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[初心者必見]CPUとは?役割・性能のチェック方法・選び方などをご紹介

ハロニー
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更新日2024/02/02

[初心者必見]CPUとは?役割・性能のチェック方法・選び方などをご紹介

CPUは、パソコンの性能を大きく左右する重要なパーツです。

しかし、CPUの性能が高いものが、自分にとって必ずしも良いパソコンであるとは限りません。
使用する目的や予算とのバランスを考えながら選ぶことで、使いやすい一台が見つかるでしょう。

今回は、CPUの役割・性能の確認方法・選び方を解説します。
CPUについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

CPUとは

CPUは、Central Processing Unitの略称で、中央演算処理装置といわれるパソコンの脳にあたるパーツのことです。
役割やいま使っているCPUの調べ方について紹介します。

CPUの役割

CPUは、データの処理や演算を行うことが主な役割です。
周辺機器やソフトウェアから与えられた命令を解読し、命令に基づいて計算やデータの移動などの操作を実行します。

例えばキーボードが入力された際に、パソコンに送られてくる電気信号を解読し、処理して他のパーツに指示を出すといった処理を行っています。

CPUの性能が高いほどデータ処理のスピードが上がり、多くのデータを同時並行で処理することが可能です。

使っているパソコンのCPUの調べ方

MacとWindowsで、CPUの調べ方は異なります。

Macの場合は、設定アプリ→「一般」→「情報」と進んでいくとチップの確認ができ、そこで使用されているCPUを確認可能です。

Windowsの場合は、タスクマネージャーを開き、「パフォーマンス」のタブを選択することで、同様に使用率を確認できます。

CPUの型番の見分け方

CPUの型番は、「Intel Core i7-8700K 3.70GHz」などの英数字と記号で表され、これらはさまざまな意味が組み合わさったものです。

たとえとして、「Intel Core i7-8700K 3.70GHz」を分解すると以下のように分類できます。

Intel CPUの製造メーカー。AMDなどの場合もある
Core ブランド名。PentiumやCeleronなど構造や性能によって異なる
i7 シリーズ名。ほかにもi3・i5・i9などがある
8700 プロセッサーナンバー。基本的には数字が大きいほど性能が高い
K 販売されているパソコンのカテゴリー
3.70GHz クロック周波数。電源の切り替えの速度を表している

CPUの性能を決定づける5つの要素

CPUの性能を決定づける要素は以下の5つです。

  1. コア数
  2. スレッド数
  3. クロック周波数
  4. キャッシュメモリ
  5. TDP

1つずつ解説します。

1. コア数

コアとはデータ処理作業を行うCPUの中核のことであり、コアの数をその名の通りコア数と呼びます。

一般的に、コア数が2つ3つと増えるほど、同時並行できる作業の数が増え、価格も上がります。

動画編集やデータ分析など、使う目的によって必要なコア数は異なるので、使う目的によって選ぶのがおすすめ。
例えば、画像や動画編集などのクリエイティブな作業を行うなら、6コアが目安です。

2. スレッド数

スレッド数とは、OS上で認識されるCPUのコア数のことです。「4コア8スレッド」などの表記で用いられます。
物理的な数であるコア数に対し、スレッド数は仮想のコア数です。

基本的にはコアと同じか2倍の数が備わっており、コア数と同様に、数が多いほど高性能とされます。
他の仕様が同じ場合、4コア4スレッドよりも4コア8スレッドのほうが高性能です。

3. クロック周波数

クロック周波数とは、CPUが処理をするときに発する信号を扱う速さのことです。
単位はHz・GHzで表され、クロック周波数の数値が高いほど高性能とされています。

クロック周波数が高いものは発熱も大きくなるので、CPUクーラーなどで冷やすように設計されていることがほとんどです。
また、CPUクーラーを取り付けられないノートパソコンは、クロック周波数が低めのCPUが使われます。

4. キャッシュメモリ

キャッシュメモリは、CPUに内蔵されている一時的にデータを保存するためのメモリを指します。
CPUのコア数が多いほど、キャッシュメモリの容量も大きくなるケースがほとんどです。

CPUの作動時に、処理するデータをメインメモリから受け取りますが、動作の速度がCPUよりも低速なのでロスタイムが発生します。

そのため、CPU内のキャッシュメモリに頻繁に扱うデータを保存して処理しておくことで、動作の低下が防げるのです。

5. TDP

TDPは、Thermal Design Powerの略称で、CPUの発熱量と消費電力の目安のことです。

高性能なCPUほどTDPが高いので、発熱・消費電力も高くなる傾向があります。
一方、ノートパソコンの場合は、CPUの消費電力がバッテリー駆動時間に影響するため、TDPの低いCPUを搭載しているものも少なくありません。

TDPが高いCPUを選ぶ場合は、CPUを強力に冷却できる高効率グリスや高性能CPUクーラーへのカスタマイズを行うと、快適に使えるでしょう。

CPUの性能はベンチマークでチェックできる

CPUの性能はベンチマークソフトでチェック可能です。

また、ソフトでスコアを測ることで、用途ごとに必要な数値とCPUが分かります。

CPUのスコアを測るベンチマークソフト

CPUのスコアを計測できるベンチマークソフトは以下の通りです。

  • PassMark
  • PCMark 10
  • 3DMark
  • CINEBANCH R23

【用途別】CPUのベンチマークスコア

用途にあわせて、ベンチマークとなるCPUのスコアは異なります。
以下は、PassMarkのベンチマークスコアをまとめたものです。

ベンチマークスコア 用途
3000~

テレワークなら6000~

・Excel・Word・Outlookによる事務作業
・SNS・動画・ショッピング・ニュース等のホームページ閲覧
8000~ ・MinecraftやドラゴンクエストXIなどの負荷が軽い3Dゲームのプレイ
10000~ ・Adobe Premiere ProやPowerDirector 365で動画編集
・Adobe Photoshopで画像編集
・Adobe Illustratorでデザイン制作
15000~ ・Apex LegendsやFINAL FANTASY XVなどの負荷が高い3Dゲームのプレイ

パソコンのCPUを選ぶ3つのポイント

パソコンのCPUを選ぶ際は、以下の3つを重視して選ぶのがおすすめです。

  • メーカー
  • コア数・スレッド数
  • CPUのグレード

順に解説します。

メーカー

CPUの大手メーカーは、IntelAMDの2社です。

AMDのRyzenシリーズやIntelのCoreiシリーズは、どちらも一般的な事務ソフトからゲーム・クリエイティブまで幅広く対応できるものが揃っており、根強い人気を誇っています。

とくにこだわりがない場合は、IntelかAMDのどちらかを選ぶと失敗しにくいでしょう。

コア数・スレッド数

コア数・スレッド数は、多いほど性能がアップします。

とくに、コア数が多いと、処理できるデータの数が増えるので、複数のソフトを同時に立ち上げたり、スムーズに動画編集を行ったりすることが可能です。

ただ、多ければ多いほど価格が高くなるため、用途に合わせてちょうど良いものを選びましょう。

CPUのグレード

用途に合わせてCPUのグレードを選ぶと、適切なスペックのものを選べるでしょう。

以下の表に、グレードをハイエンドモデル・ミドルモデル・ローモデルの3つに区分し、性能をまとめました。

グレード 詳細
ハイエンドモデル ハイクオリティな動画編集3Dソフトを使ったクリエイティブな作業が問題なくできる
ミドルモデル 動画編集やゲームがガッツリできる。コストパフォーマンスもよく人気が高い
ローモデル 動画編集やゲームには向かないが、officeやホームページの閲覧などには充分にできる

ハイエンドモデルだとCorei9やRyzen9・ミドルモデルだとCorei7やRyzen7・ ローモデルだとCorei3やRyzen3が挙げられます。

ゲームや動画編集はCPUの性能だけでなくGPUの性能も影響しますので、CPUの性能に合わせたGPUを選択することが必要になります。

GPUとは?CPUとの違いや5つの選ぶポイントを解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

CPUはパソコンの頭脳にあたるパーツ

CPUはパソコンの頭脳にあたるパーツであり、コア数・スレッド数・クロック周波数・キャッシュメモリ・TDPで構成されています。

コア数やスレッド数は性能に大きく影響しますが、必ずしも性能が良いものを買う必要はありません。

ハイクオリティな動画編集や3Dソフトでのクリエイティブな作業を行う場合は、性能が高いものを選んだ方が良いですが、ホームページを閲覧するくらいならスペックはさほど問題ないでしょう。

パソコンを使用する目的に合わせて、CPUを選んでみてください。

ゲーミングPCはレンタルできる

ゲーミングPCは決して安い製品ではありませんので、できれば買ってから後悔はしたくないものです。

そのためにもゲーミングPCのお試しレンタルをおすすめします。

家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、ゲーミングPCゲーミングノートPCをはじめゲーミングモニターゲーミングキーボードなどのレンタルを提供しています。

製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。

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