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GPUとは?CPUとの違いや5つの選ぶポイントを解説

ハロニー
ハロニー

更新日2023/11/28

GPUとは?CPUとの違いや5つの選ぶポイントを解説

GPUは、パソコンのパーツの一部で、動画編集やパソコンでゲームをする方には欠かせません。

なるべくスペックの高いものを選ぶことで、よりクオリティの描写ができますが、スペックが高いほど消費電力が増え、GPUが発熱しやすくなるので要注意です。

今回は、GPUの基礎知識・CPUとの違い・おすすめの選び方などを解説します。
GPUについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

GPUとは

GPUは、「Graphics Processing Unit」の略称で、画像処理を行うパーツのことです。

こちらではGPUの役割や搭載方法、CPUとの違いなどについて解説します。

GPUの役割

GPUは、画像の描写に必要な計算を行います。
画像や映像を利用する場面が増えつつある中で、より速く、よりクオリティの高いものを映すために、GPUは欠かせません。

GPUは並列処理能力が高く、大量のデータを素早く処理できる点が特徴です。
この特徴は、例えば動画の再生やゲームのリアルタイムな描写などで効果を発揮します。

ゲームの場合、オンライン対戦ができる格闘ゲームやシューティングゲームなどは、GPUの性能が良いほど快適にプレイできるでしょう。

GPUの構造や搭載方法

GPUには、単体型GPU統合型GPUがあります。

単体型GPUは、GPUをグラフィックボードに搭載したもののことです。

グラフィックボードは、主にモニターの画面表示をするもので、CPUから指示を受け画像や映像の描写を行います。
パソコンに必ず必要なものではないですが、搭載することで、なめらかな3D画像の表示が可能です。

統合型GPUには、CPUやその他のメモリがマザーボード上に一体化したものと、GPUがCPUに内蔵されているものの2パターンがあります。

GPUをマザーボードに搭載すると、少ない電力で動かせますが、画像処理のクオリティは単体型GPUより劣ります。

3Dグラフィックなどで高度な画像処理を行う場合は、単体型GPUの方が使いやすいでしょう。

GPUとCPUの違い

CPUとGPUは、どちらもパソコンやサーバーが機能するために必要な計算処理を行うことに変わりはありません。

しかし、具体的な役割は異なります。
両者の違いについて、以下にまとめました。

CPU GPU
役割 コンピューター全体の計算処理 3Dグラフィックスなどの画像描写に必要な計算処理
得意な計算処理 連続的な計算処理 並列的な計算処理
コア数 数個 数千個

GPUが定型的かつ膨大な計算処理を行うのに適している一方で、CPU はコンピューター全体から送られている情報をまとめて処理することに長けています。

どちらもパソコンにとって重要なパーツなので、ハイスペックを求める場合はどちらの性能にも着目しておきましょう。

GPUの種類

GPUは、主に以下の3つに分かれます。

  1. 内蔵GPU
  2. グラフィックボード
  3. GPUクラウド

順に解説します。

1. 内蔵GPU

CPUと共にパソコンに内蔵されているGPUを、内蔵GPUと言います。

近年使われているGPUのほとんどは、パソコンの頭脳として機能しているCPUと統合されているものが多いです。

2. グラフィックボード

映像の出力に必要なグラフィックボードにはGPUが搭載されており、GPUの他にVRAMや冷却ファンが搭載されています。

内蔵GPUと比較してグラフィックボードを取り付けることで、高画質な画像や映像、3Dグラフィックなどの負荷がかかる作業がしやすくなります。

3. GPUクラウド

GPUサーバーが使えるクラウドサービスの場合、クラウド上でGPUを利用できます。

高性能なGPUは価格も高いため、クラウド上で利用することで、初期費用を削減することが可能です。

ただしGPUクラウドは、AIの機械学習など、研究や開発目的で使われることが多いのが現状です。
個人での利用も可能ではありますが、そもそもそこまで高性能なGPUが必要になるケースは少ないでしょう。

また月額制や時間制といった料金体系なので、長期的に運用する場合は、かえって費用が高くなるケースもあります。

GPUを選ぶ7つのポイント

GPUを選ぶポイントは以下の7つです。

  1. GPUの数やグラフィックメモリー
  2. 冷却性能
  3. 消費電力
  4. グラフィックボードの動作環境
  5. メーカー
  6. プレイしたいゲームのタイトル

順に解説します。

1. コアの数やグラフィックメモリー

コアの数が多く、GPU専用のメモリーであるグラフィックメモリーが大きいほど、高性能で良いパフォーマンスが期待できます。

しかし、コアの数が多すぎると、消費電力が増え、発熱による負荷がかかってしまうので、無闇に増やしすぎるのはおすすめしません。

自身の用途に応じて、GPUを検討すると良いでしょう。

2. 冷却性能

発熱のリスクを抑えるために、冷却性能も重視すべきポイントの1つです。
発熱はパフォーマンス低下を引き起こす可能性があるので、適切な熱処理を行う必要があります。

冷却にはファンを使うのが便利ですが、グラフィックボードだと放熱効果の高いヒートシンクやヒートパイプなどの部品を搭載しているものもあります。

良好なパフォーマンスで使い続けるためにも、冷却性能にも注目しておきましょう。

3. 消費電力

GPUの性能と比例して大きくなるのが消費電力です。

近年のGPUは消費電力を抑えつつも性能を発揮できるものも増えてきておりますが、それでも200Wほどの電力を必要としまし。

選択する電源の選択や電気代などのランニングコストにも関わってきますので、トータルでどれくらいの消費電力がかかるか、事前に確認しておくと安心です。

4. 価格

コアの数が多かったり、GPUや冷却性能のグレードが上がったりすると、GPU本体の価格も高くなります。

そのため、内蔵GPUやグラフィックボードの導入を検討している場合、最新モデルへの買い替えや数年ごとのアップデートにかなりの予算が必要となるでしょう。

用途や必要なスペックなどを考慮した上で、適切な価格のものを選んでみてください。

5. グラフィックボードの動作環境

画像処理の性能をアップグレードするには、グラフィックボードを後から搭載したり、性能が高いものに入れ替えたり、またノートPCなどでは外付けするという方法もあります。

ただしパソコンによってはできないため、以下を確認しておきましょう。

  • サイズ
  • 接続端子
  • モニターとの同期の可否
  • スロットの幅や数
  • パソコンのケースサイズ

とくに、サイズに関しては、冷却性能が高いものだと大きすぎてパソコンに取り付けられないことがあるので要注意です。

6. メーカー

GPUの代表的なメーカーは以下の2社です。

  • NVIDIA GeForce
  • AMD Radeon

どのメーカーのものが良いか選ぶ際は、上記のどちらかを選ぶと失敗しにくいでしょう。

また、同じGPUチップでも、独自にオーバークロック(クロック周波数を高めて、性能を良くすること)しているものがあるので、性能に差があるケースも多いです。

GPUのスペックはベンチマークの数値で確認できるので、購入時に確認してみてください。

7. プレイしたいゲームのタイトル

プレイするゲームが決まっている場合は、推奨されるスペックのものを選ぶと、ゲームを快適に遊ぶことができるでしょう。

スペックについては、ゲームの公式ホームページに記載されているので、ぜひ確認してみてください。

4Kなどの高解像度や120Hzなどの高いリフレッシュレートでゲームをプレイしたい場合は、推奨スペック以上のものを選んでおくと安心です。

Apex Legendsの推奨環境

「Apex Legends」必要動作環境 Apex Legends 推奨動作環境
OS OS: Windows 7 64ビット版 Windows 7 64ビット版
CPU Intel Core i3-6300 3.8GHz / AMD FX-4350 4.2GHz Intel i5 3570Tおよび同等品
メモリ 6GB 8GB
グラフィックボード NVIDIA GeForce GT 640 / Radeon HD 7730 NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290
GPU RAM 1GB 8GB
ストレージ 22GB以上の空き容量 22GB以上の空き容量

Valorantの推奨環境

最低スペック(30fps) 推奨スペック(60fps) ハイエンドスペック(144fps以上)
OS Windows 7/8/10 64-bit Windows 7/8/10 64-bit Windows 7/8/10 64-bit
CPU  Intel Core 2 Duo E8400、Athlon 200GE Intel Core i3-4150、Ryzen 3 1200 Intel Core i5-9400F 2.90GHz、Ryzen 5 2600X
メモリ 4GB RAM 4GB RAM 4GB RAM
グラフィックボード Intel HD 4000、Radeon R5 200 Geforce GT 730、Radeon R7 240 Geforce GTX 1050 Ti、Radeon R7 370
GPU RAM 1GB VRAM 1GB VRAM 1GB VRAM

ホグワーツ・レガシーの推奨環境

最低仕様 推奨/高品質仕様 ULTRA仕様 4K ULTRA仕様
OS Windows 10 (64ビット) Windows 10 (64ビット) Windows 10 (64ビット) Windows 10 (64ビット)
CPU Intel Core i5-6600 (3.3GHz)、またはAMD Ryzen 5 1400 (3.2GHz) Intel i7-8700 (3.2GHz)、またはAMD Ryzen 5 3600 (3.6GHz) Intel Core i7-10700K (3.80GHz)、またはAMD Ryzen 7 5800X (3.80GHz) Intel Core i7-10700K (3.80GHz)、またはAMD Ryzen 7 5800X (3.80GHz)
メモリ 16GB 16GB 32GB 32GB
グラフィックボード NVIDIA GeForce GTX 960 4GB、またはAMD Radeon RX 470 4GB VIDIA GeForce RTX 1080 Ti、AMD Radeon RX 5700 XT、またはINTEL Arc A770 NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti、またはAMD Radeon RX 6800 XT NVIDIA GeForce RTX 3090 Ti、またはAMD Radeon RX 7900 XT
ストレージ 85GB HDD 85GB SSD 85GB SSD 85GB SSD
備考 SSD (推奨)、HDD (要対応)、720p/30fps、低画質設定 SSD、1080p/60fps、高画質設定 SSD、1440p/60fps、ウルトラ画質設定 SSD、2160p/60fps、ウルトラ画質設定

GPUは快適なゲーム性能やきれいな映像を映すために重要

GPUは、綺麗な画像や映像を見る際には欠かせません。

用途や目的にあわせて、適切なコアの数・グラフィックメモリーの容量・冷却性能のものを選ぶと快適に使えるでしょう。

遊びたいゲームや編集する映像の解像度に合わせて、ちょうど良いGPUを探してみてください。

ゲーミングPCはレンタルできる

ゲーミングPCは決して安い製品ではありませんので、できれば買ってから後悔はしたくないものです。

そのためにもゲーミングPCのお試しレンタルをおすすめします。

家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、ゲーミングPCゲーミングノートPCをはじめゲーミングモニターゲーミングキーボードなどのレンタルを提供しています。

レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。

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