HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear IIを実機レビュー!ファッションと音楽を楽しめるスマートグラス
更新日2024/11/26
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イヤホンやヘッドホンは、耳がかゆくなったり痛くなったりと苦手にしている方も多いのではないでしょうか。筆者もそのうちの一人で、1時間と使うことができません。
そのためAfterShokz AEROPEXの骨伝導イヤホンを好んで使用していたのですが、しいて言うならスポーティーなプロダクトデザインがフォーマルな服装やお出かけのコーディネートに合わせにくいという不満を持っていました。
ですが、そんな悩みを解決してくれるアイテムを、「HUAWEI(ファーウェイ)」が2021年7月13日に発売しましたので紹介します。
この記事ではファッションとテクノロジーを融合させたスマートグラス「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」のレビューをまとめています。具体的にどんな製品なのか、特長や実機利用の使用感などを参考にしていただければ幸いです。
もくじ
HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear IIの特長
「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」はサングラスにスピーカーが搭載されたワイヤレススマートグラスです。
フレームに搭載されたスピーカーからサウンドが流れるため、イヤホン等の耳の圧迫感が苦手な方でも快適に利用することができます。
- サングラス形状のワイヤレススピーカー
- 度なしメガネタイプの「SMART KUBO」とUV400カットのサングラスタイプの「SMART LANG」
- テンプルにセンサーを搭載し、直感的な操作を実現
- ワイヤレス急速充電器にもなるサングラスケース
- 音漏れを最大12dB低減する「指向性音響システム」を採用
- IP54の防塵防水性能
製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
オーディオタイプ | セミオープンスピーカー |
マイク | あり ※音声通話のノイズ除去 |
連続使用時間 | 音楽再生:最大5時間 音声通話:最大3.5時間 |
充電時間 | 約90分 |
ドライバー | ダイナミックドライバーユニット ※128mm²の大型振動板を搭載 |
接続方式 | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC AAC |
防水性能 | IP54 ※スマートグラス単体のみ |
動作環境 | 0度〜35度 |
カラーバリエーション | SMART LANG-01:ブラック/UV400カット SMART KUBO-01:ブラック/度なし(伊達メガネ) |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
スマートグラス:約154mm×158mm×50mm ※スマートグラスのサイズは実計測のため参考値 充電ケース:約176mm×70mm×59mm |
重さ | イヤホン: – SMART LANG-01:約44.2g – SMART KUBO-01:約45.45g 充電ケース:約216.5g |
Amazon税込価格 (2022年6月現在) |
31,968円 |
メガネタイプが良ければHUAWEI Eyewearがおすすめ
外出時であれば「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」は便利ですが、家での音楽鑑賞やテレワーク時のテレビ会議用のデバイスとしてはサングラスは必要ありません。
そんな時におすすめなのが、「HUAWEI Eyewear」です。
HUAWEI Eyewearの特徴
- ウェリントン型フルリム、ボストン型フルリム、ウェリントン型ハーフリムの3つのデザイン
- レンズ部分が取り外せるので度付きのメガネにも交換可能
- 約38gと超軽量
- セミオープンスピーカー搭載で臨場感あるサウンドを実現
- 逆音波と音漏れ防止ホールで音漏れを大幅に激減
- マルチポイント対応で2台の機器と接続可能
- スマートコントロールで簡単に操作ができる
- 音楽再生は最大6時間、音声通話は最大で4.5時間まで可能
- 10分間の充電で1時間の通話、80分の音楽再生が可能
- IPX4の防水性能でアウトドア利用もできる
HUAWEI Eyewearは、従来のメガネのようなデザインをしており、ウェリントン型フルリム、ボストン型フルリム、ウェリントン型ハーフリムの3つのデザインが用意されているので、さまざまなファッションに合わせることが可能です。
また、HUAWEI Eyewearはスピーカーとは逆の音波を出力することで音漏れを大幅に軽減しています。
超軽量でバッテリーも音楽なら最大で6時間、音声通話なら最大4.5時間可能ですので、長時間の会議でも安心して利用することができます。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
オーディオタイプ | セミオープンスピーカー |
マイク | 2つのMEMSマイクを搭載 ※通話ノイズキャンセリング対応 |
連続使用時間 | 音楽連続再生時間: 約6 時間 連続通話: 約4.5時間 |
充電時間 | 約85分 |
ドライバー | ダイナミック型: 25 mm x 8 mm x 3 mm |
接続方式 | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC AAC |
防水性能 | IPX4 |
カラーバリエーション | ウェリントン型フルリム ボストン型フルリム ウェリントン型ハーフリム |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
・ボストン型フルリム レンズフレーム 49 mm、ブリッジ 22 mm、フレームテンプル(サイド) 156 mm ・ウェリントン型フルリム レンズフレーム 51 mm、ブリッジ 20 mm、フレームテンプル(サイド) 156 mm ・ウェリントン型ハーフリム レンズフレーム 51 mm、ブリッジ 20 mm、フレームテンプル(サイド) 156 mm |
重さ | ボストン型フルリム:約 37.6 g ウェリントン型フルリム:約 36.8 g ウェリントン型ハーフリム:約 38.8 g |
Amazon税込価格 (2022年6月現在) |
32,780円 |
HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear IIの実機レビュー
まずは「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」のデザインや機能、使い方を確認しましょう。今回はUV仕様のサングラスタイプ「SMART LANG-01」の紹介になります。
記事後半には数日間使ってた感想(良かった点/注意点)もまとめしたので、気になるところから確認していただければと思います。
セット内容
「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」に同梱されているセット内容は以下のとおりです。
ワイヤレス急速充電器はそのままサングラスケースとしても持ち運び可能です。急速充電対応のUSB-Cケーブルが付属しますが、HUAWEIは独自の急速充電規格を採用しているので、急速充電を行うには充電器はなるべく正規品の「HUAWEI SuperCharge充電器」と組み合わせたほうが良いでしょう。
- SMART LANG-01(スマートグラス本体)
- 充電ケース
- メガネクロス
- USB-C充電ケーブル
- クイックスタートガイド
- 安全上のご注意
- 保証とアフターサービスのご案内
ほぼサングラスでスタイリッシュ
自宅にあるサングラスと「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」を並べてみましたが、パッと見はサングラスです。
テンプルを見ると、センサーとスピーカーが搭載されている分太めになっているので、そこでやっとスマートグラスであることが分かるくらいの違いでしかありません。正面や側面から見る限りはスマートグラスだと分かる方は少ないでしょう。
テンプルには、「HUAWEI」が開発した指向性の音響システムを搭載したセミオープンスピーカーとマイクが搭載されています。
指向性音響システムは音漏れが最大12dB低減し、会話が途切れないよう設計されています。(実際使ってみた感想はこちらで確認してください。)
スマートグラスの性能や機能だけでなく、サングラスとしての付け心地にも配慮されています。
フロント部分とテンプルを繋ぐヒンジ(丁番)にはハイエンドの弾性のあるチタン合金が使われており、こめかみ部分への圧迫感が少なく、装着感は安定かつ快適です。
耳にかけるモダン部分は人間工学に基づいた弧状のフレームで、実際に付けてみると重点が後ろあるので鼻の負担が小さく感じました。
軽量で負担も少ない
センサーやスピーカー(振動板含む)が搭載されてはいますが、製品重量は約44.2g(SMART KUBO-01は約45.45g)と軽量です。
スポーツサングラスでも20gから30gくらい、骨伝導イヤホンの「AfterShokz AEROPEX」は約26g、レイバン等のファッションサングラスだと30gから50gくらいなので、一般的なサングラスの重さに収まっていることが分かります。
フレーム内蔵のセンサーで直感的な操作性
「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」の左右のテンプルにはそれぞれセンサーが搭載されているので、ダブルタップとスワイプで操作することができます。
また装着検知機能もありますので、サングラスをかけるだけ自動ペアリング、音楽の自動再生(3分以内に再装着)、取り外すと自動的に一時停止されます。
操作 | 割当機能 |
---|---|
ダブルタップ | 再生/一時停止 |
AI Voiceを起動(Googleアシスタント etc.) | |
なし | |
スワイプ | 音量を調節 |
前の曲/次の曲 | |
なし |
スワイプ動作を使う際は、テンプルの端から端までこするイメージで指の腹を動かしましょう。小さい動きだとセンサーが反応しないので、テンプル部分を左右に大きくこするように動かしてください。
アプリで機能割当も可能
「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」にはスマホアプリ「AI LIFE」(Google Play※iOS/Windows Phoneは非対応)と連携することで、先ほどの機能割当や装着検知のオン/オフの切り替えができます。
iPhoneやiPadでもApp Storeから「AI LIFE」をインストールできますが、アプリ上で「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」をペアリングすることはできません。設定からBluetooth接続することで音楽再生や通話は可能ですが、アプリによる設定ができませんので注意してください。
アプリとのペアリング方法
HUAWEIのモバイル端末もしくはAndroid端末をお持ちの方向けに、「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」をペアリングする方法を簡単に紹介します。(下記はAndroidスマホを使った手順になります。)
なお、ピンク枠部分の「メガネを探す」「高音質録音」はAndroid端末と接続すれば表示されません。HUAWEIのモバイル端末のみの機能になります。
- 「AI LIFE」をインストールして開く
- 充電ケースに「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」をセットし充電されている状態で、充電ケース後面のボタンを3秒くらい長押し
- 「AI LIFE」の右上の「+」をタップ
- 「デバイスの追加」で「EYEWEAR II」の接続をタップし、ペアリング完了
- 「ショートカット」で機能割当などをしてください。
IP54の防塵防水性能
「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」はIP54等級の防塵防水性能が施されています。
海や山でのアウトドア利用には若干不安はありますが、タウンユースであれば安心です。
なお、防水性能があるのはスマートグラスであり、充電ケースに防塵防水性能は施されていません。
- IPX4:300〜500mmの高さより10分間、全方向に10Lの放水を受けても有害な影響を受けない
- IP5X:機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なう程の料の粉塵が内部に侵入しない
1日利用に十分なバッテリー容量
「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」には音楽再生で最大5時間、音声通話で最大3.5時間分のバッテリー容量が内蔵されています。
イヤホンのようにつけっぱなしで利用することを想定している方は少ないと思うので、個人的には十分なバッテリー持ちだと思います。
なお、充電時間は約90分です。
充電ケースにはバッテリーが内蔵されていないため、外出先でもUSB-Cケーブルを使って給電する必要があります。
HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear IIを使ってみた感想
実際に「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」を付けて、散歩したり、街ブラをしてみましたので、その使用感を紹介します。
快適な装着感
「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」は家電製品を身に着けている感覚が全く無いほどに、サングラスと同じような装着感でした。2時間ちょっと付けっぱなしで移動しましたが、耳や鼻にかかる負担もなく、快適な付け心地でした。
クリアな音質
音質は非常にクリアで、オープンスピーカーなのにダイレクトに音を取り込んでいるような感覚でした。当初はイヤホンよりもノイズが入ってきやすいと思っていたのですが、意外にノイズは気になりません。喧騒の中でも音楽を楽しむには十分なクオリティです。
耳が開放した状態で音楽を楽しめるので、自然と耳に入ってくるBGMのような居心地の良さもありました。
「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」の対応コーデックはSBC/AACなので、ハイレゾ音源に対応していません。
音漏れには注意
セミオープンスピーカーということもあり、周囲への音漏れには十分気をつけましょう。特に公共の交通機関で使う際は、ボリュームを下げるかオフにするのが良いでしょう。
動画は「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」のボリュームを最大にした状態ですが、パソコンのスピーカーと同じくらいの音の大きさになりました。接続デバイス側のボリュームコントロールでさらに大きくすることも可能になるため、公共の場などで使う場合はボリュームに配慮して楽しんでください。
マイク性能はクリア
「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」に搭載されているマイク性能も試してみましたが、通話相手にもクリアに聞こえていたようです。この時に接続デバイスから5mほど離れた位置で会話もしましたが、途切れたりノイズが入ることもなかったとフィードバックを受けました。
なお、ダブルタップやスワイプに「電話に出る/電話を切る」機能の割り当てはありませんので、電話をかけたり、逆にかかってきた電話に出ると音楽再生から通話に自動で切り替わります。
環境温度に注意
サングラスが必要な時期に注意しなければいけないのが、「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」の使用環境温度が「0度〜35度」に設定されている点です。
真夏日、猛暑日の利用には適さないため、使用する日の気温には十分気をつけてください。
音楽を楽しむ夏におすすめのスマートグラス
「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」はファッション性と高品質な音楽再生機能を兼ね備えたスマートグラスです。特に、同時期にサングラスとイヤホンの購入を検討している方にはぴったりの製品かもしれません。
イヤホンと遜色のない音質を実現しているので、より開放的に音楽を楽しみたいという方は一度検討することをおすすめします。
ワイヤレスイヤホンはまずはお試しレンタルを
実際の付け心地や音質を知ってから検討したい方にはワイヤレスイヤホンのレンタルをおすすめします。
家電レンタルの「Rentio(レンティオ)」では、7泊8日からヘッドホンやイヤホンのレンタルを提供しており、借りた製品が気に入った場合「そのまま購入」することもできます。
多数のメーカーおよび製品を取り扱っておりますので、まずはレンタルで試してみてから購入判断をしてはいかがでしょうか。
[レンタル] ヘッドホン・イヤホン 買う前にお試し – Rentio[レンティオ]
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