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ダイソンコードレス掃除機のパワフルな吸引力を生み出す重要な部品が、バッテリー。
ダイソンのバッテリーは、使用しているうちに容量が減ってくるので、数年ごとに交換が必要。基本的に通常使用でのバッテリーの消耗は有償交換となります。
バッテリー交換の費用を考えると、できるだけ長持ちするよう使いたいですよね。
ダイソンのリチウムイオン電池の特徴から、長持ちのコツや電池交換の目安、交換方法について解説します。
もくじ
ダイソンのバッテリーはリチウムイオン電池
ダイソンコードレスクリーナーはバッテリーで稼働するため、掃除中の電源への接続が不要。コードがないので移動や持ち運びに便利で、気軽に使える掃除機です。
現在家電で使用されている主な充電式のバッテリーは、「リチウムイオン電池」と「ニッケル水素電池」の2種類。
ニッケル水素電池は、古い家電製品や充電式乾電池に使われることが多いバッテリー。
残量が十分な状態で充電すると通常より電圧が低くなってしまう「メモリー効果」と、電池を使用せずに放置しておくと電池容量が減る「自己放電」という弱点があり、劣化しやすいバッテリーです。
リチウムイオン電池は、メモリー効果や自己放電といったニッケル水素電池の弱点を克服したハイスペックなバッテリー。スマートフォンやノートパソコンの電池として広く普及しています。
ダイソンコードレス掃除機に搭載されているのは、リチウムイオン電池。小型でもパワフルで長寿命が特徴のバッテリーです。ダイソンの強力な吸引力や長時間の掃除を可能にしています。
ダイソンリチウムイオン電池の特徴
ダイソンのバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、ニッケル水素電池と比べてパワフルで劣化しづらい長寿命のバッテリー。
まずはダイソンのリチウムイオン電池の特徴を押さえておきましょう。
機種によって電圧や容量が違う
ダイソンのリチウムイオン電池は、いずれも20V以上のパワフルなバッテリーです。
複数のセルから成るリチウムイオンバッテリーでモーターを高速回転させ、強力な吸引力を生み出します。さらに出力するパワーを自動で常時最適化するシステムも搭載されているので、最後まで強力なパワーを維持することができます。
機種によって2100~2600mAhとバッテリー容量が違うので、連続稼働時間に差がでてきます。
エコモードを搭載した新しいV11,V10シリーズは、最大60分の連続稼働が可能。強/通常モードのみのV8,V7シリーズは最大40~30分となっています。
V11 | V10 | V8 | V7 | |
---|---|---|---|---|
電圧/容量 | 25.2V/2600mAh | 25.2V/2300mAh | 21.6V/2400mAh | 21.6V/2100mAh |
セルの数 | 7セル | 7セル | 6セル | 6セル |
エコ(モーターヘッド有/無) | 40分/60分 | 40分/60分 | – | – |
通常(モーターヘッド有/無) | 20分/30分 | 20分/30分 | 30分/40分 | 20分/30分 |
強(モーターヘッド有/無) | 8分/5分 | 8分/5分 | 7分/7分 | 6分/6分 |
劣化しづらく長寿命
リチウムイオン電池の場合、ニッケル水素電池の弱点でもあった「メモリー効果」と「自己放電」の影響はほとんど受けません。
リチウムイオン電池でも多少はメモリー効果がおきますが、その影響は僅かなので、充電時の電池の残量にそれほど神経質になる必要はありません。また、自己放電もニッケル水素電池と比べるとはるかに少ない優れた電池です。
とはいえ、使用しているうちに徐々にバッテリーは弱くなってしまうもの。数年経つと交換が必要になってしまいます。ダイソンの使い方によっては、このバッテリーの劣化が早まってしまうことがあるので、気をつけましょう。
価格が高い
ニッケル水素電池の弱点を克服したリチウムイオン電池は、そのぶん高額なのがデメリット。
ダイソンの場合、バッテリーの交換には機種によって8,000円~13,000円程の費用がかかります。
インターネットショップでは安い互換品のバッテリーも多数販売されていますが、発火の危険が指摘されており、純正以外のバッテリーはおすすめできません。
ダイソンのバッテリー寿命を長持ちさせるコツ
ダイソンのリチウムイオンは比較的劣化しづらいものの高額なので、なるべく寿命を長持ちさせたいですよね。
ダイソンの動作特性とリチウムイオン電池の特徴に合わせた、バッテリーの寿命を長持ちさせるコツを解説します。
過充電・過放電を避ける
リチウムイオン電池では、充電が100%なのにさらに追加で充電しようとする「過充電」と、充電が0%の状態で放置する「過放電」はNG。バッテリーに負荷がかかって劣化が進んでしまいます。
ダイソンの場合は、充電器が自動でフル充電を感知して調整してくれるので、過充電の心配は不要。基本的には充電器につないでおくだけで大丈夫です。
ただし、過放電については注意が必要。
掃除中にダイソンのバッテリーが切れてそのまま放置し続けたり、長期間の旅行中電池が切れそうな状態で放置したりすると過放電になってしまいます。
長期間使用しない場合は、充電は満タンよりも少なめにした状態で掃除機本体から電池を取り外し、高温・低温を避けて保存しましょう。
大電流放電を避ける
リチウムイオン電池で「大電流放電」つまり上限いっぱいのパワーを出力し続けることも、劣化の原因になってしまいます。
ダイソンの場合は、通常モードよりも高い吸引力を発揮する「強モード」が搭載されていて、それをずっと使い続けることも電池の寿命を早めると言われています。
室内のフローリングであれば通常モードでも十分キレイになるので、全体の掃除は通常で、特に気になる一部を強モードで掃除するのがおすすめです。
また、ラグや布団などの上で使っている際に、布が吸引口に張り付いて空気の流れが悪い状態で使うことも、負荷がかかりやすいので長時間は避けたほうがいいでしょう。
最適な温度で保管
リチウムイオン電池は、高温の環境や極端に寒い場所では劣化しやすくなります。
夏場の直射日光のあたる場所や冬場の気温の低い場所、昼夜の温度差が激しい場所などでの保管は避けることをおすすめします。
ダイソンの充電・保管をする場所は、直射日光が当たらず湿気のない涼しい場所に設置しましょう。涼しいといっても3℃以下の環境はNGです。
また、使用直後でバッテリー自体が過熱している場合には、少し時間を置いて冷ましてから充電を行なうようにしましょう。
衝撃を与えない
リチウムイオンバッテリーに強い衝撃を与えることも、寿命の低下や最悪の場合だと故障や発火の原因になります。
ダイソンのバッテリーが入っている持ち手部分は、床や壁にぶつけたり落としたりしないよう注意しましょう。
ダイソンのバッテリー交換時期の目安
ダイソンのバッテリーは、いつ頃交換したらいいのでしょうか?
バッテリー交換時期の目安は、ダイソンの動作異常によってわかります。公式で発表されているバッテリー劣化が原因の動作異常がこちら。
- 稼働時間が短くなった
- 動いたり止まったりする
- 充電器を接続しても充電しなくなった
- すぐに充電切れのLEDランプが点く
このような異常が見られたらバッテリー交換時期かもしれません。
ただし、上記のようなダイソンの動作異常はバッテリー以外の原因でも起こりえるので、あくまで一つの可能性としてバッテリーの寿命を疑いましょう。
ダイソンのバッテリー交換の方法
ダイソンのバッテリーは、公式サイトの話そうダイソンお客様相談室から問い合わせることで、純正の交換バッテリーを購入することができます。
基本的には交換バッテリーは有償となり、機種によって8,000円~13,000円(税込)の費用がかかります。
(※明らかにバッテリー自体の不具合が原因の場合は、保証期間内であれば無償となることもあるようです。)
お家のダイソンに適したバッテリーを送ってくれるので、プラスドライバーを用意して自分で交換します。交換方法は機種によって異なりますが、基本的には数本のネジで固定してあるだけなので、説明書を見ながら簡単に交換ができるようになっています。
ダイソンのバッテリー、互換品はどう?
ダイソンの純正バッテリーは、1万円前後と高額。インターネットショップで売られている安価な互換品のバッテリーが魅力的に感じてしまいますよね。
ですが、安い互換品のバッテリーは、発火の危険が指摘されています。なんと2019年3~8月の短い期間に、重大製品事故として8件の火災が発生しているのです。その危険性の高さは経済産業省が警告を出すほど。
安いからといって互換品のバッテリーを使って、火事を起こしてしまっては本末転倒です。
ダイソンのバッテリーは必ず公式サイトから純正品を買うようにしましょう。
まとめ:適切なリチウムイオン電池の使用でダイソンを長持ちさせよう
せっかく奮発してダイソンを選ぶなら、バッテリーにも少し気遣って長持ちさせられるといいですね。
ダイソンのリチウムイオンバッテリーの長持ちのコツがこちらです。
- 過充電・過放電を避ける
- 大電流放電を避ける
- 最適な温度で保管
- 衝撃を与えない
バッテリーのお手入れに気を付けて、ダイソンライフを長く楽しみましょう!
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ダイソンは購入前にレンタルがおすすめ
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