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SwitchBotのスマートロックをレビュー!指紋認証もできるキーパッドタッチはマストアイテム

まーしー/家電製品総合アドバイザー
まーしー/家電製品総合アドバイザー

更新日2024/11/26

SwitchBotのスマートロックをレビュー!指紋認証もできるキーパッドタッチはマストアイテム

様々なスマートホームデバイスを製造・販売する「SwitchBot(以下スイッチボット)」

2022年に入り続々と新製品を発表し、スマートロックの「SwitchBotロック」はまたたく間に人気デバイスの1つとなりました。

そこで、この記事では「SwitchBotロック」の実機レビューを行い、人気のあるスマートロックと比べて、どんな特徴があるのか、メリットやデメリットをまとめました。

この記事の執筆者:まーしー

この記事の執筆者:まーしー

スマートロックユーザーの家電製品総合アドバイザー。これまで主要なスマートロック製品をレビューしている。楽天市場の防犯関連グッズも取り扱うキッチン日用品雑貨ジャンルのECコンサルタント出身。

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SwitchBotロックの特長

SwitchBotのスマートロックの特長

「SwitchBotロック」の魅力はコスパの高さです。

解錠方法を増やしてくれる「キーパッドタッチ」と組み合わせても1.5万円未満で収まり、拡張アイテムをラインナップに並べるスマートロックの中では最安値級の価格設定です。

取り付けも簡単で賃貸物件でも使えますので、初めてのスマートロックの1つとしておすすめします。

主な特長
  • オートロックやNFC解錠、アプリ解錠の機能を搭載
  • キーパッドタッチとの組み合わせでパスコードや指紋認証も
  • 拡張アイテムアイテム込でも最安値級のコスパの高さ
  • 両面テープによる簡単取り付けで賃貸物件にも対応
  • 他のSwitchBot製品と1つのアプリでシームレスな連携が可能

スマートホーム化するならSwitchBotが手頃で便利

「SwitchBotロック」が他のスマートロックと違ってユニークなのは、SwitchBot製品のスマートホーム連携の1つに組み込めることです。

スマートリモコンの「SwitchBotハブミニ」を組み合わせれば、音声アシスタントや外出先からのリモート操作が使えたり、次のような仕組み化も構築できます。

仕組み化の一例
  1. 鍵が締まったら→エアコンを止め、カーテンを閉める(別途SwitchBotカーテンが必要)
  2. 鍵が開いたら→電気を付け、お風呂の湯沸かしを始める(別途SwitchBotボットが必要)

ちょっとした手間を減らすだけなんですが、「SwitchBotロック」の開閉と連動したスマートホーム化を一度でも経験すると後戻りは難しいかも……。

製品スペック一覧表

項目 スペック詳細
取り付け方法 貼付けタイプ
ハンズフリー解錠 なし
オートロック あり
専用端末キー あり
SwitchBotカード
権限管理 あり
電池残量お知らせ あり
開閉履歴閲覧機能 あり
Bluetooth 5.0
サイズ
(幅×奥行き×高さ)
約111.6mm×59.0mm×73.2mm
重さ 約253g
Amazon税込価格
(2023年6月25日現在)
11,980

SwitchBotロックの実機レビュー

SwitchBotのスマートロックを実機レビュー

「SwitchBotロック」を開封し設置するまでの過程で気づいたことを共有します。

記事後半では「SwitchBotキーパッドタッチ」と「SwitchBotハブミニ」を組み合わせた使用感レビューを紹介しますので、気になる箇所から確認してください。

セット内容

SwitchBotのスマートロックの同梱物

「SwitchBotロック」の同梱物は、他社のスマートロックと比べて充実していました。

「SwitchBotタグ」が付いているので、「SwitchBotキーパッドタッチ」がなくてもドアの外側にタッチ解錠(NFC解錠)を設置できます。

クリーニングティッシュまで付属するのは地味に嬉しかったです。少しの手間でも減らすSwitchBotらしい気遣いを感じました。

セット内容
  • スマートロック本体
  • CR123A×2本(本体にセット済)
  • サムターンアダプター×3種類
  • 磁石(磁気センサー)
  • SwitchBotタグ×2
  • プラスドライバー
  • クリーニングティッシュ
  • 取扱説明書
  • 予備ネジ
  • 予備両面テープ

筐体はシンプルで大きめのサイズ感

SwitchBotのスマートロックのサイズ感

筐体はプラスチック素材のシンプルで、落ち着いた非光沢のブラックなデザインです。奇をてらうことなく、部屋に溶け込みやすいスマートロックらしいデザインを踏襲しています。

手に持った感じは思ったよりもずっしりと重く、昨今のスマートロックの中では大きめです。

SwitchBotのスマートロックの重さ

実際の重さは電池込みで264g(公式スペックは253g)あり、おすすめのスマートロックと比べても重いことがわかります。

今回は1ヶ月弱の使用のため耐久テストは行っておりませんが、両面テープで固定するスマートロックは自重で落下するリスクを内包しているので、「SwitchBotロック」は落下対策も合わせて検討しておくのが良いでしょう。

付属の両面テープに不安を感じる方は、耐重量600gの「魔法のテープ」も試してみると良いかもしれません。

魔法のテープ はがせる強力両面テープ(幅5cm 長さ3M)

たった3ステップの簡単取り付け

SwitchBotのスマートロックの取り付け

取り付け方法は、これまでレビューしたスマートロックと比べても、とりわけ簡単でシンプルなのが好印象でした。

ステップを大まかに分けると①適切なサムターンアダプターを付ける、②高さ調整をする、③ドアに付けるの3ステップで完了です。

高さ調整は大雑把ではなく、ネジ穴単位で細かくできるのもGoodでした。

高さ調整の懸念

SwitchBotのスマートロックの高さ調整を比較

シンプルで簡単なのですが、懸念点が1つだけあります。

それは「SwitchBotロック」の高さ調整の上限が短く、対応できるドアに制限があるのではないか、ということです。

上の写真は筆者が保有する他社製品ですが、接着面に設置する追加アタッチメント分だけ「SwitchBotロック」は短いことがわかります。

SwitchBotのスマートロックの高さ調整

例えば今回設置した自宅の鍵シリンダー(型番名「MIWA 85RA」)に取り付けてみると、「SwitchBotロック」の高さ上限に調整してぴったりで、これから少しでも高くなると届かなかったと思います。

とはいえ追加アタッチメントがあれば解決するのかと言われると、本体重量がそこそこあるため高くなると自重で落ちやすくなるリスクもあるのかもしれません。

サムターン確認や事前チェック用のページを用意しておりますので、必ず目を通しておきましょう。

ご購入の前に – SwitchBot (スイッチボット)

オートロックはセンサーと時間式のハイブリッド

「SwitchBotロック」のオートロックは同梱品の磁石をロック本体と平行な位置に取り付けることで作動する磁気センサータイプです。

センサータイプは時間式のオートロックよりもタイムラグが生じずスムーズな点がメリットですが、「SwitchBotロック」は時間式の良い点も取り込んでいます。

具体的にはオートロックの遅延施錠という機能で、0秒〜60分の範囲から1秒刻みで設定できることです。

例えばちょっとゴミ捨てに出るだけの場合、センサー式のオートロックでは施錠されていますが、事前に遅延施錠を設定しておけばちょっとの間は解錠したままにもできます。出入りが多いオフィスで使う場合にも有効です。

NFCタグのスマホタッチ解錠・施錠もすぐ使える

「SwitchBotロック」に同梱されているNFCタグを使えば、スマホのタッチ解錠やタッチ施錠もすぐ使えます。

できるだけ費用を抑えたいならキーパッドタッチがなくても十分便利に使える機能ですが、少々使いにくい部分もあります。

使いにくいと感じたこと
  • NFCタグは1つの機能しか読み込めないため、解錠用に1つ、施錠用に1つ必要とすること
  • 厳密にはスマホをかざして表示される通知をタップして解錠・施錠をするため、2ステップ要すること

個人的には「SwitchBotキーパッドタッチ」を追加したほうがハッピーになスマートロック生活を手に入れられると思います!

アプリは使いやすく、サービス連携もスムーズ

スマホアプリは、ロック動作のタイムラグも少なく使いやすいです。

SwitchBotアプリは1アプリで複数の製品を管理・連携させて使えるのが魅力なので、「SwitchBotロック」と連携させる電化製品やサービスを考える楽しさもあります。

「SwitchBotロック」を自宅のスマートホーム化に取り組むきっかけとなりうるでしょう。

キーパッドタッチとハブミニを一緒に使ってみた感想

キーパッドタッチとハブミニを一緒に使ってみた感想

「SwitchBotロック」と「SwitchBotキーパッドタッチ」「SwitchBotハブミニ」を連携させて、ぷちスマートホーム生活を過ごした感想を、メリット・デメリット含めてお伝えします。

解錠方法が豊富、物理キーで使いやすい

「SwitchBotロック」と「SwitchBotキーパッドタッチ」「SwitchBotハブミニ」を連携させると、解錠方法の選択肢が増えます。

特に「SwitchBotキーパッドタッチ」はスマートロック生活を1ランク上に引き上げてくれるマストアイテムです。

パスコード・指紋認証・NFCカードの便利な解錠方法を追加できるのに加え、施錠ボタンも搭載されているのが地味に嬉しいポイントでした。

解錠方法
  • アプリ解錠
  • スマホのタッチ解錠(NFCタグ連携)
  • スマホのウィジェット解錠
  • AppleWatch解錠
  • 音声アシスタント
  • パスコード解錠
  • 指紋認証
  • NFCカード
  • リモート解錠
  • 物理キー

キーパッドタッチはIP65の防塵防水性能もあり屋外設置も気になりません。また動画で動作音がうるさく感じた方は、アプリでオフにできるので安心してください。

キーパッドタッチに登録できるNFCデバイスは専用カードのみ

SwitchBotのスマートロックのNFCタグの設置

残念なことに「SwitchBotキーパッドタッチ」のNFCタッチ解錠はスマホのNFCを連携できません

スマホのタッチ解錠も有効にするならNFCタグの紐付け・設置が必須となるため、写真のようにドアの外側が少し不格好になります。ただ、キーパッドタッチがあれば、スマホを取り出さずとも解錠・施錠ができるので、NFCタグは室内のスマートホーム化用に使うという方法もあります。

もしソフトウェアアップデートで解決できるなら、「SwitchBotキーパッドタッチ」にスマホのNFCも紐付けられるようになれば、かなり便利になると思いました。

指紋認証は手ぶら解錠よりも便利

SwitchBotのスマートロックの指紋認証

オートロックに加え、手ぶら解錠に期待してスマートロックを検討する方も少なくないと思います。が、現状はどのスマートロックも手ぶら解錠の精度は高くなく、期待以上の役割を担えていません。

「SwitchBotキーパッドタッチ」の指紋認証は、その手ぶら解錠と比べて高精度な代替案となるのでおすすめです。

指紋は最大で100個(うち、緊急解錠用に10個)登録できるので、家族から小規模オフィス利用にも便利に使えると思います。

ハブミニのスマートホーム化が良すぎる

「SwitchBotロック」と「SwitchBotハブミニ」を連携することで、鍵の施錠に連動して電化製品の電源を自動オフにしたり、逆に解錠に連動して給湯器の湯沸かしをオンにしたり、カーテンを開けたりということが可能になります。

例えば、上の動画では鍵の施錠に連動して外出時のエアコン消し忘れを防ぐ設定を作りました。

設定方法もアプリの案内に沿ってポチポチするだけで様々なスマートホーム化を構築できるので、他のSwitchBot製品も揃えたくなる衝動に駆られます……!

合鍵の種類を増やせるキーパッドタッチ

SwitchBotのスマートロックの合鍵

「SwitchBotロック」の合鍵(共有ホーム)は権限設定やQRコード発行がなく、鍵の開閉権限を共有するだけのシンプルな設計です。

合鍵機能を拡張するアイテムとしても「SwitchBotキーパッドタッチ」は有用です。

パスコード・指紋・NFCカードはそれぞれ最大100個登録でき、有効期間も設定できるので便利です。

鍵の種類 有効期間設定 補足
共有ホーム
(アプリ解錠/施錠の権限共有)
なし 権限解除は親アカウントのアプリで行う
パスコード ・期限なし
・期間指定
・ワンタイム
・緊急
最大100パターン(内、緊急パスコードは10個)の登録可
指紋認証 ・期限なし
・緊急
最大100パターン(内、緊急パスコードは10個)可
NFCカード ・期限なし
・期間指定
最大100枚のペアリングが可
緊急パスワードについて
使用するには「SwitchBotハブミニ」が必要ですが、緊急パスワードを使用すると家族や友人にプッシュ通知とメールを送信してお知らせする機能です。

多機能で高コスパなお手頃スマートロックシステム

SwitchBotのスマートロックの実機レビュー

「SwitchBotロック」は、拡張アイテム込みでもお手頃価格で購入できるスマートロックです。

特に「SwitchBotキーパッドタッチ」との組み合わせは高いコストパフォーマンスを発揮します。指紋認証があれば鍵はもちろん、NFCカードやスマホを取り出す必要もありません。

そこからもう一歩進んでスマートホーム化に取り組みなら、「SwitchBotハブミニ」とも連携して鍵の解錠・施錠を起点とした自動化生活も組み立ててみてください。

「SwitchBotロック」は、初めてスマートロックの検討をしている方からスマートホーム化を検討している方まで、幅広くおすすめできるアイテムです。

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