Weber(ウェーバー) Pulse 1000の実機体験レビュー!日本初のスマート電気グリルの実力とは
更新日2024/11/26
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家のベランダや玄関先、庭でバーベキューやホームパーティに使えるコンロを探している方に朗報です。2021年3月2日に、世界シェアNo.1のBBQグリルメーカー「Weber(ウェーバー)」から日本初のスマート電気グリルが発売されました。
炭やガスを別に用意しなくても、自宅の家庭用コンセントに繋いですぐ使える高火力の本格グリルです。
今回は日本のフラッグシップストアである「Weberストア青山」にお邪魔する機会を頂き、Weber Pulse 1000(ウェーバー パルス 1000)を体験することができたので、どんな製品なのかその特長を紹介したいと思います。
もくじ
Weber PULSE 1000の特長
「Weber PULSE 1000」は炭やガスの直火では難しかった手軽さと一定の温度設定を可能にした電気グリルです。準備から後片付けまで簡単に使用することができるため、自宅で本格的なバーベキューをしたい方におすすめのアイテムです。
- 庫内温度は300度超の高火力
- 電気式温度管理機能が搭載し温度設定とキープが可能
- (炭やガスと比べて)煙の発生が少ない
- 専用アプリ「Weber Connect」と連携し、温度管理や調理手順、食品の中心温度の確認ができる
- 電気グリルだから準備や片づけが楽ちん
- 様々なグリルアクセサリーを用意しカスタマイズも自由
- 電源ボタンと温度設定ダイヤルの簡単操作
[レンタル] Weber ウェーバー バーベキューコンロ 電気グリル PULSE 1000 – Rentio[レンティオ]
製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
温度範囲 | ダイヤル式 LOW:93度〜149度 MED:176度〜232度 HIGH:260度〜316度 |
温度単位 | 摂氏/華氏 |
焼き網素材 | ホーロー加工の鋳鉄 |
温度表示 | LEDディスプレイ ※リアルタイム表示 |
消費電力 | 1300W(100V 50Hz/60Hz) ※1時間あたり約35円 |
電源コード | 約1.7m |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約60.5cm×53.5cm×33.0cm ※調理エリア:約41cm×32.3cm |
重さ | 約19.89kg |
公式税込価格 (2021年6月30日現在) |
59,990円 |
付属品一覧
「Weber PULSE 1000」に付属されるセット内容をまとめました。
写真上の○部分が温度プローブとなり食品の中央部分に差し込んでおくとスマホアプリで温度管理ができるようになります。最大2本まで同時使用が可能なため、別途購入で追加することも可能です。
写真下の○部分が温度コントローラーとなり、電源ボタンのオン/オフと温度設定ダイヤルを使った調整ができるパーツになります。本体から簡単に脱着することもできますので、本体内部をガッツリ清掃したいときに取り外して行います。
- Weber PULSE 1000本体(ヒーター+着脱式ボウルライナー)
- 温度コントローラー×1
- 温度プローブ(温度計)+ケーブルカバー×1セット
- 焼き網(鋳鉄)×2枚
- スライド式キャッチパン+使い捨てドリップパン×1セット
Weber PULSE 1000の実機レビュー
伺った「Weberストア青山」に併設された「Grill Academy(グリル・アカデミー)」にて、専門スタッフからの解説を聞きながら、実際に見て、触り、体験してきた「Weber PULSE 1000」のレビューをまとめました。
公開されている情報やスペックだけでは分からない部分について質問をさせていただきましたので、情報収集の補完になれば幸いです。
まず試してみたいという方のためにレンタルサービスも提供しています。
[レンタル] Weber ウェーバー バーベキューコンロ 電気グリル PULSE 1000 – Rentio[レンティオ]
成人男性が持ち運べるサイズ感
スペック上は約60.5cm×53.5cm×33.0cm(幅×奥行き×高さ)、重さ約19.89kgです。
サイズ感としては成人男性が抱えられる程度になります。重さの大半が鋳鉄素材の焼き網が占めますので、焼き網と別々にすれば本体自体は軽々と持ち運ぶことができます。
庫内温度は最大316度の高火力
電気グリルはガスや炭と比べて火力が弱いと言われていましたが、「Weber PULSE 1000」は窯蓋付きの電気式グリルコンロなので庫内温度を最大316度までの高火力に設定することができます。焼き網は鋳鉄製で蓄熱性も高く、一定の温度で調理しやすいのもポイントです。
また電気式のため外気温に左右されにくいというメリットもあります。
電気代は1時間あたり約35円
庫内温度を最大316度まで設定できる高火力グリルでありながら、かかる電気代は1時間あたり約35円だけです。3時間バーベキューを楽しんだとしても約100円で済んでしまいます。
ガスや炭のように残りの保管(もしくは廃棄)を考える必要もありませんので、必要な分だけ最低限の費用を負担するだけで使えるメリットがあります。
なお、「Weber Pulse 1000」の電源プラグはアース付き3本プラグで約1.7mなので、エアコン用のコンセントから引っ張ってくるか、届かない場合は延長コードと2ピン変換プラグを組み合わせて使いましょう。
使い方は超簡単
使い方はとても簡単で、基本的に次のステップで簡単かつ美味しく焼き上げることができます。
- 使い捨てドリップパンを付ける
- 電源プラグを差し込む
- 温度コントローラーの電源ボタンをオンにする
- 温度設定ダイヤルで庫内温度を調整する
- のLEDディスプレイに表示された温度を確認する
- 食材を並べたら蓋を閉める
- 焼き上がりの時間を計る
- 完成
ドリップパンは交換して使用
油受けには、スライド式キャッチパンにセットする使い捨てドリップパンを使用します。交換するだけで良いので、手入れ方法同様に水洗いの必要もありません。後片付けも簡単です。
また厚手で丈夫な作りをしているため、そのまま調理に使うこともできます。
専用アプリのWeber Connectで温度やレシピを確認
「Weber PULSE 1000」がユニークなのは、スマホの専用アプリ「Weber Connect」(App Store / Google Play)とペアリングし、庫内の温度や調理手順を確認したり、温度プローブを使って食材中央のターゲット温度を確認できることです。
アプリ内には食材や食材の厚さや焼き加減によって温度や焼き時間をまとめた手順が紹介されており、バーベキュー初心者でも美味しく焼き上げることができるアシスト機能が搭載されています。
原則水洗い不要のお手入れの簡単さ
「Weber Pulse 1000」は使い方だけでなく、その手入れのしやすさも魅力的です。基本的に水洗いは不要で、使用前と使用後庫内を炭化消毒します。
庫内の汚れがひどく水洗いが必要な場合は、温度コントローラーが最低限の防滴防水しか施されていないため先に取り外してから手入れを始めるようにしてください。
- 蓋を閉めた状態で庫内の温度設定を250度以上にする
- 10分程度そのままにする
- 専用ブラシで磨きキレイにする
ちなみに水洗いしなくても、油汚れのこびりつきは定期的にクックボックススクレーバーを使って削ぎ落としておくと便利です。
炭化消毒は必ず決められた温度以上かつ決められた時間以上で行うようにしてください。焼きが甘かったりすると、炭化していない食材がブラシ等にくっつき、それらが食中毒の原因となることもあります。
庫内が真っ黒なのは正常な状態
使用回数を重ねると庫内が真っ黒になっていきますが、炭化消毒ができていれば安全に使える正常な状態です。
変に元のシルバーに戻そうとすると傷が付きパフォーマンス低下に繋がる恐れがありますので、使用前と後とで炭化消毒をする習慣を付けておきましょう。
Weber PULSE 1000を体験してみた感想
「Weber PULSE 1000」を使って野菜やサーロインステーキを調理してもらい、リアルなバーベキュー体験をしたなかで感じたことを紹介します。
五感で楽しめるプロダクトデザイン
「Weber PULSE 1000」はスタイリッシュな見た目、調理中に漏れてくる煙と香り、ジュージューと聞こえてくる音、そして最後に食事、と五感で楽める製品であることを教えてくれました。
一度「Weber PULSE 1000」を使ってしまうと、それが目の前にあるだけでバーベキューを日常的にやりたくなるような中毒性があります。専用カートもあればいつでも引っ張り出してきやすく、また使いやすくなるので、ぜひセットで揃えたい電気グリルです。
グリル野菜はみずみずしい
蓋を閉めて短時間で焼き上げるため、野菜は中までしっかり火が通っていながらもジューシーな仕上がりになっていました。
ポイントとしては香草(今回はバジル)とオリーブオイルを多めに絡めることで、熱源ヒーターに滴り落ちた際に発生するスモークがいい感じのフレーバーとなり、香りと一緒に味わうことができることだそうです。
夏野菜のズッキーニは本当美味しかったです!
ステーキは言うまでもなく最高の仕上がりに
サーロインステーキは言うまでもなく最高の仕上がりだったのですが、ジューシーさ以上に表面に付着した香り(スモーキーフレーバー)に感動しました。
ベストな焼き加減で仕上げるには、できるだけ庫内の温度を一定にしなければいけないため、蓋を開けるのはひっくり返すときのみ。専用アプリの「Weber Connect」とプローブでモニタリングできるので、誰でも完璧なタイミングで調理できるのも「Weber PULSE 1000」の魅力です。
電気グリルや肉汁などの旨味が滴っても熱源面積が少ないため、炭やガスと比べるとスモークが少なくなるそうです。煙が少なければ使用できる環境も増えるので良いのですが、一方で食材に移るスモーキーフレーバーの総量が減ってしまうのは少し残念な気持ちもあります。
煙は思ったよりも多いかもしれません
炭やガスと比べれば煙が少ないとはいえ、ホットプレートのように室内で使えるわけではありません。あくまでもバーベキューグリルであるため、室外(ベランダのような半室外)で使うことが前提になります。
そのため立地や隣人への配慮等は必要な製品になります。
Weberストア青山の店舗紹介
今回伺った「Weberストア青山」では、Weberの全グリルやアクセサリーを取り揃えているので、実際に見て触ることができます。店内には専門スタッフが常駐しておりますので相談することも可能です。
また店内に併設された「Grill Academy」では、スペシャリストが実機を使ったレクチャーや貸し切りのプライベートバーベキューを提供していますので、Weberのグリルに触れながらバーベキューの楽しさに触れることもできます。(要予約・有料)
店舗アクセス
店舗形態 | フラッグシップストア ※Weberグリルアカデミー併設 |
---|---|
営業時間 | 10:00〜19:00 |
定休日 | 月/火 |
アクセス | 〒107-0062 東京都港区南青山6-10-11 フォーリーフ南青山2階 |
電話番号 | 03-6805-1196 |
クレジットカード | 可 |
誰でも手軽かつ簡単にグリル調理ができるWeber PULSE 1000
Weber社60年以上のノウハウと最新の技術が搭載された「Weber PULSE 1000」は、誰でも簡単にグリル調理が出来るアイテムです。バーベキューのプロフェッショナルでなくても、最高のおもてなしを提供できる製品とも言えるでしょう。
日本のマンションでも使える仕様になっていますので、アメリカ式の本格派バーベキューグリルをぜひ家庭で体験してみてください。
電気グリルやホットプレートは試してから購入を
「自宅に設置するために必要なスペースが十分あるのか」
「買ったいいけど宝の持ち腐れにならないだろうか」
など、実際に使ってみないと分からないことはたくさんあると思いますので、そんな時に購入前のお試しレンタルをおすすめします。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、Weber PULSE 1000のレンタルをはじめ、ホットプレートのレンタルも提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、ホームパーティやバーベキュー前にいくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
[レンタル] Weber ウェーバー バーベキューコンロ 電気グリル PULSE 1000 – Rentio[レンティオ]