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おうち焼き肉って、コスパも良くて盛り上がって最高ですよね。
ですが、おうち焼き肉で最大のハードルとなるのが部屋に充満する煙とニオイ。
煙のニオイがカーテンやソファについてしまって翌日も焼き肉臭のする部屋で過ごすことに…なんて経験のある方も多いのではないでしょうか。
もう二度とそんな悲劇を繰り返さないために開発されたのが、無煙(減煙)タイプのロースターやホットプレート!
ファンで煙を吸い込んだりプレートの穴に油を落としたりすることで、ニオイの原因となる煙が出にくい工夫がされているホットプレートです。
今回はそんな減煙機能を搭載した無煙ロースター・減煙ホットプレートの中から、人気の「アラジン グラファイトグリラー」「山善 XGRILL PREMIUM」「象印 やきやき」「ブルーノ コンパクトグリルホットプレート」「アイリスオーヤマ 網焼き風ホットプレート」を用意し、実際に焼き肉をしながら性能を比較しました。
ニオイや煙を気にせず安心して焼き肉ができる無煙ホットプレートはどれなのか!?ぜひその目でご確認ください。
もくじ
そもそもなぜ焼き肉で煙やニオイが出るの?
おうち焼き肉の天敵である煙やニオイは、そもそもなぜ発生するのでしょうか?
大きな原因となるのが、お肉から出る「油」です。
油がプレート上で加熱されることで油の混じった煙が発生し、その煙が部屋中に蔓延することで焼き肉臭の原因になってしまいます。
特に壁紙やカーテン、ソファーなど洗いづらい布製品などにニオイが残りやすいので、とにかく最初から煙を発生させないことが重要となります。
そこで活躍するのが、煙が出にくい無煙ロースター・減煙ホットプレートなのです!
人気の無煙ロースター・減煙ホットプレート5機種を紹介
今回用意した無煙ロースター・減煙ホットプレートは、こちらの5機種!
いずれも減煙機能を搭載している人気のホットプレートです。
まずは、それぞれの無煙ロースター・減煙ホットプレートの特徴をかんたんにご紹介します。
象印「やきやき EA-GZ30」
象印のやきやきシリーズは、ロングセラーの定番ホットプレートです。
なかでもEA-GZ30は大型&多機能なモデルで、油が落ちやすい穴あきプレートを付属。平面プレートと比べて煙を半分にカットできるそうです。
平面・たこ焼きのプレートも付属した万能タイプのホットプレートで、減煙効果もあるなら嬉しいですよね。
ブルーノ「コンパクトグリルホットプレート BOE109」
おしゃれで人気のブルーノの減煙ホットプレートが、コンパクトグリルホットプレートです。
下部の引き出しのような部分が水トレイになっていて、穴のあいたグリルプレートから油が下に落ちる構造になっています。
見た目もかわいくてコンパクトなので、しっかり煙を減らせるなら少人数でのおうち焼き肉にぴったりですね。
アイリスオーヤマ「網焼き風ホットプレート APA-137」
アイリスオーヤマの網焼き風ホットプレートは、大型でコスパの良い減煙ホットプレートです。
穴のあいた網焼き風焼き肉プレートで、油を落として煙をカットします。
平面・たこ焼きプレートも付いて1万円前後で手に入るので、コスパ良くおうち焼き肉を楽しみたい方にとっては有力候補となりそうです。
アラジン「グラファイトグリラー グリルプレート AEG-G13A」
アラジンのグラファイトグリラーは、上部に搭載された遠赤グラファイトヒーターで加熱するロースターです。
熱源が上部のみにあるので、油を直接プレートで熱することがなくプレートの穴から油が落ちやすい構造になっています。
今回の中では最も独特な形状の商品なので、どのような結果となるか楽しみですね。
山善「煙の少ない焼肉グリル XGRILL PREMIUM YGMC-FXT130」
山善のXGRILL PREMIUMは、吸煙ファンを搭載しているのが特徴。焼いている時に出た煙を、側面の穴から直接吸い込んでしまう画期的なホットプレートです。
さらにプレートも油が下に流れやすい立体的な「X」形状となっていて、煙が出づらい構造となっています。
まさに“おうち焼き肉のために作られた一台”といった仕様ですが、実力の程はどうなのでしょうか!?
実際に焼き肉をしながら無煙ホットプレートを4項目で比較
それでは、実際に焼き肉をしながら無煙ロースター・減煙ホットプレートを比較してみましょう。
スペックだけではわからない違いについても、詳しく検証していきたいと思います。
今回検証する内容がこちらの4項目です。
下部の水トレイに水を入れて、予熱が完了したら検証スタートです!
1. 煙の少なさの検証
まずは、無煙ホットプレートで重要な「どれだけ煙を減らせるか」について検証していきます。
煙が出やすい脂の多い肉(豚トロ3枚)と焦げやすいタレ付き肉(タレ付きカルビ4枚)を焼いて、煙の様子を撮影しました。
肉をひっくり返した直後がとくに煙が多かったので、そのタイミングでの動画と静止画で煙の量を比較しています。
象印 やきやき
まずは定番のホットプレート「象印 やきやき」を検証します。
お肉をひっくり返した瞬間はやはり煙が多く出ましたが、その後は油やタレが下に落ちたからか煙が落ち着きました。
常に煙が立ち昇っている状態にはならなかったので、おうち焼き肉でも十分使える程度かとは思います。
お肉もこんがりと美味しく焼けました!
ブルーノ コンパクトグリルホットプレート
続いて、「ブルーノ コンパクトグリルホットプレート」を検証します。
こちらは先ほどの象印とは違って、常にモクモクと煙が出続けている状態でした。
少し離れた場所の換気扇を回していても肉を焼いている間は煙が滞留してしまうほどだったので、減煙効果は低そうです。
ただ加熱力は相当あるようで、お肉の焼けるスピードは非常に早かったです。
このように、焼き目がしっかりとついてこんがり美味しく焼き上がりました。
アイリスオーヤマ 網焼き風ホットプレート
続いて、「アイリスオーヤマ 網焼き風ホットプレート」を使ってみます。
ひっくり返すときに少し煙が出ましたが、すぐに落ち着いて煙の少ない状態をキープしていました。
ただ、ブルーノとは反対で火力が弱いのか、煙は少ないものの肉が焼けるスピードも遅め。焼き目もあまりつかず、ふんわりとした焼き上がりとなりました。
焼けるのに時間がかかってイライラしてしまう方には不向きかもしれませんね。
アラジン グラファイトグリラー
続いて使用するのは、アラジン グラファイトグリラーです。
ひっくり返すときに少し煙が出たものの、ヒーターよりも上まで到達することはありませんでした。
煙の心配は無さそうですが、遠赤でじっくり焼くタイプのためアイリス同様に焼けるのにかなり時間がかかりました。
ヒーターの色で焼き加減がわかりづらいのも難点。
もういいかな~と思ってお肉を取ったらまだ生焼けということもあったので、じっくり待てる方向きかもしれませんね。
山善 XGRILL PREMIUM
最後に、吸煙ファン搭載の「山善 XGRILL PREMIUM」を使って検証します。
感動するほどの煙の少なさで、まさに「無煙ホットプレート」といった見事な実力でした。
お肉をひっくり返したときに出る煙も瞬時に吸い込まれるので、部屋のなかにはほとんど煙が拡散しませんでした。
ON/OFFの状態を比較すると、吸煙ファンの効果が一目瞭然!ファンを付けた瞬間に煙が吸い込まれていく様子には驚かされました。
これだけ煙が少ないのにパワーも申し分なく、こんがりと焼き目がついて美味しく焼き上がりました。
煙の少なさでは「山善 XGRILL PREMIUM」の圧勝!
煙の少なさでは、吸煙ファンの効果でほとんど煙が出なかった「山善 XGRILL PREMIUM」に軍配が上がりました。
他のホットプレートも穴が開いているぶん平面プレートや波状プレートに比べると煙が少なく抑えられるものの、「無煙」といえるほどではありませんでした。
2. 加熱力の検証
2つ目の検証では、厚めのステーキ肉を一定時間焼き加熱力を比較していきます。
厚さ約1.5cmのステーキ肉を約7cm×約5cmサイズに切り分け、表2分・裏2分で焼いた後の様子を撮影しました。
象印 やきやき
象印で焼いたステーキは、表面に焼き目がついていて中はうっすらピンク色のちょうどいい状態でした。
好みによってもう少しレアが好きな方もいると思いますが、家庭で焼くにはこのくらいの焼き加減だと安心ですね。十分なパワーと言えそうです。
ブルーノ コンパクトグリルホットプレート
ブルーノで焼いたステーキは、表面にかなりくっきりと焼き目がついています。見た目にも美味しそうですし、香ばしいお肉の香りが食欲をそそります。
こちらも中はうっすらピンク色でちょうどいい焼き加減でした。
アイリスオーヤマ 網焼き風ホットプレート
アイリスオーヤマはやはり加熱力が若干弱めで、表面にはほとんど焼き目がつきませんでした。
断面は先ほどの2機種と比べると少し赤みが強めでしたが、火は中まで通っていて美味しく食べられました。
アラジン グラファイトグリラー
アラジン グラファイトグリラーも加熱力は弱め。表面にはほとんど焼き目がついておらず、側面に若干赤みが残る状態でした。
断面も赤みが強めで、ふんわりとした焼き上がりとなりました。
山善 XGRILL PREMIUM
最後の山善 XGRILL PREMIUMで焼いたステーキは、しっかりと焼き目がついて香ばしい焼き上がり。
中はうっすらピンク色で、こんがり・ふっくらのバランスが絶妙な焼き加減でした。
加熱性能が高いのは「ブルーノ」「山善」
加熱力では、お店のような焼き目のジューシーなステーキが焼けたブルーノ コンパクトグリルホットプレートと山善 XGRILL PREMIUMが優れていました。
他のものと比べてプレートが小さめで温まりやすいのも、加熱性能の高さにつながっていそうです。
3. 油はねの検証
続いて、油の飛び散り具合について検証していきます。
事前にホットプレートの周りに敷いておいたキッチンペーパーの、焼き肉後の様子を比較してみましょう。
象印 やきやき
象印 やきやきはほとんど油はねがなく、少量の油が数か所についている程度でした。
プレートが広めなことも要因かもしれませんね。広めのプレートの真ん中あたりで焼き肉をすれば自然と油はねが少なくなりそうです。
ブルーノ コンパクトグリルホットプレート
ブルーノ コンパクトグリルホットプレートでは、焦げ等が混ざった細かな油が多く残りました。
火力が強めでプレートが小さいので、大きめのホットプレートと比べると周りに油がはねやすそうです。
アイリスオーヤマ 網焼き風ホットプレート
アイリスオーヤマの網焼き風ホットプレートは、ほとんど油はねが無い結果に!
プレートが広めなことに加えて加熱力も低めだったため、焼いている最中も油がはねている印象はありませんでした。
アラジン グラファイトグリラー
アラジン グラファイトグリラーもアイリス同様に加熱力が弱めだったこともあり、油はねも少なめ。
使っているときも終始ジリジリと焼けるような感じで、油が飛び散ることはありませんでした。
山善 XGRILL PREMIUM
山善 XGRILL PREMIUMは火力が強くプレートと小さめなこともあり、最も油はねが多く残りました。
煙に関してはファンで吸い取ることができますが、油はね対策は別途必要になりそうです。
油の飛び散りが少なかったのは「アイリス」
アイリスオーヤマ 網焼き風ホットプレートは、かなり油はねが少なく抑えられました。
ただし、加熱性能は低めでお肉を焼くのに時間がかかる点には注意しましょう。
4. お手入れの検証
最後に、お手入れのしやすさについて検証します。
焼き肉をした後に洗う必要のあるパーツを確認してみましょう。
象印 やきやき
象印 やきやきは、プレート・反射板・水受けトレイの3つを洗います。
プレートは比較的穴が大きめでコーティングもされているので洗いやすいのですが、反射板はヒーターにも近く焦げつきやすいので若干洗いづらさを感じました。
また水受けトレイが浅く、取り外す際に水をこぼしそうになったので注意しましょう。
ブルーノ コンパクトグリルホットプレート
ブルーノ コンパクトグリルホットプレートのお手入れパーツは、プレートと水受けトレイのみ。
パーツ点数は少ないのですが、プレートの溝が深くごつごつしていて、ざらついた素材のため焦げつきを落とすのに苦労しました。
また、ヒーター部分が取り外せないため、本体内の拭き上げがしづらい構造になっていたのもマイナスポイントでした。
こちらも引き出し型の水受けトレイを取り外して運ぶ際に、水をこぼしやすいので注意が必要です。
アイリスオーヤマ 網焼き風ホットプレート
アイリスオーヤマの網焼き風ホットプレートは、プレート・水受け皿・遮熱板を洗います。
今回はほとんど焦げつきがなかったため楽に洗えましたが、若干溝が細かめなので焦げついたら洗いづらそうでした。
なお、こちらも水受け皿が浅く水をこぼしやすかったです。
アラジン グラファイトグリラー
アラジン グラファイトグリラーは、プレートとトレイの2点のみでOK。
プレートは溝が大きく汚れがするんと落ちる素材になっており、トレイも深めで水をこぼす心配はありませんでした。
トレイが大きめなので狭いシンクでは洗いづらそうですが、今回広めのシンクで使ったなかでは最もお手入れが楽でした。
山善 XGRILL PREMIUM
山善 XGRILL PREMIUMは、プレート・水トレイ・遮熱板の3つをお手入れします。
プレートの穴が細かく、隙間や溝に入りこんだ汚れを洗うのが結構大変でした。
ただ水トレイは小さめで持ち手もついているので、平たく浅いものに比べるとこぼしづらかったように感じました。
お手入れが楽なのは「アラジン グラファイトグリラー」
減煙ホットプレートでは穴のあいたプレートと水トレイを使用するため、プレートの形状や素材によって洗いやすさに大きく差が出ました。
アラジン グラファイトグリラーは大きめの穴につるんとした素材感のプレートに深い水トレイで、お手入れのしやすさが抜群でした。
使い比べてわかったおすすめの無煙ホットプレート
焼き肉をしながら人気の無煙ロースター・減煙ホットプレート5機種を使い比べてみました。
本記事での検証結果をもとにしたおうち焼き肉におすすめの無煙ホットプレートがこちらです!
高火力なのに煙が少ない「山善 XGRILL PREMIUM」
今回の検証で、最も煙が少なく焼き肉に十分な高い加熱性能を見せてくれたのが、「山善 XGRILL PREMIUM」です。
煙を一瞬で吸い込む吸煙ファンの性能は感動するレベル。これならおうち焼き肉でもニオイ残りを気にせず使用できるでしょう。
平面プレートは付属しないので、焼き肉とたこ焼きがメイン用途のお家におすすめの無煙ホットプレートです。
油はねが少なくバランスが良い「象印 やきやき」
煙の少なさ・油はね・加熱力・お手入れ等、全体的にバランスの良い結果だったのが、「象印 やきやき」です。
特筆して良かったのは油はねの少なさくらいですが、ものすごく悪い点もなかったため、トータルの扱いやすさでは優秀なホットプレートと言えそうです。
定番のホットプレートですし付属プレートも焼肉/たこ焼き/平面と3種類あるので、幅広い用途にも使えて選びやすい一台かと思います。
「ブルーノ」「アラジン」「アイリス」は一長一短
「ブルーノ」「アラジン」「アイリス」はそれぞれに良い点・悪い点があって、お家や用途によって相性がありそうなホットプレートでした。
「ブルーノ コンパクトグリルホットプレート」は高火力ですが、煙と油はねが多くお手入れもしづらいのがデメリット。コンパクトなので、少人数のお家で短時間の焼き肉に向いていそうです。
一方、「アラジン グラファイトグリラー」「アイリス 網焼き風ホットプレート」は加熱力が弱めですが、そのぶん煙や油も少ないのがメリットです。
じっくりと焼いている時間も楽しめる大人な焼き肉スタイルにおすすめです。
まとめ:煙やニオイを気にせずお家焼肉を楽しもう!
好きなお肉をコスパ良く楽しめるおうち焼き肉。
無煙ホットプレートがあれば、煙やニオイ残りを気にせずいつでもお家で焼き肉を楽しめます。
ぜひこの機会に無煙ロースター・減煙ホットプレートを手に入れて、家族やお友だちと一緒にお家で焼き肉を楽しんでくださいね!
無煙ロースター・減煙ホットプレートはレンタルで試せる
自分のお家に合ったホットプレートがわからない方や、ホットプレート選びで迷っている方は、まず家電レンタルで気軽に試してみてはいかがでしょうか?
ネットで家電をお得にレンタルできるサービスRentio(レンティオ)では、今回使用した無煙ロースター・減煙ホットプレートをはじめとしたホットプレート各種を借りて試すことができます。
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