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SONY α6600/α6400/α6100徹底比較。ソニーが発売した最新APS-Cモデルの性能や機能の違いを解説

ライターAtsushi Yoshioka

更新日2022/10/31

SONY α6600/α6400/α6100徹底比較。ソニーが発売した最新APS-Cモデルの性能や機能の違いを解説

2019年秋は毎週のように新しいミラーレス一眼カメラが発売されたラッシュとなりました。

ここ数年でデジタルカメラ市場には大きな変化があり、小型で軽量、おしゃれなミラーレス一眼カメラがこれまでカメラを触ることのなかった方にもヒットし、今や流行の一つになるほど人気を集めています。

そんな中でも昔からミラーレス一眼カメラに注力して開発を進めてきたソニーは、注目メーカーの一つです。

今回はソニーのミラーレス一眼カメラの中でも初心者からハイアマチュアレベル向けとして開発されているα6000シリーズから最新モデルとなるα6600α6400α6100を比較していきます。

注目の小型ミラーレス一眼カメラ

小型 ミラーレス一眼カメラ

これまで一眼カメラにおいて主流であったのは、大きなボディと重量感のある「一眼レフ」でした。

正直なところミラーレス一眼カメラで一眼レフよりも撮影に関する操作性の面で変わった場面はほとんどないのですが、一眼レフは外観から難しい操作性を思い浮かべて避けてしまう方が多い傾向にあったのも事実です。

しかし、ミラーレス一眼カメラの特徴でもある小型で軽量のカメラボディを実現したことで、カメラメーカーはユーザーのターゲット層を大きく広げ、これまで一眼レフを避けてきた方にとってもオシャレなデザインと圧倒的高画質で支持を集めるようになりました。

ミラーレス一眼にも様々な種類が存在しますが、今回ご紹介していくα6000シリーズは、ミラーレス一眼として小型・軽量を実現しながら、高性能も体感できるカメラになっています。

2019年最新おすすめミラーレス一眼カメラ9選!初心者でも失敗しないカメラの選び方 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

ソニーはミラーレス一眼の先駆者

SONY αシリーズ

先ほどこれまでは一眼レフの時代であったとご紹介しましたが、ソニーではキヤノンやニコンが一眼レフの開発に力を入れていた頃からミラーレス一眼の開発に力を入れていました。

ここ数年になってソニーが力を入れてきた技術力やミラーレス一眼における携帯性が評価され始め、キヤノンやニコンなどの大手メーカーも急いでミラーレス一眼の開発にシフトせざるを得ない状況を創り出したとも言えます。

そのため、ソニーではミラーレス一眼において他のメーカーよりも長い歴史を誇り、フルサイズモデルの開発で培った技術力を基に、初心者向けのモデルでも高い能力を体感することができます。

[2019最新] ソニー(SONY)ミラーレス一眼カメラの選び方!全17種の画質や性能を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

α6000シリーズはAPS-Cセンサーを搭載

SONY α6000シリーズ APS-C

今回ご紹介していくα6000シリーズの3モデルは、全てデジタルカメラ用に開発されたAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載しています。

大きいセンサーサイズから、あらゆる撮影シーンで優れた能力を発揮するフルサイズセンサーよりも小型のセンサーとなりますが、高画質を実現する上で最適化されているため、通常の撮影のおいて不便に感じることはありません。

フルサイズセンサーよりも少し小さめのセンサーを採用したことで、カメラボディの小型化にも貢献していると言えるでしょう。

初心者が気になるフルサイズとAPS-Cの違いを徹底解説。画質、画角、対応レンズに大きな違いあり – Rentio PRESS[レンティオプレス]

α6000シリーズ各モデル紹介

ここからは今回ご紹介するα6000シリーズにおける最新モデルの数々をご紹介していきます。

各モデル紹介の最後には実際に撮影した作例を多く用いたレビュー記事へのリンクも配置しているので、ぜひご覧になってください。

α6600

シリーズ最上位モデルとなるα6600

従来モデルであるα6500から進化した形で2019年11月1日発売となりました。

光学式5軸ボディ内手ブレ補正を搭載

α6600における最大の特徴はボディ内に手ブレ補正機構を搭載していることです。

ソニーではフルサイズモデルにおいてボディ内手ブレ補正機構を搭載しているモデルが多数存在しますが、APS-Cセンサー搭載モデルにおいては最上位であるα6600のみ搭載されています。

夜間の手持ち撮影などにおいて非常に大きな効果を発揮し、低速シャッタースピード時に生じやすい手ブレを極限まで抑えてくれます。

仕様

  • 有効画素数 : 約2420万画素
  • オートフォーカス方式 : ファストハイブリッドAF
  • 測距点 : 425点
  • 常用ISO感度 : ISO100~32000
  • シャッター速度 : 1/4000秒~30秒、バルブ
  • 連続撮影速度 : 最高約11コマ/秒
  • ボディ内手ブレ補正 : 光学式5軸
  • 大きさ : 120.0(幅)×66.9(高さ)×59.0(奥行)mm
  • 質量 : 約503g(バッテリーパック、カードを含む)

α6600実写レビューはこちら

SONY α6600実写レビュー。強力なボディ内手ブレ補正を搭載したAPS-Cセンサー搭載最上位モデルの実力 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

α6400

シリーズの中では、ミドルクラスに位置するα6400

今回ご紹介する3つのモデルの中では最初に発売されたモデルで、こちらも従来モデルα6300から更新する形で誕生しました。

フルサイズモデルで培った高性能AF

α6400が発表された際に大きな話題となったのが大幅に進化したAF性能です。

従来モデルであるα6300の発売からα6400が誕生するまで約3年と長い年月が経過しましたが、その間にソニーはフルサイズモデルにおいて技術力を大きく進歩させ、APS-Cセンサー搭載モデルにおいても優れたAF性能を実現しました。

もちろんこのAF性能はα6400だけでなく、α6600とα6100でも実現していますが、α6000シリーズにおいて最初に実装されたモデルがα6400です。

仕様

  • 有効画素数 : 約2420万画素
  • オートフォーカス方式 : ファストハイブリッドAF
  • 測距点 : 425点
  • 常用ISO感度 : ISO100~32000
  • シャッター速度 : 1/4000秒~30秒、バルブ
  • 連続撮影速度 : 最高約11コマ/秒
  • ボディ内手ブレ補正 : なし
  • 大きさ : 120.0(幅)×66.9(高さ)×49.9(奥行)mm
  • 質量 : 約403g(バッテリーパック、カードを含む)

α6400実写レビューはこちら

SONY α6400実写レビュー。上級機に匹敵するAF性能や新機能を実際に使って徹底解剖 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

α6100

シリーズの中でも最廉価でスタンダードモデルという位置づけになっているα6100

発売時期はα6600と近く、2019年10月25日に発売となりました。

価格を抑えてソニーの最新技術を体感できる

シリーズの中では最も下位に位置するモデルですが、その分販売価格も下げられており、価格を抑えながらもソニーの最新技術を体感できるモデルとしておすすめです。

実売価格で見てみると最上位モデルであるα6600と比較して大幅に安値で販売されており、その差はおよそ半額にもなります。

コストを抑えながらも近年ソニーのミラーレス一眼で定評のあるAF性能など、最新技術も体感することのできるモデルです。

仕様

  • 有効画素数 : 約2420万画素
  • オートフォーカス方式 : ファストハイブリッドAF
  • 測距点 : 425点
  • 常用ISO感度 : ISO100~32000
  • シャッター速度 : 1/4000秒~30秒、バルブ
  • 連続撮影速度 : 最高約11コマ/秒
  • ボディ内手ブレ補正 : なし
  • 大きさ : 120.0(幅)×66.9(高さ)×49.9(奥行)mm
  • 質量 : 約396g(バッテリーパック、カードを含む)

α6100実写レビューはこちら

SONY α6100実写レビュー。最廉価ながらソニーの最新技術を体感できる待望のエントリークラス最新モデル – Rentio PRESS[レンティオプレス]

ボディ内手ブレ補正はα6600だけ

SONY α6600 ボディ内手ブレ補正

先述の通り、α6000シリーズにおいてボディ内手ブレ補正機構を搭載しているのはα6600のみです。

他のα6400とα6100においてはボディ内手ブレ補正が搭載されておらず、レンズに搭載されている手ブレ補正機構のみが頼りとなります。

またα6600において対応レンズを使用することにより、レンズ側で5軸から角度ブレ補正を行い、残りの3軸をボディ側で補正するというコンビネーションによる補正も可能としており、効果を強く体感することができます。

基本的な撮影性能はシリーズ共通

α6000 シリーズ 比較

α6000シリーズにおいて基本的に実装されている撮影性能は同じです。

有効画素数は2420万画素、常用ISO感度は100-32000、最高連続撮影性能は11コマ/秒などと、基本の撮影において差が出る場面はないと言えるほどです。

しかし先ほどのようにα6600のみに搭載されているボディ内手ブレ補正機構や、連続撮影可能枚数、動画撮影性能など、細かい機能面などで差別化が図られています。

そのため、写し出される仕上がりにおいて各モデルで大きな違いが生じることはないと言えるでしょう。

各モデル価格で大きな違いが

α6000 シリーズ 比較

これまで性能面や機能面を中心にご紹介してきたα6000シリーズですが、性能や機能性の違いから価格面で大きな違いがあることは確かです。

2019年11月11日現在の通販サイトamazonでの価格(全てボディ単体)はα6600が158,277円α6400が106,695円α6100が89,900円となっており、ボディ内手ブレ補正機構を搭載しているα6600が一つ抜けて高価であることが分かります。

この価格差と性能差を見て判断することは難しいところですが、ボディ内手ブレ補正機構を求めるならα6600一択、α6400とα6100は、細かい部分になるため大きな価格差はなく、どちらを選ぶことも間違いではありません。

強いて言えば動画撮影も行う方であればα6400の方が動画撮影を考えた設計になっています。

α6000シリーズ製品仕様比較表

モデル名 α6600 α6400 α6100
発売時期 2019年11月1日 2019年2月22日 2019年10月25日
参考価格(ボディのみ) 16万円程度 10万7千円程度 9万円程度
有効センサーサイズ APS-C
撮像素子 Exmor CMOSセンサー
カメラ部有効画素 約2420万画素
オートフォーカス方式 ファストハイブリッドAF
測距点 425点 425点 425点
測距輝度範囲 EV-2~20 EV-2~20 EV-2~20
常用ISO感度 ISO100~32000 ISO100~32000 ISO100~32000
シャッター速度 1/4000~30秒、バルブ
連続撮影速度 最高約11コマ/秒 最高約11コマ/秒 最高約11コマ/秒
液晶モニター ワイド3.0型/TFT駆動 ワイド3.0型/TFT駆動 ワイド3.0型/TFT駆動
画面サイズ/ドット数 約92万ドット 約92万ドット 約92万ドット
Wi-Fi
NFC
Bluetooth
大きさ 約120.0(幅)×66.9(高さ)×59.0(奥行)mm 約120.0(幅)×66.9(高さ)×49.9(奥行)mm 約120.0(幅)×66.9(高さ)×49.9(奥行)mm
本体質量 約503g 約403g 約396g

α6000シリーズまとめ

α6000 シリーズ 比較

初心者からハイアマチュア層まで、幅広いユーザー層から注目を集めるSONY α6000シリーズ

今回ご紹介してきたα6600α6400α6100のどれもがここ1年以内に発売された最新モデルで、まさにソニーの勢いを感じるところです。

最上位モデルとしてボディ内手ブレ補正機構を唯一搭載するα6600、ボディ内手ブレ補正機構は搭載していないものの、α6600とα6100の中間に位置するバランスの良い機能性が持ち味であるα6400、シリーズにおいて最も安くコストパフォーマンスに優れたα6100と、各モデルが明確な特徴を保有していることがお分かりいただけたかと思います。

基本性能はあまり大きく変わることが無く機能面で差別化を図っているのがα6000シリーズなのです。

ミラーレス一眼はレンタルでお試し

今回ご紹介してきたソニーのミラーレス一眼カメラα6600、α6400、α6100は、購入前にお試しでレンタルすることもおすすめです。

Rentio(レンティオ)では、話題のミラーレス一眼カメラを豊富なラインナップから選んでレンタルすることが可能です。

カメラボディはもちろん、カメラレンズのレンタル在庫も豊富に展開しています。

カメラ選びは購入前に試すことが今の時代に合ったスタイルと言えるでしょう。

ぜひこの機会にRentioで気になるミラーレス一眼カメラをレンタルしてお試しされてみてくださいね。

[レンタル] SONY α6600 ボディ ミラーレス一眼 – Rentio[レンティオ]

[レンタル] SONY α6400 ボディ ミラーレス一眼 – Rentio[レンティオ]

[レンタル] SONY α6100 ボディ ミラーレス一眼 – Rentio[レンティオ]

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