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GoPro HERO5 Blackの専用防水ハウジング、Super Suitのススメと使い方

ライターRentio公式

更新日2023/01/27

GoPro HERO5 Blackの専用防水ハウジング、Super Suitのススメと使い方

話題のアクションカメラであるGoPro HERO5 Black。旧モデルのHERO4シルバーと異なり、本体そのままでも10メートルの防水機能が備わりました。

従来のHERO4シルバーを見てみると、本体そのままでは防水性能は備えておらず、そのまま水中で利用すると壊れてしまいます。そのため水中で利用する場合には、標準で付属しているハウジング(防水プラスチックケース)を装着する必要があります。このハウジングを装着することで40メートルの防水性能が備わります。

40メートルの深い水深でも利用できるハウジングはとても魅力的ではありますが、HERO4では標準で付属していたこのハウジングも、HERO5 Blackでは別売りとなってしまいました。そのため本体だけを購入した場合、HERO4シルバーは40メートル、HERO5 Blackは10メートルまでしか潜ることができません。

今回は、この別売りのオプション品となったHERO5 Black用防水ハウジング Super Suitについてその機能と使い方について見てゆこうと思います。

またSuper Suitは深い水深に潜らない場合でも購入及び装着しておいたほうが良いというのが当サイトの意見です。その理由についてもご説明いたします。

GoPro HERO5 Black専用防水ハウジング Super Suit

GoPro Super Suit (HERO5 Black 用の総合保護 + ダイブハウジング)

まずは公式ウェブサイトに掲載されている商品の説明を見てみます。

苛酷な環境下でのアクティビティや、深い水中でのダイビングは、HERO5 Black と Super Suit で万全です。付属の防水バックドアが、水深 60 m (196 ft) までしっかり保護。ホコリや、砂利、泥や小石などからも守ります。平面ガラス レンズは水中、陸上を問わず、最高の画像鮮明度を実現します。苛酷なアウトドア環境や深い水中でのダイビングの際に、HERO5 Black を完璧に保護します。

* 水深 60 m (196 ft) までの防水性能
* Includes two Waterproof Backdoors which can be used with Floaty
* 優れたオーディオ録音に適した、スケルトン バックドアが 1 個付属
* HERO5 Black のカバー レンズは、カメラをハウジングに挿入する前に取り除いてください
* ハウジングの平面ガラス レンズは水中、水上を問わず、最高の画像鮮明度を実現します

GoPro 公式サイトより

販売価格は6,000円と、決して安くはない金額です。しかしながら水深60メートルの防水性能をはじめ、純正オプションにふさわしいスペックの製品となっています。もちろんハウジング装着しながらでもボタンが押せるように設計されているので操作に困ることもありません。

それでは何故Super Suitがおすすめなのか、当サイトの見解をご説明させていただきます。

Super Suitを普段から利用したほうが良い理由

水中利用時の、万が一の浸水防止

HERO5 Blackは、本体のままでも10メートルの防水性能を備えています。そのため比較的浅い水深であればカメラをそのまま水中にもちこんでも大丈夫なのですが、少々心配な点もあります。

そもそもHERO5 Black本体の防水というのは、ケーブル端子やバッテリー部をゴム製のパッキンで保護し、カメラ内部に水が侵入しないほうにした比較的簡易な防水機構です。専用の防水ハウジングと比べるとやはり安心感は劣ります。

また国内メーカーの水中カメラを多く扱っているRentioのこれまでの記録からしても、ハウジングタイプでない防水カメラはロックをしていても浸水する例が後を絶ちません。※一般的な話です

理由はいくつかあるのですが、代表的なのはパッキン部に砂粒が詰まってしまったり、ロックをかけ忘れてしまったりと、仕方ないものや人為的なものなど様々なパターンがあります。GoPro HERO5はまだデータが少ないのですが、防水構造が似ているため同じ原因で浸水する可能性がないとは言い切れません。

また国内メーカーの水中カメラであれば修理や交換もメーカーが親身に対応してくれたりするのですが、GoProは日本国内の修理体制が弱く、修理も交換も不可となる場合も多いみたいです。万が一の後のことも考えておきたいですね。

そんな心配も、普段からSuper Suitを装着するようにしていればリスクを大幅に減らすことができます。実際にRentioでも防水ハウジング標準搭載のGoPro HERO4が浸水して故障したという事例は非常に少ないです。

キズ防止

GoProがアクションカメラである以上、揺れを伴う激しいシーンでの撮影も避けられません。また操作中に誤って落下させてしまったというパターンもありえます。

HERO5は頑丈に作られているというイメージはあるものの、衝撃で壊れたり本体にキズが付いたりとあらゆるリスクが存在します。そんなときも、ハウジングを装着していれば安心ですね。

撮影性能

ハウジング装着と聞くと、撮影機能の低下が心配されますがその心配はありません。

Super Suitに搭載されている平面ガラスは透明度が高く、キレイな映像を撮影することができます。HERO5 Blackに搭載されている標準フレーム装着時も、平面ガラスによるレンズカバーを装着する必要があるので画質の低下は気にすることもなさそうです。

またハウジング装着したままでもシャッターボタン、モード切り替えボタンは押すことができるように作られているのでハウジング装着したままでも撮影が可能です。

デメリットについて

Super Suitは頑強なハウジングであるため、多少のデメリットも存在します。

重くなる

標準フレームと比べると、Super Suitは少し重いです。実際に測り比べてみました。

GoPro HERO5 Black Super Suit 重量比較

40グラム強、重くなるようです。

背面タッチパネルが利用できない

背面カバーがプラスチック製の厚いカバーとなっているので、このままだと背面のタッチパネルが利用できません。

もし背面タッチパネルを利用したいのであれば、Supre Suitに付属しているスケルトンバックカバー(液晶部に丸々穴が空いている)に付け替えることでタッチパネルが利用可能となります。ただこの場合、水中での利用はできなくなります。

Super Suitの装着方法

Super Suitの装着は主に三段階のステップで構成されています。慣れないとちょっと難しいかもしれません。

[1] Super Suitの背面カバーの開放

最初に、ハウジングの背面カバーを開けてみましょう。

GoPro HERO5 Black Super Suit

ハウジング上部の黒いパーツがカバーを固定している部品となります。これを外すことでバックカバーが開放します。

GoPro HERO5 Black Super Suit 開け方①

向かって右にあるツマミが上部カバーのロックです。ここをスライドさせながら、上部カバーを上に持ち上げることで外れます。

GoPro HERO5 Black Super Suit 開け方

開きました!

GoPro HERO5 Black Super Suit バックドア開放

バックドアが開放された状態です。

[2] GoPro本体のレンズカバーの取り外し

ここが難関です。

HERO5 Blackは、標準フレームのままだとレンズカバーが装着されている状態です。Super Suitに装着する場合、最初にレンズカバーを外す必要があります。

GoPro HERO5 Black 本体

この状態から

GoPro HERO5 Black Super Suit レンズカバーの外し方①

レンズカバーを引っ張りながら

GoPro HERO5 Black Super Suit レンズカバーの外し方②

強めにひねります

GoPro HERO5 Black Super Suit レンズカバー外した状態

外れました!

もしわからない場合は、こちらの動画でも紹介されているようなのでこちらもあわせてどうぞ。

[3] カバーの装着

ここまできたらあとはスムーズですね。

GoPro HERO5 Black Super Suit バックドア開放2

まずはSuper Suitの中にレンズカバーを外したHERO5 Blackを入れます。

GoPro HERO5 Black Super Suit バックドアのとじ方

①黒い上部カバーをバックドアに引っ掛けて、②カバーを押し下げて固定します。

GoPro HERO5 Black Super Suit 装着図

装着完了です!一般的なコンパクトデジカメ等と比べると、複雑な作りをしているためハウジングの装着に関しても慣れていないと戸惑うこともあるかもしれませんね。

まとめ

以上となります。

繰り返しにはなりますが、GoProはHERO4シルバー/ブラックまでは防水ハウジングが標準搭載されていました。HERO5 Blackは本体防水が施されたものの、10メートル防水に留まっています。

これはメリット・デメリットあり、そのままでもカメラを水中に持ち込めるので扱いが楽ちんな分、浸水のリスクも以前と比べると向上することとなります。

特に、浸水した場合GoProは修理が難しく、そのまま修理不可で破棄ということにもなりかねません。高価なカメラなだけに、安全をとってハウジングを用意しておくのがおすすめです。

GoPro以外のカメラについても、本格的なダイビングをする方の間では防水カメラにさらにハウジングを装着して万全を期す方も少なくないようです。それだけ水中での利用はリスクが高いことなので、十分に対策しておきたいところですね。

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Rentioでは、GoPro HERO5をはじめ、最新のカメラ、家電を3泊からレンタルしています。まずは試してみたい製品、短期間だけあればよい製品などあれば是非レンタルも検討してみてくださいね。なおRentioのGoPro HERO5 BlackにはSuper Suitが標準で付属しています。

[レンタル] GoPro (ゴープロ) – Rentio [レンティオ]

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