途で使える機能をもったシートのことです。
ほとんどが新生児から使えるので、退院してすぐに使えるのも嬉しいポイント。
トラベルシステムは、日本ではまだあまり普及していませんが、欧米では人気が高く定番化している商品なんです!
日本でも、有名なベビー用品メーカーのコンビやアップリカがトラベルシステムベビーカーを販売しています。
トラベルシステムベビーカーの代表的な5つの機能
トラベルシステムの代表的な5つの機能がこちらです。
- ベビーカー
- チャイルドシート
- キャリー
- バウンサー
- チェア
いずれも赤ちゃんが小さい頃に役に立つ機能ばかり。それらの機能すべてを1台でこなしてくれるなんて、すごいですよね。
それぞれの機能と使い方について、詳しく見ていきましょう。
1. ベビーカー
トラベルシステムは、対応しているベビーカーに装着することで、新生児から使える対面式ベビーカーになります。
ほとんどのベビーカーは生後1か月~しか使えないので、退院直後からベビーカーを使えるというのは魅力的ですね。
もちろん、トラベルシステムを外せば通常のベビーカーとして使用可能です。
ベビーカー本体をなるべく軽量のモデルにすれば、子どもが大きくなっても使いやすく、新生児から3歳頃まで長期間使えるベビーカーになります。
2. チャイルドシート
トラベルシステムを自動車の後部座席に装着すれば、チャイルドシートとしても利用可能です。
対応車種は確認する必要がありますが、一般的な3点式シートベルトがあれば装着できるものが多いので、実家や友人などのチャイルドシートが無い車に乗せてもらうときにも便利なんです。
3. キャリー
トラベルシステムの最大の特徴が、このキャリー機能。
ベビーカーやチャイルドシートとして使用したトラベルシステムを、取り外してそのまま持ち運びできるんです。赤ちゃんの体勢を変えずに移動ができて、せっかく寝てくれた赤ちゃんを起こさなくてすむのは、本当にありがたいですよね。
4. バウンサー
トラベルシステムが活躍するのは、移動中だけではありません。お家の中でも便利に使うことができるんです。
持ち手を上にしたまま使えば、バウンサーとして利用可能。赤ちゃんの寝かしつけ時や家事をしている間の待機スペースとしても使えて、両親にとっては便利な育児グッズです。
バウンサー単体で購入してもそれなりの金額がするので、トラベルシステムで代用できたら嬉しいですね。
5. チェア
トラベルシステムの持ち手を下におろして固定すれば、チェアとしても使えます。
赤ちゃんの食事や遊びの時などにも活躍してくれます。また、赤ちゃんがハイハイで動き回ってしまって目が離せない!というときも、一時的にトラベルシステムに座らせておけば家事を済ませることができますよ。
おすすめのトラベルシステムについては、こちらの記事でご紹介していますので、参考にしてみてください!
トラベルシステムベビーカー人気の3社を徹底比較!コンビ・アップリカ・Joieおすすめは? – RentioPress
トラベルシステムのメリット
トラベルシステムは、多用途で使えてとても便利な商品。その機能を使いこなすことで、子育てで役立つこんなメリットがあるんです。
眠った赤ちゃんを起こさずに移動できる
せっかく車やベビーカーで赤ちゃんが寝てくれたのに、抱っこしたら起きてしまった…そんな経験を持つ方は多いはず。
トラベルシステムなら赤ちゃんが乗っているシートをまるごと外して移動できるので、眠った赤ちゃんを起こすことはありません。
ベビーカーをたたまないと入れない狭いお店にもためらわず入れるので、お出かけがますます楽しみになりますね。
新生児からベビーカーを使える
ほとんどのベビーカーは、早くても生後1か月からしか使えません。退院してからの数週間は、常に抱っこで移動するかお出かけを諦める…という方も多いのではないでしょうか?
ですが、トラベルシステムは新生児から使えるので、電車でも車でも赤ちゃんを連れて楽に移動ができます。退院して帰宅する際や実家から自宅に帰る際にも、ベビーカーが使えると便利ですよね。
他の人の車でもチャイルドシートとして使える
実家や友人に車で迎えに来てもらったけどチャイルドシートが無い…といった場合、赤ちゃんを抱っこして自分だけシートベルトをして乗車するのは交通違反。
警察に見つかれば運転手が減点になってしまいますし、何より赤ちゃんにとって危険な乗車方法なので絶対にやめましょう。
そんな時でもトラベルシステムを使っていたら、チャイルドシートとして装着ができるので、他の人の車に乗せてもらうことが多い場合でも安心です。
しかも車内で寝てしまった赤ちゃんを起こすことなく、そのまま目的地まで移動できるので便利ですよね。
夏場の車内でチャイルドシートが過熱しない
チャイルドシートは基本的に車につけっぱなし。なので、特に夏場は車内がサウナ状態になり、シートが熱くなりすぎることもあります。
背中が汗でびしょびしょになったり、ひどい場合は熱中症になってしまったりする子もいるそうです。そんな熱いチャイルドシートに赤ちゃんを乗せるのは、かわいそうですよね。
トラベルシステムなら、直前まで室内で冷やしておいたシートをそのままチャイルドシートとして使えます。赤ちゃんを快適な状態で車に乗せてあげられるのです。
トラベルシステムのデメリット
便利なトラベルシステムですが、メリットばかりではありません。いいところもあれば悪いところもあります。
入手前にこちらのデメリットもしっかりチェックしておきましょう。
シートベルトでの固定が面倒
トラベルシステムをチャイルドシートとして安全に利用するには、しっかりと後部座席に固定することが重要ですが、その固定方法は、トラベルシステムによっては面倒な場合も。
ほとんどのトラベルシステムは、肩から斜めにかける3点式シートベルトには対応しているものの、ベビーカーを簡単に取り付けられる「ISOFIX」への対応はまちまち。
他の人の車がISOFIXに対応していない場合や、ISOFIX用のアタッチメントが別途必要な場合もあるので、少し手間ですが慣れてしまえば簡単なので、3点式シートベルトでの固定方法は必ず覚えておきましょう。
メーカーによっても若干異なりますが、代表的な装着方法がこちら。
トラベルシステムを後部座席に後ろ向きに乗せ、左右と背後についているベルトガイドにシートベルトを通しながら、しっかりと固定する方法です。
説明書だと難しい印象を受けるので、一度動画を見ながら試してみるといいかもしれませんね。
トラベルシステムをベビーカーに装着すると重い
トラベルシステムは、単体でも3㎏前後。ベビーカーに装着すると、10㎏を超えるものもあります。一般的なA型ベビーカーで10㎏を超えるものは珍しいので、この重量は気になるところ。
通常のベビーカーとしての利用ならそこまで問題はなさそうですが、例えば赤ちゃんと2人でのお出かけで、ベビーカーをたたんで持ち運びながら、赤ちゃんをトラベルシステムで運ぶといった状況ではかなり大変そうです。
トラベルシステムを選ぶ際には「重さ」も重要になってきます。
こちらの記事ではトラベルシステムとベビーカーの重さを比較しながらおすすめのトラベルシステムを紹介していますので、参考にしてみてください。
トラベルシステムベビーカー人気の3社を徹底比較!コンビ・アップリカ・Joieおすすめは? – RentioPress
飛行機で使えないこともある
持ち運べるチャイルドシートと聞くと、「飛行機にも使えるのかな?」と思う方もいるでしょう。
トラベルシステムは、飛行機で使えるものと使えないものがあります。
JALとANAのホームページを調べてみたところ、安全基準を満たしているチャイルドシートで、腰の位置で固定する2点式のシートベルトで固定できるものというのが条件のようです。
トラベルシステムは3点式シートベルトでの固定が一般的。トラベルシステムを飛行機内で使いたい!という方は、2点式シートベルト対応のトラベルシステムを選びましょう。
なお、当然のことながら、トラベルシステムを設置するための座席の予約が必要。両親の分のチケット代だけでなく、赤ちゃん用に小児運賃で1席分がかかりますので、ご注意ください。
(参考)JAL公式ホームページ
(参考)ANA公式ホームページ
使える期間の割に値段が高め
トラベルシステムは、シートを使える期間が新生児~1歳までと比較的短いのがデメリット。
対応しているベビーカーが軽量のB型ベビーカーであれば、シートを取り外して3歳頃までは使えますが、トラベルシステム自体は1年間しか使わないと考えると少し損した気分ですよね。
また、自宅の車のチャイルドシートとして使う場合も、6歳まではチャイルドシートの着用義務があるので、1歳頃に別途購入が必要になります。買い替えを考えると、コストパフォーマンスはあまり良くなさそうです。
トラベルシステムのコスパが気になるという方は、レンタルの利用もおすすめです。期間限定で使うなら、購入よりもお得に使えますよ。
チャイルドシートの着用義務について詳細はこちらの記事で紹介しています!
チャイルドシートの使用義務は何歳まで?守らなかった場合の罰則と免除されるケースとは – RentioPress
まとめ:トラベルシステムのメリットは大きい!
1台5役で使えるトラベルシステムは、1歳までのお出かけに非常に便利。
デメリットもありますが、それ以上に両親を楽にしてくれるメリットの大きい商品です。とくに車でのお出かけが多い方にはおすすめ!
トラベルシステムのメリット・デメリットをまとめましたので、自分のライフスタイルに合わせて、ぜひ検討してみてください。
- 〇眠った赤ちゃんを起こさずに移動できる
- 〇新生児からベビーカーを使える
- 〇他の人の車でもチャイルドシートとして使える
- 〇夏場の車内でチャイルドシートが過熱しない
- ×シートベルトでの固定が面倒
- ×トラベルシステムをベビーカーに装着すると重い
- ×飛行機で使えないこともある
- ×使える期間の割に値段が高め
ベビーカー・ベビー用品はレンタルできる
レンタルサービスのRentioなら、コンビのベビーカーをお得にレンタル可能です。コンビとの公式提携店なので、動作点検・クリーニング済みで安心。しかも、送料無料で借りることができます。
新生児期だけ使いたい方や、たまの長距離移動の時だけ使いたい方は、購入するよりもレンタルで済ましてしまう方がお得かもしれませんよ。
詳しいレンタルの方法や価格については、こちらのRentio公式サイトからチェックしてみてください!
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