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スマートフォンと連携して操作できる「スマート家電」は、今ではスピーカーや照明、カーテン、エアコン、洗濯機、掃除機などさまざまな種類が登場しています。
本記事では、鍵を持たなくてもドアを開閉するスマート家電「SwitchBot ロックPro」について、特徴やスペック、実際に使ってみた感想などを紹介していきたいと思います。
もくじ
解説動画もチェック!
「SwitchBot ロックPro」について
今回紹介する「SwitchBot ロックPro」は、スマートロックやスマート照明などのさまざまなIoT家電を展開するSWITCHBOT社によるスマートホーム家電です。
「SwitchBot ロックPro」は、「SwitchBot ロック」の後継機として発売された商品で、自宅やオフィスの玄関などに設置しているドアの鍵を持たずにキーレスの状態で開閉が可能になります。
「SwitchBot ロックPro」の製品スペック
「SwitchBot ロックPro」のスペックについて、前機種の「SwitchBot ロック」と比較してみましたので下記の表をご覧ください。
SwitchBot ロックPro | SwitchBot ロック | |
---|---|---|
メーカー | SWITCHBOT | SWITCHBOT |
重量 | 約467g | 約390g |
本体サイズ | 約11.2 x 3.8 x 3.6 cm | 約11.2 x 5.9 x 7.3 cm |
カラー | 1色(ブラック) | 2色(シルバー、ブラック) |
バッテリー | 単三電池 x 4本:約270日 | 電池 3V CR123A x 2本:約180日 |
通信方式 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
対応OS | iOS 14.0以降 Android OS 5.0以降 |
iOS 11.0以降 Android OS 5.0以降 |
解錠方法 | スマホアプリ Apple Watch 遠隔操作 音声操作 ウィジェット操作 指紋解錠 パスワード NFCカード解錠 期間限定パスワード/指紋解錠 ワンタイムパスワード解錠 鍵の共有 1ドア2ロック対応 NFCタグ解錠 リモートボタン操作 物理鍵もそのまま使用可能 |
スマホアプリ Apple Watch 遠隔操作 音声操作 ウィジェット操作 指紋解錠 パスワード NFCカード解錠 期間限定パスワード/指紋解錠 ワンタイムパスワード解錠 鍵の共有 1ドア2ロック対応 NFCタグ解錠 リモートボタン操作 物理鍵もそのまま使用可能 |
微電流解錠 | 対応 | 非対応 |
販売開始時期 | 2023年11月21日 | 2023年7月6日 |
公式税込価格 (2024年2月現在) |
22,980円(指紋認証パッド付き) | 18,980円(指紋認証パッド付き) |
SwitchBot ロックProの特徴4つ
続いて、SwitchBot ロックProの特徴について簡単に4つ紹介します。
①安心の防犯対策
②市販の約99%に対応する適合性
③解錠方法が15種類と豊富
④指紋認証パッド(別売り)と併用できる
特徴①|安心の防犯対策
SwitchBot ロックProは、安心の防犯対策が特徴的です。
ドアの開閉状態を感知して自動で施錠する機能を搭載している他、専用アプリ「SwitchBot」内でドアの開閉状態を確認し、一括管理が可能です。
また、指紋認証パッド(別売り)は銀行にも導入されているAES-128暗号化アルゴリズムを採用しているため、連続入力ミスやパスワードの盗難、覗き見を防止することができます。
特徴②|市販の約99%に対応する適合性
SwitchBot ロックProは、どんなサムターン(市販の約99パーセント)でも対応できる無段階可変構造を採用しています。※サムターンとは、ドアの内側にあるつまみを回して施錠する鍵のことを指します。
無段階可変構造は0~23mmの範囲で対応が可能で、上写真のようにドアロックをしっかりと挟んで固定します。
プレートの高さも自由に調整が可能になっているため、どのような形の鍵にもしっかりフィットする適合性を持っている点が特徴的です。
特徴③|解錠方法が15種類と豊富
SwitchBot ロックProは、解錠方法が15種類あるという点も特徴的です。
下記15種類の解錠方法によって鍵を持たないキーレス生活が可能になります。
SwitchBot ロックProの解錠方法
-
- アプリ操作
- AppleWatch
- 音声操作
- 遠隔操作
- ウィジェット操作
- 指紋解錠
- パスワード解錠
- ワンタイムパスワード解錠
- 期間限定パスワード
- NFCカード解錠
- NFCタグ解錠
- リモートボタン操作
- 1ドア2ロック対応
- 鍵の共有
- 物理鍵
複数人でシェアするオフィスではパスワード解錠を使い、自宅で友人が遊びに来る時に期間限定パスワード、家事代行サービスの時にはワンタイムパスワードを使うなど、その時々のシーンに合わせた解錠方法を選ぶことが可能です。
特徴④|指紋認証パッド(別売り)と併用できる
SwitchBot ロックProは別売りの指紋認証パッドとセットになっている「SwitchBot ドアロックProセット」も販売されています。
指紋認証パッドを併用することで、わずか0.3秒で指紋を識別し、解錠することが可能です。
その精確率は98パーセント以上を誇っており、お年寄りや子供の指紋でもしっかり認証することが可能です。
SwitchBot ロックProの実機レビュー
それでは、SwitchBot ロックProの実機を実際に使用してみたいと思います。
SwitchBot ロックPro 同梱物
SwitchBot ロックProの箱の中には、ロックPro本体の他に、サムターンホルダー、プラスドライバー、磁石、接着促進剤、クリーニングティッシュ、固定補強テープ、取扱説明書などが同梱されています。
SwitchBot ロックProの取り付け手順
SwitchBot ロックProの取り付けは、専用アプリ「SwitchBot」をダウンロードし、下記写真のような流れになっています。
SwitchBot ロックProの取り付け手順
-
- 専用アプリ「SwitchBot」をダウンロード
- 「SwitchBot」アプリ内で+ボタンからデバイスを追加
- セキュリティのロックProを選択
- ロックProの絶縁シートを取り除き電源を入れて接続する
- ファームウェアをアップデートする
- 「SwitchBot」アプリ内でロックProを追加
- ロックProのサムターンホルダーを取り付ける
- ロックProの設置位置を決めて、高さを調整し、取り付ける
- 磁石を設置する
- 固定補強テープを貼り付けて固定する
- 解錠・解錠位置を記録する
わかりやすい動画や図が用意されていたり、設置する壁を綺麗にするクリーニングティッシュなども用意されているなど細かなところまでサービスが行き届いており、とても親切な印象を受けました。
設置にかかった時間は約25分ほどで、スマート家電初心者でも簡単に取り付けることができました。
指紋認証パッドの取り付け手順
続けて、ドアの外側に指紋認証パッドを取り付けます。
指紋認証パッドの取り付け手順
-
- 専用アプリ「SwitchBot」内のロックPro BDでキーパッド(未登録)を選択
- 指紋認証パッドに電池を入れる
- 指紋認証パッドを追加
- ロックに指紋認証パッドを登録する
- テスト用パスコードを入力
- 指紋認証パッドを取り付ける
- 指紋を登録する
- 自動施錠を登録する
- アラート通知を登録する
こちらの指紋認証パッドの設置は、SwitchBot ロックProの設置よりも簡単に取り付けることができます。
SwitchBot ロックProと指紋認証パッドの壁への設置は、ネジと両面テープの2種類から選ぶことができ、ネジ固定の方が防犯のセキュリティ度が上がります。
筆者の場合は、今回どちらも両面テープで設置しました。
SwitchBot ロックProを実際に使ってみた感想
ここから、SwitchBot ロックProを実際に1週間ほど使ってみて感じたことをポイントごとに紹介していきます。
◯:従来の鍵よりもスムーズに解錠できる
ドアの内側に設置したSwitchBot ロックProについては、外出時や帰宅時にバッグの中から鍵を探し出す必要がなく、よりスムーズに開閉ができてとても楽でした。
また家族が帰ってくる際には、玄関へ行かずともアプリ操作でドアのロックを解錠しておくことができます。
急いでいたりする時にはスマホを取り出してのアプリ操作ではなく、上動画のように物理的なボタンを押したり、ノズルを回したりと手動で開閉できるのもアナログですが便利だなと感じました。
◯:指紋認証パッドの併用によって、より便利でスマートに
ドアの外側に取り付けた指紋認証パッドは、ドアの開閉をもっとスマートに、より便利にします。
親指を押し当てると、すぐに緑色の解錠マークが点灯してドア開閉が可能になります。
指紋は最大100個まで登録可能なため、親指だけでなく人差し指も、家族分の指紋まで登録が可能です。
また、たとえ指紋認証を登録していなくても、上動画のようにNFCカードでの施錠も楽々でした。
NFCカードを持っていなくても、設定したパスコードでの解錠も可能です。
さらに、元々使用してる鍵(物理キー)でも開けることが可能なので、万が一のために持っておくと安心できます。
◯:ドアの開閉履歴を細かく把握できる
SwitchBot ロックProを使っていて、アプリ内でドアの開閉記録を把握できるところも良かった点です。
施錠や解錠がアプリで操作されたものなのか、手動or自動での施錠なのかを確認することができるため、異変にすぐ気づけるようになっていて安心です。
また、SwitchBotハブミニやSwitchBot ハブ2を併用することで、ドアが開くとすぐにスマホへ通知が届く設定にすることも可能になっています。
子どもや家族が多い家庭では、複数出入りした記録を確認できるため、防犯のセキュリティ対策としても安心できるのではないでしょうか。
◯:超寿命のロングバッテリーと安心な微電流解除機能
SwitchBot ロックProは、ドアの開閉頻度にもよりますが、設置してから9〜12ヶ月間使用することができるバッテリー量を有しています。
指紋認証パッドの方は、1日あたり10回解施錠を行った場合に約180日間の使用が可能です。
どちらもバッテリー寿命が長いため、いつバッテリーが切れてしまうのか逆に不安になることもありそうですが、SwitchBot ロックProの電池が切れた場合には、微電流解除機能の搭載により緊急で30秒間の解錠が可能になっています。
指紋認証パッドも、バッテリー残量不足なった際事前にプッシュ通知が送信されます。
△:遠隔操作にはSwitchBotハブミニが必要
SwitchBotハブミニやSwitchBot ハブ2を併用することで、外出先での遠隔操作も可能です。
筆者はSwitchBotハブミニを持ち合わせていないため、Bluetooth圏外になると上写真のように接続することができず、アプリ操作ができません。
SwitchBotハブミニを用意することで、より利便性が高くなっておすすめです。
△:二重ロックのドアなら2台分のロックProが必要
筆者の玄関ドアは、上写真のように上と下に鍵を2つ設置した二重ロックになっているため、2台分のSwitchBot ロックProが必要になります。
SwitchBot ロックProセット(指紋認証パッド付き)は税込22,980円に対し、SwitchBot ロックPro2台+指紋認証パッドでは税込37,010円となっており、初期費用が少し嵩んでしまいます。
もちろん、上の鍵だけにSwitchBot ロックProセット(指紋認証パッド付き)を使用し、下の鍵は物理キーのみで開閉することも可能でした。
一方で、2台のSwitchBot ロックProを連動させる「ツインロックモード」があり、1回の解錠で2つのSwitchBot ロックProを動作させることが可能です。
「SwitchBot ロックPro」はこんな人におすすめ
「SwitchBot ロックPro」を持っていると便利でおすすめな人(向いている人)は、玄関ドアのセキュリティ度をより上げたい人です。外観からセキュリティがしっかりしていることで盗難や空き巣防止になる他、ドア解錠の警報や通知を設定することもできます。
また、上写真のような物理キーを持つことや、カバンの中で物理キーを探す手間もなくなり、よりスマートでスピーディーなドア開閉が可能になりました。
家族や従業員など複数人でドアの物理キーを共有している方には、鍵を随時複製する必要がなくておすすめです。
スマート家電を使ったことがないという人も、簡単に設置することが可能な他、携帯アプリの操作で完結できるというスマート家電のメリットを感じられるのではないでしょうか。
「SwitchBot ロックPro」はセキュリティ対策にも繋がって、忙しい時間帯の余裕やゆとりを生むスマート家電
スマートホーム家電のSwitchBot ロックProを紹介してきました。
SwitchBot カーテン3に引き続き、スマート家電を使ってみましたが、家から外出する際や帰宅した際などのドア開閉のスマートさはとても快適でした。
重い荷物を持っている時でも指紋認証によってすぐに開閉でき、自動施錠を設定しておくことで鍵の閉め忘れもありません。
朝の忙しい時間帯や疲れた帰宅時のドア開閉がよりスムーズになり、ちょっとした余裕やゆとりが生まれます。
設置が簡単で導入しやすいため、スマート家電初心者にもおすすめなホーム家電です。
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