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最近は電気代が高くなり家電を購入する前に、電気代について色々調べている方もいるのではないでしょうか?
節約して涼むには扇風機の利用を考える方も多いですよね。
暑い時の救世主、エアコンとの電気代の違いも気になるところです。
今回は扇風機の電気代についてエアコンとの比較、電気代を節約する方法をお伝えします!
もくじ
電気代の計算
電気代は以下の計算式で求められます。
消費電力(kW) × 使用時間 × 電力供給会社の電気料金単価
消費電力265Wの1時間の電気代を計算すると、まず消費電力の単位がWであればkWにあわせます。
例えば消費電力が265Wの場合は
265W=0.265kW
電気料金単価は電力会社の契約しているプランによるので、参考までに1kWhあたり31円/kWhとして、
0.265kW×1×31=8.215円
1時間あたり約8.2円となります。
扇風機の電気代
扇風機の電気代は羽根を回転させるモーターによって消費電力が大きく違います。
モーターの種類はACモーター、DCモーターがあります。
それでは2つのモーターの電気代の違いについてお伝えします!
DCモーターとACモーターによる電気代の違い
2つのうち消費電力が低くて電気代を抑えられるのはDCモーターです。
DCモーターは、電圧を一定に変換し、電流が一方向に流れる直流電圧を使用しているモーターです。本体価格は高めですが、超低速回転など風量を細かく調整可能で、音も小さめなので睡眠時の利用にも向いています。
ACモーターは、電圧が周期的に入れ替わり、電流の流れる向きも変化する交流電圧を使用しているモーターです。強・中・弱など風量は大まかな調整のみ、音は大きめですが、本体価格が安いところが魅力です。
以前はACモーターが主流でしたが、最近では消費電力が低めで節約にも繋がるDCモーターを使用した扇風機が増えてきています。
扇風機の電気代を計算してみた!
今回はシャープの扇風機のDCモーターとACモーターの商品で電気代を比較してみました。
比較したのはこちらの2商品
- DCモーター PJ-T3DS
- ACモーター PJ-T3AS


シャープ PJ-T3DS | シャープ PJ-T3AS | |
---|---|---|
種類 | DCモーター | ACモーター |
風量切替 | 8段階 | 3段階 |
消費電力(風量最大、首振りあり) | 21W | 44W |
電気代(1時間当たり) | 約0.65円 | 約1.36円 |
(※50Hzの消費電力、電気料金単価1kWhあたり31円で計算)
表を見てわかるようにモーターの種類によって電気代に違いがあります。
DCモーターは、細かい風量調整が可能にも関わらずACモーターよりも消費電力が低くなっています。
本体価格が多少高いところがデメリットですが、電気代は安くなるため一年中使用する方や、扇風機の強い風が苦手な方はDCモーターの扇風機がおすすめです。
とはいえ、どちらも消費電力は低めなので、本体価格が安いほうが良い方や風量調整は3段階で問題ないという方はACモーターでも十分だと思います。
どちらが自分の生活に合うのか、長所と短所を比較しながら選ぶといいでしょう。
エアコンの電気代
ここではエアコンの冷房の電気代について調べました。
エアコンの冷房は、冷たい空気を出して部屋全体を早めに冷やしてくれる冷房器具です。
エアコンの電気代を計算してみた!
エアコンは対応畳数や温度設定、使用時間によって電気代が違ってきます。
今回はパナソニックのエアコンで電気代を計算しました。
部屋の広さによって消費電力が変わってくるので、3機種を比較してみます。
- エオリア CS-225DJR
- エオリア CS-285DJR
- エオリア CS-565DJR2
CS-225DJR | CS-285DJR | CS-565DJR2 | |
---|---|---|---|
お部屋の目安(冷房) | 6畳 | 10畳 | 18畳 |
消費電力(冷房) | 635W | 770W | 2280W |
電気代(1時間当たり) | 約19.68円 | 約23.87円 | 約70.68円 |
(※50Hzの消費電力、電気料金単価1kWhあたり31円で計算)
エアコンは、対応する部屋が大きいほど消費電力が上がり電気代が高くなります。
電気代は1時間当たり約19.7~70.7円でした。
冷房器具で電気代を節約できる家電はどれ?
扇風機やエアコンの電気代をお伝えしてきましたが、この中の冷房器具で電気代を節約できる家電はどれでしょうか?
1時間あたりの電気代が安いのはDCモーターの扇風機
今回、選んだ家電の1時間あたりの電気代をもとに比較してみました!表は上から電気代が安い順にならべたものです。
電気代が安い順 | 電気代(1時間当たり) | |
---|---|---|
1 | 扇風機(DCモーター) | 約0.65円 |
2 | 扇風機(ACモーター) | 約1.36円 |
3 | エアコン6畳 | 約19.68円 |
4 | エアコン10畳 | 約23.87円 |
5 | エアコン18畳 | 約70.68円 |
結果、扇風機の電気代が最も安かったです。中でもDCモーターの扇風機が消費電力が一定のため電気代が安く、次にACモーターの扇風機となりました。
エアコンは対応畳数よって消費電力が異なるため、電気代が大きく左右されます。
外気温や設定温度によっても変わるので、設定温度を高めにして風量自動にすると節約につながり電気代が安くなります。
扇風機とエアコンの併用で節約につながる
電気代の節約とはいえ、猛暑日に扇風機だけでは熱中症の危険もあります。
そんな時は扇風機とエアコンを併用しましょう。
冷たい空気は下に、暖かい空気は上に溜まりやすいので、エアコンの風向きは水平に、扇風機は上向きに設定します。
扇風機でエアコンの冷気を部屋全体に早く広められるので、設定温度を1~2度上げても快適に過ごせます。エアコン(冷房)は設定温度を1度あげるだけで消費電力を約13%※1(約70W)削減可能。
6畳用エアコンの設定温度を1度あげた場合は1時間当たり約17.51円、DCモーター扇風機の約0.65円と合わせると1時間当たりの電気代が約18.16円になります。
※1 出典:財団法人省エネルギーセンター「省エネライフスタイルチェック25」の各種行動と省エネ効果に関する調査報告書」
- エアコンと扇風機併用:18.16円×8時間×30日=4,358.4円
- エアコンのみを使用:19.68円×8時間×30日=4,723.2円
エアコンのみ使用と比べて、扇風機を併用した場合は1カ月当たり約364.8円安くなりました。
猛暑など危険な暑さの時は、無理をせずエアコンと扇風機の併用も試してみてくださいね。
扇風機の電気代を比較して賢く涼もう!
今回は扇風機の電気代のほかに、エアコンの電気代も比較させていただきました!
それぞれの電気代を出して比較すると、どれだけ違いがあるのかはっきりしますね。
今回は筆者が選んだ家電で比較してみましたが、メーカーや機種によって同じ家電の種類でも消費電力は違ってきます。
ぜひ、気になる家電を見つけた時はご紹介した電気代の計算方法をもとにチェックしてみてくださいね。
今回の電気代比較が家電を選ぶ際の参考にしていただけると幸いです。
季節家電はレンタルできる!
季節家電の購入を検討していて使いこなせるか不安という方には、買う前にレンタルするのもおすすめです!
もちろん夏の暑い時期など季節限定でレンタルするのもいいですよね。
カメラ・家電レンタルサービスのRentio(レンティオ)では、気になる家電をレンタルしてお家で実際にお試しできます。
実際に使ってみて、気に入ったらレンタル商品をそのまま買い取ることも可能です。
気になる商品は使ってみて納得して購入したいですよね。まずはお気軽にレンタルをしてみてくださいね!
Rentio[レンティオ] – カメラ、家電、ガジェットのレンタルサービス
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