掃除機は紙パックとサイクロンどっちがおすすめ?タイプごとの違いを解説!
更新日2024/06/13
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紙パック式かサイクロン式か?という集じん方式の違いは、掃除機選びでとても重要なポイント。
お手入れの手間が少ない紙パックか、ランニングコスト不要のサイクロンか…どちらを選ぶか悩んでいる方も多いはず。
今回は、掃除機の集じん方式の違いを詳しく比較し、あなたにぴったりなのはどのタイプかを解説します。
もくじ
掃除機の集じん方式3つのタイプ
掃除機でゴミを集める方法「集じん方式」には、大きく分けて紙パック式・サイクロン式・カプセル式という3つのタイプがあります。
まずは各タイプのゴミを集める方法について、簡単に解説します。
紙パック式
紙パック式の掃除機では、吸い込んだゴミを専用の紙パックに集めます。
吸い込んだゴミと空気は紙パックに送りこまれて、紙パックを通してゴミが分離されて空気のみが排出されます。
サイクロン式
サイクロン式の掃除機では、紙パックを使わずゴミを直接ダストボックスに集めます。
ゴミと空気は、ダストボックス内のサイクロン構造により遠心力で分離されます。遠心力で分離しきれなかった微細なゴミはフィルターを通過して除去されるようになっています。
カプセル式
カプセル式の掃除機では、サイクロン式同様ダストボックスに直接ゴミを集めます。
ただし、ゴミと空気の分離には遠心力を使わず、フィルターのみで分離する仕組みになっています。
3つの集じん方式の違いを5項目で比較
紙パック式・サイクロン式・カプセル式の集じん方式の違いによって、掃除機を使う際にどんな違いが出てくるのでしょうか?
3つの集じん方式の違いを、 こちらの5項目で比較しました。
- ゴミ捨て
- フィルターお手入れ
- ランニングコスト
- 吸引力の持続
- 排気のキレイさ
1. ゴミ捨て
ゴミ捨てが楽なのは、圧倒的に紙パック式でしょう。
2~3カ月に1回、ゴミが溜まってきたら紙パックごと捨てるだけでOK。ゴミ捨て時にホコリが舞い上がって床を汚すことも、吸い込んだ虫を見ることもありません。
一方、サイクロン式とカプセル式は、ダストボックス内に溜まったゴミを頻繫に捨てる必要があります。
ゴミ捨ての際に細かいゴミが床に落ちることもあり、紙パックに比べると手間は増えてしまいます。また、カプセル式の場合はワンタッチでゴミ捨てができない機種が多く、ゴミ捨てがさらに大変になりがちです。
サイクロン式とカプセル式は掃除後に集めたゴミが見えるので達成感を味わうことはできますが、ゴミ捨てを楽にしたいなら紙パック式がおすすめです。
2. フィルターお手入れ
紙パック式の場合はそもそもフィルターを使わないのでお手入れも不要。フィルターのお手入れが必要なのは、サイクロン式とカプセル式のみとなります。
サイクロン式とカプセル式を比べると、大きめのゴミを遠心力で分離してからフィルターを通過するサイクロン式よりも、ダストボックス内のフィルターのみでゴミを分離するカプセル式のほうが、フィルターが汚れやすくお手入れ頻度も高くなります。
お手入れの手間で比較すると、紙パック式→サイクロン式→カプセル式の順で手間が少なくなります。
3. ランニングコスト
ランニングコストが高くなるのは、専用の紙パックを購入しなければならない紙パック式。
紙パックの値段は1枚数十円~数百円。ハウスダストをカットする高機能な紙パックだと高額になる傾向があります。
サイクロン式とカプセル式は、紙パックもありませんしフィルターも水洗いできるので、ほとんどランニングコストがかかりません。
ランニングコストを抑えたい場合には、サイクロン式かカプセル式を選ぶといいでしょう。
4. 吸引力の持続
吸引力がもっとも持続しやすいのは、サイクロン式です。
サイクロン式は、紙パックやフィルターの目詰まりが起こりづらいので、ダストボックス内のゴミ捨てのたびに吸引力が復活します。
紙パック式の場合は、紙パックが目詰まりすることで吸引力が落ちてしまいます。また、カプセル式も、フィルターが目詰まりすることで、吸引力の低下が起こりやすくなります。
毎回紙パック交換やフィルターの水洗いをすることは面倒なので、吸引力の持続を重視したい方はサイクロン式を選んだほうがいいでしょう。
5. 排気のキレイさ
排気のキレイさで比較すると、こまめなゴミ捨てで排気のニオイを抑えられるサイクロン式とカプセル式が優れています。
紙パック式は、2~3カ月ぶんのゴミが溜まっている中を通過した空気が排出されるため、使用していくうちにニオイが気になることもあります。
なお、排気に含まれる細かいハウスダストや粉塵の量は、個々のフィルターや紙パックの性能に左右されるので、タイプで比較するのは難しそうです。
集じん方式比較 まとめ一覧表
5つのポイントで比較した結果をまとめると、こちらの表のようになります。
紙パック式 | サイクロン式 | カプセル式 | |
---|---|---|---|
ゴミ捨て | ○2~3カ月に1回まるごと捨てる | △頻繫にゴミ捨てが必要 | ×ワンタッチでゴミ捨てできず頻度も高い |
フィルターお手入れ | ○フィルターがない | △定期的なお手入れが必要 | ×お手入れ頻度が高い |
ランニングコスト | ×専用の紙パックを購入 | ○ほとんどかからない | ○ほとんどかからない |
吸引力の持続 | ×紙パックの目詰まりで吸引力が落ちる | ○持続しやすい | ×フィルターの目詰まりで吸引力が落ちる |
排気のキレイさ | ×ゴミが溜まるとニオイが気になる | ○こまめなゴミ捨てでニオイ軽減 | ○こまめなゴミ捨てでニオイ軽減 |
それぞれにメリット・デメリットがあるので、優先したいポイントを決めてタイプを選ぶのがおすすめです。
3タイプの掃除機はどんな人におすすめ?
それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、各タイプがどんな人におすすめなのか?を解説します。
紙パック式がおすすめな人
- 吸ったゴミを見たくない方
- ゴミ捨ての頻度を減らしたい方
- そのためのランニングコストは惜しまない方
- 吸引力の低下や排気は多少なら我慢できる方
紙パック式おすすめコードレス掃除機
紙パック式では、パナソニックのiT「MC-PBU520J」がおすすめ。
スマートな独自形状で、持ち手を回転させることでヘッドがT字型からI字型に回転する「くるっとパワーノズル」を搭載。I字にすると幅5㎝なので、隙間の掃除も楽々です。
クリーンセンサーやガバとり構造もついていて、取り回しが良く扱いやすいコードレス掃除機です。
[2019最新]パナソニックのコードレス掃除機 人気の5機種を比較しおすすめを紹介! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
サイクロン式がおすすめな人
- ゴミ捨ての手間は面倒に感じない方
- 吸ったゴミを確認して達成感を味わいたい方
- ランニングコストをかけたくない方
- 吸引力や排気のキレイさを重視したい方
サイクロン式おすすめコードレス掃除機
サイクロン式では、「ダイソン V7 Slim」がおすすめ。
吸引力の高さで有名なダイソンの小型モデルです。ダイソンコードレス掃除機の中では最軽量&パイプが短めでヘッドもコンパクトなので小回りが利き使い勝手のいいダイソンです。
カプセル式がおすすめな人
- ゴミ捨てやこまめなお手入れは面倒に感じない方
- なるべく安い掃除機を探している方
- 吸引力や排気のキレイさを保つための手間を惜しまない方
カプセル式おすすめコードレス掃除機
カプセル式では、マキタの「CL108FD」がおすすめ。
「安くて軽くてパワフル」と定評のあるマキタのコードレスクリーナーシリーズの中でも、価格と機能のバランスが良く、高コストパフォーマンスで人気のタイプです。
3段階の清掃モードで、稼働時間は最大25分。こまめに掃除をする方におすすめです。
[最新]マキタコードレス掃除機全21種類を一覧表で比較!おすすめと選び方を解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
まとめ
紙パック式・サイクロン式・カプセル式のどれを選ぶか…あなたの掃除機選びの方針は固まりましたか?
集じん方式は主に使い勝手に関わる部分なので、ライフスタイルやご自身の性格に合わせて選ぶことをおすすめします。
どのタイプの掃除機を選ぶか迷ったら、購入前に一度レンタルで試してみるのもおすすめです。
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