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コレクションの撮影テクニックを解説!フィギュアやモデルカーを手軽にかっこよく撮影しよう

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更新日2022/10/13

コレクションの撮影テクニックを解説!フィギュアやモデルカーを手軽にかっこよく撮影しよう

日本のアニメ・ゲームなどに代表される「サブカルチャー」は、いまや世界から受け入れらています。

「サブカルチャー」の聖地、秋葉原や中野は沢山の外国人観光客で賑わっていますね。

その外国人観光客に人気なのが、アニメやゲームなどのキャラクターのフィギュアです。
日本でしか買えないフィギュアを目的に、わざわざ日本に来る外国人の方もいるようです。

高価なフィギュアになると、何万円もするようなものもあり、ネットオークションなどで高値で取引されています。

こうしたフィギュアですが、みなさんも1つくらいは持っているのではないでしょうか。

コレクションの写真撮影に挑戦!

そんなフィギュアなどのコレクションをSNSにアップしたり、ネットオークションやフリマアプリに出品しようと思ったとき、写真を撮る機会があるかと思います。

しかし、実際撮ってみると肉眼で見ているイメージと違った写真になってしまうことがあります。

せっかく撮るならカッコよく撮りたいし、出品用の写真だったら、なおさら高く買ってもらえるよう上手く撮りたいですよね。

しかし、上手く写真を撮るには専用の背景などのセットや、照明機器などが必要そうだし、知識もテクニックもない。

そんな場合でも、「手軽に」良い写真を撮る方法はないのか!?

ということで今回は、簡単な準備だけで、筆者のコレクションのフィギュアとモデルカーを使って、写真撮影に挑戦します!

一眼レフスマートフォンでそれぞれ撮影した場合の比較もしてみたいと思います!

撮影機材を用意しよう!

今回は、一眼レフを使って撮影をしようと思い、以下の機材を用意しました。
機材について順番にご紹介します!

1. CANON スピードライト430EX III-RT

最初にストロボを紹介します。

なぜ、カメラより先にストロボから紹介するのかというと、フィギュア撮影に置いてライティングはとても重要だからです。

通常ですと撮影ボックスのようなセットを組み、照明もセットし調節しながら撮影をしていくのだと思います。

しかし、今回は「手軽に」できるのがコンセプトですので、家庭用の蛍光灯で照らした室内にこのクリップオンストロボのみを使用して撮影を行います。

2. CANON EOS Kiss X9

次はカメラの紹介です。

もちろん良いカメラを使用することに越したことはないのですが、今回はお手軽に撮影できるというコンセプトですので、筆者のような初心者でも扱えるエントリーモデルを用意しました。

3. CANON EF-S24mm F2.8 STM 単焦点レンズ

つづいて、レンズの紹介です。

レンズは単焦点のレンズを2種類用意しました。単焦点のレンズは、明るく画質がいいのが特徴です。

フィギュア撮影はライティングが重要ですから明るい単焦点のレンズは向いていると言えるでしょう。

焦点距離は24mm50mmを用意。

焦点距離とは、簡単に言うと写真に写る範囲のことで、数字の値が小さいほど広い範囲、数字の値が大きいほど狭い範囲が写ります。

今回は、フィギュアなどの全体を撮る場合は24mmを、一部分を切り取りたい場合は50mmのレンズを使用しました。

4. CANON EF 50mm F1.8 STM 単焦点レンズ

5. ミニ三脚+ブロアー

フィギュアをセットした台にミニ三脚をたてて、フィギュアと同じ高さで撮影をするとよいでしょう。

また、カメラのブレを抑えるためにも三脚は必要ですね。

ブロアーは、レンズだけでなくフィギュアのホコリを取るのにも役立つので、あった方がよいでしょう。


ブロアー

6. 背景

今回、フィギュアの背景には、模造紙を使います。

様々なアングルから撮影しても背景が見切れないよう、とにかく大きなサイズが必要になります。

でも、あくまでも「手軽に」がコンセプトですので、簡単に手に入る大きな紙ということで模造紙を用意しました。100円ショップや大型スーパーの文具売り場などで簡単に手に入ります。

今回は、の2色です。

撮影準備をしよう!

撮影セット準備

撮影セットは、机と壁で撮影スペースを作って、模造紙を張り付けるだけです。
本来なら隅ではなく、蛍光灯の位置に配慮してセッティングした方がよいでしょうが、これもあくまでも「手軽に」ですのでご容赦を…。

ここに模造紙を張ります。ポイントは壁と机の角を滑らかに這わすということです。折り目ができると撮影の際に目立ってしまいます。
しかし、紙の材質上色が黒だと蛍光灯の光でカーブしてる部分がテカってしまっていますね…。

背景用として、紙ではなく幕のような物も売ってるみたいですので、どうしても気になるという方は用意するとよいかもですね。

カメラセッティング

つづいてカメラのセッティングです。ストロボはカメラに取り付けるだけで使用できます。
ストロボの設定は、カメラのモード設定と連動するオート「ETTLモード」で撮影したいと思います。

スマホと一眼レフってどれくらい違うの?

ここまで準備をしましたが、一眼レフじゃなくても背景さえあればスマホでも撮れるのでは?と思った方もいるはず。
前項でも繰り返し述べましたが、フィギュア撮影で大事なのは「ライティング」です。

スマホもフラッシュはたけますが、フラッシュが被写体の方にしか光らないので、被写体に直接当たってしまい光が反射してしまいます。

しかし、ストロボは自由に方向を変えられますので、方向を上に向けて天井から光を反射させて被写体を含むセット全体を照らしてくれます。

では、スマホ撮影した場合と、一眼レフでストロボを使って撮影した場合を比較してみましょう。
それぞれ1枚目がスマホ(iPhone8)で撮影したもの、2枚目が一眼レフでストロボを使って撮影したものです。


iPhone8で撮影


CANON X9+スピードライト430EXで撮影


iPhone8で撮影


CANON X9+スピードライト430EXで撮影

アングルが微妙に違いますが、それぞれ被写体の色味に注目していただければ違いがよく分かるかと思います。
フィギュアの場合は肌色の発色、モデルカーはボディの金色の発色が大きく違うのが確認できます。

このように、フィギュア撮影において「ライティング」はとても重要なのです。

ストロボの使用で重要なのは、放射部分の面が天井と平行になるようまっすぐ向けるということです。
アングルによってカメラを動かす際に、どんなカメラの角度でもストロボは常にまっすぐ天井に向くように調整しましょう。

たとえば下の写真のようにカメラを傾けた場合は、矢印のようにストロボが垂直に天井を向く角度に調節して撮影をします。

ひと通りポイントを確認したところで、それでは撮影をしていきたいと思います!

撮影してみよう!

今回は筆者の私物のフィギュアとモデルカーを使って撮影をしていきます。

フィギュア撮影

まずは、フィギュアから撮影をしようと思いますが、使用するフィギュアについて、簡単にご紹介します。
今回使用するのは「シティーハンター」より冴羽獠と槇村香のフィギュアです。

「シティーハンター」は、今年20年ぶりに劇場版の新作が公開され大ヒットしました。(筆者は2回観に行きました)
このフィギュアは、その最新作の公開に合わせてゲームセンターの景品用に制作されたものです。
(筆者はフィギュア獲得のため、都内のゲームセンターを駆け巡りました)

では、実際に撮影をしてみましょう!

続いて、背景を白に変えての撮影です。
背景が白すぎて浮くので、カメラのホワイトバランスで暖色を強くし、白の色味を変えて撮影しました。

モデルカー撮影

続いては、モデルカーを撮影してみました!

まず最初は「シティーハンター」繋がりでミニクーパーから撮影します。

撮影を開始して、さっそく問題発生です!

車の場合、フロント部分にピントが合うと車体後方までピントが合わずボケてしまいます。

黄色い円の部分、車体後方にまったくピントが合っていない。

このように広範囲にピントを合わせたいときに設定するのが、カメラの「絞り」です。

「絞り」を調整するとピントの合う範囲を調節することが可能です。

絞り値は「F値」といい、数値が小さいほどボケの範囲が広がり、数値が大きいほど広範囲にピントが合います。カメラのモードを、「絞り優先モード(A・Av)」にして全体にピントが合うよう「F値」を調節していきましょう。

しかし、「F値」が大きいほどブレが目立ちますので、ミニ三脚などでカメラをしっかり固定して撮影しましょう。

次は、映画「バックトゥザフューチャー」よりデロリアンです。

これはPART2モデルで飛行モードにすることもできます!

続いて、京商のSAMURAIシリーズより日産R35GT-Rです。

1/18の迫力のモデルです。

最後は、トミカとイグニッションモデルのコラボ商品で、映画「またまたあぶない刑事」より日産レパードです。

こちらも1/18スケールで、映画でタカとユージが乗っている港303そのままといったファンにはたまらないモデルです!

以上が撮影した内容となります。

今回は撮影したデータをそのまま掲載しましたが、撮影後のデータを専用アプリなどで加工すると、よりよい写真となるかと思います。

まとめ

フィギュアやモデルカーの撮影に挑戦してみた結果、感じたことをポイントとしてまとめてみました。

  • 背景とストロボ・カメラさえあれば、自宅などの室内でもそれっぽい写真は十分撮れる
  • やっぱりカメラの初歩的な知識は必要
  • 背景は材質が重要(光に対してどうか)
  • 撮影後は画像をさらに加工しても良い

といったところでしょうか。

もちろん照明を増やしたり、背景のセットもこだわったらもっと良い写真が撮れるのでしょう。
しかし、今回のように「手軽に」撮影しても、自分で納得のできる写真が撮れて楽しめればそれでよいのではないでしょうか。

その中で「やっぱり背景はもうちょっとちゃんとした方がいいな」や、「もうちょっといいカメラにしてみようかな」など、ちょっとずつでもステップアップしていけばより楽しくなっていくかと思います。

また、フィギュア撮影以外でカメラを使用する場合でも、「絞り」などテクニックを応用することもできるかと思います。

スマホなど手軽に写真が撮れる時代だからこそ、一眼レフなどデジタルカメラに触れてみるのもいいかもしれませんよ!

家電レンタルRentio(レンティオ)

今回使用した機材は、全て家電レンタルRentio(レンティオ)でレンタルができます。

1回の撮影のためにカメラを買うのはさすがに…という方も多いかと思いますので、レンタルサービスを利用して、最新のカメラをお得に使ってみてください!

また、カメラ以外もルンバなどのロボット掃除機をはじめ、最新家電をレンタルすることが可能です!

あわせてチェックしてみてくださいね!

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