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SONYのハイエンドスマホの中でも最上位モデルである「Xperia 1」シリーズ。
その新モデルが2024年の6月に発表されました。
「Xperia 1」シリーズはSONYのグループ会社の技術がふんだんに使用されており、ディスプレイ、音質、カメラやゲーム性能などが最上位クラスとなっています。
そんな、「Xperia 1」シリーズの新モデルであるXperia 1 VIを詳しくレビューしていきます。
Xperia 1 VIを試してみたい方はレンタルもありますので、ご利用してみてください。
もくじ
SONY Xperia 1 VIの特徴
Xperia 1 VIは大きく以下の特徴があります。
- シンプルかつ美しいデザイン
- 約6.5インチの大画面ディスプレイ
- ベイパーチャンバー搭載で進化したゲーム性能
- 徹底的な音作り
- 驚異的なバッテリー持ち
それぞれの特徴について詳しく紹介していきます。
スペック一覧
まずは、Xperia 1 VIのスペックを紹介します。
項目 | Xperia 1 VI |
---|---|
ディスプレイ | 約6.5インチ 有機EL Full HD+(2,340×1,080) リフレッシュレート1~120Hz可変 HDR対応 |
カメラ |
|
OS | Android™ 14 |
CPU | Snapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform |
メモリ(RAM)/内蔵ストレージ(ROM) | 12GB/256GB 1289GB/512GB(SIMフリーモデルのみ) 16GB/512GB(SIMフリーモデルのみ&ブラック、カーキグリーンのみ) |
SIMカード | デュアル SIM(nanoSIM+eSIM) |
通信規格 | 5G(キャリアモデルはミリ波対応) |
Bluetooth | 5.4 |
NFC | おサイフケータイ対応 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
充電規格 | ・USB-C PD ・Qi規格のワイヤレス充電 |
生体認証 | 電源ボタン一体型の指紋認証 |
防塵防水性能 | 防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X |
サイズ (高さ×幅×厚さ) |
約162mm×約74mm×約8.2mm |
重さ | 約192g |
カラーバリエーション | プラチナシルバー/ブラック/カーキグリーン/スカーレット |
Xperia 1 VIは、docomo、au、SoftBankで購入することができるキャリアモデルと、ソニーストアで購入可能なSIMフリーモデルがあります。
両機種の違いは軽微なものですが、キャリアモデルはミリ波に対応しており、SIMフリーはシャッター音をオフにすることができます。
また、SIMフリー版のみ限定カラーであるカーキグリーンとスカーレットを購入することが可能です。
2024年7月現在、日本でミリ波に対応している地域はごくわずかですので、乗り換えなどでない限りはキャリア版を選択するメリットは少ないです。
シンプルかつ美しいデザイン
Xperia 1 VIは、正面、横、背面のどの角度からも無駄な装飾がなく洗練されたデザインを感じることができます。
ベゼルが非常に細いので、正面から見た時が特に美しく感じます。
「Xperia 1」シリーズ定番の形状であった21:9の縦長の形状から、19.5:9のスマートフォンによくある形状になりました。
これにより、持ちやすさは軽減してしまったものの、動画視聴時やゲームプレイ時に無駄の余白がなくなり、より没入感が増しました。
側面には細かな溝が掘られており、グリップ感が増し滑りにくくなっています。
また、Xperia 1シリーズ特有のシャッターボタンが搭載されています。
本体下部にはSIMピン無しで開閉できるSIMスロットがあり、nanoSIM1枚と1.5TBまでのMicro SDカードを入れることができます。
カラー展開は今回レビューしているプラチナシルバーの他、ブラック、カーキグリーン、スカーレットの合計4色展開になっています。
カーキグリーン、スカーレットの2色はSIMフリー版限定のカラーとなっており、スカーレットに関しては近年のスマートフォンには珍しいレッドカラーになっています。
約6.5インチの大画面ディスプレイ
ディスプレイにはSONYのテレビであるブラビアの技術が採用されており、色鮮やかな映像を実現しています。
リフレッシュレートは1〜120Hzの可変式ですので、高リフレッシュレートを実現しつつも電力効率が高くなっています。
また、「サンライトビジョン」を新たに搭載してことで、直射日光下でもみやすくなりました。
上図は夏の直射日光下で撮影したものですが、これだけの視認性を実現しています。
これにより屋外での撮影時でも被写体をしっかりと確認しながら撮影することができるので、非常に使いやすくなっています。
ベイパーチャンバー搭載で進化したゲーム性能
Xperia 1 VIは、Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platformを採用しています。
また、Xperiaで初めてベイパーチャンバーが搭載されたことで、放熱性能が向上しています。
独自の「ゲームエンハンサー」アプリを使用することでゲームタイトルごとに細かな設定が可能になっており、リフレッシュレートやタッチ反応速度、画質や音質などのカスタマイズができます。
Xperia 1 VIのゲーム性能をGeekbench、AnTuTu Benchmark、3DMarkの3つのソフトを使用してスコアを出してみました。
Geekbench
Xperia 1 VI | Zenfone 11 Ultra | Galaxy S24 | Galaxy S24 Ultra | |
---|---|---|---|---|
Single | 2,110 | 2,186 | 2,228 | 2,310 |
Multi | 6,316 | 6,683 | 6,758 | 7,157 |
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy | Snapdragon 8 Gen 3 |
AnTuTu Benchmark
3DMark
他社のSnapdragon 8 Gen 3を搭載したスマートフォンと比較した際に、Geekbenchと3DMarkのスコアではそこまで差が出なかったのですが、AnTuTu Benchmarkでは他社のスマートフォンより劣る結果で、スコア自体はSnapdragon 8 Gen 2を搭載したスマートフォンと同等の結果になりました。
一方で、3Dグラフィックが多用されている「原神」や「ゼンレスゾーンゼロ」などを最高画質設定でプレイしてみましたが、途中で落ちてしまうことはなく快適にプレイすることができました。
AnTuTu Benchmarkとの相性の問題のようにも見受けられますので、他社のSnapdragon 8 Gen 3を搭載したスマートフォンよりゲーム性能で劣っているということはなさそうです。
また、バッテリーを介さずに直接電源の供給ができる充電分離機能も搭載しているので、バッテリーの負荷なく長時間ゲームをプレイすることも可能です。
徹底的な音作り
Xperia 1 VIの音作りにはソニーミュージックとソニー・ピクチャーズのエンジニアが音作りに加わり、迫力のある音を実現しています。
従来のスマートフォンによくある前面のステレオスピーカーを採用しているのですが、下部のスピーカー部分が大きく前面あるため、左右のバランスの取れた迫力のある音を実現できていると考えられます。
また、下部のスピーカーが前面にあることで横画面のゲームなどをプレイする際にも、スピーカーを塞ぐことがないのが地味に便利です。
ワイヤレスイヤホン使用時はハイレゾ音源を楽しめるだけでなく、ストリーミングサービスなどの圧縮音源をアップスケーリングしてくれる「DSEE Ultimate」にも対応しているので、ワイヤレスイヤホンでも高音質で音楽を楽しむことができます。
さらには、イヤホンジャックを搭載しているので有線で音楽を楽しむこともできます。
スマートフォン内部にDACとアンプを内蔵しており、これにより有線でも最上位クラスの音楽体験を得られることができます。
ソニー製のオーディオ機器との相性がよく、人混みの通信が混み合うような場所でも通信の途切れを最小限に抑えることも可能です。
驚異的なバッテリー持ち
Xperia 1 VIには5,000mAhのバッテリーが搭載されています。
前述しているように、1~120Hzの可変リフレッシュレートに対応していることで消費電力を最適化し、シリーズ最高のバッテリー持ちを実現しています。
これにより、前モデルであるXperia 1 Vと比較して動画の再生時間が2倍相当まで伸びています。
バッテリー計測アプリPC Mark for Androidを使用して、擬似的にXperia 1 VIを長時間使用し続けた場合の充電残量が100%から20%になるまでを計測したところ、19時間28分でした。
この結果は2024年にレビューしてきたスマートフォンの中でも一番のバッテリー持ちで、これまで最長だったGalaxy S24 Ultraの19時間13分を凌ぐ結果になりました。
機種名 | バッテリー容量 | PC Mark for Android |
---|---|---|
Xperia 1 VI | 5,000mAh | 19時間28分 |
Galaxy S24 Ultra | 5,000mAh | 19時間13分 |
Nothing Phone (2) | 4,700mAh | 17時間55分 |
Galaxy S24 | 5,000mAh | 16時間28分 |
おすそわけ充電にも対応
Xperia 1 VIの大容量バッテリーを活かして、ワイヤレス充電に対応した他のスマートフォンやワイヤレスイヤホンを充電することができる「おすそわけ充電」にも対応しています。
筆者が所持している他メーカーのiPhone 15 Proもしっかりとワイヤレス充電することができました。
SONY Xperia 1 VIのカメラ性能を作例とともに紹介
Xperia 1 VIは、約1200万画素の超広角カメラ、約4800万画素の広角カメラ、約1200万画素の望遠カメラの3眼構成になっています。
広角カメラはクロップすることで光学2倍ズーム相当での撮影ができ、望遠カメラは光学3.5と7.1倍ズームに対応しています。
これにより、様々な距離の撮影を高画質で行うことができます。
また、最短4cmまでの接写に対応しているテレマクロも搭載しているので、幻想的な写真の撮影が可能です。
そんな、Xperia 1 VIのカメラ性能を作例とともに紹介していきます。
撮影していた感じたのは、超広角から7.1倍、テレマクロなど色々なモード撮影できるので、撮影していてとても楽しかったです。
色温度や露出も画面上で簡単に変更できるので、例えば夜景なども違った雰囲気で撮影が可能になっています。
テレマクロモードでは非常に近くで植物などを撮影することができ、背景も決して綺麗なボケ感とは言えませんが良い感じにぼかしてくれるので非現実的な写真の撮影もできます。
ただしテレマクロモードはピント合わせが手動なので、PCなどの大画面で確認してみるとピント調整があまく感じることもありました。
カメラアプリが進化
これまでのXperiaシリーズはカメラアプリが複数に分かれていましたが、Xperia 1 VIではカメラアプリが一つに統合されました。
プロモードでは、SONY αシリーズと同様のカメラ設定を行うことができ、シャッタースピードやISO、ホワイトバランスや絞り値などの好みの値に設定可能です。
また、カメラアプリが統合されたことでこのプロモードの設定がよりシンプルになりました。
これまでのプロモードの設定は、SONY αシリーズとUIがほとんど同じで、詳細な設定はできるものの、スマートフォンのカメラアプリとしては少々操作が難しいものがありました。
一方でXperia 1 VIのプロモードは、従来のカメラアプリのようなUIになっており直感的に操作することが可能です。
カメラに詳しい方は細かく設定することが可能ですし、そうでない方は設定したい項目だけ設定するといったことができるようになりました。
カメラアプリの細かな設定方法は以下の動画で詳しく解説しているので、参考になります。(英語版になりますので、YouTubeの機能で日本語字幕をつけて視聴することをおすすめします)
Video Creatorで簡単にVlog作成が可能
SONYが提供している「Video Creator」を使用することで簡単にVlogを作成することも可能です。
今回は、Xperia 1 VIで撮影した動画素材を使用して「Video Creator」でVlogの作成をしてみました。
後からテキストなども挿入することができるので、簡易的な動画編集ソフトのようです。
ちなみに「Video Creator」はXperia 1 VIだけでなくAndroidスマホなら無料で使用できます。
Xperia 1 VIを数日間使用して気になったポイントを紹介したいと思います。
顔認証は非対応
Xperia 1 VIの生体認証は側面の電源ボタン一体型の指紋認証のみで、顔認証には対応していません。
そのため、スマートフォンを持ち上げてすぐに認証ロックを解除ということは難しく、電源ボタンに一度触れる必要があります。
また、電源ボタンも細く認証範囲も狭いため、何回かに一回認証を失敗してしまうことがありました。
指紋は最大5個まで登録可能で、同じ指でいくつかのパターン登録しておくと精度も高くなるので、複数の指紋を登録することをおすすめします。
SONY Xperia 1 VIはカメラ、音楽、ゲーム性能とどの分野でも最高クラス
冒頭でも説明しているようにXperia 1 VIはカメラ、音楽、ゲーム性能のどの分野でも最高クラスのスマートフォンです。
また、可変式のリフレッシュレートやベンパーチャンバーを搭載したことで、バッテリー持ちが良くなり高負荷時の安定性も向上しています。
デザイン性も高くなっているので、所有欲を満たしてくれます。
ぜひ一度、Xperia 1 VIを手にとってみてはいかがでしょうか。
スマートフォンはレンタルできる
機種変更までの代替え機や短期間だけ使うのはもちろん、購入前に確認したいことがあればお試しレンタルがおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、今回紹介したXperia 1 VIなど14泊15日〜の短期レンタルや月額レンタルで借りられるスマホを用意しています。
製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。
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