コンビvsアップリカ 人気ベビーカー2大勢力を徹底比較!タイプ別おすすめは?
更新日2023/11/17
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ベビーカーはやっぱり国内メーカーが安心!
…という方に人気の「コンビ」「アップリカ」は、国内2大勢力のベビー用品メーカーです。
比較されることの多い2つのメーカーですが、ベビーカーの違いはどこにあるのでしょうか?
高機能A型ベビーカー・軽量A型ベビーカー・B型ベビーカーという3つのタイプ別に、コンビとアップリカを徹底比較しました!
もくじ
国内ベビーカー2大勢力「コンビ」「アップリカ」の特徴を比較!
まずは、コンビ・アップリカそれぞれの会社としての特徴や、独自の技術について比較してみます。
各会社の技術を比較すると、目指すベビーカーの方向性が見えてきました。
コンビvsアップリカ 会社比較表
コンビ | アップリカ | |
---|---|---|
設立 | 1957年 | 1947年 |
本社 | 東京都 | 大阪府 |
従業員数 | 342名 | 180名 |
売上 | 非公開 | 非公開 |
技術 | 衝撃吸収素材「エッグショック」 | 姿勢を保持「メディカル成長マモール」 |
コンビとは
コンビは、1957年に創業したベビー用品メーカー。
創業当初は医療機器メーカーだったのですが、数年後にベビー用品の製造を開始。
のちに健康・医療分野は別会社となり、現在のベビー用品メーカーという形になりました。
本社は東京にありますが、海外展開も行っており、アジアを中心に製造・販売拠点をおいています。
また、施設向けのベビー用品販売や保育園運営、ベビーシッター派遣など、育児関連で幅広く事業展開している会社です。
コンビは衝撃吸収素材「エッグショック」で赤ちゃんを守る
コンビ独自の技術として代表的なのが、衝撃吸収素材「エッグショック」。
エッグショックは、3mの高さから卵を落下させても割れないほどの衝撃吸収力をもった素材で、ベビーカーのシートに搭載することで、赤ちゃんをベビーカーの振動や衝撃から守ります。
この技術からもわかるように、コンビのこだわりは「赤ちゃんの大切な命を守る」こと。
高い品質と安全性で、デリケートな赤ちゃんをしっかり守ることが、コンビのベビーカーの特徴です。
アップリカとは
アップリカは、1947年にベビー用品メーカーとして大阪で創業、ベビーカー・チャイルドシートを中心に自社開発・販売を続けている会社です。
2008年には、アメリカの大手消費財会社ニューウェル・ブランズのグループ会社に。
GRACO(グレコ)やbaby jogger(ベビージョガー)など、海外ブランドベビー用品の販売も行うようになりました。
自社ブランドの製造と海外ブランドの販売という、2つの事業の柱を持っている会社です。
アップリカはシート「メディカル成長マモール」で自然な成長を応援
アップリカの代表的な独自技術は、姿勢を保持するシート「メディカル成長マモール」。
「メディカル成長マモール」は、頭や首を無理なく安定させることができる構造になっているシートです。
ベビーカーに乗っている時間も、赤ちゃんの未熟な身体に負担をかけないように姿勢を保ってくれます。
アップリカがこだわっているのが、「赤ちゃんの自然な成長を妨げない快適な状態」。
赤ちゃん医学と育児工学を製品開発に活用し、赤ちゃんの成長にとって理想の環境づくりを目指しています。
「コンビ」「アップリカ」 タイプ別ベビーカーの特徴
コンビ・アップリカそれぞれの会社の特徴を踏まえて、タイプ別にベビーカーを比較していきましょう。
各タイプでコンビ・アップリカが用意しているベビーカーブランドがこちら。
コンビvsアップリカ ベビーカーシリーズ一覧表
コンビ | アップリカ | |
---|---|---|
高機能A型ベビーカー | AttO(アット)、アンブレッタ、ネムリエ | オプティア、ソラリア |
軽量A型ベビーカー | スゴカル、メチャカル、メチャライト | ラクーナエアー、カルーンエアー |
その他A型ベビーカー | ロングフィット、メチャカーゴ | スムーヴ、ナノスマート |
B型ベビーカー | F2 | マジカルエアー |
一覧表を見ると、コンビ・アップリカどちらも、生後1カ月から使えるA型ベビーカーに注力していることがわかりますね。
月齢の浅い赤ちゃんを乗せるA型ベビーカーでは、特に国内メーカーの安心感が求められるのでしょう。
高機能A型ベビーカー・軽量A型ベビーカー・その他A型ベビーカー・B型ベビーカー各タイプの特徴を説明します。
高機能A型ベビーカー
高機能A型ベビーカーは、ハイグレードで安心・快適・便利な機能がついたA型ベビーカー。
より赤ちゃんの安心を求める方にはおすすめですが、重くて持ち運びづらいことと価格が高額なのがデメリットです。
軽量A型ベビーカー
軽量A型ベビーカーは、性能面では高機能A型ベビーカーには多少劣るものの、軽くて扱いやすいことが特徴のA型ベビーカー。
安心と使いやすさの両立を求める方におすすめです。
その他A型ベビーカー
その他A型ベビーカーは、一つの機能や形状に特化したベビーカーです。
コンビのロングフィットは、1カ月〜48カ月頃(体重17kg以下)までと「長く使える」機能に特化したベビーカー。
メチャカーゴはスーパーの買い物カゴがそのまま乗せられる「大きなカゴ」が特徴のベビーカーです。
アップリカのスムーヴはデザイン性の高い3輪ベビーカーで、ナノスマートはコンパクトにたためることに特化したベビーカーです。
それぞれ特徴的なベビーカーなので、こだわりが強い方におすすめです。
B型ベビーカー
B型ベビーカーは、生後7カ月頃の腰がすわった時期から使えるベビーカーです。
A型ベビーカーに比べて軽量で持ち運びに便利。比較的安く購入できるのが特徴です。
ただし、クッション性などの赤ちゃんを守る機能では、A型ベビーカーほどの安心感はありません。
高機能A型ベビーカー比較 コンビ「アンブレッタ」vsアップリカ「オプティア」
高機能A型ベビーカーとしては、コンビはアンブレッタ・ネムリエ・AttO(アット)の3シリーズをラインナップしています。
アップリカでは、オプティア・ソラリアの2シリーズを販売中です。
(※ソラリアシリーズは、2015年以降新モデルが発売されていない古いシリーズ。)
コンビ | アップリカ | |
---|---|---|
高機能A型ベビーカー | AttO(アット)、アンブレッタ、ネムリエ | オプティア、ソラリア |
2種類の高機能A型ベビーカー、コンビ「アンブレッタ」とアップリカ「オプティア」を比較した表がこちらです。
コンビ「アンブレッタ」vsアップリカ「オプティア」比較一覧表
会社名 | コンビ | アップリカ | |
---|---|---|---|
シリーズ | アンブレッタ | オプティア | |
商品名 | アンブレッタ UH | オプティア AC | |
基本仕様 | 対象月齢 | 1カ月〜36カ月頃(体重15kg以下) | 1カ月〜36カ月頃(体重15kg以下) |
リクライニング | 125°~170° | 115°~157° | |
対面・背面 | 両対面 | 両対面 | |
オート4キャス | 〇 | 〇 | |
カラー | ホワイト/ブラウン/グレー | ストライプ/ブラック/グリーン/レッド | |
赤ちゃんを守る機能 | シートクッション | エッグショック:ベースシート全面に20㎜厚&インナーシート頭部 | メディカル成長マモール&ダブル台形シート |
タイヤ | 18㎝ダブルタイヤ&エッグサスペンション | ワイドタイヤ&ダブルサスペンション | |
シート高さ | 58cm | 54cm | |
サンシェード | 超大型&99%UVカット | 大型&99.9%UVカット | |
使いやすさ | 重量 | 6.7kg(フル装備重量:6.8kg) | 6.8kg |
サイズ | 開:W492×D801~913×H920~1105mm/閉:W492×D466×H890~1048mm | 開:W515×D905~1035×H1018~1035mm/閉:W515×D480×H1025mm | |
持ちやすさ | 持ちカルグリップ | – | |
畳みやすさ | 片手でワンタッチ開閉 | 片手でワンタッチ開閉 | |
ハンドルアジャスター | 〇 | 〇 | |
カゴ容量 | 42L(耐荷重10㎏) | 34.7L(耐荷重5㎏) | |
洗濯機 | 〇 | × 手洗い | |
価格 | 税抜定価 | 68,000 円 | 64,500円 |
高機能A型ベビーカー比較のポイント
- 基本仕様はほぼ同じグレードだが、アンブレッタの方がよりフラットにできる
- 赤ちゃんを守る機能は、どちらも十分考慮されている
- 使いやすさでは、持ちやすさ・カゴ容量・洗濯機丸洗いの3点でアンブレッタが優れている
- 価格はオプティアの方が安い
高機能A型ベビーカーおすすめはコンビ「アンブレッタ」
高機能なA型ベビーカーで比較すると、コンビ アンブレッタがおすすめです。
赤ちゃんを守る機能ではアンブレッタ・オプティアどちらも十分高機能なのですが、使いやすさの面でアンブレッタに軍配が上がりました。
とはいえ、価格面ではオプティアの方が安いので、機能よりもコスパを重視する方にはオプティアもおすすめです。
軽量A型ベビーカー比較 コンビ「スゴカル・メチャカル」vsアップリカ「ラクーナ・カルーンエアー」
軽量A型ベビーカーとしては、コンビはスゴカル・メチャカルと安価なメチャライトの2シリーズを販売しています。
一方、アップリカでは、ラクーナ・カルーンエアーの2種類を販売中です。
コンビ | アップリカ | |
---|---|---|
軽量A型ベビーカー | スゴカル、メチャカル、メチャライト | ラクーナエアー、カルーンエアー |
今回は、商品ラインナップが似ていて比較されることが多い軽量A型ベビーカー、コンビ「スゴカル・メチャカル」とアップリカ「ラクーナ・カルーンエアー」を比較します。
人気の軽量A型ベビーカーは、シリーズごとにバリエーションが豊富で、機能が少しずつ違った機種が数種類発売されています。
そのため、コンビではスタンダードな「スゴカル compact HH」と比較的安価な「メチャカル ハンディ MG」、アップリカではスタンダードな「ラクーナエアー AB」と比較的安価な「カルーンエアー AB」を対象として比較します。
コンビ「スゴカル・メチャカル」vsアップリカ「ラクーナ・カルーンエアー」比較一覧表
会社名 | コンビ | アップリカ | |||
---|---|---|---|---|---|
シリーズ | スゴカル | メチャカル | ラクーナ | カルーンエアー | |
商品名 | スゴカル compact HH | メチャカル ハンディ MG | ラクーナエアー AB | カルーンエアー AB | |
基本仕様 | 対象月齢 | 1カ月〜36カ月頃(体重15kg以下) | 1カ月〜36カ月頃(体重15kg以下) | 1カ月〜36カ月頃(体重15kg以下) | 1カ月〜36カ月頃(体重15kg以下) |
リクライニング | 125°~170° | 125°~170° | 124°~158° | 121°~157° | |
対面・背面 | 両対面 | 両対面 | 両対面 | 両対面 | |
オート4キャス | 〇 | – | 〇 | – | |
カラー | ピンク/ネイビー/グレー | トリコロールネイビー | ネイビー/ブラック/レッド | ストライプ/ドット/グリーン/レッド | |
赤ちゃんを守る機能 | シートクッション | エッグショック:ベースシート全面&インナーシート頭部 | エッグショック:ベースシート座面&インナーシート頭部 | メディカル成長マモール | 頭マモールパッド |
タイヤ | 14㎝ダブルタイヤ&ソフトサスペンション | 14㎝ダブルタイヤ&ソフトサスペンション | ダブルタイヤ | ダブルタイヤ | |
シート高さ | 55cm | 55cm | ハイシート | 52cm | |
サンシェード | 大型&99%UVカット | 大型&99%UVカット | 95%UVカット | 96%UVカット | |
使いやすさ | 重量 | 4.9kg(フル装備重量:5.0kg) | 4.3kg(フル装備重量:4.4kg) | 4.6kg | 3.9kg |
サイズ | 開:W487×D770~950×H870~1070mm/閉:W487×D450~480×H860~1010mm | 開:W497×D770~880×H995~1040mm/閉:W497×D380~480×H985mm | 開:W455×D845~985×H1000~1035mm/閉:W455×D390×H990mm | 開:W455×D815~985×H1000~1035mm/閉:W455×D305×H962mm | |
持ちやすさ | 持ちカルグリップ | 持ちカルグリップ | – | – | |
畳みやすさ | 片手でワンタッチ開閉 | 片手でワンタッチ開閉 | 片手でワンタッチ開閉 | 片手でワンタッチ開閉 | |
ハンドルアジャスター | 〇 | – | – | – | |
カゴ容量 | 33L(耐荷重5㎏) | 16L(耐荷重5㎏) | 大型 | 大型 | |
洗濯機 | 〇 | 〇 | 手洗い | 手洗い | |
価格 | 税抜定価 | 55,000 円 | 46,000 円 | 52,000円 | 32,000円 |
軽量A型ベビーカー比較のポイント
- 基本仕様では、リクライニングが深くオート4キャスのスゴカルが良い
- 赤ちゃんを守る機能は、シートとタイヤサスペンション両方で振動から守るスゴカルが優れている
- 重量は、カルーンエアーがもっとも軽い
- 使いやすさでは、持ちやすさ・ハンドルアジャスター・カゴ容量・洗濯機丸洗いでスゴカルが高機能
- 価格はカルーンエアーが安い
軽量A型ベビーカーおすすめは「スゴカル compact HH」
軽量A型ベビーカーで比較すると、コンビ「スゴカル compact HH」がおすすめです。
赤ちゃんを守る機能・使いやすさの両面で高い機能を搭載していて、赤ちゃんにとってもご両親にとってもおすすめの1台。
ただし、スゴカルは高機能なぶん軽量A型ベビーカーの中では少し重め。機能よりも軽さを重視する方には、「カルーンエアー AB」がおすすめです。
軽量A型ベビーカー比較の詳しい内容はこちら
スゴカル・メチャカルvsラクーナ・カルーン徹底比較!軽量A型ベビーカーのおすすめは? – Rentio PRESS[レンティオプレス]
B型ベビーカー比較 コンビ「F2」vsアップリカ「マジカルエアー」
B型ベビーカーとしては、コンビはF2シリーズ、アップリカはマジカルエアーシリーズを販売しています。
コンビ | アップリカ | |
---|---|---|
B型ベビーカー | F2 | マジカルエアー |
2種類のB型ベビーカー、コンビ「F2」とアップリカ「マジカルエアー」にはどのような違いがあるのでしょうか?スタンダードモデルの2機種を比較します。
コンビ「F2」vsアップリカ「マジカルエアー」比較一覧表
会社名 | コンビ | アップリカ | |
---|---|---|---|
シリーズ | F2 | マジカルエアー | |
商品名 | F2 Limited AF | マジカルエアー AE | |
基本仕様 | 対象月齢 | 7カ月〜36カ月頃(体重15kg以下) | 7カ月〜36カ月頃(体重15kg以下) |
リクライニング | 120°~135° | 117°~135° | |
対面・背面 | 背面 | 背面 | |
カラー | ネイビー/ブラック | ブルー/レッド/グレー | |
赤ちゃんを守る機能 | シートクッション | – | – |
タイヤ | 前輪ダブルタイヤ&ソフトサスペンション | 4輪ダブルタイヤ | |
シート高さ | 53cm | 50cm | |
サンシェード | 大型 | 97%UVカット | |
使いやすさ | 重量 | 3.7kg(フル装備重量:4.0kg) | 3.2kg |
サイズ | 開:W495×D715~775×H1040mm/閉:W495×D300~370×H890mm | 開:W445×D765×H1050~1150mm/閉:W445×D310×H932mm | |
持ちやすさ | – | – | |
畳みやすさ | 片手でワンタッチ開閉 | 片手でワンタッチ開閉 | |
左右連動ブレーキ | 〇 | – | |
カゴ容量 | 8L(耐荷重5kg) | 20L(耐荷重5kg) | |
洗濯機 | 〇 | 手洗い | |
価格 | 税抜定価 | 30,000 円 | 23,000円 |
B型ベビーカー比較のポイント
- 基本仕様・赤ちゃんを守る機能は、ほぼ同じグレード
- 重量は、マジカルエアーの方が軽い
- カゴ容量が大きいのはマジカルエアー
- 左右連動ブレーキ・洗濯機丸洗いで使いやすいのはF2
- 価格はマジカルエアーが安い
B型ベビーカーおすすめはアップリカ「マジカルエアー」
B型ベビーカーでは、アップリカ マジカルエアーがおすすめです。
軽量でカゴも大きく、価格も安いコスパの良いB型ベビーカーです。
ただし、シートが手洗いのみなのでお手入れは少し面倒。洗濯機での丸洗いがしたい方には、コンビのF2がおすすめです。
B型ベビーカー比較の詳しい内容はこちら
[2023]人気のB型ベビーカー国内おすすめ7選!違いと選び方も解説! – RentioPress
まとめ
ベビーカーの2大メーカーコンビとアップリカを比較した結果、タイプによっておすすめのメーカーが異なることがわかりました。
最後に、コンビとアップリカの比較をまとめましたので、ベビーカー選びの参考にしてみてください。
- コンビは赤ちゃんをしっかり守るベビーカー
- アップリカは赤ちゃんの自然な成長に合わせるベビーカー
- 高機能A型ベビーカーのおすすめはコンビ「アンブレッタ」
- 軽量A型ベビーカーのおすすめは「スゴカル compact HH」
- B型ベビーカーのおすすめはアップリカ「マジカルエアー」
コンビのベビーカーはレンタルできる
コンビのベビーカーは、レンタルも可能です。
重くてかさばるA型ベビーカーは短期間だけレンタルして、軽いB型ベビーカーを長期間使うのもおすすめですよ。
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