Qrio Lock Q-SL2の実機レビュー!ハンズフリー解錠やオートロック機能の利便性と注意点

まーしー
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更新日2020/07/22

Qrio Lock Q-SL2の実機レビュー!ハンズフリー解錠やオートロック機能の利便性と注意点

更新日

最近注目されているスマホで鍵の解錠や施錠など操作できる「スマートロック」。

なかでもソニーとWiLのジョイントベンチャーであるQrio(キュリオ)が販売する「Qrio Lock (キュリオロック)」はAmazonのドア周り防犯用品ランキングで常にTOP3の人気を誇ります。

そこで、今回は最新の「Qrio Lock Q-SL2」を実際に家のドアに取り付け、設置方法や使った感想を詳しくレビューしてみました。

旧モデル「Q-SL1」との違いと改善したポイントをまとめた記事はこちら↓

Qrio Lock Q-SL2と旧モデルQ-SL1の違いまとめ!比較して分かる改善したポイント – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Qrio Lock Q-SL2の特徴

「Qrio Lock Q-SL2」の主な特徴は次の4点です。

  • ハンズフリー解錠
  • オートロック機能
  • 工事不要の簡単取り付け
  • 電池交換は約1年不要

ハンズフリー解錠

QRIO LOCKのハンズフリー解錠

「Qrio Lock Q-SL2」の主な特徴の1つがハンズフリー解錠です。

買い物袋や子供を抱っこしたりで手がふさがっている時、カギをバックパックに入れて出しにくい時、そんな時にスムーズに解錠できるので便利です。

オートロック機能

QRIO LOCKのオートロック

開閉センサーを設置してドアの開閉位置を設定することで、「Qrio Lock Q-SL2」がドアの閉扉が検知してオートロックする機能も設定できます。

ゴミ捨てなどでちょっとした時間だけ外出する際はつまみを解錠→施錠→解錠の順で回すことでオートロックの一時停止も可能です。

工事不要の簡単取り付け

QRIO LOCKの簡単取り付け

「ハンズフリー解錠」「オートロック」と便利な機能を後付けできる「Qrio Lock Q-SL2」ですが、取り付け方法は至ってシンプルで簡単です。

本体とドアの接地面に両面テープを貼り付けて圧着するだけなので、ドアに穴を開けたり特別な工事は必要ありません。

電池交換は約1年不要

QRIO LOCKの電池持ち時間

「Qrio Lock Q-SL2」はリチウム電池(CR123A)2本で作動しますが、予備電池のセットもできますので電池切れの不安も解消してくれます。

予め「SIDE A」と「SIDE B」に合計4本の電池をセットしておくことで、どちらか片方の電池だけでも約半年以上、両方の電池なら約1年以上電池交換不要で利用可能です。(1日約10回の動作を想定した理論値)

ただし電池切れ以外にも動作不良で開かないことも可能性としてはありますので、念の為ドアのカギは持ち歩くようにしておきましょう。

Qrio Lock Q-SL2のスペック表

項目 スペック
サイズ 115.5mm×57mm×77mm
重さ 約207g
電子本数 2本(2系統で4本)
電池持ち ◼︎通常時
2本で約半年
4本で約1年

◼︎省電力モード時
2本で約420日
4本で約840日
※1日に10回使用で計算)

2系統電池
解錠速度 1秒以内
状態確認 あり
1ドア2ロック 2ロック同時解錠
リモート操作 Qrio Hub経由
ハンズフリー解錠
解錠判定 GPS+ビーコン通信
オートロック
施錠判定 センサー&地磁気式、瞬時
スマホオフライン操作
スマホ以外の操作 Qrio Key
対応OS iOS 11.4以上
Android 5.0以上
スマートデバイス対応 Alexa,Google Home,Line Clova,Apple Watch

Qrio Lock Q-SL2の取り付け方

Qrio Lock Q-SL2の外箱

実際に「Qrio Lock Q-SL2」を使って自宅ドアに設置してみましたので取り付け方法をまとめました。

取り付けの大まかな流れは以下のようになります。

  1. ドア鍵のつまみの太さに合わせてサムターンホルダーを本体に取り付ける
  2. 高さ調節プレートとサムターンホルダーの高さ調節ネジを使ってカギと本体の高さを合わせる
  3. 電池を入れ、LEDランプが赤から青の順に点灯し、確認音が1回鳴るのを確認する
  4. 両面テープを貼り付け、ドアの取り付け場所に合わせて本体の上部を2分ほど強く押し付けて圧着させる
  5. 開閉センサーを本体のつまみ中央と水平位置にあるドア枠に貼り付ける

同梱物

Qrio Lock Q-SL2の同梱物

「Qrio Lock Q-SL2」の同梱品リストは以下のとおりです。

事前にプラスドライバーも用意し、玄関錠をキレイに掃除してから取り付けを開始してください。

  • Qrio Lock本体
  • CR123Aリチウム電池2本
  • 開閉センサー
  • 両面テープ(本機用、開閉センサー用)各2枚ずつ
  • 高さ調整プレート(大、小)
  • 固定ネジ(長×4本、短×4本)
  • サムターンホルダー(S/M/Lの3サイズ)

設置可能な玄関錠とは

Qrio Lock Q-SL2の取り付けるカギ

今回は「MIWA 85RA」と呼ばれる玄関錠に「Qrio Lock Q-SL2」を取り付けました。

事前に自宅/オフィスの玄関錠が対応しているかどうか確認しておきましょう。

ドア付きタイプ 面付き箱錠タイプ プッシュプルタイプ ドアノブ付きタイプ
イメージ QRIO LOCKはドア付きタイプOK QRIO LOCKは面付き箱錠タイプOK QRIO LOCKはプッシュプルタイプOK QRIO LOCKはドアノブ付きタイプNG
対応可否 対応している 対応している 対応している 対応していない
大きさ 台座直径が59mm以下
つまみの厚さが2.15mm〜13.5mm
つまみの長さ20mm〜51mm
高さ つまみの高さ5mm〜
台座からつまみの頂点までの高さ17mm〜63mm

対応できない玄関錠の例

玄関錠が以下に該当する場合は「Qrio Lock Q-SL2」を設置できませんので気をつけてください。

つまみの形が特殊 取り付けスペースがない つまみ中心からドア枠まで40mm未満 つまみの回転確度が90度以上
QRIO LOCK未対応の玄関錠 QRIO LOCK未対応の玄関錠 QRIO LOCK未対応の玄関錠 QRIO LOCK未対応の玄関錠

Qrio Lock Q-SL2を組み立てる

Qrio Lock Q-SL2の組み立て

玄関錠「MIWA 85RA」は高さがあり、カギのつまみも太いので、Lサイズのサムターンホルダーと2つの高さ調整プレートを使って本機を組み立てます。

組み立て方はプラスドライバーを使うだけなので女性でも簡単に組み立てることができます。

Qrio Lock Q-SL2の高さ調整ネジ

一旦組み立て終わったら玄関錠に仮あてをしてサムターンホルダーの高さを調節します。

サムターンホルダーの側面にあるネジを緩めると高さを変えられますので、鍵のつまみとサムターンホルダーの凹凸がガチッとはまるように調整してください。

Qrio Lock Q-SL2の電池ポケット

サムターンホルダーと高さ調整プレートの組み立てが完了したら電池ポケット「SIDE A」にリチウム電池(CR123A)2本をセットします。

「SIDE B」には追加購入した電池をセットするもしくは空でも問題ありません。

Qrio Lock Q-SL2の電源

電池を挿入すると自動で電源が入りますので、本機正面のLEDランプが赤から青の順に点灯し確認音が鳴るのを確認してください。

Qrio Lock Q-SL2に両面テープを貼り付け

「Qrio Lock Q-SL2」に電源が入るのを確認したら、本機裏面と開閉センサー裏面に両面テープを貼ります。

Qrio Lock Q-SL2を玄関錠に圧着

Qrio Lock Q-SL2を圧着

ここでは「Qrio Lock Q-SL2」を高さがフィットした水平位置で固定していますが、垂直方向での設置でも問題ありません。

両面テープの保護紙を剥がす前に、「Qrio Lock Q-SL2」の玄関錠に固定する位置を一度確認してから貼り付けましょう。

説明書では「2分間強く押し付ける」とありますので、頑張って押し続けて圧着させてください。

開閉センサーの取り付け

Qrio Lock Q-SL2のセット完成形

オートロック機能を有効にするために開閉センサーを本体のつまみ中央と水平位置にあるドア枠に貼り付けます。

開閉センサーの設置はは組み立てや電源操作など必要なく両面テープでくっつけるだけで完了です。

次に「Qrio Lock Q-SL2」のアプリをインストールし、ロックの設定・ハンズフリー解錠/オートロックの設定を行っていきます。

「Qrio Lock」アプリのインストール・設定

Qrio Lockのアプリインストール

「Qrio Lock Q-SL2」を利用するためにお持ちのスマホに「Qrio Lock(キュリオロック)」のアプリをインストールします。

アプリを検索すると前機種専用のアプリ「Qrio Smart Lock(キュリオスマートロック)」も出てきますが、「Qrio Lock Q-SL2」で利用できませんので気をつけてください。

App Storeはこちら
Google Playはこちら

対応OS 対応OSバージョン
iPhone iOS 11.4 以上
Android Android 5.0 以上
※ Bluetooth 4.2のBluetooth Low Energy(BLE)に対応していること。
※ HUAWEI P9 Liteのみ未対応。今後対応予定(2018/7時点)

Qrio Lockのアカウント登録

Qrio Lockのアカウント登録

「Qrio Lock(キュリオロック)」アプリをインストールしたらアカウント登録を行います。

メールアドレス・パスワードを入力し、登録確認用のメールを確認してください。

Qrio Lockのアカウント登録

メールを受け取ったら本文内にある確認用URLをタップしてメール認証を行います。

アカウントの名前は本人確認等は行われないので、氏名・ニックネームなど自由に入力してアカウント設定が完了になります。

Q-SL1のアカウントは引き継ぎできません

以前に「Qrio Smart Lock」(旧モデルQ-SL1)を利用していた方は従来のアカウントを引き継ぎすることはできません。

そのため新たにQ-SL2用のアカウントを作ることになりますので、ログインではなく「アカウント作成に進む」から設定を開始してください。

ロックの設定

Qrio Lockのロック設定

アカウント設定が完了したら、スマホのBluetoothをオンにして「接続をはじめる」をタップしてください。

先程設置した「Qrio Lock Q-SL2」を読み取りますのでロックの名前登録、解錠位置の記録に進みます。

解錠位置の記録は「Qrio Lock Q-SL2」のつまみを回すだけで設定や記録は自動で行われます。

ロックの設定が終わればスマホの操作で解施錠ができるようになります。

 

ハンズフリー解錠の設定

Qrio Lockのハンズフリー解錠設定

解錠位置の記録が済めば「便利な設定」ページに進みますので、ハンズフリー解錠の設定から行います。

ハンズフリー解錠の設定にはスマホの位置情報を利用しますので、スマホの設定から位置情報の利用を「常に許可する」ようにしておきましょう。

Qrio Lockのハンズフリー解錠設定

位置情報を許可したスマホを持ち、ドア付近で「位置情報を取得」をタップするとマップにピンが置かれます。

どうしても位置情報がズレてしまう方は、Wi-Fi接続時よりも4G接続時のほうが位置情報がズレにくいので試してみてください。

なお、位置情報から半径100m内を「住宅エリア」として登録されますので、その住宅エリア圏外から帰宅した時に「Qrio Lock Q-SL2」が自動検知し、自宅のドアに近づいたタイミングでドアが自動解錠される仕組みになります。

オートロックの設定

Qrio Lockのオートロック設定

オートロック設定には開閉センサーが必須なので、この時点で未設置の方は貼り付けてから設定に進んでください。

設定方法は以下の手順でドアの開け閉めだけで完了します。

  1. ドアが半開きの位置を記録
  2. ドアが閉じた位置を記録

Qrio Lockのオートロック設定法

オートロックはドアを締めてすぐに施錠されますので、一時停止の方法も覚えておきましょう。

  1. ドアが閉まっている状態を確認
  2. ロックのつまみを「解錠」→「施錠」→「解錠」の順で素早く回す
  3. ロックの緑色のLEDが点灯し、ブザーが鳴る
  4. オートロックの一時停止機能が作動
  5. 次にロックをアプリなどで施錠するまでの間オートロックは一時停止される

「Qrio Lock Q-SL2」の設置、「Qrio Lock(キュリオロック)」アプリの初期設定は以上で完了です。

Qrio Lockの使い方

Qrio Lockのアプリ設定方法

設定を終えた「Qrio Lock」ではスマホ上でカギの施錠/解錠はもちろん以下のような使い方ができます。

  • 合カギ管理
  • ロック設定
  • 履歴

合カギの設定について

「Qrio Lock」で発行できる合カギには2種類「ファミリーキー」と「ゲストキー」があり、用途に合わせて最大20個まで登録可能です。

合カギを使うには受け取り側も「Qrio Lock」のアプリインストールが必要になります。

マスターキー ファミリーキー ゲストキー
ロックの新規登録 可能
使える機能 ・ハンズフリー解錠
・リモート操作
・ロックの設定
・ロックの初期化
・1ドア2ロックの設定
・ハンズフリー解錠
・リモート操作
・ロックの設定
・ハンズフリー解錠
・リモート操作
合カギの作成・管理 可能 ゲストキーの作成・管理のみ
利用時間の限定 なし なし あり(発行者が任意に設定可能)

Qrio Lock Q-SL2の実機レビュー

QRIO LOCKの実機レビュー

実際に「Qrio Lock Q-SL2」を使ってみると鍵を取り出さなくて良い生活は想像以上にストレス軽減に役立つことが分かりました。

一方で長く使っていく上で不安な点、気をつけたい点もはっきり分かるようになりましたので、使用レビューとしてのメリット・デメリットをまとめてみました。

オートロック生活から抜け出せない

 

「Qrio Lock Q-SL2」を付けてからは鍵を取り出す回数が極端に減りましたので、外出時・帰宅時のドア開閉がかなりストレスフリーになりました。

バックパックに鍵を閉まっている人、かばんから鍵をすぐに取り出せない人にとってオートロックのある生活は欠かせないものになること間違いありません。

ドアを開けてしまう犬や小さなお子さんがいる家も鍵の閉め忘れ防止になりますので安心できると思います。

締め出しが怖い

「Qrio Lock Q-SL2」のようなスマートロックを使う上で常に締め出される不安を抱えるのは大きなデメリットかもしれません。

  • 電池切れ
  • 本体落下
  • スマホの電池切れ

こういった万が一の時を考え家の鍵は常に携帯しておくことをおすすめします。

ハンズフリー解錠の住宅エリアの精度に不安

Qrio Lock Q-SL2のハンズフリー体験

実際に外出してハンズフリー解錠を体験してみたのですが、住宅エリア圏の登録精度に少しだけ不安を感じました。

ハンズフリー解錠は位置情報から半径100m内を「住宅エリア」として登録されているはずなのですが、実際には半径100mよりも離れた場所でスマホに通知が届いたのです。

調査方法としては以下の手順で行いました。

  1. 玄関扉の外に出て「Qrio Lock」アプリ上のステータスが「しまっています」(オートロック作動)に切り替わるのを確認
  2. 「Qrio Lock」アプリから通知を受け取るまで自宅から離れる
  3. 通知が届いた時点の場所をGoogle Mapにピンを指し距離を測定する

Qrio Lock Q-SL2のハンズフリー体験

上のスクショからも分かるように、半径100mの2倍以上にあたる半径220m(直線距離でも200m)ほど離れないと通知が届きませんでした。

つまり、今回のケースだと半径220m圏内にあるコンビニ・スーパー・飲食店・郵便局などに出かける際はハンズフリー解錠が作動しないことになります。

Qrio Lock Q-SL2のハンズフリー体験

また集合住宅の2階にある自宅に帰宅する際、1階の、恐らく自宅の真下地点でハンズフリー解錠が作動してしまったのも不安の1つです。

「Qrio Lock Q-SL2」のハンズフリー解錠が使う際は動作範囲を事前に確認してから本格導入するのが良いでしょう。

まずは2週間、カギが自由になる生活を体験してみよう

簡単な取り付けで「カギが自由になる生活」を手に入れられる「Qrio Lock Q-SL2」。

本体価格は18,800円(税込、2020年7月16日現在)と決して安くはありませんので、まずはQrio Lock Q-SL2をレンタルして自宅の玄関錠で取り付けや動作確認も含めて試してみるのがおすすめです。

レンタルして良ければそのまま購入もできますので、実際に使ってから購入を判断するとよいでしょう。

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