心おどる"未体験"との出会いを。

検索

ケンコーの5インチ液晶フィルムスキャナー KFS-14WSを実機レビュー!簡単操作で思い出をデータ化

endo
endo

更新日2022/10/13

ケンコーの5インチ液晶フィルムスキャナー KFS-14WSを実機レビュー!簡単操作で思い出をデータ化

皆さん、写真のフィルムを目にした事はありますか?茶色で透明なシートに入っているやつです。

最近はデジタルカメラや、スマートフォンのカメラ機能の向上で、だいぶ登場の機会は少なくなった印象がありますよね。

しかし実家に帰省すると、思い出の写真の他に大量のフィルムを目にすることありませんか?

写真フィルムは意外とかさばり、スペースを埋めてしまう割に、大切な思い出でもあるし簡単に処分もできない。

そんな悩みを解決するべく、今回はケンコーから発売されているフィルムスキャナーを紹介します!

フィルムのスキャンなんて難しく見えるかもしれませんが、自宅でとっても簡単にフィルムをデータ化することができます♪

私が実機でスキャン時間のタイムアタックにも挑戦していますので、ぜひご覧ください!


フィルムをデータ化する1番のメリット

ケンコーの5インチ液晶フィルムスキャナー KFS-14WSのメリット

フィルムをデータ化する1番のメリットは思い出をバックアップし、ずっと残せることです。個人的にはフィルム+データの両方で保存することをおすすめします。

ちょっと重たい話になりますが、私の故郷の東北地方は、ここ10年の間に大きな震災や水害などで何度も甚大な被害を受けてきました。

その度に、「写真やフィルムを紛失した、破損してしまった。」という話をよく聞きます。

もし写真やフィルムを紛失/破損することになっても、事前にデータに残しておけばバックアップという面でも安心できますよね。その一瞬一瞬を大切に残していくためにも、フィルムで残っている記録は早めにスキャンしておくことをおすすめします。

ケンコーのフィルムスキャナー KFS-14WSを早速レビュー

フィルムをデータ化する上でおすすめしたいのがケンコーのフィルムスキャナー KFS-14WSです。

5インチの大画面・使いやすいボタンサイズ・コンパクトで可愛らしいデザインと、初めて使う人も迷うことなく簡単に操作/確認ができちゃいます。片手にのるくらいコンパクトで、本体は約305グラムしかありません。

最初見た時は「本当にこれでスキャンできるの!?」と思ったほどです・・・。でも、できちゃうんですよね〜!

では詳しく見ていきましょう!

セット内容

ケンコーのフィルムスキャナー KFS-14WSのセット内容

ケンコーのフィルムスキャナー KFS-14WSに含まれるセット内容はご覧の通りです。

購入品にはフィルムに指紋がつくのを防ぐ手袋が付属しますが、レンタルする場合はご自身で用意していただく必要があります。

  • フィルムスキャナー KFS-14WS 本体
  • ACアダプター
  • USB-PC接続ケーブル
  • HDMI接続ケーブル
  • マウント用ホルダー
  • 各種アタッチメント(35mmフィルム用/126フィルム用/110フィルム用)
  • 清掃用ブラシ
  • 取扱説明書
  • 手袋

大きい液晶画面とボタンサイズ

大きい液晶画面とボタンサイズ

ケンコーのフィルムスキャナー KFS-14WSの液晶画面は5インチと一般的なスマートフォンの画面よりも大きく、画像の確認がしやすいのがありがたいポイントです。

加えて各種ボタンも分かりやすいアイコンが大きく添えられており、直感的に操作できます。特にスキャンするときに使用するOKボタンが大きく、サクサク作業することができました。

背面には3種類のインターフェース

背面には3種類のインターフェース

本体背面には3か所の差し込み口(インターフェース)が搭載されています。

  • USB-C:電源入力。また、SDHCカードを挿したままパソコンに繋げるとデータ移行も可能。
  • HDMI:テレビやモニターに繋ぐことで大画面で楽しめます。
  • SDスロット:SDHCメモリーカードの挿入口。保存用SDHCカードの挿入口です。4~32GBまでのSDHCカードを必ず購入しておきましょう。新品もしくはパソコンでフォーマットしたものをお使いください。

製品スペック一覧表

ケンコーの5インチ液晶フィルムスキャナー KFS-14WSのスペックを一覧表にまとめました。

項目 製品スペック
イメージセンサー 1400万画素 1/2.33型 CMOS
有効画素数 1240万画素(35mmフィルム)
焦点距離 f=5.1mm
液晶モニター 5インチ IPS (960×540ピクセル)
外部メモリーカード SDHCメモリーカード :4GB〜32GB(別売)
露出補正 9段階
スキャン解像度 3200dpi
スキャン時間 ネガ・ポジ・B / W フィルム(14MB):約2秒
ネガ・ポジ・B / W フィルム(22MB):約3秒
画像形式 JPEG
対応フィルム ・35mm (カラーネガフィルム、カラーリバーサルフィルム、白黒ネガフィルム)
・110 (カラーネガフィルム、カラーリバーサルフィルム、白黒ネガフィルム)
・126 (カラーネガフィルム、カラーリバーサルフィルム、白黒ネガフィルム)
スキャンエリア 35mm:約21×32.5mm
110:約11.5×15.5mm
126:約25×25mm
光源 白色LEDバックライト×3個
出入力ポート USB 2.0
電源 ACアダプター、USBバスパワー
消費電力 5W(定格電圧 DC5V ✕ 定格電流 1A)
サイズ
(幅✕奥行き✕高さ)
約136mm×124mm×95mm
重さ 約305g
※付属品を含まず
同梱品 本体、ACアダプター、USB-PC接続ケーブル、HDMI接続ケーブル、マウント用ホルダー、35mmフィルム用アタッチメント、
126フィルム用アタッチメント、110フィルム用アタッチメント、清掃用ブラシ、手袋、取扱説明書

フィルムスキャナー KFS-14WSの基本操作

フィルムスキャナー KFS-14WSの基本操作

では、ケンコーのフィルムスキャナー KFS-14WSを使って実際にスキャンしてみましょう!

今回は一般的なご家庭でよく使われていた35㎜サイズのフィルムで解説します。

最初に電源を入れたら、画面の1番左にあるフィルムマークを選択してください。

1. フィルムの色を選択

フィルムの色の種類を選択

3つのアイコンが表示されますので、カラーフィルムなら真ん中、モノクロフィルムなら右のフィルムマークを選択します。

今回はカラーフィルムなので真ん中を選択しました。

ちなみに左のフィルムアイコンは「リバーサルフィルム」という特殊なフィルム専用になります。

2. フィルムの大きさを選択

フィルムの大きさを選択

次に指定するのがフィルムサイズです。

今回は35mmのカラーフィルムを使っているので「135」と書かれたフィルムを指定します。

ケンコーの5インチ液晶フィルムスキャナー KFS-14WSでフィルムサイズの選択

スキャンするフィルムの大きさが分からないという方は、上の写真を参考にして選択してください。

3. マウントにフィルムをセット

ケンコーのフィルムスキャナー KFS-14WSでスキャンするフィルムの指定が完了したら、マウント用フォルダーに135フィルム用アタッチメントを装着し、フィルムをセットしてふたを閉じます!

一度挟むと、手でフィルムを左右に動かすことができます。

4. セットしたマウントを本体に挿入

マウントにある▽が目印にして、フィルムスキャナー KFS-14WSに挿入します。

写真のように画像が表示されますが、5インチと大きい画面で確認できるので、写真の細部を確認しやすいです!

5. OKボタンを押してスキャン完了

液晶画面で写真を確認し、問題なければOKボタンを押すとスキャン完了になります。

設定からスキャン完了までたったこれだけの手順で終わりますので、本当にあっという間にデータ化できてしまいました。

明るさ(露出)・色合い(色調)の調整方法〜応用編〜

基本的なスキャン方法は上記で説明した通りですが、フィルムスキャナー KFS-14WSの便利な機能の1つに、スキャンデータの明るさと色合いを簡単に調整する機能があります。いわゆる露出補正と色調補正ですね!

今回スキャンした写真では調整しなくても、そのままでちょうど良い写真ばかりだったのですが、作品ぽくしたり、SNSに投稿したりと考えている方にとっては便利な機能です。

ポジフィルムが楽しいよ〜番外編〜

今回は一般的な家庭で多く使われていたカラーネガのフィルムにスポットを当ててレビューをしましたが、フィルムスキャナー KFS-14WSはマウントに挟んだままのポジフィルムもスキャンできるのです!

筆者の私はこれがもう、、楽しすぎて楽しすぎて、、、

昔の記憶がよみがえってしまって長時間スキャンをして遊んでしまいました。

ぜひポジフィルムが残っている方は、記憶をたどりながらスキャンを楽しんてください。

スキャンのタイムアタックをしてみた

フィルムスキャナー KFS-14WSを使って、1本(約30枚)のフィルムにどれくらい時間がかかるのか、タイムアタックにチャレンジしました!

結果は「3分51秒」、1枚あたり約8秒です!慣れればもっとサクサクできるかも?

あっという間に1本分のスキャンが終了し、単純な操作でストレスなく作業を行うことができました♪

短時間でスキャンすることができるので大量のフィルムを簡単にスキャンしたい人にはとてもぴったりな製品です。

思い出の写真はデータにして大切に

ケンコーのフィルムスキャナー KFS-14WSは、自宅て簡単にフィルムをスキャンできるタイプなので、正直なところ解像度や色合い的には少々物足りない印象もあったのですが、スマートフォンで見るには十分すぎる画質です。何よりもスキャンの手軽さが全てにおいて上回りました。

思い出の写真をご家族と共有したり、SNSの投稿などに利用できたりして用途は無限大です。

フィルム6本分くらいあればお店でデータ化を頼むよりもコスパが良いですよ♪

大切な思い出をより安全に残しておくためにも、ぜひ一度お試ししてみてください!

※ちなみに私は子供のころの写真をスキャンしてSNSのアイコンにしています。こちらの写真です。だいぶ可愛いです。

スキャナーはレンタルがおすすめ

家にあるフィルム、写真をまとめてデータ化したい方はスキャナーのレンタルがおすすめです。

家電レンタルのRentio(レンティオ)では、3泊4日から各種スキャナーやスキャナーセットのレンタルを提供しています。

借りた製品が気に入った場合「そのまま購入」することもできますので、まずはお試しでレンタルするのもおすすめです。

[レンタル] スキャナー 使う期間だけ借りるなら – Rentio[レンティオ]

関連記事

富士通 ドキュメントスキャナー ScanSnap IX500Aを使って4種の書類をスキャン!チェキの写真まで? – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Canon SELPHY CP1300 実機レビュー。写真印刷がもっと身近になるコンパクトフォトプリンター – Rentio PRESS[レンティオプレス]

カール裁断機「DC-210N」と富士通スキャナ「ScanSnap FI-IX500A」で電子書籍化してみた – Rentio PRESS[レンティオプレス]

PC・タブレット・周辺機器のレンタル一覧 PC・タブレット・周辺機器の中古品はレンティオアウトレット

よく読まれている記事プリンタ・スキャナーカテゴリのランキング

ピックアップ記事

- PICK UP -
  • スペシャルコンテンツ
  • カメラレビュー
  • カメラの基本解説シリーズ
  • コンサートでの双眼鏡の見え方シリーズ
  • レンティオライブ
  • わたしのカメラ
campaign-banner