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UGREEN NASync DXPシリーズをレビュー!知識なしでも簡単に設置、設定できる家庭用のストレージ

ライター

ハロニー

更新日2025/08/18

クラウドファンディングで驚異の累計支援金額10億円超えを達成した、UGREENのNASync DXPシリーズ。

そんな、超人気のNASync DXPシリーズが、2025年6月より一般販売されました。

今回はUGREENのNASync DXPシリーズから最安モデルである「NASync DXP2800」をレビューしていきます。

NASync DXPシリーズの購入検討をされている方は、参考にしてみてください。

 

NASとは?

UGREEN NASync DXPシリーズの紹介の前に、利用イメージを持ってもらえるよう、まずはNASとはどういった製品なのか簡単に紹介します。

NASとは、簡単に言えばネットワークに接続されたストレージのことをです。

ネットワークに接続されていることで、スマホやPCなどから共有したユーザーであれば誰でも無線でアクセスでき、ネットワークさえあれば出先からもでアクセスできます。

UGREEN NASync DXPシリーズの特徴

NASync DXPシリーズは大きく以下の特徴があります。

  • 6つのモデルから選択可能
  • 知識無しでも簡単に設置可能
  • 豊富な接続ポート
  • M.2 SSDスロット搭載可能

それぞれの特徴について詳しく紹介していきます。

6つのモデルから選択可能

NASync DXPシリーズは、容量や機能別に以下の6つのモデルから選択することができます

容量以外にもプロセッサの性能やThunderbolt対応の有無、HDMI出力時の解像度などの違いがあります。

機能 DXP2800 DXP4800 DXP4800 Plus DXP6800 Pro DXP8800 Plus DXP480T Plus
ベイ数 2+2ベイ (SATA 2ベイ, M.2 2ベイ) 4+2ベイ (SATA 4ベイ, M.2 2ベイ) 4+2ベイ (SATA 4ベイ, M.2 2ベイ) 6+2ベイ (SATA 6ベイ, M.2 2ベイ) 8+2ベイ (SATA 8ベイ, M.2 2ベイ) 4ベイ (オールM.2)
プロセッサ Intel N100 (4コア/4スレッド、最大3.40GHz) Intel N100 (4コア/4スレッド、最大3.40GHz) Intel 8505 (5コア/6スレッド、最大4.40GHz) Intel i5-1235U (10コア/12スレッド、最大4.40GHz) Intel i5-1235U (10コア/12スレッド、最大4.40GHz) Intel i5-1235U (10コア/12スレッド、最大4.40GHz)
メモリ 8GB DDR5 (最大16GBまで拡張可能) 8GB DDR5 (最大16GBまで拡張可能) 8GB DDR5 (最大64GBまで拡張可能) 8GB DDR5 (最大64GBまで拡張可能) 8GB DDR5 (最大64GBまで拡張可能) 8GB DDR5 (最大64GBまで拡張可能)
システム UGOS Pro (32GB eMMC) UGOS Pro (32GB eMMC) UGOS Pro (SSD 128GB) UGOS Pro (SSD 128GB) UGOS Pro (SSD 128GB) UGOS Pro (SSD 128GB)
ネットワーク RJ-45 2.5GbE x1 RJ-45 2.5GbE x2 RJ-45 2.5GbE + RJ-45 10GbE 10GbE x2 10GbE x2 10GbE x1
転送速度 312.5MB/s 625MB/s 1250MB/s 2500MB/s 2500MB/s  1250MB/s
USB USB Type-A(3.2 Gen 2、最大理論上転送速度10Gbps)×1
USB Type-C(3.2 Gen 2、最大理論上転送速度10Gbps)×1
USB Type-A(3.2 Gen 1、最大理論上転送速度5Gbps)×1
USB Type-A(2.0、最大理論上転送速度480Mbps)×2
USB Type-A(3.2 Gen 2、最大理論上転送速度10Gbps)×1
USB Type-C(3.2 Gen 2、最大理論上転送速度10Gbps)×1
USB Type-A(3.2 Gen 1、最大理論上転送速度5Gbps)×1
USB Type-A(2.0、最大理論上転送速度480Mbps)×2
USB Type-A(3.2 Gen 2、最大理論上転送速度10Gbps)×1
USB Type-C(3.2 Gen 2、最大理論上転送速度10Gbps)×1
USB Type-A(3.2 Gen 1、最大理論上転送速度5Gbps)×1
USB Type-A(2.0、最大理論上転送速度480Mbps)×2
USB Type-C(3.2 Gen 2、最大理論上転送速度10Gbps)×2
USB Type-A(2.0、最大理論上転送速度480Mbps)×2
USB Type-C(3.2 Gen 2、最大理論上転送速度10Gbps)×2
USB Type-A(2.0、最大理論上転送速度480Mbps)×2
USB Type-A(3.2 Gen 2、最大理論上転送速度10Gbps)×1
Thunderbolt Thunderbolt 4 (最大理論上転送速度40Gbps)×2 Thunderbolt 4 (最大理論上転送速度40Gbps)×2 Thunderbolt 4 (最大理論上転送速度40Gbps) ×1
M.2 SSDスロット 2 2 2 2 2 4
SDカードスロット 自動ポップアップ式SD3.0スロット 自動ポップアップ式SD3.0スロット 自動ポップアップ式SD4.0スロット 自動ポップアップ式SD4.0スロット
HDMI 4K 60Hz HDMI出力 4K 60Hz HDMI出力 4K 60Hz HDMI出力 8K 60Hz HDMI出力 8K 60Hz HDMI出力 8K 60Hz HDMI出力
最大ストレージ容量 76TB (HDD 2x 30TB +SSD 2x 8TB) 96TB (HDD 4x 22TB +SSD 2x 4TB) 136TB (HDD 4x 30TB +SSD 2x 8TB) 196TB (HDD 6x 30TB +SSD 2x 8TB) 256TB (HDD 8x 30TB +SSD 2x 8TB) 32TB (SSD 4x 8TB)
価格 55,880(税込) 88,880(税込) 99,880(税込) 169,880(税込) 188,880(税込) 129,880 (税込)

最小モデルのDXP2800でも実測で幅10.9cm、高さ17.7cm、奥行き23.1cm意外と大きさはあるので、容量の大きいモデルの購入を検討されている方は、設置スペースの確保が必須になります。

NASync DXP480T PLUSのみHDDを搭載できず、M.2 SSDのみ搭載可能となっていますが、その代わり薄型なので設置スペースを必要とせずデスクの上などにも設置可能です。

知識無しでも簡単に設置可能

初期セットアップはPCがなくても、スマホアプリから設定が可能です。

詳しい手順は後述しますが、スマホアプリで指示される手順通りに従うだけで簡単に初期セットアップができます。

豊富な接続ポート

NASync DXPシリーズは、豊富な接続ポートも魅力の一つです。

従来のNASは、ネットワークに接続してクラウド上で保存ファイルにアクセスを可能にしたものでしたが、NASync DXPシリーズはUSB-CやUSB-A、SDカードスロット(非搭載のモデルもあり)、HDMIポートなどを搭載しています。

中でもHDMIを搭載しているので、テレビと接続することでNASync DXPシリーズに保存しているコンテンツを大画面で再生することが可能です。

M.2 SSDスロット搭載

SATAドライブベイの他に、M.2 SSDスロットを搭載しているので、SSDを増設することができます。

例えば動画編集用途としてNASync DXPシリーズを使用する際、転送速度を求める動画素材はSSDに保存し、長期的な保管が必要な素材はHDDに保存するなどの運用が可能です。

また、RAIDを組むこともできるので、SSDのバックアップとしてHDDを使用することも可能です。

UGREEN NASync DXP2800を実際に使用してみて

今回はNASync DXPシリーズの中から、NASync DXP2800を実際に使用しレビューしていきます。

設置・設定の手順

「UGREEN NAS」アプリをダウンロードし、案内に従って進めていくだけなので、設定は非常に簡単です。

  1. HDDをセットする
  2. 電源とLANを接続する
  3. 「UGREEN NAS」アプリをダウンロードする
  4. アプリの案内に沿ってアカウントの作成を進める

アプリでの手順も以下の通りで、デバイスの登録→アカウントの作成→RAIDの設定といった大きく3つの手順で設定は完了します。

独自のOSで直感的に操作可能

NASync DXPシリーズは独自のOS「UGOS Pro」を採用しており、直感的に操作しやすくなっています

PC、スマホともに専用のアプリが用意されており、アプリ内が仮想のデスクトップのようなUIをしているので、PCやスマホを操作するような感覚で操作することができます。

さらに、アプリ内にNAS用のアプリが用意されており、タスクマネージャーからNASの状態が確認できたり、PCやスマホのバックアップを数タップで行えたりと、電化製品の設定や操作が苦手という方でも、簡単に操作が可能です。

iPhoneやMac、Windowsと接続してみて

NASの特徴として、ネットワークさえ接続していれば、どのデバイスでも、どこからでもアクセスできるといった強みがあります。

実際にiPhone、Mac、Windowsの3台から、1つのNASに接続してみましたが、MacでアップロードしたファイルにiPhoneからすぐにアクセスできたり、通常Apple製品とWindowsでファイルのやり取りは面倒ですが、「UGREEN NAS」アプリを通じてスムーズにファイルのやり取りを行えます。

スマホやPCのバックアップも「同期とバックアップ」というアプリを使用することで、簡単にバックアップすることも可能です。

Google DriveやMicrosoft OneDriveとの接続も可能

NASync DXPシリーズは、Google DriveやMicrosoft OneDriveと接続することができるので、仕事で使用するファイルなどを一時的にGoogle DriveやMicrosoft OneDriveにアップし、最終的にはNASで保管するといったような運用も可能です。

既にあるアカウントでログインするだけで簡単に連携でき、NASからGoogle DriveやMicrosoft OneDriveにアップするのも、Google DriveやMicrosoft OneDriveからNASにダウンロードするのも数タップで行えます。

複数人での使用にも便利な機能

複数のデバイスや、複数人で使用することもあるかと思います。

NASync DXPシリーズは、ユーザー管理を行うことができ、管理者とユーザーのような分け方で権限の管理を行えます

管理者が招待、承認したユーザーしかアクセスすることができないので、ビジネス利用でもセキュリティ面で安心です。

また、複数のプロジェクトを1つのNASync DXPシリーズで管理する際も、フォルダ毎にアクセス権限を分けることができるので、機密情報なども安全に保管できます

また、家族で使用する際も個人フォルダのアクセスを自分のみにできたり、1ユーザーあたりの最大保存可能容量を設定できたりと、プライバシーや利便性など細かな設定も可能です。

転送速度

DXP2800は2.5GbE ネットワークポート (最大312.5MB/s)を搭載しているため、高速でデータのやり取りを行えます

実際に、4.68GBある4Kの動画素材を、DXP2800とGoogleドライブにアップする速度を比較してみました。

上の映像がDXP2800、下の映像がGoogleドライブにアップロードしている際の様子ですが、DXP2800は約48秒でアップロードが完了しましたが、Googleドライブは約6分もかかりました

こちらの結果は筆者の環境によるものですので、契約しているネットワークの回線速度や時間帯などによって変化はありますが、それでもクラウドストレージを使用するより遥かに高い転送速度になると考えられます。

ランニングコストもかからない

また、Googleドライブのようなクラウドストレージとの比較では、ランニングコストがかからないこともポイントとして挙げられます

クラウドストレージは月額数千円から数万円かかりますが、DXP2800であれば初期費用の10万円程度(本体:55,880円+HDD or SSD:2〜10万円ほど)で済みます
※容量によって価格は異なります

1TB以上のクラウドストレージですと年間でも数万円かかりますので、DXP2800であれば大容量かつ低価格でストレージを増やすことができます

UGREEN NASync DXPシリーズ使用レビューまとめ

筆者もスマホやパソコンのストレージが圧迫してきており、NASの導入を考えたことがありました。

しかし、価格や設定の難しさなどから導入のハードルの高さを感じていました。

今回紹介したNASync DXPシリーズは初心者の筆者でも、アプリの手順通りに設定することで簡単にセットアップができました

スマホのデータの自動でバックアップすることもでき、Intelのプロセッサーを搭載しているので安定して動作するのもポイントです。

NASに興味がある方は、NASync DXPシリーズを検討してみてはいかがでしょうか?

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