掃除機・コードレス掃除機カテゴリの人気記事
掃除機だけでなく、扇風機、ドライヤーなど幅広く手がけているダイソンから、Dyson V7シリーズという新しいコードレスクリーナーが登場しました。
2016年中盤にDyson V8シリーズが登場してから約1年。ひさしぶりのメジャーバージョンアップとなっています。
今回登場したDyson V7シリーズは、これまでも存在していたフラッグシップ(最上位)シリーズであるV8、またスタンダードモデルであるV6シリーズの中間に位置するラインナップです。スペック順に並べるとV8→V7→V6という順番になります。
ミドルクラスとして登場したV7シリーズは、スペックのバランスのよい仕上がりとなっています。今回はそんなV7シリーズの代表機種であるDyson V7 Fluffyが手元に届いたので実際に実物をチェックしながら、またV8、V6との違いについて検証してゆきたいと思います。
なお、ダイソンの最新情報についてはこちらの記事をご覧ください。
最新のダイソンV11を含む全機種比較とおすすめはこちら
[最新]ダイソンコードレス掃除機全19機種を一覧表で比較!おすすめや選び方を紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ダイソンV11シリーズについてはこちら
「ダイソンV11」4種の違い(Absolute/pro/Fluffy/+)や口コミ・評判!旧コードレス掃除機シリーズとも比較 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
もくじ
Dyson V7シリーズとは
2017年に登場したDysonV7シリーズは、フラッグシップのV8未満、スタンダードモデルのV6シリーズ以上のスペックとなっています。
主な違いは吸引力、運転音の大きさ、電池の持続時間の3点。ざっと表にして確認してみましょう。
シリーズ名 | V8シリーズ | V7シリーズ(新) | V6シリーズ |
---|---|---|---|
発売年度 | 2016年 | 2017年 | 2015年 |
モーター | V8デジタルモーター | デジタルモーター V7 | デジタルモーター V6 |
運転時間 | 最長約40分 | 最長約30分 | 最長約20分 |
吸引力 | ◎ | ◎ | ◯ |
運転音 | 低減モデル | 低減モデル | – |
フィルター | ポストモーターフィルタ | ポストモーターフィルタ | ポストモーターフィルタ |
全体的に見るとフラッグシップモデルのV8シリーズと近い仕様の製品となっています。V8との違いは主にはバッテリーの持続時間の部分ですね。30分と見ると十分な時間に見えますが、広い空間を掃除するとなるとちょっと心許ない時間になるかもしれません。
Dyson V7 Fluffy
さて、そんな最新のDyson V7シリーズですがシリーズ内のラインナップについてもチェックしてみましょう。
2017年の発売時は、コードレスタイプ2機種、ハンディタイプ2機種の計四種類が発売されています。その中でもDyson V7 fluffyは「ソフトローラーヘッド」という特殊なクリーナーヘッドを搭載した上位モデルです。
さて、詳しい機能や使い方については実機を見ながらチェックしてゆきましょう。
まずは箱からどうぞ。白地にフルカラーでプリントされたDyson V7 fluffyの写真。かっこいいですね。
箱をあけると色んなパーツが所狭しと詰められています。かなりメカメカしいです。
本体を取り出してみます。さてDysonのクリーナーは、首の長いコードレスタイプと、首の短いハンディタイプのクリーナーとがありますが、実は本体はカラーリングが違うだけで中身は一緒です。
このボディにどんなクリーナーヘッドを取り付けるかで使い方が変わってくるわけですね。Dyson V7 fluffyではボディからホースをつなぎ、ホースの先端にクリーナーヘッドを接続するといったスタイルを取ります。クリーナーヘッドを使い分けることで様々な使い方ができるのもダイソンのクリーナーの魅力の1つですね。
もう少し本体を見てゆきましょう。ボディ上部の赤い部分がゴミの排出用のツマミとなっています。ここを引き上げることでゴミタンクの下部が開き、中に溜まったゴミが真下に排出されるような仕組みとなっています。
ボディの一番うしろにあるのはポストモーターフィルタというパーツです。
ヘッドから吸った空気が排出される前にここを通るのですが、非常に目の細かいフィルターを介して排出されるため0.3ミクロンのチリを99.97%除去するとのことでした。フィルタを外すと白いフィルターが隠れているのが見えますね。
こちらがDyson V7 Fluffyの標準のクリーナーヘッドである「ソフトローラークリーナーヘッド」です。ダイソン以外の掃除機では見られない珍しい形をとっていますね。
赤と青の部分はスポンジに細かいブラシが生えたような素材となってまして、この細かいスポンジが小さなゴミから大きなゴミまでかきこみながら吸引するわけです。
裏面をひっくり返すとこんな感じです。
ちなみにこのローラーヘッド、稼働時には高速回転します。かなりの勢い&トルクで回転しています。
軽くカーペットにかけてみました。重さも2.4キロと軽く出来ていますので、腕にかかる負担も小さい印象です。広い空間をかける場合にも疲れなさそうです。
またスティック型掃除機の良い点ですが、キャニスター型のように本体やコードがないので取り回しも楽ちんですね。
音に関してですが、もちろん掃除機なのでそれなりの騒音は発生します。ですが周りの物音が全く聞こえなくなるような、極端に大きな音は発生しません。以前のV6と比べて騒音の音量が削減されているとのことですが、音量だけでなく音質も改善されているように感じました。V6はキーンという甲高い音でしたが、V7はヒューンといった比較的落ち着いた音になっています。
ヘッドを付け替えて様々なシーンで活躍
Dysonのクリーナーの魅力の1つに、ヘッドをつけかえることであらゆるシーンに対応することができるという点があります。
Dyson V7 fluffyに付属しているクリーナーヘッドは以下の通りです。Dyson公式サイトから画像をお借りしてきました。
例えばミニモーターヘッドにつけかえることでハンディクリーナーとして利用できます。マットレスの掃除などもこれで対応可能です。
またラインナップによっては付属しているクリーナーヘッドがたくさん揃っている機種もあるので、必要に応じて別の機種を選ぶのも良さそうですね。もちろんクリーナーヘッドは個別販売もしているので、必要なものを買い足すといった使い方もできそうです。
Dyson V7 Fluffyはどんな人におすすめ?
1LDK、2LDKくらいの間取りでメイン掃除機として
ちょっと広めのマンションに住んでいる方には、メインの掃除機としてDyson V7 fluffyはおすすめと言えそうです。清掃力も高く、そこそこ広い間取りでも活躍できるポテンシャルがあります。
ワンルームや1Kの間取りですと、ちょっとオーバースペックな部分はあるかもしれません。それならハンディタイプのV7 mattressや、V6 fluffyで十分でしょう。
反対に3LDKを越える間取りや、一戸建てのお宅ですとちょっと心許ない部分はあるかもしれませんね。そのような場合には、よりバッテリーの持続時間の長いDyson V8 fluffyなどを検討したほうが良さそうです。
中小規模のオフィス
30坪くらいまでのオフィスであればDyson V7 Fluffyが一台あれば十分事足りるのではないでしょうか。
従来のキャニスター型と比べて取り回しもしやすく、かつ清掃力の十分なのでオフィス用の掃除機としても悪くない選択肢と言えそうです。
Dyson V8、V6シリーズと比べてみます
ここからは旧製品との違いをチェックしてゆきましょう。Dyson V8 fluffyと、Dyson V6 moterheadが用意できたので並べて検証してみます。
なおV8 Fluffyはダイソンのコードレス掃除機のシリーズのフラッグシップモデルです。V7 Fluffyと同じくソフトローラークリーナーヘッドが付属しているタイプですね。
またDyson V6 moterheadは、V6シリーズではありますがちょっとヘッドの違うタイプです。モーターヘッドという一般的な掃除機と似たヘッドを搭載したクリーナーです。なおV6シリーズにもfluffyはありますが、今回はV6 moterheadで見てゆきたいと思います。
まずは本体だけ。カラーリングも似ているので一見すると見分けがつきにくいですね。左からDyson V8 fluffy、Dyson V7 fluffy、Dyson V6 moterheadの順番で並んでいます。
背面にはちょっとした違いが見受けられます。V6ではフィルタ部についていた強モードのボタンが、V8、V7では本体上部に来ています。
また写真では見えませんがゴミ排出のツマミが本体中央にあったものが、V8とV7ではこちらも本体上部(赤い部分)に来ていますね。V8とV7は外観からはほとんど違いは見受けられませんでした。
ヘッド部も見てみましょう。V8とV7はソフトローラーヘッドですが、V6だけはモーターヘッドなのでご留意いただければと思います。こちらも外観からはV8とV7は見分けがつきにくいですね。
ヘッドをひっくりかえしてみます。微妙な違いではありますが、V8はヘッドの後ろにも小さなローラーがついているのに対して、V7ではついていませんでした。
さて、外観からは違いのわかりにくいDyson V8、V7、V6シリーズでしたが冒頭にもご説明した通り、それぞれの違いは、
- 吸引力(V8 = V7 > V6)
- 騒音の小ささ(V8 = V7 > V6)
- 稼働時間(V8 > V7 > V6)
といった形となっています。
最後に
以上となります。
従来までの機種でも十分なスペックと使いやすさのダイソンのクリーナーでしたが、今回のV7シリーズはより調整を重ねてさらに使いやすくしたといったところでしょうか。目新しい機能こそなかったものの、清掃音が小さくなったりバッテリー持続時間が伸びたりと、ポイントを押さえた改善がなされている印象です。
文中でも触れましたが、例えば1LDKや2LDKといった、一般的な広さのマンションに住んでいる方にとっては現実的な選択肢と言えそうですね。
さて、Rentioではダイソンのクリーナーをはじめ、最新の家電やカメラをレンタルしています。まずは試してみたい製品、短期間だけあれば良い製品などは是非こちらも検討してみてください。試したあとに気に入ったらそのまま購入することも可能となっているためオススメです!
[レンタル] Dyson(ダイソン) Gen5detect Absolute コードレスクリーナー SV23 ABL – Rentio[レンティオ]
[レンタル] Dyson (ダイソン) – Rentio[レンティオ]