HUAWEI WATCH FITを実機レビュー!手頃に健康管理を始められるカジュアルなスマートウォッチ
更新日2024/11/26
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新型コロナウイルスによって健康に対する意識改革が進んだ方は少なくないと思います。リモートワークへの移行などで極端に外出が減った方は、日々の健康状態や運動不足に頭を悩ませていることでしょう。
そんな方におすすめしたいアイテムがスマートウォッチです。スマートウォッチを付けることで、日々の心身状態の確認、運動不足解消のきっかけ作りになるかもしれません。
そこで、今回はスマホ市場で高いシェアを持つ「Huawei(ファーウェイ)」が販売するスマートウォッチより、カジュアルな見た目と日々の健康管理に役立つ機能満載の「HUAWEI WATCH FIT」の特長と実機レビューをまとめました。
もくじ
HUAWEI WATCH FITの特長
プロモーション動画からも分かるように「HUAWEI WATCH FIT」のウリはカジュアルさです。
日々の生活に自然と溶け込みながら、健康管理や健康増進に役立つアイテムと言えるでしょう。
「HUAWEI WATCH FIT」の製品スペックと合わせて主な特長を紹介します。
1.64インチの縦型画面
「HUAWEI WATCH FIT」は縦長の約1.64インチ有機ELディスプレイ(AM-OLED)を搭載しているため、高精細で見やすく、かつ使いやすいタッチ操作が特長です。
直射日光下で見にくいとされる有機ELですが、視認性を高める輝度自動調整機能が働くことでそのデメリットを小さくしています。実際に付けていて、直射日光下で見づらいということはほぼありませんでした。
また、画面占有率が70%とベゼル幅が狭いため、大画面ながら本体サイズがスリムに収まっているのもポイントと言えるでしょう。
健康管理に役立つ多様なモニタリング機能
日々の健康状態を確認したい方にとって嬉しいのが心拍数・ストレスレベル・血中酸素濃度・睡眠をモニタリングできる機能があることです。
心拍数やストレスレベルは24時間リアルタイムで計測してくれるので、自身の心身状態を数値で確認できるだけでも安心感が得られます。
睡眠モニタリング機能は昼寝も含めて自動感知し、睡眠状態の記録や質の分析を行ってくれます。付けたまま寝てもほとんど気にならないのも「HUAWEI WATCH FIT」の良い部分かもしれません。
また新型コロナの影響でニーズが高まった血中酸素濃度の計測(SpO2)にも対応しましたので、日々の健康チェックにおすすめです。
96種類のワークアウトモード
「HUAWEI WATCH FIT」には96種類のワークアウトモードが搭載されており、持続時間・消費カロリー・心拍数を記録してくれます。
そのうち11種類(屋内/屋外のウォーキング,ランニング,スイミング etc.)は、より専門的なデータを記録してくれるプロスポーツモードに対応し、さらに11種類のうち6種類はワークアウトを自動で認識し記録開始の通知もしてくれます。
また、1時間以上座り続けている場合に通知してくれる「活動促進通知」とフィットネスコースの組み合わせもおすすめです。
フィットネスコースには収録されたアニメーションの動作デモ(12コース44種類)に沿って体を動かせるので、フィットネスの知識が無い方でも気軽に体を動かせるのでありがたいです。
急速充電に対応!10日間使えるロングバッテリー
そして「HUAWEI WATCH FIT」は一度充電すると最大10日間使い続けられるバッテリーを有しているのも特長の1つです。
30分で約70%充電できる急速充電にも対応しており、5分のスキマ時間さえあれば約1日分のバッテリーを得ることが可能です。
ちなみに0%から100%になるまでの充電時間を計測したところ実測値ベースで約60分でした。
製品スペック一覧表
「HUAWEI WATCH FIT」の製品スペックを一覧表にまとめました。
項目 | スペック |
---|---|
ディスプレイ | 約1.64インチ 456×280解像度のAMOLED(有機EL)液晶 |
タッチスクリーン | 対応 |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 光学式心拍センサー 環境光センサー 装着検知センサー |
GPS | 内蔵 |
モニタリング種類 | 心拍数(24時間リアルタイム) 血中酸素レベル 睡眠 ストレスレベル etc. |
NFC | 非搭載 |
通信規格 | Bluetooth 5.0 BLE |
防水性能 | 5ATM(5気圧, 水深50m) |
バッテリー容量 | 連続10日間 (使用例) 毎日:心拍数モニタリングとHUAWEI TruSleep™を有効, 1日200回画面オン 毎週30分:ワークアウト(GPS有効) メッセージ通知:有効(SMSメッセージ50通, 通話6回, アラーム3回/日) |
素材 | 時計:ポリマー繊維 ベルト:シリコン |
対応OS | Androd 5.0以上 iOS 9.0以上 |
カラーバリエーション | サクラピンク グラファイトブラック ミントグリーン カンタロープオレンジ(公式EC限定) |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約30mm×10.7mm×約46mm(バンドを除く) |
重さ | 約21g(バンドを除く) |
公式税込価格 | 15,180円 |
HUAWEI WATCH FITの実機レビュー
デザインや素材もスマートウォッチ選びのポイントになると思いますので、「HUAWEI WATCH FIT」を実際に手に取り、時計の外観や付属品などを確認しました。
特に筆者のような金属アレルギー(結婚指輪もタンタル素材)持ちの方は素材を気にされると思いますので、使用感も少しだけ言及しています。
外観デザイン
外観で特に目立つのは、やはり大きな縦長ディスプレイ。物理ボタンは側面にある電源ボタン1つだけのシンプルな外観デザインです。
裏面中央にあるのが心拍センサーを肌に密着させるように装着することで、心拍数や睡眠、ストレスレベルのモニタリング、血中酸素レベルの測定を行います。
素材にはポリマー繊維とシリコンが使われており、筆者のような金属アレルギー持ちでも安心して使えます。試しに1週間付け続けてみましたが、痒みが出ることはありませんでした。(入浴時間を除く)
5気圧防水
「HUAWEI WATCH FIT」の防水性能は5ATM(5気圧防水,水深50メートル耐水)とありますので、水仕事から水泳といったスポーツを楽しむ際にも身につけて問題ありません。
ですが、あくまでも「日常生活用強化防水」となりますので、長時間水に沈めたり、水圧の強いシャワーや蛇口から出る水道水に直接当てることは避けるようにしてください。
付属品
「HUAWEI WATCH FIT」の付属品は以下のとおりです。
充電ケーブルが特殊な形状なので、無くさないように気をつけてください。
- 本体
- クイックスタートガイド&のご案内
- ワランティカード(保証とアフターサービス)
充電方法
充電には「充電クレードル付USBケーブル」と呼ばれるマグネット式の専用ケーブルを使います。
以前iPhoneに付属していた5W(5V/1A)の電源アダプタもしくはパソコンのUSB-Aポートでも急速充電できるのは魅力に感じました。
一点だけ使いにくいと感じたのが、マグネットの接着方法が一方向のみであることです。マグネット部分を心拍センサーの上にある2つの穴に付けるのですが、逆につけるとマグネットが反発して付きません。
急速充電なので長時間置き続けることはないにせよ、充電中の置き方やケーブルの配置に少し難儀しました。
アプリの連携方法
「HUAWEI WATCH FIT」は専用アプリ「Huawei Health」(App Store / Google Play)をインストールしてペアリングします。
ペアリングすると心拍数のリアルタイムトラッキングのオン/オフ、通知アプリの設定、ウォッチフェイスデザインのインストール、諸々な記録の確認などができるようになります。
インストールからペアリングまでの設定方法をまとめておきます。
- アプリをインストールする
- 利用規約、プライバシーポリシーに同意
- 「電話の発信管理を「ヘルスケア」に許可しますか?」を許可
→デバイスの識別子確認のために権限許可が必要になります。 - 「スマートウォッチ」から「HUAWEI WATCH FIT」を選択し、「ペアリング」をタップ
- 検出されたデバイスを選び、自動更新のオンオフ(チェックをいれなくてもOK)をして「続行」をタップ
- 「HUAWEI WATCH FIT」で通知を受けるアプリを選択し「完了」をタップ
- 通知を受けるアプリによって「連絡先」や「通話履歴」へのアクセスを許可
- ペアリング完了
HUAWEI WATCH FITを1週間使ってみた感想
試しに「HUAWEI WATCH FIT」を1週間つけて付け心地や使い勝手を体感しました。
在宅も多く時計を付ける習慣がほとんどなかった筆者ですが、「HUAWEI WATCH FIT」は健康管理の習慣作りに良いきっかけを与えてくれたアイテムとなりました。
ちなみにAndroidスマホなら上の写真のように、音楽配信アプリやYoutube等のコントロールも可能です。
軽く、違和感のない付け心地
入浴時を除けばほぼ24時間毎日付けていましたが、違和感を覚えることなく快適に過ごせました。就寝中も時計が気になって寝付きが悪いということもなく、むしろアラームの心地よい振動のおかげで寝起きが良かったくらいです。
重さもなく、手首周りの動きに制限を感じることもなかったので、体の一部に馴染むように使うことができました。
心身の状態確認を習慣化できる
手軽にいつでも健康状態を確認できるのも良いのですが、なによりも毎日数値を確認することで「HUAWEI WATCH FIT」が心身の状態確認の習慣をもらたしてくれたことが大きかったように思います。
分からないままにすると不安も大きくなるものですが、状態を把握できることで精神的に安定します。結果的に以前よりも集中力が高まったように思います。
昨日や1週間平均の数値と相対評価することでフィットネスに取り組んだり、コーヒーブレイクをこまめに入れたりと、なんとなく過ごしていた時間に目的を持った行動を取り入れられるので有意義に過ごすことができました。
選べるウォッチフェイスデザイン
TPOやその日の気分に応じてウォッチフェイスデザインを変更することも楽しかったです。
よく使っていたデザインは上の3つで、特に上左のデザインは天気・気温・時間・日・心拍数・カロリーを1つの画面で確認できるので多用しました。
他にもファッションに応じてポップなデザインにしたり、夜中のランニングにはマトリックス調にして雰囲気を楽しんだりしました。
またAndroidユーザーなら、アプリ内から無料でデザインを追加インストール/削除することも可能です。
スタンダードなものからアニメ、イラスト、フランク・ミュラーぽいものまで様々なデザインが用意されておりますので、マンネリ防止にもなると思います。
HUAWEI WATCH FITの注意点
運動増進や健康管理に一役買う「HUAWEI WATCH FIT」ですが、もちろん万能ではありません。
スマートウォッチの利用方法として支払いやメッセージ機能の活用を考えている方は「HUAWEI WATCH FIT」は適さないかもしれませんので、それらの注意点として2つほど紹介します。
NFC決済に非対応
「HUAWEI WATCH FIT」はNFC決済(Felica, おサイフケータイ)に非対応です。
Suicaの自動改札機や電子マネー決済にはスマホ端末(もしくはカード端末)が必ず必要になりますので、よりスマートなキャッシュレス生活を望む方にはおすすめできません。
返信機能はなし
メッセージ通知機能によりLINEやGmail、各種SNSの通知を受け取ることはできても、それらに対して「HUAWEI WATCH FIT」からリアクションすることはできません。
そもそもメッセージ返信機能付きのスマートウォッチ自体がメジャーではありませんが、予め用意した定型文の返信で問題なければApple WatchやFitbit Charge4などがおすすめです。
初心者にフィットする高コスパなスマートウォッチ
「HUAWEI WATCH FIT」の特長や使用感、注意点を述べてきましたが、結論を言うと機能が多すぎず、カジュアルに使いやすいスマートウォッチだと思いました。
スマートウォッチで生活をより便利にしたい方よりも、手軽に健康管理や運動の記録を付け始めたい方におすすめです。
iOS/Androidどちらでも使えますので、初めてのスマートウォッチ選びの候補に「HUAWEI WATCH FIT」も入れて比較検討してみてください。
スマートウォッチはお試しレンタルもおすすめ
スマートウォッチが気になっても実生活での使い勝手や付け心地は分からなければ、購入するかどうか決断するのは難しいかもしれません。
そんな方にはお試しレンタルをおすすめします。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)では、
Fitbitのレンタルなど様々なウェアラブルデバイスの取り揃えています。
借りて気に入ればそのまま購入もできるので、まずはレンタルのお試し利用からはじめてみてはいかがでしょうか?
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