HUAWEI WATCH GT 3を使用レビュー!おしゃれで充実した機能を持つ万能なスマートウォッチ
更新日2024/11/26
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昨今はノートPCやタブレット、モニターとスマホ以外のデバイスを拡充している「HUAWEI(ファーウェイ)」。その中でも特に高い人気を誇るのがスマートウォッチです。Rentio PRESSでは以前にHUAWEI WATCH GT 2 ProとBand 4eやHUAWEI WATCH FITのレビューも紹介してきました。
エクササイズ特化のFITシリーズ、よりコンパクトなBandシリーズなど用途別にラインナップが充実しているHUAWEIのスマートウォッチですが、2021年12月3日、フラッグシップモデルのGTシリーズから新たなモデルが発売されました。
そこで、この記事では「HUAWEI WATCH GT 3」の特長と実機レビューを紹介します。お年玉や新生活に合わせてスマートウォッチの購入を検討しているなら、「HUAWEI WATCH GT 3」は有力候補の1つになると思います。
もくじ
HUAWEI WATCH GT 3の特長
HUAWEIのスマートウォッチはワークアウトメニューの豊富さが魅力の1つです。
フラッグシップモデルの「HUAWEI WATCH GT 3」は、それに加えて視認性の高いディスプレイと高級感あるデザイン性、それから長時間使えるバッテリー性能に特長があります。
- 選べるレザーベルトのクラシックタイプとフルオロエラストマーベルト(フッ素ゴム)のスポーツタイプ
- 約14日間連続使用できるバッテリー性能(42mmシリーズは約7日間)
- 従来よりも大きなディスプレイサイズと回転式クラウンの採用により視認性と操作性が向上
- 100種類以上のワークアウトメニューやAIランニングコーチなどフィットネスメニューが充実
- 心拍数モニタリングや血中酸素レベルのデータ精度が向上
- GPS搭載でオフラインでもルート記録が可能
- 5ATM防水
- 豊富なウォッチフェイスデザインを用意
製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
ディスプレイ | (46mmシリーズ) 1.43インチAMOLED (42mmシリーズ) 1.32インチAMOLED |
タッチスクリーン | 対応 |
GPS | 内蔵 |
モニタリング種類 | 血中酸素 ストレス 心拍数 睡眠 etc. |
NFC | なし |
通信規格 | Wi-Fi:なし Bluetooth:5.2 |
防塵防水性能 | 防塵:なし 防水:5ATM(5気圧, 水深50m) |
バッテリー性能 | (46mmシリーズ) 約14日間 (42mmシリーズ) 約7日間 ※検証条件 |
内蔵マイク | 搭載 |
内蔵スピーカー | 搭載 |
物理ボタン | 電源ボタン 機能ボタン ※上部ボタンは回転式リューズに対応 |
内蔵ストレージ(ROM) | 32GB |
対応OS | Android 6.0 以降 iOS 9.0 以降 |
素材 | 本体:ステンレススチール/プラスチック ベルト:フルオロエラストマー/レザー |
カラーバリエーション | (46mmシリーズ) ブラウン(クラシックタイプ) ブラック(スポーツタイプ) (42mmシリーズ) ホワイト(クラシックタイプ) ブラック(スポーツタイプ) |
サイズ※ベルト除く (幅×奥行き×高さ) |
(46mmシリーズ) 約45.9mm×11mm×45.9mm (42mmシリーズ) 約42.3mm×10.2mm×42.3mm |
重さ※ベルト除く | (46mmシリーズ) 約42.6g (42mmシリーズ) 約35g |
公式税込価格 (2021年12月21日現在) |
(46mmシリーズ) スポーツモデル:31,680円 クラシックモデル:34,980円 (42mmシリーズ) スポーツモデル:30,580円 クラシックモデル:33,880円 |
HUAWEI WATCH GT 3の実機レビュー
今回は使用した「HUAWEI WATCH GT 3」は、46mmシリーズのスポーツタイプです。
スポーツタイプとはいえ、カジュアルすぎず、フォーマルなシーンでも違和感なく装着できるスマートウォッチです。個人的にはレザーベルトのクラシックタイプよりも、スポーツタイプのほうが色々な服装に合わせやすいと思いました。
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セット内容
「HUAWEI WATCH GT 3」に同梱されているセット内容はご覧のとおりです。
充電器はUSB Type-Aになるので、電源アダプタをお持ちでない方は5W出力の手頃なものを1つ購入しておきましょう。
- HUAWEI WATCH GT 3(本体)
- USBケーブル一体型のワイヤレス充電器
- クイックスタートガイド
デジタルとアナログが融合する洗練されたデザイン
「HUAWEI WATCH GT 3」は縁に文字盤を採用することで、デジタルなスマートウォッチながらアナログの良さも活用しています。
側面のステンレススチール素材はマット加工されており、落ち着きのあるスタイリッシュなデザインに仕上げられています。
繰り返しになりますが、カジュアルすぎずフォーマルすぎることもないので、汎用性の高さも魅力です。
視認性の高いディスプレイ
ディスプレイにはWATCH GT 2 Proに引き続きAMOLED(有機EL)が採用され、HUAWEI WATCH史上最大(2021年12月現在)の1.43インチに進化したことで、より見やすさが向上しました。
多少の映り込みもありますが、気になるほどではなく、太陽下でも視認性が低下することはありません。
豊富なウォッチフェイス
HUAWEI WATCHシリーズの強みの1つでもあるのが、豊富なウォッチフェイスデザインです。
有料/無料の様々なデザインテンプレートが用意されており、「HUAWEI WATCH GT 3」のギャラリーには複数のデザインを登録しておくことができます。
見た目だけでなく使いやすそうなデザインを見繕っておき、利用シーンに応じてウォッチフェイスを使い分けられるようにしておくことをおすすめします。
筆者がおすすめする無料のウォッチフェイスもいくつか紹介しておきます。
- Griddy:カスタマイズ性に優れ、盤面4箇所に任意のアプリを最大4つ設置できる。日時が非表示になり、時間の視認性が若干落ちるが便利
- Versatile:シンプルかつバランスが取れていて、使いやすい
- DarkBlue:シンプルで重厚感があり、フォーマルなシーンに合う。
- Gallery:背景画像を変えられるので、楽しい。子供の顔をいつでも見れるのが幸せ
GPS対応の豊富なワークアウトメニュー
ウォッチウェイスと並び、豊富なワークアウトメニューもHUAWEI WATCHシリーズの強みです。
「HUAWEI WATCH GT 3」は100種類以上のワークアウトメニューが用意されており、ランニング・筋トレ・水泳・サイクリングのようなメジャーなものから、ヨガ・中国スクエアダンス・マーシャルアーツ・ダーツ・凧揚げ・釣り・パラシュートといった種目まで並びます。
GPSを搭載しており、オフライン状態でも本体に記録されるため、ワークアウト中にスマホを持ち歩く必要はありません。「HUAWEI WATCH GT 3」1つで身軽に集中して取り組めます。
記録された情報は、後から専用アプリの「ヘルスケア」(App Store / Androidは公式サイトからapkファイルのダウンロード)と同期すればスマホでログ確認ができます。
Google Playに登録されているヘルスケアアプリのバージョンは2020年のもので停止しているため、最新バージョンを使うには公式サイトからapkファイルをダウンロードして使わなければいけません。
ファイルダウンロード時にアラートが表示されるかもしれませんが、そのままインストールして問題ありませんので安心してご利用ください。
心拍数や血中酸素などモニタリング機能も充実
心拍数のリアルタイム計測、血中酸素チェック、ストレスチェック、睡眠トラッキングなど、各種モニタリング機能も変わらず充実しています。自動測定をオンにしておけば、体調管理の定量的な分析に役立ちます。
特に「HUAWEI WATCH GT 3」の心拍数モニタリング技術は「HUAWEI TruSeen 5.0」にアップデートされており、運動中でもより正確な心拍数をモニタリングできるようになりました。
その他にも、新たに追加された皮膚温度はじめ、気圧計・月齢・天気・日の出日の入りもすぐに確認できます。
5ATMの防水性能、防塵はなし
「HUAWEI WATCH GT 3」の防水性能は5ATM(5気圧, 水深50m)なので、キッチンや洗面所、プールでの遊泳、海水浴・サーフィンなど海面でのマリンスポーツであれば付けっぱなしでも大丈夫です。
ただし、クラシックタイプのレザーベルトは使用に適さないので、水中や水面で使用する可能性があるならスポーツタイプを選ぶようにしましょう。
Apple Watch Series 7やGalaxy Watch4にあるような防塵性能(IP6X等級)ですが、「HUAWEI WATCH GT 3」には施されていないため耐久面で少し不安な点も残ります。
急速充電に対応
専用のワイヤレス充電器を使えば、約5分間の充電で約10時間使用できる急速充電仕様です。
搭載しているバッテリーが長時間稼働できることに加え、万が一のときでもすぐバッテリーを回復できるので便利です。
HUAWEI WATCH GT 3を使ってみた感想
数日間、お風呂を除いて「HUAWEI WATCH GT 3」を付けっぱなしで生活した使用感をまとめました。
実際に使ったことで改善して欲しいポイントも見えたので、良かった点と合わせて参考にしてください。
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バッテリーは本当に長持ち
ハイエンドスマートウォッチの中で、「HUAWEI WATCH GT 3」のバッテリーは長時間稼働できることが魅力です。
同じようなハイエンドモデルのスマートウォッチと比べてみても、Apple Watch Series 7やGalaxy Watch4のバッテリー稼働時間が2〜3日なのに対し、「HUAWEI WATCH GT 3」は約14日間と謳っています。
筆者の場合は、本記事のために色々といじりながらの使用ではありましたが、50時間連続使用して残バッテリーは100%から80%に。その後は普段の生活どおりに使用したので合計5日間使っても50%以上残るという結果になりました。
ヘビーユースしても1週間は充電なしに使えると思います。
充電回数が少なくで済むのは、ほんの些細な違いかもしれませんが、煩わしさが減って快適になります。
操作性は快適だが改善点も
前機種のHUAWEI WATCH GT 2 Proになかった回転式クラウン(リューズ)が搭載されたことで、スクロールや拡大/縮小の操作性は向上しました。
一方で物理ボタンに割り当てられた役割が少ないように感じました。例えば、下ボタンには1回押しでワークアウトアプリを開く操作しか割り当てられていないので、2回押しで1つ前に戻る等の操作ができません。
画面タップやスワイプで十分かもしれませんが、回転式クラウンで項目移動した後に決定や戻る操作をするには、そのまま物理ボタンで完結したほうが使いやすいと個人的に思います。
NFC決済を使えない
「HUAWEI WATCH GT 3」にはNFC自体は搭載されているようなのですが、ヘルスケアアプリからカード情報を登録することはできません。
Apple Watch Series 7とかでGoogle PayやSuica(Felica)を使ったことがある人なら、一度経験してしまったその便利さから乗り換えるのは難しいかもしれません。
状況的に難しいことは分かりますが、ワークアウトメニューやモニタリング機能が優秀なだけに、NFCも使えるようになれば完璧に近いスマートウォッチになりそうです。
網羅性が高く、ほぼ欠点のないスマートウォッチ
「HUAWEI WATCH GT 3」は各種モニタリング機能・豊富なワークアウトメニュー・GPS・マイク/スピーカー・メッセージ通知と、スマートウォッチとしては非常に網羅性が高く、欠点と呼べるものがほぼありません。
それでいて、他社のハイエンドモデルのスマートウォッチと比べても比較的手頃な価格に設定されているため、コストパフォーマンスの高いウェアラブル端末と言えるでしょう。
初めてスマートウォッチを使う方はもちろん、メージャースポーツからマイナースポーツまで幅広い層におすすめできる一品です。
スマートウォッチは試してから購入できる
「自身の用途に必要な機能が備わっているのか試してみたい」
「実際の付け心地や使い勝手は問題ないか気になる」
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