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街中でも見かけることが多くなったワイヤレスイヤホン。
機能や音質、操作性など優れているものが沢山ありますよね。
音にこだわっている方はヘッドホンでしっかり聴きたいという方も多いのではないしょうか。
そこで今回はSONY(ソニー)「WH-1000XM6」ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンを実際に使ってレビューします!
特長や使い心地についても詳しく紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
もくじ
WH-1000XM6の特徴
WH-1000XM6の特徴を紹介します。
- アーティストの意図する音の再現にこだわった高次元の音質
- 世界最高クラスのノイズキャンセリング性能
- 映画館にいるような立体音響
- AIで進化した通話機能
- 快適性と環境に配慮したデザイン
- 楽しみ方が広がる「Sony Sound Connect」アプリ
それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。
スペック一覧
はじめに2025年に発売された「WH-1000XM6」と前モデル「WH-1000XM5」のスペックを比較してみましょう。
製品画像 | ![]() |
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---|---|---|
型番 | WH-1000XM6 | WH-1000XM5 |
発売日 | 2025年5月30日 | 2022年5月27日 |
質量(本体のみ) | 約254g | 約250g |
充電時間 | 約3.5時間 | 約3.5時間 |
充電方法 | USB | USB |
電池持続時間(音声再生) | 最大40時間 | 最大40時間 |
通信方式/出力 | Bluetooth標準規格 Ver.5.3/Power Class 1 | Bluetooth標準規格 Ver.5.2/Power Class 1 |
対応コーデック(音声圧縮変換方式) | SBC, AAC, LDAC, LC3 | SBC, AAC, LDAC |
入力プラグ | 金メッキL型ステレオミニプラグ | 金メッキL型ステレオミニプラグ |
音声入力端子 | ステレオミニジャック | ステレオミニジャック |
ドライバーユニット | 30mm | 30mm |
比較してみると、Bluetoothのバージョン、対応コーデックにLC3追加、ヘッドホンが折りたたみ式になったところが異なります。
アーティストの意図する音の再現にこだわった音質づくり
1000Xシリーズはアーティストの意図する音の再現を目指して作られています。
WH-1000XM6専用設計ドライバーユニットの内部には、ソニー独自開発の穴を設けたボイスコイルボビン構造を採用していて高音域の再現性が向上。
また新開発されたプロセッサーである「QN3」により、ノイズキャンセル時のデジタルからアナログに変更される際のノイズを最小限に抑えることができています。
この技術をノイズキャンセリングだけでなく音楽の表現にも適用することで、急な音の立ち上がりに対する応答性を改善し、音の表現を細部まで再現することが可能になりました。
ハイレゾ級の高音質
WH-1000XM6ではハイレゾ級(※1)の音質が楽しめます。
- 色々な音源をハイレゾ級にアップスケーリングする「DSEE Extreme」(※2)
- LDAC対応でワイヤレスでもハイレゾコンテンツを従来のBluetooth(R)Audioの最大約3倍(※3)の情報量で伝送可能
- 付属のケーブルで有線接続しハイレゾ音源をそのまま再生
などユーザーが高音質を楽しめるような工夫がされています。
※1DSEE Extreme ON時にCDやMP3などの圧縮音源をSBC/AAC/LDACのコーデックでBluetooth再生する際、最大96kHz/24bitまで拡張(再生機器の仕様によっては圧縮音源をLDACで伝送する場合でもDSEE Extremeが無効になる場合があります。また、有線接続時は無効です。)
※2DSEE Extremeは「Sony Sound Connect」アプリから機能を有効にすることでお楽しみいただけます
※3Bluetooth A2DPのSBC(328kbps、44.1kHz時)との比較
世界最高クラス(※)のノイズキャンセリング性能
WH-1000XM6は、QN1の7倍以上の処理能力がある新開発の高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN3を搭載。
QN3に搭載されたアダプティブNCオプティマイザーは、1000Xシリーズ最高レベルの精度で外部の騒音や装着状態に合わせて常に最適なノイズキャンセリングが可能です。
さらに12個のマイクを使ったマルチノイズセンサーテクノロジーで周囲のノイズ状況をより正確に解析できます。
※ヘッドバンド型ノイズキャンセリングヘッドホン市場において、2025年3月1日時点。ソニー調べ、国際電気標準会議(IEC)基準に則る
スマートリスニング機能
WH-1000XM6は最適なリスニング環境を作る機能があります。
- 音楽を聴きながら、周囲の音も聞ける「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」
- ヘッドホンを装着したまま会話ができる「スピーク・トゥ・チャット」
- ヘッドホンを装着したまま瞬時に周囲の音が聴ける「クイックアテンションモード」
アンビエントサウンド(外音取り込み)モードでは、ボイスフォーカスをONにするとノイズを抑えつつ人の声を取り込むことが可能です。
周囲の騒音に合わせて自動で外音取り込み量を調整するので、騒がしい環境でも快適に音楽を楽しめます。(※)
※「Sony Sound Connect」アプリからON/OFFの切り替えが可能です
映画館にいるような立体音響
360 Reality Audio Upmix for Cinemaで、ステレオ音源を映画館で聴いているような迫力と臨場感のある立体的な音に変換し、スマホやタブレットでも迫力のあるサウンドが楽しめます。
そしてWH-1000XM6は360 Reality Audio認定モデルなので、360 Reality Audio対応コンテンツを利用すれば、自分の周りで生演奏をしてくれているような没入感のある音楽体験も可能です。
AIで進化した通話品質
左右計6つのマイクとソニー独自のAIアルゴリズムの組み合わせによって口元の音声のみを拾い、騒がしい環境下でも通話相手と快適に会話を楽しめます。
風ノイズ低減構造のため、通話相手へはもちろん、自分に聞こえる風ノイズも低減可能。
ヘッドホン本体のNC/AMBボタンを2回押すだけで、マイクのON/OFFが操作できます。
※マイクのON/OFF機能を使用するには「Sony Sound Connect」アプリで設定を有効にする必要があります
快適性と環境に配慮したデザイン
WH-1000XM6は持ち運びしやすい折りたたみ式で、キャリングケースもコンパクトに。
ケースはマグネット式で開け閉めできて、より使いやすくなりました。
幅広のヘッドバンド、伸縮性のある柔らかな素材を使用したイヤーパッドで快適な装着性にもこだわり、本体やケースの一部にリサイクル素材、パッケージはプラスチックフリーの環境に配慮した設計となっています。
楽しみ方が広がる「Sony Sound Connect」
WH-1000XM6はスマホ専用アプリ「Sony Sound Connect」で事前に設定すると様々な楽しみ方ができます。
- 聴く環境に合わせて自動でモードを切り替えてくれる「アダプティブサウンドコントロール」
- スマホに触らなくても状況に合わせて音楽や情報を自動でお届け
- 本体のタップのみでQuick Access(※)に対応の音楽ストリーミングサービスの楽曲を再生
その他にも、好みの音質にカスタマイズできる「イコライザー」、ながら聴きにおすすめな「BGMエフェクト」、頭のジェスチャーで電話の着信受話操作、ヘッドホンの状態確認、ソフトウェアのアップデート、聴覚に配慮されているか確認できる「セーフリスニング2.0」が設定可能です。
※対応するアプリをインストールし、「Sony Sound Connect」アプリで設定が必要です。各サービスをお使いいただくには、最新の対応アプリのインストールと、ログイン、バックグラウンド起動が必要です。国外では使用できない場合があります。
WH-1000XM6の実機レビュー
WH-1000XM6をレンティオでレンタルして使ってみましたので、同梱品・本体のボタン配置・使用方法などを順番に紹介していきます。
同梱品一覧
WH-1000XM6の同梱品一覧
- 本体
- USBケーブル
- 接続ケーブル
- キャリングケース
- リファレンスガイド
WH-1000XM6のボタン配置
WH-1000XM6のボタン配置を説明します。
左側:Lマーク表示、突起点・電源ボタン・NC/AMB(ノイズキャンセリング/アンビエントサウンドモード)ボタン
右側:Rマーク表示があり、突起点やボタンは無い。
装着方法と操作方法
WH-1000XM6の装着方法と操作方法を紹介します。
WH-1000XM6の装着方法
1.本体の左右を確認してから、スライダーをいっぱいまで伸ばす。
2.イヤーパッド内に耳が収まるように装着。
3.ヘッドバンドが頭頂部にくるようにスライダーの長さを調節する。
4.イヤーパッドが耳の周りに均一に当たるように左右のユニットの角度を調節したら装着完了。
操作方法
1.ランプ(青)が点滅するまで、電源ボタンを約2秒以上長押しして電源を入れる。(購入後に初めて電源を入れると自動的にペアリングモードになります)
2.Sony Sound Connectアプリをダウンロードして、アプリの指示に従いながらBluetoothに接続。
3.ヘッドセットのタッチセンサーコントロールパネルを使って操作ができます。(右ユニットのみ対応)
タッチセンサーコントロールパネルでできる操作の一例
- 再生/一時停止:素早く2回タップ
- 次の曲の頭出し:前に滑らせて離す
- 前(再生中)の曲の頭出し:後ろに滑らせて離す
- 音量を上げる:上に滑らせて離す
- 音量を下げる:下に滑らせて離す
NC/AMBボタンを一回押すごとにノイズキャンセリング・アンビエント・オフと切替え可能
WH-1000XM6を使ってみた感想
ここからはWH-1000XM6を数日使用した感想をお伝えします。
○フィット感があり密閉性が高い
WH-1000XM6は耳へのフィット感があり密閉性が高いです。
耳をすっぽりと覆ってくれるので、ヘッドホンを装着するだけでもわりと騒音をカットします。
ノイズキャンセリングをONにした場合は、騒音がほぼ聞こえなくなり、声が遠くに聞こえる程度。
騒音度合いにもよりますが、家やカフェなど落ち着いた環境ならノイズキャンセリングをしなくても十分だなと思いました。
その分ウォーキングなど周囲の音が聞こえた方が安全な場面では、アンビエントで外音を取り入れることをおすすめします。
◎音の違いを感じられた
WH-1000XM6は音の違いをしっかりと感じることができました。
筆者はそこまで音質にこだわりがないので、普段は手ごろなイヤホンで音楽を聴いています。
でもWH-1000XM6で音楽を聴いてみると、高音域も低音域も繊細に表現されていて、楽器そのものの音を楽しめているような感覚になりました。
普段聞いている音が2Dだとすると、今回聴こえる音は3Dというイメージです。
音の立体感やリアル感、本来作り手が伝えたかった音はこうだったのかもと思いました。
◎モード別で音楽を楽しめる
WH-1000XM6は「スタンダード・BGM・シネマ」の3つリスニングモードが楽しめます。
スタンダードが通常モードで普段聴く用という感じです。
BGMでは作業の邪魔をしないように遠くから音が聞こえるモードで「マイルーム・リビング・カフェ」と好みの音の広がり方を選べます。
個人的にはシネマモードがとても良かったです。
ステレオ音源なのにソニー独自のリアルタイム信号処理により、映画館にいるような臨場感のある音になっていて驚きました!
特に映画音楽や壮大な楽曲はその魅力を存分に感じられます。
試しにスマホで映画を視聴してみたのですが、映画館にいるような音の伝わり方で、プロジェクターなど大きい画面で映画を見れたら更に映画館気分を味わえそうです。
○アダプティブサウンドコントロールが面白い
WH-1000XM6のアダプティブサウンドコントロールでは「止まっているとき・歩いているとき・走っているとき・乗り物に乗っているとき」を自動で検出して、外音コントロールしてくれます。
それぞれで外音の入り具合が変わっていくところが面白かったです。
切り替わりを好みに設定できたり、それぞれの外音コントロールも調整可能です。
都度スマホを出したり、ボタン操作しなくていいので、日頃から室内でも屋外でもヘッドホンを使用する機会が多い方には嬉しい機能だと思いました。
△長時間だと重く感じる
WH-1000XM6は重量が約254gあるため長時間だと重く感じてしまいました。
つけ始めはあまり気にならなかったのですが、1時間経つと重さが気になりだします。
だんだん首や肩の凝りが出てきてしまったので、凝りやすい人は一度試してから購入がおすすめ。
骨格の形状によりますが、筆者は顎関節が少し圧迫されてしまい、長時間つけるのは難しかったです。
またイヤーパッドがフカフカで密閉性が高く熱がこもりやすいため、暖かい時期は涼しい環境での装着をおすすめします。
WH-1000XM6は音質にこだわりたい方、映画館気分を味わいたい方におすすめのヘッドホン
今回はWH-1000XM6を実際に使ってレビューしてみました!
音質の良さやモード別で音楽を楽しめるところが特によかったです。
映画館みたいな臨場感のある音を感じられたのは初めてだったので、この機能だけでも十分試した価値はありました。
WH-1000XM6は高音質で音楽を聴きたい方、映画館気分を味わいたい方、アプリを使いながら様々な楽しみ方をしたい方におすすめです。
新しい音楽体験ができるWH-1000XM6をぜひ使ってみてくださいね。
WH-1000XM6はレンタルできる
WH-1000XM6が気になっている方は、購入前に一度レンタルしてみるのもおすすめです。
使用感、音質、機能、装着感などを実際に試せるので、自身に合っているか確認ができます。
家電レンタルサービスのRentioでは、WH-1000XM6をはじめ、様々なヘッドホン・イヤホンを取り揃えているので、ぜひレンタルを検討してみてください。