HUAWEI WATCH GT 2 ProとBand 4eを実機レビュー!これがスマートウォッチの最適解かも!?
更新日2024/11/26
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以前に「HUAWEI WATCH FITを高コスパでスマートウォッチとして紹介しましたが、見た目がカジュアルなためフォーマルな場所や職場に装着するには少し抵抗感がありました。
そこで、今回はファーウェイの上位スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」の特長と実機レビューをまとめました。さらに、「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」と連携して使える「HUAWEI Band 4e」も使わせてもらいましたので、使用感などを合わせて紹介します。
もくじ
HUAWEI WATCH GT 2 Proの特長
「HUAWEI Band 4e」はそれ単体でも使うことができますが、「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」と連携させることで、より詳細なフィットネスデータを取得できるようになります。
最初に「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」のスマートウォッチとしての特長を押さえつつ、「HUAWEI Band 4e」と組み合わせることの魅力について順を追って説明します。
2021年発売の「HUAWEI WATCH GT 3」もレビューしましたので、興味のある方はこちらもチェックしてください。
HUAWEI WATCH GT 3を使用レビュー!おしゃれで充実した機能を持つ万能なスマートウォッチ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
高級感と軽量を両立させるデザイン
風防(表面ガラス)には頑丈なサファイアガラス、本体はチタンフレームとセラミック素材を重ねるように設計されており、高級感のあるデザインながらも約52g(ベルトを除く)軽量さを兼ね備えています。
カジュアルすぎないため、ビジネスシーンでも問題なく使えます。
また、チタンもセラミックも金属アレルギーが出にくい素材です。留め具もセラミック素材になっていたので、筆者のように金属アレルギーを持っている方でも比較的安心して使えるのも◎でした。
職場とプライベートでオン/オフをはっきりさせたい、いつもと気分を変えたい、そんなときに便利なのがウォッチフェイスの変更です。時計針と日時だけのクラシックなデザインもたくさんありますので、TPOに応じて使い分けることも可能です。
200以上のデザインがありますので、ウォッチフェイスだけでもそれなりに遊べます。筆者は「wfp_aban11_en」というウォッチウェイスを好んでずっと使いました。(写真参考)
最長14日間の長持ちバッテリー
「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」は1回の充電で最長14日間連続使用できるバッテリーを搭載しています。
実際に残バッテリー50%の状態から5日間使い続けても31%残っていたのですごく長持ちです。HUAWEIの指定した方法(詳細はスペック表)で14日間の連続使用なので、筆者の使い方だともっと長く使えるように思います。
- 「画面の点灯」(5分間点灯し続ける)をオフにする
- 不必要な通知を受けないようにする(LINE/メール/電話)
- ちなちま時計を覗かない
- 音楽は使わなくてもいいかもしれない
※ワークアウト時はスマホとペアリングしたままにするため
血中酸素レベル測定や心拍数など各種モニタリング
心拍数・睡眠・ストレスのリアルタイムモニタリングに加え、「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」には血中酸素レベル測定も搭載されています。
アプリ側で自動測定(リアルタイム計測)を有効にすることもできますので、これまで定性的に感じていた体調の違和感等を定量的に分析できるので体調管理に便利な機能です。
筆者は気圧の変化によってたびたびひどい偏頭痛を起こすので、気圧計が搭載されているのも地味に嬉しいです。偏頭痛持ちなら皆が知っている頭痛ーるを立ち上げなくても、時計でパッと確認することができます。
AppGalleryからヘルスケアアプリをアップデートしよう
実はGoogle Playからダウンロードした「Huawei Health」だと、最新バージョンでも血中酸素レベルの自動測定ができません。
自動測定を行うには、HUAWEIのアプリストア「AppGallery」のapkファイルをダウンロードし、そこから「Huawei Health」を更新すると、アプリのUI変更と一緒に「血中酸素の自動測定」項目も追加されます。
残念ながらiPhoneではこの方法ができませんが、Androidスマホの方はぜひ試してみてください。
- HUAWEI AppGalleryにアクセス
- 「今すぐインストール」からapkファイルをダウンロード
- ホーム画面に追加された「AppGallery」をタップ
- アプリ内で「Huawei Health」と検索
- 「更新」(もしくはインストール)をタップ
- 更新が完了したらヘルスケアアプリを開く
100を超えるワークアウトモードを搭載
「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」には100を超えるワークアウトモードが搭載されており、持続時間・消費カロリー・心拍数などを記録してくれます。ランニングなどは自動で識別してくれるので、すぐに記録を開始することもできます。
いかなるスポーツ、フィットネスレベル(初心者・中級者・上級者)であっても、それに合わせたメニューやガイダンス、データトラッキングを可能にしますので、まるでパーソナルトレーナーの役割も担うスマートウォッチです。
音楽データを約500曲まで保存可能
4GBの内蔵ストレージも搭載しており、その内2GBは音楽ファイルの保存に使えます。
Androidスマホに保存されたMP3ファイル(LC-AAC コーデック)を「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」にも保存することで、スマホがなくても音楽を聴きながらランニングやウォーキングを楽しむことができます。(著作権保護されたファイルは再生できません)
iPhoneだと音楽を保存することはできませんが、AirPodsは問題なく使えます。Bluetooth接続でワイヤレスイヤホンとも接続できますので、ワークアウトに集中したいときに役立ててください。
ちなみに、メールやメッセンジャーアプリは通知のみの受け取りになりますが、電話の受け答えは可能です。
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製品スペック一覧表
「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」のスペックを一覧表にまとめました。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
ディスプレイ | サイズ:1.39インチ AMOLED(有機EL) 解像度:454×454pixel 326ppi |
タッチスクリーン | 対応 |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 磁気センサー(コンパス) 光学式心拍センサー 環境光センサー 気圧センサー 装着検知センサー |
GPS | 内蔵 |
モニタリング種類 | 心拍数(24時間リアルタイム) 血中酸素レベル 睡眠 ストレスレベル etc. |
NFC | 非搭載 |
通信規格 | Bluetooth 5.0 BLE |
防水性能 | 5ATM(5気圧, 水深50m) |
バッテリー容量 | 最長14日間 (使用例) 心拍数モニタリングON 睡眠モニタリングON メッセージ通知ON(毎日平均50メッセージ/電話6回/アラーム3回) 1日に200回画面表示 毎週30分の音楽再生とBluetooth通話 GPSがONで毎週90分のワークアウト |
素材 | 風防:サファイアガラス ボディ:チタン リアケース:セラミック ベルト: – ネビュラグレイ:レザー – ナイトブラック:フルオロエラストマー(フッ素ゴム) |
物理ボタン | 電源ボタン/機能ボタン |
対応OS | Android™ 5.0 以上 iOS™ 9.0 以上 |
内蔵ストレージ | 4GB |
カラーバリエーション | ネビュラグレイ/ナイトブラック |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約46.7mm×46.7mm×11.4mm ※ベルトを除く |
重さ | 約52g ※ベルトを除く |
公式税込価格 | ナイトブラック:34,980円 ネビュラグレイ:39,380円 |
HUAWEI WATCH GT 2 Proの外観レビュー
「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」のデザインが魅力的であることは先述のとおりですが、時計裏の鏡面加工や2つの物理ボタンも高級時計らしい雰囲気を醸し出してくれます。
物理ボタンの1つは設定メニュー一覧、もう1つはワークアウトモードへのクイック操作になり使い勝手もかなり良かったです。
セット内容
「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」のセット内容は以下のとおりです。
- HUAWEI WATCH GT 2 Pro
- USB-A to USB-Cケーブル
- ワイヤレス急速充電器
- 説明書
- ワランティカード
ワイヤレスの急速充電
「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」は付属するワイヤレス充電器をつかってスマート充電が可能です。しかも、約5分間の充電で約10時間使用できる急速充電仕様です。
いちいちケーブルの抜き差しを必要としないので、着替えや入浴中の間だけぽんと置いておく、など充電の手軽さがあります。
アプリの連携方法
「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」と「HUAWEI Band 4e」は専用アプリ「Huawei Health」(App Store / Google Play)をインストールしてペアリングします。
インストールからペアリングまでの設定方法をまとめておきます。アプリインストールが完了すれば、後述する「HUAWEI Band 4e」のペアリングもすぐできます。
- アプリをインストールする
- 利用規約、プライバシーポリシーに同意
- 「電話の発信管理を「ヘルスケア」に許可しますか?」を許可
→デバイスの識別子確認のために権限許可が必要になります。 - 「スマートウォッチ」から「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」を選択し、「ペアリング」をタップ
- 検出されたデバイスを選び、自動更新のオンオフ(チェックをいれなくてもOK)をして「続行」をタップ
- 「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」で通知を受けるアプリを選択し「完了」をタップ
- 通知を受けるアプリによって「連絡先」や「通話履歴」へのアクセスを許可
- ペアリング完了
HUAWEI Band 4eとは
「HUAWEI Band 4e」はジャンル的にはスマートバンドに分類され、「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」より使える機能が極端に少なくなります。
主な機能としては時計・活動量計・睡眠モニタリングとシンプルなものですが、ユニークな特長を搭載しています。
それが、「フットモード」です。
靴に装着することでより詳細な計測が可能
「HUAWEI Band 4e」は本体をベルトから取り外し、専用のシューズバックルを使うことで靴に装着することができます。「フットモード」を使うことでケイデンス(1分間あたりの回転数,rpm)も計測可能になります。
それに加えて、「HUAWEI WATCH GT 2シリーズ」とデュアルデバイス接続することで、「HUAWEI Band 4e」ではケイデンスを、「HUAWEI WATCH GT 2シリーズ」では心拍数や血中酸素レベル、移動距離、速度と総合的なデータを取得できるようになるのも特長です。
お手頃価格
ランニングやサイクリングの詳細な分析/記録をするために、スマートウォッチをもう1つ購入するのは抵抗があるかもしれません。
しかし「HUAWEI Band 4e」は公式税込価格3,278円と比較的安価で、専用のセンサーを購入するよりは少ない投資で済みます。
万人におすすめできる製品ではありませんが、フォーム改善やペースプラニングのより詳細に分析したい方にはおすすめの製品です。
セット内容
「HUAWEI Band 4e」に同梱されるセット内容は以下のとおりです。
- HUAWEI Band 4e
- バンド
- シューズバックル
- 充電クレードル付USB
- 説明書
- ワランティカード
USB充電
充電方法は付属の「充電クレードル付USB」を使って、USBメモリのようにパソコン等に差し込むだけです。
小さくコンパクトなので持ち運びや収納に便利な一方、小さいので無くさないように気をつけてください。
製品スペック一覧表
「HUAWEI Band 4e」のスペックを一覧表にまとめました。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
ディスプレイ | サイズ:0.5インチ PMOLED(有機ELディスプレイ) 解像度:モノクロ |
タッチスクリーン | 対応 |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー |
GPS | 非内蔵 |
モニタリング種類 | 睡眠 |
NFC | 非搭載 |
通信規格 | Bluetooth 4.2 BLE |
防水性能 | 5ATM(5気圧, 水深50m) |
バッテリー容量 | 最長14日間 (使用例) ランニング/サイクリング/バスケットボールなどを週に2時間 1日に200回画面表示 10件の着信通知 3件のアラーム 3件のアクティビティ通知 |
素材 | 風防:記載なし ボディ:記載なし リアケース:記載なし ベルト:TPU(ポリウレタン) |
対応OS | Android™ 4.4 以上 iOS™ 9.0 以上 |
カラーバリエーション | グラファイトブラック |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約14.8mm×40.5mm×11.2mm ※ベルトを除く |
重さ | 約6g ※ベルトを除く |
公式税込価格 | 3,278円 |
HUAWEI WATCH GT 2 ProとHUAWEI Band 4eを使ってランニング分析
通常「Huawei Health」にペアリングできるデバイスは1つですが、「HUAWEI Band 4e」をシューズバックルに取り付けるとデュアルデバイス接続ができるようになります。
「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」と「HUAWEI Band 4e」のどちらも接続された状態で、アプリから「屋外ランニング」「ランニングマシーン」「ウォーキング」「サイクリング」を選択すれば、各デバイスで計測されたデータが記録され始めます。
デュアル接続で計測する際は必ずアプリからスタートしてください。「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」でもワークアウトを開始できますが、それだと「HUAWEI Band 4e」は作動しませんので注意が必要です。
「HUAWEI Band 4e」が約6g(シューズバックル込だと10gくらい)と非常に軽いためランニング中も違和感なく走れます。
分析結果
約3kmを30分くらいかけて軽いランニングした結果がこちらです。
ケイデンスと心拍数・海抜・ペースの内2つを一度に表示させられますので、傾斜時のケイデンスとペース変化、ケイデンスと心拍数の傾向など分析に活用できると思います。
他にも詳細なデータを確認できますので、数値目標を立てながらプラニングできます。
「HUAWEI Band 4e」もバッテリーの持ち時間が長いので、ランニングシューズにつけっぱなしにしたままでいつでも走りに出れるというのも使いやすいポイントでした。
5ATM防水で安心
「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」と「HUAWEI Band 4e」はどちらも5ATM(5気圧防水,水深50メートル耐水)の防水性能を有します。雨の日の屋外トレーニングや水仕事、水泳と行ったスポーツを行う際も身につけたままで問題ありません。
ですが、あくまでも「日常生活用強化防水」となりますので、長時間水に沈めたり、水圧の強いシャワーや蛇口から出る水道水に直接当てることは避けるようにしてください。
HUAWEI WATCH GT 2 ProとBand 4eの組み合わせは最適解の1つ
日常生活でどこに行っても恥ずかしくないデザインを持ちつつも、日々の状態確認とフィットネスにも便利な機能を搭載する、そんなスマートウォッチとしては「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」と「HUAWEI Band 4e」の組み合わせは1つの最適解かもしれません。
在宅時間が長くなり運動不足が気になっている方はもちろん、向上心もってスポートや競技に取り組んでいる方にとっても良いパートナーになってくれるでしょう。
小型のウェアラブル端末を複数使うことでより高精度な性能を有する組み合わせは今後のスタンダードになるかもしれません。今現在、スマートウォッチの購入を検討している方は、ぜひ一度「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」と「HUAWEI Band 4e」の組み合わせを検討してみてください。
スマートウォッチはお試しレンタルもおすすめ
スマートウォッチが気になっても実生活での使い勝手や付け心地は分からなければ、購入するかどうか決断するのは難しいかもしれません。
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