nubia Z70 Ultraをレビュー！Snapdragon 8 Eliteを搭載し、高精細なカメラを搭載したハイエンドスマホ
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nubiaのスマートフォンといえば、nubia Ivyやnubia Flipといった格安スマホのイメージがあるかもしれません。
そんなnubiaから、ハイエンドモデルであるnubia Z70 Ultraの日本発売が発表されました。
nubia Z70 Ultraは、Snapdragonの新しいプロセッサーである「Snapdragon 8 Elite」が採用されており、ハイエンドの名に相応しい性能となっています。
また、背面にはトリプルカメラを搭載しており、メインカメラは可変式の絞りを採用しています。
今回はnubia Z70 Ultraを詳しくレビューしていきます。
もくじ
nubia Z70 Ultraの特徴
nubia Z70 Ultraは大きく以下の6つの特徴があります。
- 1台のデジタルカメラのようなデザイン
- 圧倒的な大画面
- Snapdragon 8 Eliteの脅威的な性能
- 大容量バッテリーと高速充電
- 高速通信
- 独自のAI機能
それぞれの特徴について詳しく紹介していきます。
nubia Z70 Ultraのスペック一覧
| nubia Z70 Ultra | |
|---|---|
| ディスプレイ | 6.85インチ |
| ディスプレイ解像度 | 1216×2688(1.5K)ピクセル |
| リフレッシュレート | 最大144Hz |
| 静止画 |
|
| CPU | Snapdragon 8 Elite |
| メモリ(RAM) | 12GB/16GB |
| 内蔵ストレージ(ROM) | 256GB/512GB |
| SIMカード | デュアルSIM(nano SIM + nano SIM) |
| 通信規格 | 5G |
| Bluetooth | 5.4 |
| NFC | 対応(おサイフケータイは非対応) |
| バッテリー容量 | 6150mAh |
| 充電規格 | 最大80W 高速充電対応 |
| 生体認証 | 指紋認証 顔認証 |
| 防塵防水性能 | IP68/IP69 |
| サイズ (高さ×幅×厚さ) |
約164.3mm × 77.1mm × 8.6mm |
| 重さ | 228g |
| カラーバリエーション | Black(ブラック) 12GB+256GB/16GB+512GB Yellow(ストロー) 16GB+512GB Starry Night(スターレイナイト) 16GB+512GB |
1台のデジタルカメラのようなデザイン
近年はカメラを売りとするスマートフォンも増えてきており、nubia Z70 Ultraもその1台といえます。
カメラを売りにしているスマートフォンは大型のセンサーを搭載しているので自ずとカメラシステムをが大きくなり、実用性に欠けるのがデメリットとしてあげられます。
nubia Z70 Ultraのメインカメラには1/1.56インチセンサーが搭載されているにも関わらず、非常に美しいデザインとなっています。
他社のカメラシステムのように複数のカメラを集約させるのではなく、あえて2列に配置することによって美しいデザインを実現しているようにも感じます。
そのデザインはまるで1台のデジタルカメラのようでもあり、カメラとデザイン性のどちらも譲れない方にとって最適な1台といえます。
スライドスイッチで任意アプリを瞬時に起動
本体左側面にはスライドスイッチが搭載されており、ボタンをスライドすることで下記のアプリを瞬時に開くことができます。
- カメラを開く/終了
- GameSpaceを開く/終了する
- フラッシュライトを開く/終了する
- ボイスレコーダーを開く/終了する
- サウンドモードを切り替える（マナーモードの切り替え）
- なし
カメラを瞬時に開きたいときなどカメラの起動を設定しておくと便利です。
できればiPhoneのアクションボタンのように任意のアプリを起動できるようになるとより便利に使用できると考えます。
圧倒的な大画面
nubia Z70 Ultraは6.85インチの大画面となっています。
1.25mmとベゼルが非常に細く、普段iPhoneを使用している筆者は圧倒的な大画面と没入感に驚かされました。
また、1.5K(2688×1216)の解像度、144Hzのリフレッシュレート、2,000nitsのピーク輝度となっており、ゲームや動画視聴など様々な用途で大画面を活用することができます。
Snapdragon 8 Eliteの脅威的な性能
nubia Z70 Ultraは、2024年10月に発表されたばかりのプロセッサー「Qualcomm Snapdragon 8 Elite」が搭載されています。
一般的に3Dゲームなど高い負荷がかかるゲームでも2.4Ghzあれば快適に遊ぶことができると言われている中で、Snapdragon 8 Eliteは最大4.32Ghzと脅威的な数値となっています。
実際にSoCの性能を測ることができる、Geekbench、AnTuTu Benchmark、3DMarkの3つのソフトを使用してスコアを出してみました。
Geekbench
AnTuTu Benchmark
3DMark
Geekbenchでは、近年発売されたM3 MacBookと同等の数値感となっており、パソコン並みの性能ということがわかります。
AnTuTu Benchmarkスコアでは、初回計測時に250万点を上回り、連続して3回計測しましたが、230万点を下回ることはありませんでした。
nubia Z70 Ultraは、間違いなく最強クラスの性能のスマートフォンといえます。
また、nubiaは関連会社にゲーミングスマホを展開しているREDMAGICがあり、REDMAGICに使用されているゲームプレイに特化した機能「GAMESPACE」などを使用することができます。
「GAMESPACE」ではゲームアプリごとにGPUの設定やタッチサンプリングレートの個別の設定を行うことができます。
さらには、充電分離機能を活用すればバッテリーを介さずに直接電源の供給ができ、バッテリーの劣化の心配なく長時間ゲームをプレイすることも可能です。
大容量バッテリーと高速充電
毎日使用するスマートフォンにおいて、バッテリー持ちと充電速度は非常に重要です。
nubia Z70 Ultraは、6,150mAhのバッテリー容量に加え、最大80W高速充電に対応しています。
バッテリー計測アプリPC Mark for Androidを使用して、擬似的にnubia Z70 Ultraを長時間使用し続けた場合の充電残量が100％から20％になるまでを計測したところ、10時間16分でした。
また、最大80W高速充電も非常に快適で、あっという間に充電が完了します。
独自のAI機能
Android 15をベースとしたNebula AIOSを採用しており、様々な独自機能を使用することができます。
中でも特徴的なのがAI機能であり、リアルタイムでの翻訳機能などの便利な機能を使用することができます。
旅行先など現地での会話に困った際などに活用できそうです。
nubia Z70 Ultraのカメラ性能を作例と共に紹介
nubia Z70 Ultraは、5,000万画素のメインカメラ、5,000万画素の超広角カメラ、そして6,400万画素の望遠カメラの3眼構成になっています。
全てが高画質のカメラになっており、ボケ感のある印象的な写真を簡単に撮影することができます。
メインカメラはスナップ撮影に適した35mmの画角となっており、人間の視野に近い画角で撮影することができるので、日常を切り取るのに適しています。
また、手動で変更することのできる可変絞りを搭載しているので、電球やライトなどを印象的な写真に仕上げることができます。
望遠カメラは最大5倍の光学望遠ズームを搭載しており、70mmから175mmまで画質の劣化なく撮影することが可能です。
望遠カメラはマクロ撮影にも対応しているので、ズームをしながらマクロで撮影することができ、遠くのものを近くで撮影するといった撮影方法も可能です。
他社製のスマートフォンですと超広角カメラはメインカメラより画質が劣ることもあるのですが、nubia Z70 Ultraの超広角カメラは5,000万画素の高画質を実現しています。
この他にもnubia Z70 Ultraを使用して撮影した写真の作成を一挙に紹介します。（ぜひクリックまたはタップして拡大してご覧ください）
本体側面にシャッターボタン搭載
本体側面には専用のシャッターボタンが搭載されています。
これにより、nubia Z70 Ultraをよりカメラのように使用することができ、撮影体験が向上します。
また、半押しでピントを合わせることができたり、長押しすることでカメラを起動できたりと、シャッターボタンが搭載されていることで利便性も向上しています。
nubia Z70 Ultraの気になるポイント
しばらくnubia Z70 Ultraを使用していて、いくつか気になるポイントがあったので紹介します。
おサイフケータイが使用できない
nubia Z70 Ultraの1番の気になるポイントが、おサイフケータイに非対応なところです。
近年はキャッシュレス時代になり、お財布を持たずにふらっと出かけたり、持っていたとしてもほとんどの決済をスマートフォンで済ませてしまうことが増えてきました。
そんな中でおサイフケータイに対応していないのは、不便に感じる方も多くいると思います。
nubiaのZシリーズは日本初上陸ということもありローカライズされていないのは仕方のないことかもしれないですが、機種変更時には気をつける必要があります。
重心が上側に寄っている
カメラシステムが本体の1/3を占めており、本体上部に集約しているため、スマートフォンの重心が上側に寄っています。
これにより重心がスマートフォンの中心より上部にあることから、縦方向に持っている時に常に後ろ側に引っ張られているような感覚があります。
気をつけていないと落としそうになることもあるので、ストラップ付きのケースなどを使用することをおすすめします。
ピント調節音が大きい
nubia Z70 Ultraには物理的なシャッターボタンが搭載されており、半押しすることでピントの調節ができるのですが、ピントの調節をする度に「ピピッ」と大きな音がします。
カフェなどの物静かな場所では、この音がかなりうるさく感じるのでアップデートなどで消音にできるようになると良いと感じます。
nubia Z70 Ultraは様々なニーズを満たしてくれるハイエンドスマホ
カメラ性能、ゲーム性能、使いやすさなど、スマートフォンに求める基準はそれぞれだと思います。
そんな中で今回レビューしてきたnubia Z70 Ultraは様々なニーズを満たしてくれるスマートフォンだと感じました。
一方で日本市場での認知度はまだまだ低く、おサイフケータイに非対応な点など大きなデメリットもあります。
nubia Z70 Ultraで日本市場にしっかりと認知され、次の世代ではおサイフケータイへの対応など期待したいところです。
スマートフォンはレンタルできる
機種変更までの代替え機や短期間だけ使うのはもちろん、購入前に確認したいことがあればお試しレンタルがおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では14泊15日〜の短期レンタルや月額レンタルで借りられるスマホを用意しています。
製品によってはそのまま購入もできますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。
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