初心者でもすぐ分かる「カメラの基本」。機材選び、設定などの使い方、シーン別撮影テクニックな ど基礎知識を完全解説
更新日2024/04/29
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近年、昔よりも「一眼カメラ」に対する一般に認知度や、注目度というのは高まったように感じます。
「一眼カメラ=専門的」という印象はだいぶ薄れ、オシャレで日常的に使えるコンセプトで開発されているモデルも多く、趣味として一眼カメラを始められる方も増えてきました。
特にミラーレス一眼の流行は、幅広いコンセプトを提供できる新時代の到来で、一眼レフよりも気軽さを感じられることで人気を集めています。
しかし、いざ一眼カメラを始めてみると、分からないことや難しく感じることも出てくると思います。
今回は、これからカメラを趣味として始めようと考えられている方へ、困ったときに役立つ知識を中心にまとめてみました。
各解説項目では、これまで「初心者でもすぐ分かるシリーズ」として展開してきた記事へのリンクも繋いでいるので、より細かく知りたい場合には、是非リンク先の記事もご覧ください。
もくじ
一眼カメラを使った写真撮影
今回こちらの記事を見に来られた方の多くが、これから一眼カメラを始めてみたい、一眼カメラを始めたばかりという状況でしょう。
新しい趣味を始める瞬間はワクワク感に満ち溢れているとともに、ちゃんと自分に使いこなすことはできるのだろうかと心配になる時期でもあります。
一眼カメラは、スマートフォンのカメラ機能よりも設定項目が多かったりと、複雑な操作が必要だとイメージしがちですが、そんなことはありません。
こちらの記事では、一眼カメラを使った撮影を行っていく上で、知っておくことで役に立つ知識をまとめていきます。
全ての項目を暗記する必要はありません。
必要になったときに参考にしていただければ幸いです。
まず用意すべきモノ
ここからは、これから一眼カメラを始めようと考えられている方向けに、始める前に何を揃えるべきかについてご紹介していきます。
一眼カメラは、複数のアイテムの組合せによって撮影が成り立つ機械です。
最低限揃えておく必要のあるもの、あったら便利なアイテムを含めて解説していきます。
カメラボディ
一眼カメラの撮影において、基本となるのが「カメラボディ」です。
画質の基本となるのがカメラボディで、写真の仕上がりにおいて最も重要となる機材です。
「一眼レフ」「ミラーレス一眼」の分類もカメラボディから始まるため、一眼カメラを始める上ではまずカメラボディ選びから始まると言っても過言ではありません。
カメラレンズ
カメラボディと並んで写真の仕上がりを左右するのが「カメラレンズ」です。
カメラボディでは、画質や発色などの基本となる仕上がりを左右する機材ですが、カメラレンズの場合は、画質も異なることはもちろんですが、「画角」の調整が最も大きな違いとなります。
「広角」「望遠」など、被写体によって変更するのがカメラレンズで、種類はカメラボディよりも無数に存在するため、好みに合わせて選ぶことができます。
フィルター類
一眼カメラでの撮影は、基本的に「カメラボディ」と「カメラレンズ」の組み合わせがあれば撮影することが可能ですが、アクセサリー類の活用もおすすめです。
レンズに取り付ける「フィルター類」は、作品に変化を加えてくれるアイテムとして人気で、「PLフィルター」や「NDフィルター」などの種類が存在します。
また、写真への変化はないものの、レンズの鏡面への傷つきなどを防ぐためのプロテクターも大切なレンズを守るために揃えておくことがおすすめです。
三脚
カメラを固定した撮影を行うためには、「三脚」の活用が必須となります。
特に手持ちではブレが目立ってしまう様な夜景の撮影では、三脚を活用することで、より明るく綺麗に写すことが可能です。
日中の撮影では、画角の固定などで活用することができますが、スナップ撮影などをメインにされている方にとってはあまり必要のないアイテムと言えます。
カメラ・レンズの選び方
一眼カメラを使う上で、最初のステップとなるのがカメラやレンズの選び方でしょう。
しかし、これから一眼カメラを始める方にとって、どのカメラやレンズを選べば良いのか何もわからないという方が大半かと思います。
ここからは少しカメラやレンズの選び方について簡単にご紹介していきます。
カメラボディの選び方
まずカメラボディについてですが、どのメーカーが自分に合っているか調べると良いでしょう。
現代ではキヤノン、ニコン、ソニー辺りが王道的存在で、芸術性を求めるなら富士フイルム、小型軽量に長けているのがオリンパス、パナソニック、耐久性に優れているのがペンタックスなど、各メーカーでも様々な特徴があります。
各メーカーの特徴については、下記の記事も参照にしてみてください。
一眼カメラメーカー7社を徹底比較!初心者が知りたい各メーカーの特徴や違いを分かりやすく解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
フルサイズかAPS-C、マイクロフォーサーズか
一眼カメラにおける大きな違いにセンサーサイズの違いがあります。
一眼カメラでは、ボディによって搭載されているセンサーのサイズに違いがあり、主に「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」の3種類に分かれます。
「フルサイズ」センサーは、この3種類の中でも最も大きいセンサーで、センサーサイズが大きいほど性能向上に貢献したり、画質の向上に繋がります。
しかし、フルサイズセンサーを搭載したモデルは、基本的に高価なモデルが多く、はじめての一眼カメラの金額としてはハードルの高さも感じるでしょう。
初心者向けのモデルに搭載されることが多いのは「APS-C」サイズのセンサーで、フルサイズセンサーよりも小さいですが、高感度耐性に弱さが見られる程度で、基本的な画質は高い水準を叶えています。
「マイクロフォーサーズ」センサーは、オリンパスやパナソニックのミラーレス一眼で採用されている規格で、APS-Cよりも更に小さいセンサーですが、カメラ本体の小型化に大きく貢献しています。
初心者が気になる「フルサイズ」と「APS-C」の違いを徹底解説。画質、画角、対応レンズに大きな違い – Rentio PRESS[レンティオプレス]
暗い場所での撮影にどれほど強いか
先ほどのセンサーサイズにも関係することですが、現代のカメラ選びの基準として「暗い場所での強さ」は最も差が出るところです。
逆に直近で発売されたカメラに関しては、明るい日中の環境下では、画質に大きな違いは見られないため、性能の基準として「暗い場所での撮影」が挙げられます。
暗い場所での撮影については、先ほどもご紹介した「センサーサイズの違い」の他、「常用ISO感度」の値などから判断することができます。
夜景撮影などは、一眼カメラの撮影ジャンルにおいても人気のジャンルであるため、カメラを選ぶ際には「暗い場所での強さ」を意識してみましょう。
カメラレンズの選び方
一眼カメラの撮影において、まずは写真の仕上がりの基本となるボディの選び方についてご紹介してきました。
ここからは、写真への変化を加えてくれる「交換レンズ」の選び方についてご紹介していきます。
何か写真撮影において、画角やボケなど、違った表現を求める際には、レンズを交換することが何よりの近道と言えるでしょう。
最初はキットレンズでもOK
一眼カメラの交換レンズは、非常に種類が豊富で、どれを選ぶべきかというのは、初心者にとって非常にハードルの高い話となります。
そのため、はじめての一眼カメラにおいては、ボディとレンズを別々に購入するのではなく、ボディとレンズがセットになったセット商品を購入されることがおすすめです。
初心者向けのモデルの大半でレンズセットが販売されており、「標準ズームレンズのみ」「標準ズームレンズと望遠ズームレンズ」「標準ズームレンズと単焦点レンズ」などの種類も存在します。
日常的な撮影などで一番使うことの多いレンズは「標準ズームレンズ」で、これは必須のアイテムと言えるでしょう。
その他、乗り物やスポーツ、動物などを撮影したい方は「望遠ズームレンズ」を、ボケ味を活かした撮影をしたいのであれば「単焦点レンズ」が付属されたレンズセットを選ばれることがおすすめです。
慣れてきたら広角、望遠、単焦点がおすすめ
レンズセットでの撮影に慣れてきた際に、追加で交換レンズの導入を検討されることが良いでしょう。
その際に選ぶレンズとしておすすめのレンズジャンルは「広角」「望遠」「単焦点」です。
広角レンズを選ぶメリット
広角レンズは、名前の通り、広い画角を写すレンズです。
標準レンズでは写すことのできない広範囲をカバーし、人間の視野よりも遥かに広い画角を叶えることから、写真として非日常的で幻想的な印象へと仕上がることが期待できるレンズです。
建物内の撮影や、広大な絶景を写したい時など、活用できるシーンも幅広く、キットレンズから手を伸ばす第一歩として広角レンズを選ぶことはおすすめです。
望遠レンズを選ぶメリット
望遠レンズは、遠くの被写体を大きく写すようなシーンで活用することができます。
キットレンズにおいても望遠ズームレンズが付属されていることもありますが、最大でも250mmや300mmとなるため、それ以上の超望遠域は、追加で導入する必要があります。
また、望遠レンズは性能差が大きく出やすいジャンルで、良いレンズを導入するほど、仕上がる画を良くするのに直結するレンズと言えるでしょう。
実際に私がキットレンズからのステップアップとして選んだレンズが「EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM」ですが、5年以上経った今でも愛用し続けるほど、望遠レンズにおける上位モデルは、長く愛用できる存在でもあるのです。
単焦点レンズを選ぶメリット
単焦点レンズもキットレンズとして付属されていることも多いですが、単焦点レンズは、レンズ毎に画角や明るさが異なることが特徴的です。
そのため、この1本があればこれ以上レンズを揃える必要が無いということではなく、撮影シーンに合わせてレンズを選ばなければいけません。
それでも単焦点レンズがおすすめな理由は、画角こそ固定されるものの、限られた条件下で良い写真が撮影できたときの達成感や、明るくボケやすいレンズが多いことによる表現の豊かさです。
特に「F1.8」や「F2」などの明るさはズームレンズではなかなか難しく、単焦点レンズだからこそ指定することのできる絞り値と言えるでしょう。
カメラ設定の基礎
ここからは、実践編としてカメラの設定について解説していきます。
とはいえ、これからご紹介する全てを覚えてからでないと撮影できないという訳ではなく、オートでも綺麗な写真を撮影できるのが一眼カメラです。
ここからご紹介していくのは、知っておくと思い通りの写真を表現しやすくなる知識です。
覚えるべき設定項目
はじめて一眼カメラを使って撮影する際、シャッターを切る前に確認しておきたい項目がいくつかあります。
まず、「記録形式」についてですが、カメラ標準では「JPEG記録」のみであることから、「RAWデータ」を残したい場合には、撮影前に切替る必要があります。
将来的にも「RAW」での記録は、現像処理によって作品として生まれ変わる可能性もあることから、できる限り行っておきたい設定です。
また、「連写速度」や「ピクチャースタイル」などの設定も撮影前に指定しておくことがおすすめです。
撮影前の設定項目については、下記の記事でも詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
初心者でもすぐ分かる「はじめてのカメラ設定」。写真を撮る前に確認しておきたい設定を分かりやすく解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
写真を決める3つの要素
写真は光を基に写し出されるものです。
カメラでの設定は、その光を操るために行うもので、明るさなどを調整するために大きく分けて3つ項目が存在します。
「シャッタースピード」「絞り」「ISO感度」が、3つの要素で、それぞれの設定値を調整して写真は成り立っています。
シャッタースピード
「シャッタースピード」は、シャッターが開いている時間を意味します。
シャッターが開いている時間が短いというのは、シャッタースピードが速いことを意味し、同時に光を取り込む時間が短いことになります。
写真を取り込む時間が短いほど、光を一度に取り込める量も少なくなってしまい、写真自体が暗くなります。
逆にシャッタースピードを遅くして、光を取り込む時間を長くすることで、一度に取り込める光の量も多くなることで明るく写真となります。
夜間など手ブレが生じやすくなるのは、環境的に光が日中に比べて少なく、カメラ側がなるべく光を取り込む量を多くするために、シャッタースピードが遅くなり、シャッターが空いている間に揺れてしまっていることが原因です。
初心者でもすぐ分かる「シャッタースピード」の基本。手ブレを抑えるために使う設定を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
絞り
「絞り」とは、目に見える変化で解説すると「ピントの合う範囲を決める」設定となります。
一眼カメラの写真において「ボケ表現」というのがありますが、基本的にはこの「絞り」を調整することでボケ具合を調整することができます。
「ピントの合う範囲」=「ボケる範囲」とも言えることができるため、それほど絞りの設定は写真への変化を大きくする設定といえます。
絞りの設定はカメラ側の「F値」を変更することで調整することができ、F値が小さいほどボケやすく、大きいほどピントが画面全体で合うようになります。
レンズによって開放(そのレンズで最も低い)のF値が異なるため、ボケを活かした撮影を行うのであれば、開放F値が低いレンズを選ぶようにしましょう。
一方で、絞り値を上げることで解像力が向上する傾向にもあり、風景写真を撮影するときは、F8やF10など絞った状態で撮影することがおすすめです。
初心者でもすぐ分かる「絞り」の基本。一眼らしいボケを表現するなら必須の撮影設定項目 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ISO感度
先程の「シャッタースピード」「絞り」とは異なり、技術的に明るさを増幅してくれるのが「ISO感度」です。
写真を撮影する上でシャッタースピードや絞りを調整するだけでは限界があると言えます。
シャッタースピードを上げたいときや、もう少し絞り込みたい場面では「ISO感度を上げる」ことで電子的に明るさを加えることができます。
しかし、ISO感度を上げすぎることによる弊害もあり、ノイズが発生しやすいことや、被写体のディティールが失われやすいなど、適度な調整を心がけましょう。
初心者でもすぐ分かる「ISO感度」の基本。夜景や室内の撮影で活用できる高感度撮影を解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
3つの関係性を理解しよう
ここまで「シャッタースピード」「絞り」「ISO感度」それぞれの役割について解説してきましたが、実際に撮影を行う上では、これらの3つの関係性を理解して設定する必要があります。
3つの関係性については、下の図をご覧いただくことで、それぞれの数値を設定することによる変化が分かると思います。
関係性について文章で簡単にまとめると、
- 絞りを上げると光を取り込む量が減り、光を取り込む時間を長くなるので、シャッタースピードが落ちる
- シャッタースピードを上げると光を取り込む時間が短くなり、光を取り込む量を増やすため絞りは落ちる
- 絞りとシャッタースピードだけでは対応できなくなったときにISO感度で調整する
- 絞りとシャッタースピードをどちらか上げたい時にもISO感度を上げる事は有効的
という形になります。
基本的には、写真の露出は、「シャッタースピード」と「絞り」で決め、補助的な役割として「ISO感度」があると考えると良いでしょう。
これら3つの関係性については、下記記事で更に詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
すぐ使える撮影テクニック
基本的な撮影設定とは別に、撮影時にすぐ使えるテクニックについてもご紹介していきます。
レンズ交換における変化や、シーン毎での機材選びや設定についても解説していきます。
焦点距離による見え方を学ぼう
カメラのレンズを使う上で「焦点距離」は付き物です。
焦点距離は画角の目安となる数値で、「〇〇〇mm」という形で現されます。
焦点距離の数値が小さいほど広い範囲を写すことのできる「広角」の画角を叶え、焦点距離の数値が大きいほど遠くの被写体でも大きく写すことのできる「望遠」の画角を叶えています。
カメラでの経験を積んでくると大体〇〇mmならこのくらいの画角だろう…と想像がつくようになります。
初心者でもすぐ分かる!実際の写真から「各焦点距離と画角の関係」を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
広角・望遠・単焦点レンズの使い方
レンズのジャンルによって使い方や気をつけるべき点も異なってきます。
それぞれの撮影シーンに合わせたレンズ選択や使い方を意識する様にしましょう。
広角レンズの使い方
広角レンズは名の通り、広い範囲を写すことに長けています。
そのため、広大な景色を写す際や屋内を写す際には広々と写す際に活用されることが多いです。
風景写真では定番の存在
風景写真では、定番の存在であり、広角レンズを1本持っておくことがおすすめです。
広角レンズを使用する際の注意点としては、水平が分かりにくくなるため、画角において傾きに注意しましょう。
また、広い範囲を写すことから、四隅までしっかりとした解像を求めるのであれば、しっかりと絞って撮影されることがおすすめです。
下の記事では、広角レンズの使い方について、更に細かく解説しているので、是非ご覧ください。
初心者でもすぐ分かる「広角レンズ」の使い方。すぐ実践できて写真が上達する撮影テクニック – Rentio PRESS[レンティオプレス]
望遠レンズの使い方
望遠レンズは、特定の被写体をクローズアップするようなシーンで活用できるレンズで、一眼カメラだからこそ撮影できるジャンルの一つです。
広角レンズや標準レンズとは異なり、どんな被写体に対しても使えるレンズとは言えず、活用できるシーンが少ないことにまず注意する必要があります。
乗り物や動物、スポーツ撮影に
乗り物や動物、スポーツ撮影においては、望遠レンズが特に活用できるジャンルで、望遠レンズの使用率のが高くなるほどです。
望遠レンズを使った撮影では、手ブレが生じやすくなる傾向にあり、シャッタースピードの低下に特に注意する必要があります。
特殊なレンズジャンルであることから、使うシーンや注意点も特殊であるため、慣れるまで少し時間のかかるレンズジャンルでもあります。
下の記事では、望遠レンズの使い方について、初心者向けに解説しているので是非ご覧ください。
初心者でもすぐ分かる「望遠レンズ」の使い方。癖のある望遠撮影の注意点やテクニックを徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
単焦点レンズの使い方
ズームレンズとは異なり、レンズ側で画角の調整を行うことができないのが単焦点レンズとなります。
写真上達への近道
画角が固定されることで、写真に変化を加えたい場合は、自分自身が動きながら調整する必要のある難しさがあります。
しかし、単焦点レンズを使った撮影は、制約があるからこそ、考えながら撮影することで写真が上達する手段の一つでもあります。
また、ズームレンズよりも明るさを特徴としたレンズが多く、ボケを活かした撮影がしやすい特徴もあります。
下の記事では、単焦点レンズの使い方について解説しているので、ぜひご覧ください。
初心者でもすぐ分かる「単焦点レンズ」の使い方。表現力を豊かにする人気レンズの活用方法を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
風景写真の撮り方
写真ジャンルの中でも特に人気で定番の風景写真。
風景写真は日常のワンシーンを切り取る訳ですが、写真に残す場合にもコツがあります。
使うことのできるレンズの選択肢も幅広いですが、基本的には標準域をカバーしたレンズが多く、加えて広角レンズもあると作品の幅も大きく広がるでしょう。
風景写真の場合、写真において画面全体にピントがあっている事が望ましいことが大半で、絞り開放で撮ることをせず、数段階絞った状態で撮影されることがおすすめです。
風景写真の撮り方について、下の記事では更に詳しく作例とともに解説しているので、ぜひご覧ください。
初心者でもすぐ分かる「風景写真」の撮り方。機材選びから撮影地、天気の見極め方まで基礎を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
夜景写真の撮り方
夜景写真も人気写真ジャンルの一つです。
スマートフォンでは上手に撮れないけど、一眼カメラなら…と思われる方も多いのではないでしょうか。
確かに一眼カメラでは夜景写真も綺麗に撮りやすい傾向にありますが、使うカメラの性能や組み合わせるレンズに左右されることも事実です。
カメラボディに関しては、高感度に強いモデルを選ぶことが必要で、フルサイズセンサーを搭載しているモデルほど暗い場所でもノイズの少ない仕上がりを実現する傾向にあります。
また、レンズに関しても明るいレンズであるほど、シャッタースピードを上げた撮影を行うことができることで、手ブレの抑制に繋がります。
手ブレを抑える方法の一つとして、三脚を使用した撮影も夜景撮影ではおすすめです。
夜景撮影での機材選びや、撮影設定については、下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
初心者でもすぐ分かる「夜景写真」の撮り方。すぐ実践できる撮影テクニックやおすすめの機材をご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
星空写真の撮り方
夜景写真と近い存在の様に感じる星空撮影ですが、撮影手法については全く別ものと考える必要があります。
機材選びについては、基本的に夜景撮影と変わることはなく、高感度に強いカメラおよび明るさに長けたレンズを選ぶことがおすすめです。
星空撮影においては、シャッタースピードを20秒以上に指定することが大半であることから、三脚の使用も必須となります。
また、街灯などの光が限りなく少ない場所で撮影する必要もあるため、都会などでの撮影には向いておらず、山奥や離島などへといく必要があります。
他の撮影ジャンルと比較すると、難易度も上がる撮影になりますが、撮影できた時の感動は、他の撮影よりも大きいでしょう。
星空撮影について機材選びや設定について、下の記事で詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
初心者でもすぐ分かる「星空」の撮り方。簡単に実践できる撮影方法と必要な機材をご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
カメラの使い方をマスターしよう
一眼カメラといっても撮影対象によって様々なスタイルが存在します。
ご自身がどのような撮影を行いたいかによって選ぶカメラ機材や撮影設定が大きく変わるため、撮影対象によって正しいカメラの使い方を学ぶ必要があると言えるでしょう。
しかし、一眼カメラの撮影において何よりも大切なのが「楽しむことを忘れない」ことです。
理論的な話を意識しすぎて、本来の写真を撮るという楽しみを忘れてしまっては、趣味としての意味も無くなってしまいます。
今回ご紹介してきた知識は、困ったときに参考にする程度で、あとはとりあえず撮影してみるという気持ちも大切なのかもしれません。
まずはレンタルでお試しも
一眼カメラの趣味を続けていくと、気になるカメラやレンズも出てくるかと思います。
新しい機材の導入は、失敗に対する不安や自分の求める写真が本当に撮影できるのかなど未知な部分が多いところです。
そこで購入前にカメラのレンタルサービスを利用して気になる機材をお試しすることがおすすめです。
Rentio(レンティオ)では、豊富なカメラ・レンズラインナップから自由に選んで最短3泊4日から気軽にレンタルすることができます。
是非この機会に、Rentioで気になるカメラ機材をレンタルして、充実のカメラライフに役立ててみてはいかがでしょうか。