SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II 実写レビュー | ズーム全域ハーフマクロ対応の小型望遠ズーム
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最近のミラーレス一眼市場では多様なレンズが登場していますが、定番の「70-200mm F4」クラスにも革新的なモデルが誕生しました。
今回は、ソニーの望遠ズームレンズ「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」の実写レビューをお届けします。
本レンズは、従来モデルから大幅な小型・軽量化を果たした第2世代のGレンズです。
世界初※となる「ズーム全域ハーフマクロ」の搭載など、望遠撮影の常識を覆す新たな性能と魅力を、実際の作例と共にご紹介していきます。
※2023年7月時点 ソニー調べ
もくじ
ハーフマクロ、テレコン装着に対応した第2世代望遠ズーム
SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIは、ソニーの高品位な「Gレンズ」に位置づけられる、70-200mm F4クラスの第2世代望遠ズームレンズです。
最新技術の結集により、従来機種からの大幅な小型・軽量化と高画質化を両立しました。
最大の進化点は、ズーム全域でのハーフマクロ(最大撮影倍率0.5倍)撮影への対応です。
さらにテレコンバーターの装着も可能となっており、風景やスポーツから、植物・昆虫などのクローズアップ撮影まで、幅広い用途で活躍する新次元の一本に仕上がっています。
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外観レビュー
繰り出し式ズームの採用による大幅な小型化
SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIの外観における最大のトピックは、高い携行性を実現するために採用された「全長可変方式(繰り出し式ズーム)」です。
この機構により、従来機種と比べて全長が26mmも短い149.0mm(ワイド時)となり、質量も約46g軽い約794g(三脚座除く)という大幅な小型・軽量化を実現しています。
小型なαシリーズのボディと組み合わせた際のシステムとしてのバランスも非常に良く、長時間の手持ち撮影でも腕への負担を大きく軽減してくれます。
また、繰り出し式ズームの弱点になりがちな持ち運び時の自重落下に対しても、「ズームロックスイッチ」がしっかりと搭載されているため、不用意に鏡筒が伸びてしまう心配がなく安心です 。
充実した物理操作系
小型なボディながら、撮影者の意図をダイレクトに反映できる多彩な物理操作系が凝縮されています。
AF-Cモード時でも瞬時にマニュアルフォーカスへ切り替えられる「フルタイムDMFスイッチ」や、マクロ撮影への移行をスムーズにする「フォーカスレンジリミッター」を搭載。
さらに、好みの機能を割り当てられる「フォーカスホールドボタン」がレンズ上の3カ所に配置されており、縦位置での撮影時でも快適な操作性を確保しています。
ファインダーから目を離すことなく各種スイッチで直感的なセッティング変更が可能となっており、過酷なフィールドでも撮影を強力にサポートしてくれる頼もしい仕上がりです。
性能レビュー
最新の光学設計による高い解像性能と美しいボケ味
SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIは、Gレンズの名にふさわしい優れた解像性能と美しいボケ味を両立しています。
高度非球面AAレンズや、3枚のEDガラス、1枚のスーパーEDガラスなどを最適に配置した最新の光学設計を採用。
これにより色収差を徹底的に抑制し、ズーム全域において画面周辺までシャープで高コントラストな描写を実現しました。
さらに、適切にコントロールされた球面収差と9枚羽根の円形絞りによって、被写体に立体感を与えるフルサイズならではの大きく柔らかなボケ表現が可能です。
ズーム全域での「ハーフマクロ」撮影
本レンズ最大の特徴は、「ズーム全域での最大撮影倍率0.5倍(ハーフマクロ)」の実現です。
最短撮影距離は広角端で0.26m、望遠端で0.42mと極めて短く、被写体に大きく寄った撮影が可能となっています。
広角側では後ろに下がれない場所での近接撮影に強く、望遠側では長いワーキングディスタンスを活かすことで、近づくと逃げてしまう昆虫や、自身の影が落ちやすい花のクローズアップ撮影などに大活躍します。
さらに、フローティングフォーカス機構の採用により、至近距離の撮影であっても解像感を損なうことなくシャープに描き切る、高い描写力も大きな魅力です。
XDリニアモーターによる高速・高精度なAF性能
SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIのAF駆動には、ソニー独自の高推力な最新「XDリニアモーター」が4基搭載されています 。
フローティングフォーカス群を高速かつ高精度に制御し、静止画撮影時のAF速度は従来機種比で最大約20%の高速化を実現しました。
ズーム中のフォーカス追随性能も大幅に向上しており、フラッグシップ機「α1」との組み合わせでは最高約30コマ/秒の高速連写にも対応します。
スポーツなどの動体撮影において、一瞬のシャッターチャンスを逃さない極めて頼もしいオートフォーカス性能です。
SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIを使って撮影した作例
製品仕様表
| モデル名 | SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II |
|---|---|
| 焦点距離 | 70-200mm |
| 明るさ | f/4 |
| レンズ構成 | 13群19枚 |
| 絞り羽根 | 9枚(円形絞り) |
| 最短撮影距離 | 0.26m(焦点距離70mm) – 0.42m(焦点距離200mm) |
| 最大撮影倍率 | 0.5倍 |
| 最小絞り | f/22 |
| フィルター径 | 72mm |
| 最大径 | 約82.2mm |
| 長さ | 約149mm |
| 質量 | 約794g(三脚座別) |
「軽さ」と「マクロ」が変える、新しい望遠撮影の常識
FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIの実写レビューを通して実感したのは、このレンズが単なる望遠ズームの枠を超えた「万能レンズ」であるという事実です。
従来機種から約46gの軽量化と26mmの短縮を実現した「軽さ」は、どこへでも持ち出したくなる高い機動力をもたらします。
そして、ズーム全域で最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影ができるという驚異的な近接性能は、「望遠レンズは寄れない」というこれまでの常識を完全に覆しました。
遠くの風景やスポーツはもちろん、近づくと逃げてしまう昆虫のクローズアップ、植物や物撮りなどの静物撮影まで、この一本だけで完結できる対応力の高さは圧倒的です。
「軽さ」と「マクロ」の融合が生み出すこれまでにない撮影の自由度は、新しい望遠撮影のスタンダードとなるでしょう。
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