PC・タブレット・周辺機器カテゴリの人気記事
AIでイラストを作りたいけれど、ソフトが多すぎて「どれが自分に合っているのかわからない」と悩んでいませんか?
「無料で始めたいけど機能は十分?」「SNSや仕事で使いたいけど商用利用や著作権は大丈夫?」といった疑問や不安は、ツール選びの大きな壁になりますよね。
この記事では、数あるAIイラスト生成ソフトのおすすめを、初心者から上級者まで目的別に徹底比較します。
各ソフトの料金、日本語対応、スマホアプリの有無はもちろん、気になる商用利用の可否と注意点まで詳しく解説していきます。
もくじ
おすすめのAIイラスト生成ソフト8選

近年、AI技術の進化は目覚ましく、少し前までは専門家の領域だった高品質なイラスト制作が、誰でも手軽に楽しめるようになりました。
そこで、初心者からプロまで本当に使えるおすすめのAIイラスト生成ソフトを8つ厳選してご紹介します。
Adobe Firefly
Adobe Firefly – クリエイティブのための生成AI
Adobe社が開発した画像生成AI。
最大の特徴は、学習データに著作権フリーの「Adobe Stock」素材のみを使用している点で、商用利用でも安心して使える高い安全性を誇ります。
テキスト入力から高品質な画像を生成できるだけでなく、「生成塗りつぶし」機能で既存画像の一部を自然に変更・追加することも可能。
PhotoshopやExpressなど他のAdobe製品との連携もスムーズで、デザイン制作のワークフローにシームレスに組み込めます。
初心者からプロまで、特にビジネス用途での利用に最適なツールです。
| 料金体系 | 無料プランあり(月25クレジット)、有料プランは月額1,580円〜 |
|---|---|
| 日本語対応 | 対応 |
| 商用利用 | 可能 |
| 得意なスタイル | デザイン、写真、アートなど多岐にわたる |
| プラットフォーム | Webブラウザ, Adobe Creative Cloudアプリ |
Midjourney
Midjourney
Discord上でテキストコマンド(プロンプト)を入力して画像を生成する、高品質なアート風のイラスト生成で評価が高いAIツールです。
ファンタジーやSFのような芸術的な作風から、リアルな風景画まで幅広いスタイルに対応可能。
現在は有料プランのみの提供ですが、そのクオリティの高さから多くのクリエイターに支持されています。
プロンプトは英語での入力が基本ですが、ユーザーコミュニティが活発で情報が多く、使い方を学びやすい環境が整っています。
独特の世界観を持つ、独創的なイラストを求めるユーザーにおすすめです。
| 料金体系 | 有料のみ(月額$10〜) |
|---|---|
| 日本語対応 | 非対応(プロンプトは英語) |
| 商用利用 | 有料プランで可能 |
| 得意なスタイル | アート、ファンタジー、SF、写実的イラスト |
| プラットフォーム | Discord, Webブラウザ |
Stable Diffusion
Stable Diffusion Online
オープンソースで開発されている無料の画像生成AIです。
最大の特徴は、自身のPC(ローカル環境)にインストールして利用できる点で、生成枚数に制限がなく、プライバシーも確保しやすいのが魅力。
アニメ調からリアルな写真風まで、幅広いイラストを生成可能です。
オープンソースであるため、世界中の開発者によって新しいモデルや拡張機能(LoRAなど)が次々と公開されており、カスタマイズ性が非常に高いです。
導入にはある程度のPCスペックと知識が必要ですが、無料で自由度の高いイラスト生成を追求したい上級者におすすめします。
| 料金体系 | 無料(ローカル版),Web版は無料・有料版あり($10〜) |
|---|---|
| 日本語対応 | 対応 |
| 商用利用 | 可能(モデルのライセンスによる) |
| 得意なスタイル | アニメ調、リアル風など(モデルにより多様) |
| プラットフォーム | PCインストール(ローカル),Webサービス,モバイル |
Canva
Canva
オンラインデザインツール「Canva」に統合されたAI画像生成機能です。
デザインの知識がない初心者でも、豊富なテンプレートや素材と組み合わせて、SNS投稿画像やプレゼン資料などを手軽に作成できるのが最大の魅力。
テキストで指示するだけで、デザインに合ったイラストや写真を生成し、そのまま編集画面に配置できます。
操作が直感的で分かりやすく、デザイン制作から画像生成までを一つのツールで完結させたいライトユーザーに最適です。
無料プランでも回数制限付きで利用できるため、気軽に試すことができます。
| 料金体系 | 無料プランあり、有料プランは年額8,300円〜 |
|---|---|
| 日本語対応 | 対応 |
| 商用利用 | 可能 |
| 得意なスタイル | SNSコンテンツ、プレゼン資料向けのデザイン |
| プラットフォーム | Webブラウザ, モバイルアプリ |
MyEdit
MyEdit – 画像、音声、動画のオンライン編集サイト
CyberLink社が提供する、ブラウザ上で動作するオンライン画像編集・生成サイト。インストール不要で手軽に利用できるのが嬉しいポイントです。
テキストからの画像生成はもちろん、写真からアニメ風イラストを生成する機能や、不要なオブジェクトの削除、高画質化など、多彩なAI編集ツールを備えているのが特徴。
比較的リーズナブルな価格設定で、コストパフォーマンスに優れています。
直感的な操作性で初心者にも扱いやすく、画像生成だけでなく、生成後の写真加工や編集まで幅広く行いたいユーザーにおすすめのツールです。
| 料金体系 | 無料プランあり(毎日3クレジット付与)、有料プランは月額580円〜 |
|---|---|
| 日本語対応 | 対応 |
| 商用利用 | 可能 |
| 得意なスタイル | アニメ風、リアル風、アートなど多彩 |
| プラットフォーム | Webブラウザ, モバイルアプリ |
DALL-E 3
DALL·E 3
ChatGPTを開発したOpenAIによる最新の画像生成AIです。
非常に高い言語理解能力を持ち、複雑で長い文章の指示(プロンプト)でも忠実に意図を汲み取って画像を生成できるのが最大の特徴。
ChatGPT PlusやMicrosoft Copilot (旧Bing Image Creator) に統合されており、対話形式で画像の修正やアイデア出しをしながら生成を進めることができます。
日本語のプロンプトにも自然に対応し、初心者でも扱いやすいです。写実的なイラストからアニメ調まで、多様なスタイルを高品質に生成できます。
| 料金体系 | 無料(Microsoft Copilot経由)、有料(ChatGPT Plusなど) |
|---|---|
| 日本語対応 | 対応 |
| 商用利用 | 有料プランで可能(無料版は不可) |
| 得意なスタイル | 写実的イラスト、アニメ調、ロゴなど |
| プラットフォーム | Webブラウザ(ChatGPT, Microsoft Copilotなど) |
SeaArt
画像から動画生成
アニメ風のキャラクターイラスト生成に強みを持つ画像生成AIサービスです。
特定のキャラクターや画風を追加学習させる技術「LoRA」を手軽に利用できるのが大きな特徴で、自分好みの魅力的なイラストを生成しやすい環境が整っています。
ポーズを指定できる「コントロールネット機能」や、生成した画像を元に動画を作成する機能など、クリエイティブな制作を支援する機能が豊富。
無料でも毎日一定数のクレジット(スタミナ)が付与されるため、気軽に試せる点も魅力ですです。オリジナルのキャラクターイラスト制作を楽しみたいユーザーに最適です。
| 料金体系 | 無料プランあり(20クレジット)、有料プランは月額$10円〜(年額) |
|---|---|
| 日本語対応 | 対応 |
| 商用利用 | モデルの規約による |
| 得意なスタイル | アニメ、キャラクターイラスト |
| プラットフォーム | Webブラウザ, モバイルアプリ |
Picsart
Picsart: 無料のAIデザインツール
AIによる画像・動画編集機能を備えたクリエイティブツール。
特にモバイルアプリが使いやすく、SNS向けのビジュアルコンテンツを手軽に作成したいユーザーに人気です。
テキストプロンプトとスタイルを選択するだけのシンプルな操作で、オリジナリティの高い画像を生成できます。
画像生成だけでなく、背景削除やAIによる画像補正、豊富なテンプレートやステッカーを使ったデザイン編集機能も充実。
PCとモバイルの両方でシームレスに作業でき、SNS投稿用の画像やサムネイル制作を効率化したい人におすすめです。
| 料金体系 | 無料プランあり(週5クレジット)、有料プランは月額約667円〜 |
|---|---|
| 日本語対応 | 対応 |
| 商用利用 | 可能(要確認) |
| 得意なスタイル | SNS向けビジュアル、デザインアート |
| プラットフォーム | Webブラウザ, モバイルアプリ |
もう迷わない!あなたに最適なAIイラスト生成ソフトの選び方

ここまで8つの個性的なソフトをご紹介しましたが、「機能や特徴はわかったけれど、結局自分にはどれがベストなの?」と、かえって迷いが深まってしまった方もいるのではないでしょうか。
大切なのは「何のために、どこで、どのくらいの予算で使いたいか」という目的を明確にすることです。
ここでは、あなたの利用目的や環境に最適なソフトを迷わず選べるよう、具体的な3つの判断基準を解説します。
利用目的から最適なソフトを見つける

AIイラスト生成ソフトを選ぶ上で最も重要なのは「何のためにイラストを使いたいか」という目的をはっきりさせることです。
目的によって、必要となる機能やライセンス、そして最適なソフトの種類が大きく変わってきます。
例えば、SNSの投稿に添える目を引く画像が欲しいのか、ブログ記事のアイキャッチとして商用利用したいのかで、選ぶべきソフトは自ずと異なります。まずはご自身の主な利用目的を整理してみましょう。
- SNS投稿や個人の趣味で楽しみたい場合:手軽さが重要です。スマホアプリで直感的に操作でき、流行りのアニメ風やかわいい画風を手軽に生成できるソフトが向いています。無料プランの範囲で十分に楽しめるものも多いです。
- ブログやWebサイトの画像として使いたい場合:商用利用が可能かどうかが絶対条件です。生成されるイラストのテイストに一貫性が出せるか、高解像度で出力できるかも確認しましょう。
- 広告や商品デザインなどビジネスで本格利用したい場合:より高度な機能と詳細なライセンス確認が不可欠です。特定のキャラクターや画風を安定して生成できる機能や、著作権に関する規約が明確な有料ソフトを選ぶのが安全です。
このように目的を具体化することで、膨大な選択肢の中から自然と候補を絞り込むことができ、効率的に最適なソフトを見つけられます。
無料プランと有料プランの違いを比較する

多くのAIイラスト生成ソフトには、気軽に試せる無料プランと、より高機能な有料プランが用意されています。
SNS投稿や趣味で少し使う程度なら無料プランで十分な場合もありますが、ビジネス利用や本格的な創作活動を考えるなら、有料プランのメリットを理解しておくことが重要です。
無料プランはあくまで「お試し」と位置づけ、そのソフトの操作感や画風が自分に合うかを確認するために活用するのが賢い使い方です。以下の表で、一般的な違いを比較してみましょう。
| 項目 | 無料プラン | 有料プラン |
|---|---|---|
| 生成回数・速度 | 1日の生成回数に制限あり・速度が遅い | 無制限または多い・生成速度が速い |
| 画像の品質 | 標準画質・解像度が低い場合がある | 高画質・高解像度での出力が可能 |
| 利用機能 | 基本的な機能のみに制限されている | 高度な編集機能や全機能が利用可能 |
| 商用利用 | 不可、または条件付きで許可 | 原則として可能(要規約確認) |
| 広告・ウォーターマーク | 表示されることが多い | 表示されない |
特に、ブログやSNSマーケティングで画像を使いたいと考えている方は「商用利用」の可否が最も重要です。
無料プランでは商用利用が認められていないケースが多いため、必ず利用規約を確認してください。
まずは無料プランでいくつかソフトを試し、本格的に使いたいソフトが見つかったら有料プランへ移行するのが、失敗しないための最適なステップです。
PCとスマホアプリのどちらで使うか決める

AIイラスト生成ソフトは、PCでじっくり作り込むタイプと、スマホアプリで手軽に楽しむタイプに大別されます。
どちらを選ぶかは、あなたのライフスタイルやイラスト制作にかけられる時間によって決まります。
それぞれのメリットを理解し、自分の使い方に合ったデバイスを選びましょう。
PCソフトの最大の利点は、高機能性と操作の自由度の高さです。大画面で細部を確認しながら、詳細なプロンプト(指示文)やパラメータを調整して、こだわりの一枚を追求できます。
他のデザインソフトと連携させたい場合や、クオリティを最優先するならPC版が最適です。
一方、スマホアプリの魅力は、なんといってもその手軽さ。
通勤中の電車内やカフェなど、場所を選ばずにアイデアが浮かんだ瞬間にイラストを生成できます。
また、直感的なタップ操作で完結するものが多く、専門知識がない初心者でも簡単に扱えるのが特長です。生成した画像をそのままSNSにシェアできる手軽さも、スマホアプリならではのメリットと言えるでしょう。
どちらか一方に絞る必要はなく、外出先ではスマホでアイデアを試し、家ではPCでじっくり仕上げる、といった使い分けもおすすめです。
始める前に確認!AIイラスト生成ソフト利用時の重要ポイント

利用目的やデバイスなど、自分に合ったソフトを選ぶ基準が明確になったところで、最後に、実際に使い始める前に必ず知っておきたい「重要ポイント」を確認しておきましょう。
確認を怠ると、後からイラストの差し替えや、最悪の場合、権利侵害を指摘されるリスクもあるため、安全かつ効果的にAIイラストを活用しましょう。
商用利用の範囲とライセンスを確認する

ブログのアイキャッチやSNS広告、商品デザインなど、ビジネス目的でAI生成イラストを使いたい場合、最も重要なのが「商用利用」の可否です。
各ソフトやサービスは、生成されたイラストの利用範囲を定めたライセンス規約を設けています。
無料プランでは商用利用不可、有料プランなら可能といったケースが一般的ですが、有料プラン内でも利用範囲に制限があることも少なくありません。
例えば、グッズ販売はOKでも、ロゴとしての利用はNGといった細かい規定が存在することもあります。
利用規約を読まずに使ってしまうと、後からライセンス違反として警告を受けたり、収益の差し止めを求められたりするリスクがあります。
安心して創作活動やビジネスに活かすためにも、登録前に必ず公式サイトの利用規約やライセンスに関するページを確認しましょう。
| 確認項目 | チェックするポイント | 注意点 |
|---|---|---|
| 商用利用の可否 | 「商用利用可」「Commercial Use」などの記載があるか | 無料プランと有料プランで条件が異なる場合が多い |
| クレジット表記の要否 | 「クレジット不要」「Credit not required」などの記載 | 表記が必要な場合、指定された形式を守る必要がある |
| 禁止事項 | 公序良俗に反する利用、ロゴや商標としての利用禁止など | 特にブランドロゴへの利用は厳しく制限されがち |
| 二次利用・加工 | 生成したイラストの改変や、他の作品への組み込みが可能か | 加工は許可されていても、元のイラストのイメージを損なう改変は禁止の場合も |
生成したイラストの著作権を理解する

AIによって生成されたイラストの著作権は非常にデリケートな問題です。
現在の日本の法律では、思想または感情を創作的に表現したものを「著作物」としており、AIが自律的に生成したイラストには、原則として著作権は発生しないという見解が一般的です。
これは、人間の「創作的寄与」が認められにくいためです。
しかし、だからといって完全に自由に使えるわけではありません。AIイラストを利用する際には、法的な解釈とは別に、サービス提供側の利用規約が絶対的なルールとなります。
規約で「生成物の所有権はユーザーにある」と明記されていれば安心ですが、サービス側が権利を保持する場合もあります。トラブルを避けるために、以下の点を念頭に置いておきましょう。
- AIサービス側の利用規約が最優先される
- 生成プロセスに人間の創作的寄与(詳細な指示や加工)が多ければ著作物と認められる可能性がある
- 学習データに既存の著作物が含まれている場合、意図せず他者の作品に酷似したイラストが生成されるリスクがある
- 生成したイラストが、特定のキャラクターや人物の肖像権・パブリシティ権を侵害しないよう注意が必要
- 国や地域によって法解釈が異なるため、グローバルな利用を考える際は特に注意が必要
これらの点を理解し、利用規約を遵守することが、安心してAIイラストを活用するための鍵となります。
作りたい画風(アニメ風・リアル風)で選ぶ
AIイラスト生成ソフトは、それぞれ得意とする画風が異なります。
あなたの目的や作りたいコンテンツの雰囲気に合わせて、最適な画風を生成できるソフトを選ぶことが、クオリティを大きく左右する重要なポイントです。
例えば、SNSのアイコンや親しみやすいブログ記事の挿絵には、ポップで可愛い「アニメ風」のイラストが適しています。一方、ビジネス資料の図解や、商品の使用イメージを伝えるリアルな広告画像には、実写に近い「リアル風」のイラストが求められるでしょう。
ソフトによっては、特定の画風に特化しているものや、プロンプト(指示文)次第でアニメ風からリアル風まで幅広く描き分けられるものがあります。
多くのソフトでは公式サイトやSNSでユーザーが生成した作例ギャラリーを公開しているため、まずはそれらをチェックするのがおすすめです。
自分の理想とするイメージに近いイラストが多く投稿されているソフトを選べば、イメージ通りの作品を効率的に生み出せます。このひと手間が、あなたの創作活動の満足度を格段に向上させるでしょう。
理想のイラストを実現するAIソフトで創作を始めよう

今回は、数ある選択肢の中からあなたにぴったりのAIイラスト生成ソフトを見つけるための具体的な選び方から、安心して使うための注意点まで、網羅的に解説してきました。
数ある選択肢の中から「AI イラスト生成 ソフト おすすめはどれか」と迷ったら、まずは気になるソフトの無料版や体験プランから試してみるのが成功への近道です。
実際に操作して、生成されるイラストの画風や使い心地を確かめてみてください。
AI作業に必要な高性能なPCはレンタルできる!

AI処理にはそれなりスペックの高いPCが要求されます。
高性能なPCであるほど処理にかかる時間も短縮できるので、より作業の効率化につながります。
ただ、高性能なPCは価格も高いものです。そこでおすすめなのが、PCのレンタルです!
家電レンタルサービスのレンティオでは、ゲーミングPCなどの高性能なPCをレンタルすることができます。
お試しでAIソフトを使用する際は、PCのレンタルも検討してみてください。



