電車派必見!ベビーカーでの電車利用のマナー&注意点とおすすめベビーカー
更新日2023/11/17
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「ベビーカーを畳まずに電車に乗っても大丈夫?」
電車移動がメインのご家庭では、気になる疑問だと思います。
電車に乗り降りするたびにベビーカーを開閉するのは、とても大変ですよね。
普段の移動はほとんど電車というご両親が知っておきたいベビーカーでの電車利用について解説します。
もくじ
ベビーカーは畳まずに電車に乗せられる?
ベビーカーの公共交通機関での利用については、国土交通省や公共交通事業者が中心となる「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会」によって方針が決められています。
協議会の啓蒙ポスターによると、
ベビーカーは、折りたたまずに乗車することができます。
という内容が明記されています。
つまり、国や鉄道各社が、電車内で畳まずにベビーカーを利用することを認めているということなんです。
ただし、良く思わない方がいるのも事実
「それじゃあ堂々とベビーカーで乗り込んでいいってことね!」
と思うかもしれませんが、ベビーカー利用者側もマナーには気をつけるべきです。
国や鉄道各社が認めているからといって、乗客全員がベビーカーを良く思っているわけではないのです。
SNSでも「混雑している車内でベビーカーを畳まないのは非常識」「ベビーカーは畳んで乗るべき。邪魔。」という意見も多く見られました。
また、ひどい場合には、怒鳴られた・舌打ちされた・わざと肩で押された・ベビーカーを蹴られたという方も。
実際に攻撃される例はそこまで多くないようですが、迷惑に感じている方が少なからずいることは確か。
自分自身と赤ちゃんを守るためにも、ベビーカーで電車に乗る際にはマナーを守って利用しましょう。
ベビーカーで電車に乗る際のマナー
自分自身と周囲の方が、お互いに気持ちよく安全に電車を利用するために、ベビーカーでの電車利用のマナーを頭に入れておきましょう。
今回は、2013年の調査のアンケート結果を参考に、ベビーカー利用者が気をつけたいマナーを考えてみます。
ラッシュの時間帯は避ける
通勤時間帯の混雑する電車内は、ただでさえ殺気立っています。
そんな中、ベビーカーが我が物顔で乗り込んできたら迷惑に感じてしまうのも無理はありませんよね。
実際に、電車内が混雑しているときのベビーカー利用に関しては、36.8%が迷惑だと感じているそうです。
通勤ラッシュの時間帯である朝7時から9時頃、夜18時~20時頃はなるべく避けて、1時間早く家を出るか出発を遅らせる工夫をしたほうがいいでしょう。
どうしても混雑時間帯に電車に乗るなら、念のため抱っこ紐を準備してベビーカーを畳めるようにしておきましょう。
大人でも辛いラッシュ時の移動は赤ちゃんにとっても負担が大きいもの。周囲の方だけでなく赤ちゃんのためにも、混雑時の電車利用は避けることをおすすめします。
時間と心に余裕を持って出かける
赤ちゃんとのお出かけにトラブルはつきもの。途中で泣き出してしまったり、ウンチをしてしまったり…予定の時間ギリギリだと焦ってしまいますよね。
そんな時、間に合わなくなるからといって、小走りでベビーカーを押すのはNGです。周りの人を轢いてしまう可能性や、溝につまづいて転倒する危険性があります。
当然ですが、電車にかけこみ乗車するのも厳禁です。とくに乗降時はベビーカーの挟み込みや転倒が多く危険なので、慎重に操作しましょう。
到着時間に余裕をもって出かければ、少し遠くても空いている車両に乗ることや途中下車して赤ちゃんをあやすことができます。
赤ちゃんとのお出かけを安全に過ごすためにも、ご両親は時間と心に余裕をもって出かけるようにしましょう。
周囲の方との接触に気をつける
ベビーカーは幅をとるので、周囲の方にぶつからないよう注意が必要です。
気づかずにタイヤで足をひいてしまったり、フレームや荷物が当たっていたりすると、トラブルの種になりかねません。
また、子どもが手を伸ばして近くの人の服を引っ張ったり、物を取ろうとしたりすることもあります。
多くの乗客がいる電車内。中には子どもが苦手な方もいますので、子どもの様子からは目を離さず周囲に気を配るようにしましょう。
車いすスペースの広い場所を利用する
ベビーカーの電車利用で多く挙げられる不満の一つが、通路やドア付近で通行の邪魔になること。
ですが、ベビーカーを利用する方からしても、いったいどこに置けば邪魔にならないのか?悩みどころですよね。
狭い座席の間の通路には置きづらいですし、広いドア付近は人の出入りが多い…どこに置いても邪魔になってしまう気がしますよね。
理想は、車いすを置くスペースを利用すること。
じつは車いすスペースには「ベビーカーマーク」がついており、ベビーカースペースとしても利用可能。
もちろん、車いすの方や身体の不自由な方が来たら、譲り合って利用してくださいね。
車いすスペースがどこに設置されているかは電車によって異なりますので、鉄道会社のHPまたは駅員さんに確認してみるといいでしょう。
駅や電車でベビーカーを使用する際の注意点
ベビーカーで電車に乗る際は、マナーを守って乗車することがお互いのために重要です。
さらに、駅や電車での思わぬ事故から赤ちゃんを守るために、覚えておきたいベビーカー利用の注意点についても解説します。
シートベルトは必ず着用
駅や電車に限らないのですが、ベビーカーに赤ちゃんを乗せる際には、必ずシートベルトを着用しましょう。
特に駅は段差や隙間が多いので、つまづいて転倒したり溝に車輪が挟まって倒れたりすることがあります。
また、電車内では急停車や揺れによって、ベビーカーから赤ちゃんが転落してしまう可能性もあります。
そんな万が一の時にシートベルトをしていないと、大きな事故につながりかねません。走行中・停車中に限らず、必ずシートベルトをするようにしましょう。
乗車時は前向き・降車時は後ろ向き
電車への乗降時は、ベビーカーの事故が多発するポイント。
電車とホームの間が広くなっていることもありますし、乗車中にドアが閉まって挟まれてしまうこともあります。
乗り込む際には前向きで、前輪を少し浮かしながら。降車時は自分が先に降りて後ろ向きで降ろすのがおすすめです。
電車への乗降時は前輪のほうが常に高い位置にあるよう意識してください。前輪が低い位置になると、子どもが前のめりになって転倒するリスクが高まってしまいます。
また、乗り降りに時間がかかるので周りの目が気になるかもしれませんが、乗車時はなるべく列の先頭で、降車時も早めにドアの近くに移動したほうが安全。最後に乗ってドアに挟まれることになれば、逆に迷惑になってしまいますよ。
停車時はストッパーをかけて手を離さない
電車内や駅のホームでちょっとベビーカーをとめてスマホを確認…というのは少し危険かもしれません。ベビーカーは停車中も注意が必要なんです。
電車の中でベビーカーをとめる際には、進行方向に対して垂直(90度)になる向きに置き、後輪は両輪ともストッパーをかけましょう。また、突然バランスを崩して倒れることもあるので、手は離さずしっかりと添えているようにすることが大事です。
また、駅のホームは水はけのために傾斜になっているので、線路に対して前向きにとめるのではなく並行になるようにとめてください。万が一のときにベビーカーが線路に転落する可能性があります。
また、車輪のストッパーは両輪かけて、手を離さないように注意しましょう。歩行者が多い駅のホームではぶつかったり押されたりすることもあり、危険です。
停車しているからと油断はせず、万が一に備えましょう。
階段やエスカレーターは乗せたまま使わない
駅構内での移動では、なるべくエレベーターを使用し、階段やエスカレーターは使わないようにしましょう。
たまに、ベビーカーに子どもを乗せたまま抱えて階段の昇り降りをする方や、前輪や後輪だけをエスカレーターにのせて昇り降りをする方も見られますが、これはかなり危険。
バランスを崩しやすいので、高所から子どもを落下させて大怪我につながるかもしれません。
駅によっては、エレベーターの場所が遠かったり、混雑でなかなか乗れなかったりと、時間がかかることもあります。
面倒かもしれませんが、子どもの安全のためにエレベーターを利用するようにしましょう。
どうしても階段やエスカレーターを使用する場合は、ベビーカーから子どもを降ろして利用しましょう。
少し勇気がいりますが、荷物が多い場合には駅員さんや周囲の方に協力をお願いしてみると、意外と快く手伝ってくれるはずですよ。
電車利用が多い方におすすめのベビーカー
電車利用が多い方におすすめなのは、とにかく軽くて走行性の高いベビーカーです。
駅構内は段差や溝が多いので、月齢の浅い赤ちゃんを乗せる場合には、クッション性も気にしたいところです。
生後1ヵ月から使えるA型ベビーカーなら、5㎏以下と軽量でクッション性が高く、両対面式の場合は曲がりやすいオート4キャス機能(前輪は進行方向に対してフリー、後輪はロックの状態をキープする機能)があるものがおすすめ。
生後7ヵ月の腰すわり後に使えるB型ベビーカーなら、4㎏以下と軽量で片手でも押しやすいものがおすすめです。
電車利用が多い方におすすめのベビーカーをご紹介します。
コンビ スゴカルα 4キャス compact エッグショック HK(A型ベビーカー)
コンビ スゴカルαは、オート4キャスでハンドル角度の調整できる両対面ベビーカーでは最軽量の5.0kg。
コンビ独自の衝撃吸収素材「エッグショック」をシート全面に採用し、3層の振動吸収構造「トリプルエッグ」でクッション性も抜群。
ベビーカーを畳んだときにも持ち運びやすい「持ちカルグリップ」がついていて、さらに軽く感じられます。
製品詳細
- 対象月齢:1ヶ月〜36ヶ月(〜15kg)
- 重量:5.0kg(フル装備重量:5.1kg)
- サイズ: 開:W486×D760~940×H890~1080mm、閉:W486×D425×H853~1010mm
- リクライニング:125°~170°
コンビ最新ベビーカー“スゴカルα(アルファ)”は何がスゴい?従来品との違いも解説! – RentioPress
アップリカ ラクーナエアー AB(A型ベビーカー)
アップリカ ラクーナエアーABは、オート4キャスで4.6㎏と最軽量のベビーカー。
シート全面にメディカル成長マモールを使用し、赤ちゃんの理想的な姿勢を保ちます。
高剛性フレームとサスペンションで、車体のゆれやぐらつきを抑え、振動を軽減してくれます。
製品詳細
- 対象月齢:1ヶ月〜36ヶ月(〜15kg)
- 重量:4.6kg
- サイズ: 開:W455×D845~985×H1000~1035mm、閉:W455×D390×H990mm
- リクライニング:124°~158°
アップリカ ラクーナ4種類の違いを比較!口コミ・評判やデメリットは? – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ピジョン パタン(A型ベビーカー)
ピジョン パタンは、対面式にはならない背面式のA型ベビーカーです。
対面走行はできませんが、その分4.7kgと軽量でコンパクト。
また、フロントガードを肩にかけて、ショルダーバッグのように持ち運ぶことができます。
振動吸収素材は使っていないので、段差やがたつきには要注意です。
製品詳細
- 対象月齢:1ヶ月〜36ヶ月(〜15kg)
- 重量:4.7kg
- サイズ: 開:W482×D750×H1030mm、閉:W482×D390~400×H667~790mm
- リクライニング:115°~165°
コンビ F2 Limited AF(B型ベビーカー)
コンビ F2 Limited AFは、背面式の軽量B型ベビーカーです。
ワンハンドグリップで片手でもスイスイ押せて、3.7㎏と軽量なので持ち運びも楽々。
軽量、小回りが利く、ハイシート、リクライニング可能など、必要な機能が十分に満たされているベーシックなB型ベビーカーです。
製品詳細
- 対象月齢:7か月~36ヶ月(〜15kg)
- 重量:3.7kg(フル装備重量:4.0kg)
- サイズ:開:W495×D715~775×H1040mm、閉:W495×D300~370×H890mm
- リクライニング:120°~135°
アップリカ マジカルエアーAE(B型ベビーカー)
マジカルエアーAEは、超軽量3.2kgでとにかく軽さを求める方におすすめ。
ダブルタイヤとゆれぐらガード設計で、安定した走行。コンパクトに畳めて収納にも便利です。
ベビーカーを畳んで持ち運ぶことが多く、軽さを求める方におすすめのB型ベビーカーです。
製品詳細
- 対象月齢:7か月~36ヶ月(〜15kg)
- 重量:3.2kg
- サイズ: 開:W445×D765×H1050~1150mm、閉:W445×D310×H932mm
- リクライニング:117°~135°
アップリカ マジカルエアー3種類(プラス/クッション)の違いは?口コミ・評判やデメリットを検証! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ピジョン ビングル BA9(B型ベビーカー)
ピジョン ビングルは、3.7kgと軽量で押しやすいシングルタイヤのB型ベビーカーです。
ピジョン独自のシングルタイヤで、小回りが利いて押しやすく、走行性が高い設計になっています。
製品詳細
- 対象月齢:7か月~36ヶ月(〜15kg)
- 重量:3.7kg
- サイズ: 開:W495×D775×H1015mm、閉:W495×D310×H920mm
- リクライニング:118°~135°
まとめ:安全に気をつけて電車でベビーカーを利用しよう
電車では、ベビーカーを畳まずに乗車できますが、周囲の方にも配慮して利用することが重要です。
安全に電車を利用するために、気を付けたいマナーと注意点がこちら。
ベビーカーで電車に乗る際のマナー
- ラッシュの時間帯は避ける
- 時間と心に余裕を持って出かける
- 周囲の方との接触に気をつける
- 車いすスペースの広い場所を利用する
駅や電車でベビーカーを使用する際の注意点
- シートベルトは必ず着用
- 乗車時は前向き・降車時は後ろ向き
- 停車時はストッパーをかけて手を離さない
- エスカレーターや階段は使わない
ベビーカーはレンタルもできる
ベビーカーは、レンタルもできることをご存知でしょうか?
特に電車移動がメインの方だと、重いA型ベビーカーから軽量B型ベビーカーに乗り換えたくなることも多いでしょう。そういった利用期間が短い場合には、じつは購入よりもレンタルの方がお得です。
A型ベビーカーはレンタルが賢い!メリット・デメリットとお得な2つのレンタル方法 – RentioPress
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