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mouse(マウス) G-Tune DG-A7G70をレビュー!GeForce RTX 4070搭載のゲーミングPCの実力は!?

ハロニー
ハロニー

更新日2023/10/10

mouse(マウス) G-Tune DG-A7G70をレビュー!GeForce RTX 4070搭載のゲーミングPCの実力は!?

BTOメーカーとしても名高いマウスコンピューターが展開するゲーミングPCブランド「G-Tune(ジーチューン)」。

G-TuneのゲーミングPCはハンドル付きでミニタワー型のPGシリーズ、ミニタワー型のDGシリーズ、フルタワー型のFZシリーズがあり、中でもミニタワー型のDGシリーズはスペックとコンパクトさの両方を兼ね備えたモデルになっています。

今回は、DGシリーズの中でも上位モデルであるGeForce RTX 4070を搭載した「DG-A7G70」を紹介していきます。

 

G-Tune DG-A7G70の特徴

G-Tune DG-A7G70は、省スペースで運用可能なゲーミングPCです。

静音性や冷却性能にも優れており、また日本メーカーならではの24時間サポートも魅力です。

G-Tune DG-A7G70の特徴

  • コンパクトな設計
  • GeForce RTX 4070搭載
  • AMD Ryzen 7 5700X プロセッサー
  • 優れた冷却性能
  • 充分な静音性
  • 豊富な拡張性
  • サポートが充実している

スペック一覧

BTOになりますので購入時にカスタマイズは可能ですが、今回紹介するモデルのでスペックになります。

G-Tune DG-A7G70
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU AMD Ryzen 7 5700X プロセッサー ( 8コア / 16スレッド / 3.4GHz / ブースト時最大4.6GHz / L3キャッシュ32MB )
GPU NVIDIA GeForce RTX 4070 / 12GB
メモリ 32GB メモリ [ 16GB×2 ( DDR4-3200 ) / デュアルチャネル ]
CPUファン 水冷CPUクーラー (240mm長の大型ラジエーターで強力冷却)
無線LAN Wi-Fi 6E ( 最大2.4Gbps ) 対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 ( Windows 10はWi-Fi 6動作 )
サウンド ハイデフィニション・オーディオ
SSD 1TB NVMe SSD ( M.2 PCIe Gen4 x4 接続 )
インターフェース
電源 750W 電源 ( 80PLUS(R) BRONZE )
バッテリー駆動時間 最大9時間(JEITA 2.0)
サイズ(幅×奥行×高さ) [本体]約189 × 396 × 390mm [突起物含む]約194 × 411 × 400mm
本体質量 約11.3kg

コンパクトな設計

DGシリーズに使用されているミニタワーケースは非常にコンパクトな設計です。

横幅が約19cm、縦幅が約40cmですので、机の足元だけでなく机の上に置いても圧迫感なくセッティングすることができます。

また、購入時にケースをカスタマイズすることができ、サイドパネルが強化ガラスにできたり、LEDのファンにすることも可能です。

また、ケースカラーをホワイトにすることも可能です。

GeForce RTX 4070搭載

DG-A7G70は、NVIDIA GeForce RTX 4070が搭載されています。

GeForce RTX 40シリーズは、30シリーズと比較してAI機能が向上しており、DLSS 3によりフレームレートを補完してくれたり、AV1コーデックにより高画質な動画配信を可能にしています。

ゲーム性能について詳しくは後述しますが、GPUの性能を測る「3DMark」を使用してスコアを検証してみました。

Time Spy

Fire Strike

こちらのベンチマークをスコアを参照すると、前世代のGeForce RTX 3080と同レベルの性能といえます。

AMD Ryzen 7 5700X プロセッサー

使用されているCPUAMDのRyzen 7 5700Xが搭載されています。

ゲームはシングルコアの性能が高いCPUが良いとされており、IntelのCPUはAMDと比較してシングルコアの性能が高いのでゲームに適していると考えられています。

一方でAMDのCPUはマルチコアの性能が高いと言われており、動画編集などに良いとされています。

ゲーム性能については詳しくは後述しますが、シングルコアとマルチコアの性能を測定する「CINEBANCH R23」で計測してみました。

結果は、マルチスコアでは13,532、シングルスコアでは1,514となりました。

価格帯だけ見れば第13世代のIntel Core i3と同等ですが、それ以上の性能といえます。

CPU・GPUについて

GPUやCPUについて詳しく知りたいという方は、併せてこちらの記事も参照してみてください。

GPUとは?CPUとの違いや5つの選ぶポイントを解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

[初心者必見]CPUとは?役割・性能のチェック方法・選び方などをご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

優れた冷却性能

G-Tune DG-A7G70に使用されているミニタワーケースは高効率に空気の流れを作り出せるように設計されています

従来のPCケースは底面に電源があるのが一般的ですが、ミニタワーケースは電源を上部に配置することで底面からの吸気を可能にしています

また、側面の大きな吸気口からも吸気を行い、背面から排気するようなエアフローとなっています。

これにより、熱を帯びるグラフィックボードやCPUを効率的に冷やすことができます

裏配線もエアフローの効率を考えられており、CPUの周りにケーブルが集約しないようになっていたりと冷却性能を上げています。

実際にApex Legendsを1時間ほどプレイした際のCPUとGPUの温度の上昇の様子が下記になります。

CPUの適正温度は80℃~70℃以下が望ましいとされていますが、平均で70℃ほどで最大でも75℃でした。

GPUの適正温度は高負荷時で80℃前後と言われており、平均61℃、最大で70℃となっていました。

CPU、GPUともにきちんと冷却されていることがわかります。

充分な静音性

冷却性能が優れていることにより、静音性も優秀です。

グラフィックの重い高負荷なゲームをプレイしていると気になるのが排熱によるファンの音です。

一般的に室内で50dB以上の音を感じると騒音に感じると言われていますが、ゲーミングPCでも45dB前後が望ましいと考えます。

DG-A7G70は、アイドル時は40dB前後、ゲームプレイ時でも45dB近辺となっており机の上にPCを配置していてもうるさいと感じることはありませんでした。

豊富な拡張性

購入時には必要なくても、後からSSDを増加したり拡張カードを追加したりなどが出てくると思います。

DG-A7G70は、M.2のスロットが一つと3.5インチ×1と2.5インチ×2の拡張箇所があるので、後からストレージを増加することができます

また、「PCIe x4」の拡張スロットの空きが2つあるので、キャプチャーボードなどを後から追加することも可能です。

一方で、増設作業時の故障は購入時についてくる3年保証の対象外になってしまいますので注意が必要です。

サポートが充実している

マウスコンピューターでPCを購入するメリットとして、日本国内のPCメーカーなのでサポート内容の充実さが挙げられます。

特にすごいのが24時間365日の電話サポートに対応しており、いつでもサポートが受けられる安心感があります。

初めてゲーミングPCを購入される方であったり、PCについてあまり詳しくない方はマウスコンピューターはおすすめです。

G-Tune DG-A7G70のゲーム・動画配信、編集性能を検証

DG-A7G70の特徴を紹介してきましたが、実際のゲームプレイ時や動画配信、また動画編集時の性能を検証していきたいと思います。

GeForce RTX 40シリーズによるDLSS3に対応

GeForce RTX 40シリーズの大きな特徴でもある「DLSS 3」機能

DLSS 3 は全く新しいフレームを生成するオプティカル マルチ フレーム生成に対応し、フレームレートをAIが自動的に補完することであらゆるゲームタイトルのfps値を上げてくれます

実際にDLSS 3に対応している「ホグワーツ・レガシー」をプレイしてみて、DLSS ON(バランス、ウルトラパフォーマンス)とOFFで比較してみました。

ONとOFFとではシーンによっては倍以上の結果になりました。

DLSSをオフにした状態でも平均して100fps以上の数値がでており、DG-A7G70に搭載されているGeForce RTX 4070のパワーが伺えます。

ゲームプレイの検証

FPSやRPGなど、複数のタイトルをプレイした際のパフォーマンスについても検証していきます。

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)をプレイ

まずは、Apex Legendsをプレイした際の検証結果になります。

Apex Legendsの推奨環境は以下となっています。

必要動作環境 推奨動作環境
OS OS: Windows 7 64ビット版 Windows 7 64ビット版
CPU Intel Core i3-6300 3.8GHz / AMD FX-4350 4.2GHz Intel i5 3570Tおよび同等品
メモリ 6GB 8GB
グラフィックボード NVIDIA GeForce GT 640 / Radeon HD 7730 NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290
GPU RAM 1GB 8GB
ストレージ 22GB以上の空き容量 22GB以上の空き容量

モデルディティール以外の設定を全て「低」設定にし、解像度を「フルHD」と「WQHD」の両方で検証しました。

フルHD

最小値は205fps、最大は301fpsとなり、平均値は286fpsでした。

WQHD

最小値は151fps、最大は300fpsとなり、平均値は254fpsでした。

フルHD、WQHDどちらも高フレームレートでゲームをプレイすることができたので、240Hzのゲーミングモニターでも充分性能を発揮することができます。

Valorant(ヴァロラント)をプレイ

続いて、Valorantをプレイしてみました。

Valorantの推奨環境はこちらになります。

最低スペック(30fps) 推奨スペック(60fps) ハイエンドスペック(144fps以上)
OS Windows 7/8/10 64-bit Windows 7/8/10 64-bit Windows 7/8/10 64-bit
CPU  Intel Core 2 Duo E8400、Athlon 200GE Intel Core i3-4150、Ryzen 3 1200 Intel Core i5-9400F 2.90GHz、Ryzen 5 2600X
メモリ 4GB RAM 4GB RAM 4GB RAM
グラフィックボード Intel HD 4000、Radeon R5 200 Geforce GT 730、Radeon R7 240 Geforce GTX 1050 Ti、Radeon R7 370
GPU RAM 1GB VRAM 1GB VRAM 1GB VRAM

ValorantはAPEXと同じFPSゲームですが、比較的負荷が軽いゲームになります。

実際にValorantでデスマッチをプレイした際のfpsの変動になりますが、高いfpsを維持できているのが分かると思います

最小値は258fps、最大値は560fps、そして平均値は380fpsとなりました。

ホグワーツ・レガシーをプレイ

最後に、ホグワーツ・レガシーをプレイしました。

ホグワーツ・レガシーの推奨環境はこちらになります。

最低仕様 推奨/高品質仕様 ULTRA仕様 4K ULTRA仕様
OS Windows 10 (64ビット) Windows 10 (64ビット) Windows 10 (64ビット) Windows 10 (64ビット)
CPU Intel Core i5-6600 (3.3GHz)、またはAMD Ryzen 5 1400 (3.2GHz) Intel i7-8700 (3.2GHz)、またはAMD Ryzen 5 3600 (3.6GHz) Intel Core i7-10700K (3.80GHz)、またはAMD Ryzen 7 5800X (3.80GHz) Intel Core i7-10700K (3.80GHz)、またはAMD Ryzen 7 5800X (3.80GHz)
メモリ 16GB 16GB 32GB 32GB
グラフィックボード NVIDIA GeForce GTX 960 4GB、またはAMD Radeon RX 470 4GB VIDIA GeForce RTX 1080 Ti、AMD Radeon RX 5700 XT、またはINTEL Arc A770 NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti、またはAMD Radeon RX 6800 XT NVIDIA GeForce RTX 3090 Ti、またはAMD Radeon RX 7900 XT
ストレージ 85GB HDD 85GB SSD 85GB SSD 85GB SSD
備考 SSD (推奨)、HDD (要対応)、720p/30fps、低画質設定 SSD、1080p/60fps、高画質設定 SSD、1440p/60fps、ウルトラ画質設定 SSD、2160p/60fps、ウルトラ画質設定

ホグワーツ・レガシーは他のゲームと比較して重ためのゲームになり、最低仕様でもRAMが16GB、推奨仕様でCore i7のCPUが必要と、スペックの求められるゲームになります。

そんなホグワーツ・レガシーですが、ゲーム内ベンチマークによる推奨設定であれば平均して100〜150fpsでプレイすることができます

下記の動画はWQHDの推奨設定、WQHDの最高画質設定でプレイした際のfpsの値になります。

DLSS設定はオートにしてあります。

最高設定では流石に100fpsを切ってしまいましたが、それでも60fps以上の数値となりました。

一方で、DLSSの設定をオートにしていたので、例えばfpsを優先するのであれば「パフォーマンス」設定にするなど、画質とfpsの両立できる設定にするのがおすすめです。

ホグワーツ・レガシーをプレイするのにおすすめのゲーミングPCはどれ?推奨スペックは?RTX40シリーズで検証してみた – Rentio PRESS[レンティオプレス]

動画配信の検証

GeForce RTX 40シリーズから新たな動画エンコード規格である「AV1エンコード」に対応しました

AV1エンコードは従来のH264と比較して高画質で配信を行えることが特徴的です。

下記の動画はAV1とH264で配信した動画の比較になります。

H264では終始映像が乱れてしまっていますが、AV1ではほとんど映像に乱れを感じません。

プラットフォームによってはビットレートの上限が決まっていますが、AV1でなら低ビットレートで高画質な配信を行うことができます。

動画編集の検証

動画編集時についても検証を行いました。

動画編集においてスペックに左右される動作は大きく分けて、高画質素材のタイムラインでのスムーズさ、倍速再生時のカクツキ、書き出し速度になります。

下記の動画は4K/30pで撮影した素材を、Premiere Pro 2023で編集している様子になります。

タイムライン上や倍速再生時のカクツキは全くありませんでした。また、5分51秒の動画の書き出し速度をM1 MacBook Proと比較してみました。

DG-A7G70 MacBook Pro
1分55秒 3分36秒

M1チップを搭載したMacBookも動画編集能力の高さで定評がありますが、それを遥かに凌ぐ性能となっておりグラフィックの処理能力高さが伺えます。

G-Tune DG-A7G70の気になるポイント

DG-A7G70を使用していて気になるポイントがいくつかあったので紹介したいと思います。

通常モデルだとメンテナンスが大変

ゲーミングPCはPCを冷却するために、外の空気を吸い上げ冷却します。

ですので、空気と一緒に埃などを吸い込んでしまうので、定期的にPC内部の清掃が必要になります。

ですが、DG-A7G70はPCケースをカスタマイズしないと側面をネジで開ける構造になっているため、メンテナンスが面倒になります。

見栄えだけでなくメンテナンス性も踏まえて、ケースのグレードアップはしておいた方が良いです。

コスパは微妙…

他社のBTOメーカーと比較して、1万〜数万円ほど割高になっています

例えば、ガレリアですとAMD Ryzen 7 5700XとNVIDIA GeForce RTX 4070を搭載したモデルで、24万円以下で購入することができます

一方で、3年間の無償保証や365日24時間サポート対応など製品単体のコストで測れない部分もあります。

値段だけでなく、サポート面など加味して購入を検討することをおすすめします。

G-Tune DG-A7G70は機能面だけではない魅力があるゲーミングPC

DG-A7G70はシンプルなデザインながらもケース内部は専用設計されており、しっかりとした冷却性能や静音性を実現しています。

また、BTOならではのカスタマイズ性や365日24時間のサポート、省スペースで運用できるのも魅力です。

パソコンにあまり詳しくないという方でゲーミングPCをお探しの方は、G-Tuneシリーズを試してみてはいかがでしょうか。

ゲーミングPCはレンタルできる

ゲーミングPCは決して安い製品ではありませんので、できれば買ってから後悔はしたくないものです。

そのためにもゲーミングPCのお試しレンタルをおすすめします。

家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、ゲーミングPCゲーミングノートPCをはじめゲーミングモニターゲーミングキーボードなどのレンタルを提供しています。

製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。

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